個人カーリースのメリットとデメリット【金額シミュレーションあり】

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カーリースは主に法人向けに提供されることが多いのですが、近年個人のマイカーにもリースが導入されてきています。

経費精算の面などでメリットが大きい法人向けのリースと比べ、個人の場合は通常のマイカーローンのように毎月の家計からの支払になります。月々の支払金額も通常のマイカーローンより多く、リース期間内の支払総額も現金一括払いやマイカーローンと比較し割高になりがちです。

そんな状況下においてなぜ、マイカーリースを選択する人が出てきているのでしょうか? メリットとデメリットを様々な観点から考えてみましょう。

個人向けのマイカーリースとは?

5年、7年、9年など中長期にわたりリース料金を支払いクルマを利用するサービスです。1か月以内の短期の場合はレンタカーのケースが多くなります。

リースとレンタカーでは何が違うの?と思われるかもしれませんが、リースは約束した期間クルマを返却することが出来ず、返却の場合には違約金が発生します。一方レンタカーの場合は早めに返しても違約金は発生しませんが、支払ったレンタル料は返金されません。

カーリースの場合クルマの調達はリース会社が行い、車検証の所有者欄はリース会社、車検証の使用者欄は利用者の名義となります。車検証はマイカーローンなどで分割払いでの購入した場合と似た記載です。分割払いでの購入で、かつディーラーローンを利用する場合は所有者欄は○○トヨタなどのディーラー名義になります。

ナンバーは購入した場合と同じく通常のナンバープレートです。レンタカーは「わ」ナンバーですが、カーリースでは「わ」ナンバーではありません。

 

マイカーリースのメリット

毎年の自動車税やオイル交換費用、車検の心配が不要

リース料金にはそのクルマの新規登録諸費用の他に、毎年の自動車税、車検の際の重量税、自賠責保険料などが全て含まれています。新車の場合ではナビゲーションシステムやETCなどの装備も同様です。

それでいて毎月の支払金額は常に一定なので、車検や自動車税の支払い時にまとまったお金を用意しなくても良いメリットがあります。

各メーカーの車種、好きなボディカラーを自由に選べる

リースだからと言って車種や色、グレードに大きな制限はありません。メーカーオプションも販売店オプションも自由に選択することができます。ただし、たくさんオプションを付けてしまうとリース料金も高額になりますので注意が必要です。

購入する場合に比べ、ディーラーとの面倒な交渉は不要

クルマの仕様が決まったら、クルマの購入交渉はリース会社が行いクルマの調達まで引き受けてくれます。利用者はディーラーとの値引き交渉や面倒な書類のやり取りはありません。

ただしリースの場合、車検証の使用者欄は契約者名になるので車庫証明は必要です。車庫証明は個人で用意するには決まった様式や記入方法があり難しいので、実際にカーリースを活用する場合はリース会社に任せておくのが無難です。

マイカーリースのデメリット

支払総額が割高になる

リース料金×リース期間の月数でコストを計算すると、通常の銀行ローンと比べて割高になる傾向があります。諸費用、税金を考慮しても若干割高です。実際の金額に近いシュミレーションは下記で比較しているので参考にしてみてください。

ただしマイカーローンの適用金利次第ではリースがお得になる場合もありえるので、絶対にリースが高くなるというわけではありません。

リース期間中ドレスアップや改造ができない

リース期間終了時に返却する約束の場合には、勝手にドレスアップや改造などは出来ません。ただ、リース期間が終了後に利用者のクルマを買い取るような場合は、リース期間終了後であれば自由にカスタマイズできます。ただ、基本的には自分の思い通りにカスタマイズするための車ではありませんので、それが窮屈な場合はやはりマイカーを購入という選択になるでしょう。

契約までの流れと注意点

カーリースの見積から審査・契約まではオンラインで完結できます。これはマイカーリースでも法人向けのリースでも特に違いはありません。

希望の車種、ボティカラー、その他オプションを選択し見積を作成した後、所定項目を入力すれば自宅にいながらでも審査可能です。ただし少しでも不安な点があれば、実店舗でスタッフと対面話し十分納得した上で契約することが大切。特に初めて利用する方で心配な方は、少々面倒でも店舗に足を運ぶと安心できるでしょう。

リースと言っても基本的にはマイカーとして長期間使用することになるので、新車販売ディーラーで展示車を確認したり、試乗車で実際に運転して性能をよく確認してから車種選択をすると後から後悔しなくてすみます。支払い方法についても、通常の銀行ローンやディーラーローンも合わせて検討し、納得の上でマイカーリースを選んでください。

リース契約のみならず、残価設定型ローンも同じですが契約走行キロ数もよく確認しましょう。大抵ひと月の走行距離が1,000kmから2,000kmで設定されています。2,000km/月なら7年で168,000kmに達するため、通勤等に使う程度であれば全く問題ない距離ですが、オーバーした場合には1km×所定の違約金が請求されます。車の利用方法などもある程度想定した上で、自分にあった手段を見極めてください。

法人カーリースとマイカーリース

法人リースと個人リースは同じリースでも内容が少々異なります。

まずリース期間についてですが、法人リースなら3年または5年が一般的。一方で個人リースは長期リースが多く5年から9年のリース契約があり、法人に比べ期間が長いです。

また法人の場合は会社の経費扱いでリース料を支払うため多少高額でも個人の場合ほど気にされない方もいます。そのため法人だとメンテナンスまで含めたメンテナンスリースが人気ですが、個人の場合は少しでもリース料金を抑えたいという需要があり、点検は含まないファイナンスリースが一般的です。

とはいえ自動車税、車検毎の自動車重量税、自賠責保険、登録時の諸費用に含まれるのが一般的で、オイル交換代や車検費用についてもオイルチケットや車検基本料チケットなどチケット扱いで大抵は無料になります。

マイカーリース VS 購入 – 金額シミュレーション

サンプルとして、マイカーリースと購入(銀行ローン利用 / 現金購入)で価格はどのくらい違うのかシミュレーションしたいと思います。もちろん車種や利用サービスによっても異なるので、あくまで1つの目安として考えてください。

・車両 : トヨタアクア 1.5L +モーターハイブリッド2WD CVT
・車両本体価格 : 1,886,760円
・走行距離 : 2,000km以内/月
・契約期間 : 84か月(7年)
・オプション : ナビゲーションシステム、リヤカメラ、フロアーマット、サイドバイザー

マイカーリース 銀行ローン金利4.8% 現金購入
月々支払額 38,340円×84回 30,600円×83回

初回のみ31,223円

購入時支払金額

2,186,637円

車検・オイル交換費用 リース料金に含む 400,000円 400,000円
自動車税 リース料金に含む 172,500円 172,500円
7年間支払総額 3,220,560円 3,143,523円 2,759,137円

メンテナンス費用の内訳 (概算)

・オイル交換 : 7,000円(半年毎)×13回 = 91,000円(78か月まで)
・オイルはハイブリッド低燃費車向け0W20化学合成油を想定
・オイルフィルター交換 : 1,500円(1年毎)×6回 = 9,000円(72か月まで)
・車検基本料金 : 100,000円(初回3年、その後2年毎)3回 = 300,000円
・重量税、自賠責保険、点検整備料金、印紙代等の総額の想定車検金額
・自動車税(2年間免税、その後は所定額と想定) 34,500円×毎年5年分 = 172,500円

7年間の支払い総額については、一括購入の場合がもっとも安く、銀行ローンはそれよりも約38万円ほど高いです。そして銀行ローンよりもリース契約がさらに約7.7万円高くなる結果となりました。この金額はあくまでも概算であり、車検費用やオイル価格には差があります。

また実際には銀行ローン購入時、現金一括購入時には5万円~10万円ほどの値引きが想定されるので、その場合はさらに差が生まれます。

注目すべき点は銀行ローンとマイカーリースの支払総額の差です。今回の結果では約7.7万円の差しかありません。ローンのことを何も知らずにディーラーローンで7%前後の金利で契約してしまった場合、金利が4.8%の場合と比較して支払総額が19.2万円高くなります。つまりこの場合はマイカーリースの方がお得になるのです。

今回紹介したオリックスリースの「いまのり」シリーズは5年、7年、9年の契約があり、5年プランであれば2年経過後は返却可能で5年後は必ず返却、7年プランの場合には5年経過後は返却可能で7年経過後にはクルマは自分の物に。そして9年プランの場合には7年経過後は返却可能で9年経過後にはクルマは自分の物になります。

マイカーリースはインターネットで検索すれば各社が用意している様々なプランを検索できます。自分に合った契約内容、リース料金を探してみましょう。

今回目安の料金を出すのに使用したサイトを紹介しますので、必要に応じて活用してみてください。

上記リース料金はオリックスリースオンライン見積を使用して算定しています。

購入した場合の金額のシミュレーションについては、トヨタの見積もりシミュレーションを使用しました。

成長するカーシェアリング

近年車の利用方法としてレンタカーやカーリスに加えて、カーシェアリングも浸透してきました。カーシェアリングとは、登録した会員同士がクルマを共有し利用するタイプのサービスです。

指定の駐車場に停めてあるクルマを事前にパソコンやスマートフォンで予約し、決まった利用時間内でマイカーのように利用できるのが特徴。レンタカーのように店舗で手続きする必要はありません。カーシェアのクルマのナンバーはレンタカー同様「わ」ナンバーです。

マイカーとカーシェアにおける維持費の違い

カーシェア最大手タイムズカーシェアの料金は15分206円で燃料、保険全て込です。個人会員の場合、毎月基本料が1,030円かかりますが、1,030円分以上利用した場合には基本料が使用金額から差し引かれるため実質基本料金はかからないようなものです。12時間以上のパック料金に対しては、距離別料金が設定されるなど料金はケースバイケースです。

クルマの利用は週に2回の買い物(2時間/月10回)と休日のおでかけ(月1回、12時間、100km走行)の場合

カーシェアの場合は買い物利用時206円(15分)×8×10回で16,480円、休日のお出かけは12時間パック料金6,690円+(16円×100km)で8,290円、合計額は24,770円になります。

一方マイカーだと毎月のローン、駐車料金、自動車保険、自動車税などの各種税金、ガソリン代、点検・車検費用がかかります。毎月のローンと駐車料金の支払いのみでも25,000円以上になるケースがほとんどです。

上記利用回数、時間よりも少ない場合には確実にカーシェア利用がお得です。

カーシェアリングについてはエリア拡大ともに利用できる車両台数の増加が進んでいますが、マンションが多い都市部ではマイカーを持たない世帯も多く、週末・祝日やホリデーシーズンの予約競争率が高くなり、いつでも好きな時に使えるわけではないという制約はどうしてもついてきます。また、返却時には必ず借りたステーションに返却しなければいけないケースが多いため、場合によっては自宅から遠いステーションまで行き、返却時もそこまで行って返してそれから自宅まで戻る、ということが必要になることもあります。

ただ、この辺りも今後さらにステーションが増えていくにしたがってサービスの柔軟性が増していくことも期待されているので、引き続きウォッチしていきたいところではありますね。

今回はマイカーリースについてメリットやデメリット、料金シミュレーションなどを通して紹介してきました。もし購入かリースかで迷っている方がいれば、少しでも参考資料として活用いただけると嬉しいです。

また最後に少し触れたカーシェアなど、新しい車の所有方法も登場してきており購入かリースかの二択ではなくなってきているのが現状です。これらのトレンドについてはまた別記事で紹介できればと思うので、楽しみにお待ちください。

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