装着義務化が広がるデジタコ、その選び方とオススメの機種ガイド!

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そもそもタコグラフとは何かといえば、運行中の走行速度や稼働状況をグラフで数値化し、把握できるようにした計器のことです。ドライバーが無理な運転をせずに安全な運行を行なっているか、休憩をちゃんととっているか、見えない作業の内容をデータとして確認する事で作業効率や安全に繋げていくものです。

「貨物自動車運送事業輸送安全規則」の一部改正により、2017年4月1日以降より、運行記録計の装着義務付け対象が従来の「車両総重量8トン以上又は最大積載量5トン以上」から「車両総重量7トン以上又は最大積載量4トン以上」に拡大されます。

なお、2015年4月以降に新車として購入、または新規登録を受けた車両においては既に装着が義務化となっています。そこで運行記録計の中でも最近ではアナログよりデジタルの普及が進んでいる中、どんなデジタコが人気でそれぞれどんな機能があるのか知りたいところですよね。今回は様々な運行管理計の機種とその特徴についてお伝えしていきます。

広まる運行記録計の義務化

国土交通省が掲げ「事業用自動車総合安全プラン2009」からすでに8年が経とうとしています。車両総重量8トン以上の大型トラックに加え、車両総重量7トンクラスのトラックでも、長距離・長時間輸送も比較的多く、死亡事故や重傷・軽傷事故が多発していることが確認されているため、装着が義務化されることになりました。

事業用貨物自動車台数としては、全車両のうち7,000~7,999キログラムが27.7%、8,000キログラム〜は43.7%と、およそ117万台のうちの半数以上を占めています。車両総重量が増加すればするほど、車両一台あたりの死亡事故発生率が高くなる傾向があるため、遠隔地を含め確実な運行管理が重要だと見なされました。

そのため、この安全プランでは、業務を抱え運行中の事業車両の交通事故件数、それによる死者数を減らすために、段階的に運行記録計の義務づけを拡大し安全管理を徹底していく、という流れになっています。

2015年に施行された運行記録計の装備義務については、機器についてはアナログでもデジタルでもどちらであっても装着していれば良いということでした。しかし2016年以降に向け、次世代型運行記録計の装備の普及をする方向へと進んでいるため、デジタルタコグラフ(以下、デジタコ)が選ばれるようになっています。

 

デジタコを購入するなら今?義務化による助成金

LEVO(環境優良車普及機構)とトラック協会、さらに国土交通省は、運行記録計義務化による補助金・助成金制度を行っています

一般貸切旅客自動車運送事業者における交通事故防止のための取り組みを支援する観点から、デジタコ一台あたり1万円〜3万円程度、事業所用の機器一式であれば13万円程度(補助対象事業者当たりの補助金額の上限80万)が補助に。

この補助制度は2017年の2月28日(本日中!)までとなりますのでお早めに!

デジタコを装着すべき5つのメリット

アナタコとデジタコの違いについてはすでに前回の記事にてお伝えしましたが、デジタコのメリットをさらに深堀りしてみていきましょう。

ドライバーの安全管理を徹底し、事故を削減する

デジタコの乗務日報には、急加減速や急ハンドル、速度超過やアイドリング時間など、ドライバーの運転情報が全て記録されます。情報をもとに運転癖を見直し、事業社側は効果的な運転指導が行えます。

安全運転のレベルも数値化することができるため、ドライバーも運転スキルの見直しができ、スキルアップへの意欲ものぞめます。

作業の効率化を前進させる

従来手書きで書いていて乗務日報を運行データから読みとり自動で作成します。

荷積、荷卸の作業場所や、作業区間の移動距離、高速走行区間やETC使用料がデジタコのデータから印刷されるので、乗務員さんが事務所で日報を手書きする手間が削減され、労働時間短縮につながります。

労務管理の徹底を行う

デジタコについている自動に時間を計算する機能により、正確な運転時間の把握ができます。また、最近では「運送事業者の改善基準告示」をチェックする機能を搭載しているデジタコの製品もあります。4時間以上の連続走行時は事前に警告をしたりと、ドライバーの疲れを事前に軽減してくれるため、労務の観点でも大いに活躍してくれることでしょう。

配車の効率をグッと上げる

GPS機能が搭載されたデジタコの場合トラックの位置を常に把握できるため、急な荷積が発生した場合など、最短距離を走っているトラックへの指示が可能です。

燃費向上とエコドライブを叶える

エンジン回転等から経済運転も点数化してくれる機能もあるため、燃費向上へと繋げることも可能です。これによってコスト削減やドライバー自身がエコドライブを心がけることもできるようになるでしょう。

国土交通省が発表した運行記録計の普及・義務化ロードマップによると、正確な運転時間の把握が可能となって集計機能により日報作成の負担が軽減し、さらに運行データの解析によって効果的な運転指導が可能になるということ。これがデジタコの強みであり、特徴だと言えるでしょう。

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デジタコの基本機能と種類

運行管理機能として、「速度・時間・距離」の集計がベースとなっています。その上で、瞬間加速度や燃費の測定・記録による運転支援の機能、クラウドを利用した遠隔地でのリアルタイムな運行管理、運行者単位での運行管理の徹底(IC運転免許証の認証や運転者識別、無免許運転の防止)が備わっています。これらの機能により、動態管理もスムーズに行えるようになるのです。

さらにいくつか種類があるので予算も含め、用途や機能によって検討してもいいでしょう。

まずは1日の管理から・・そんな場合は単機能型のデジタコを。装着義務拡大をきっかけに安全運転の見直しや経費削減など効率よく業務を行いたい場合は多機能型デジタコがいいでしょう。

また、どうせ装着するならドラレコ機能も搭載していてほしい、という場合も、ドラレコ(ドライブレコーダー)内蔵の一体型商品もあります。

予算とそれぞれどんな課題を解決したいかを明確にした上で商品を選びましょう。

オススメのデジタコメーカー5選

実際どんなメーカーからどんな商品が出ているか気になるところ。主力メーカーのオススメ商品をそれぞれご紹介します。

YAZAKI デジタルタコグラフDTG7

正式名称は矢崎エナジーシステム株式会社。1960年代より国産のタコグラフを販売している老舗中の老舗です。YAZAKIでのオススメはデジタコとドラレコ(ドライブレコーダー)が一体化された「デジタルタコグラフDTG7」。まさに両者のいいとこ取りと言える商品で、充実した画像解析機能を備えています。

究極の予防安全システムをうたっていることもあり、ふらつき運転や車線逸脱を知らせる「車線逸脱警報」や前方車両との車間距離を計って知らせる「前方車両接近警報」、制限速度や路面表示を認識して車両の動きにより警報で知らせる「路面表示警報」で安全運転の徹底を行います。また、LTE通信を利用した記録データの自動送信なども可能です。

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富士通 DTS-C1D

富士通製品からはクラウドサービスに対応したデジタルオンラインタコグラフ「DTS-C1D」がオススメ。こちらもドラレコを搭載したモデル。最大4台ものカメラを設置可能、防水構造で視野角が広い31万画素のカメラを採用しどんな悪天候でも取り逃がしません。業界初、3G通信モジュールを搭載しリアルタイムで正確な運行管理が行えます。

また、坂道でのエンジン回転や急ハンドルの検知を搭載されたGセンサで行い、公平な運転評価を図ることができます。BlueToothやCANを始めとする業務端末との連携も。

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デンソー DN-magic PREMIUM

デンソーからは4.2インチの大画面の有機高機能パネルを備え多様なニーズに対応する「DN-magic PREMIUM」がオススメです。SDカードで運用するため月額通信費の負担はなく、免許証の不携帯や期限切れを通知する免許証リーダー機能もやニーズに合わせてレイアウトができる使いやすい運転日報も魅力。

 

ボタン操作いらずの作業登録や状態変更も音声認識機能で可能に。

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データテック SR-Connect

データテック社でのオススメは、ドライバーの癖がわかるデジタコ・セーフティレコーダー「SR-Connect」。独自のジャイロセンサ技術を有し、事故の状況や速度超過などの情報、ドライバーの運転癖を分析し事故予防を加速させます。ドライバーの運行データを分析しヒヤリハット判定を構築、危険な運転をパターン化して安全運転指導へと導きます。

とにかく運転データを細かく分析してくれるので事故防止対策には強い機種だと言えるでしょう。

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ホリバ デジタルタコグラフDRT-7100

2013年にグッドデザイン賞を受賞しているホリバのDRT-7000シリーズからはドライブレコーダー付きデジタルタコグラフDRT-7100がオススメ。通信機能付きの機種場合、走行中の車両の現在位置を定期的に送信できるのでもしもの緊急時も車両の把握ができます。

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迷った時は目的を絞って決める

探しても機種が多くてなかなか選べない・・そんな時は目的を絞って検討してみましょう。

使ってみないとわからないし、初めは予算を抑えたい。

およそ10万円代が多いデジタコの中でメーカー希望小売価格50,000円台のデジタコがあります。法廷3要素(時間・距離・速度)に特化したシンプル仕様なシステック社のEarthDrive DTU-1や、エンジンをスタートさせると自動的に起動する富士ソフト社のVADI-FSDT-01です。

さらにどちらも助成金対象になっているため、徹底して導入コストを抑えたいならばおすすめといえるでしょう。

とにかく安全管理を徹底したい!

安全な運行の徹底や事故防止の啓発をするにはデジタコとドラレコ一体型のものがいいでしょう。先ほど紹介した商品も一体型ですが、YAZAKIからは他にYAZAC-eye3Tという機種も。事故や急ブレーキなど重要なシーンを感知して記録し、ヒヤリハットを見逃しません。

シンプルで操作がわかりやすいものがいい!

タッチパネル式の操作パネルで直感的に使えるのが双葉計器のデジタルタコグラフ(デジタコ)GFIT。フルカラーで文字を大きく表示した操作ボタンなので機械操作が苦手な人でもストレスなく安心して利用できます。

初期導入コストも抑えてクラウド車両管理というオプションも!

デジタコではありませんが、本メディア運営会社であるスマートドライブが開発する「車両管理サービス DriveOps」はいわゆる次世代運行記録サービスとして提供されています。

  • 走行距離やGPS情報、運転情報(急加速・急ブレーキ・急ハンドル・アイドリング)などがリアルタイムに記録
  • 煩雑な日報に関しても一括CSV出力できたりなど、クラウド上で様々な機能を提供
  • 今年の秋頃からはドライブレコーダー機能も提供開始される計画

だということなので、そういったサービスを活用してみるのも一つの方法でしょう。
(※ ただし、今回の改正で運行記録計義務化対象となる車両総重量7トン以上又は最大積載量4トン以上車両に関しては、上記で紹介したようなタコグラフの装着が義務付けられるので要注意。DriveOpsのような製品は、現状ではあくまでもそれ未満のサイズの車両向けサービスである)

車両管理サービス : DriveOps

普及促進を進める「次世代運行記録計」

国土交通省は技術的な発展により、運行管理計のさらなる進化を図っています。従来のデジタコの機能に加え、エコドライブなどの運転支援機能や、IC運転免許証による運転者単位での運行管理徹底、ドライブレコーダーとの連携、遠隔地でのリアルタイム運行管理・支援などを法定基本機能として想定しています。

  1. 瞬間加速度、燃費等の計測・記録と運転支援機能(EMS機能の統合)
  2. ドライブレコーダーとの連携
  3. IC運転免許証の認証、運転者単位での運行管理徹底
  4. 遠隔地でのリアルタイム運行管理・支援
  5. センサーやASVとの連携で急な疾患や居眠りを検知自動ブレーキ、自動通報
  6. 実効性の高いIT点呼、アルコールチェック
  7. 健康・体調管理/増進(食事・運動・睡眠管理サポート)
  8. 健康診断や適性診断データの一元管理とフォローアップ
  9. ビックデータを活用した対策分析、事業者評価制
  10. ビッグデータによるマーケティング、荷受・配達の効率化、各種機能の一元化

これらの機能を加えることで、より高精度な情報を取得し事業者側はきめ細やかなフォローを行えるようになるため、労務管理や運行管理の業務負担の激減を目指しています。

義務化に伴い安全対策や業務の効率化の見直しを

義務化の拡大により、今後は全ての事業車両にデジタコ及び次世代運行記録計が必須となるかもしれません。

運行が見える化することはドライバーにとっても事業所側にとっても安心・安全なこと。今回の記事も参考にしていただき、事業所にとって現在目の前にある課題は何かを洗い出した上で必要なデジタコを選びましょう。

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