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【2019年版】今年こそ資格を取得!運行管理者試験徹底ガイド

一定の数以上の事業用自動車を有する営業自動車運送事業者は、運行管理者を選任することを義務づけられています。
国土交通大臣指定試験機関の行う運行管理者の試験に合格し、安全輸送の責任者として自動車運送事業者の選任を受けた人の中から運行管理者を選任しなくてはなりません。
ドライバーの体調管理から安全運転指導、乗務割の作成などを行う「運行管理者」は、安全な運行と業務の効率化へと導くスペシャリスト。前回は運行管理者とは何かについてご紹介しましたが、今回は今年運行管理者試験を受ける方に必要な情報をお伝えしていきます。

【2019年版】今年こそ資格を取得!運行管理者試験徹底ガイド

運行管理者の試験の内容

年々受講者が増えているという運行管理者試験。試験は年に2回、8月と3月に行われます。2018年度第一回の受講者数は35,619人、そのうち合格者は10,220人人と合格率は30%弱(貨物飲み)。運行管理者の需要は高まってはいるものの、意外と難関なようです。

試験時間は長いようで短い90分。以下の5科目中出題される問題は計30問、マークシートで回答を選択します。貨物か旅客かによって試験内容は変わります。以下は貨物の場合の出題項目です。1.貨物自動車運送事業法:8問2.道路運送車両法:4問3.道路交通法:5問4.労働基準法:6問5.その他運行管理者の業務上必要な知識・能力:7問

この出題科目から、1.~4.ごとに1問以上正解し、5.については正解が2問以上であること、そして30問中18問正解することが合格ラインです。

2010年度以降、問題の一部に新しい出題方法が導入されるようになりました。運行管理者試験センターが発表した新出題方法として、以下を参考に対策してください。

1.正しいものと誤っているものの組み合わせの間題
2.正しいものすべての組み合わせを選択する問題
3.保存期間などの数値を解答し、すべてが正しいときに正解とする問題
4.文章中の空欄に入れる語句等を選んで解答し、全てが正しいとき正解とする問題
5.法令の定めの有無を問い、全てが正しいとき正解とする問題
6.計算した値を記入する間題

2019年度運行管理者試験第一回目の詳細

次回の試験は2019年8月25日(日曜)に開催されます。申請期間は以下の通りとなりますのでよく確認の上申請を行いましょう。

頒布期間
①書面申請
2019年5月17日(金) ~ 6月7日(金)
②おまかせ申請
2019年5月10日(金) ~ 6月14日(木)

申請期間
①書面申請
2019年5月17日(金) ~ 6月7日(金)
②インターネット申請
2019年5月17日(金) ~ 6月18日(火)
③おまかせ申請
2019年5月10日(金) ~ 6月14日(木)
④スマートフォン再受講申請
2019年4月19日(金) ~ 6月18日(火)

受験の際の手数料は6,000円(非課税)、またインターネット申請の場合はシステム利用料として648円(税込)が必要となります。また、採点結果通知書を希望する方は、、受験申請書に記載する採点結果通知欄の「希望する」を○で囲み、 6,216円(受験手数料6,000円+採点結果通知手数料216円)の払込取扱票を選択して郵便局の窓口でお支払いください。貨物の場合、各都道府県別53箇所で試験を開催、試験場所は受験通知に記されますので受験前にしっかり確認しましょう。

受験資格がある方

試験日の前日において、自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く。)の用に供する事業用自動車又は特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑色のナンバーの車)の運行の管理に関し、1年以上の実務の経験を有する方。

または、国土交通大臣が認定する講習実施機関において、1995年4月1日以降の試験区分に応じた基礎講習を修了した者及び終了予定の方。貨物自動車運送事業輸送安全規則に基づき、国土交通大臣から認定された講習実施機関で基礎講習を受講された方は貨物試験の受験資格者となります。

さらに国土交通大臣が認定する講習実施機関において、試験の種類に応じた基礎講習を受講予定の方(試験日の前日までに基礎講習を修了予定の方)。

受験の際に準備するもの

受験するにあたって、以下の書類を申請する必要があります。三者の場合それぞれ違うので、抜け漏れのないよう必ずチェックを!

実務経験を一年以上保有する方
・ 顔写真を貼付した運行管理者試験受験申請書
・ 運行の管理に関する実務経験証明書(受験申請書の実務経験証明欄に記載)
・ 証明書の貼付用紙(住民票の写し(マイナンバーの記載がないもの)又は運転免許証のコピー)
基礎講習を修了した方
・顔写真を貼付した運行管理者試験受験申請書(実務経験証明欄は未記入で提出)
・証明書の貼付用紙
①住民票の写し(マイナンバーの記載がないもの、記されている場合はマーカーなどで潰します)又は運転免許証のコピー
②試験の種類に応じた基礎講習修了証書のコピー、または
試験の種類に応じた運行管理者講習手帳の発行者が記載された箇所(1ページ)及び、受講者の氏名等が記載され写真が貼付された箇所(2ページ)並びに、基礎講習を修了したことが証明された箇所(3ページ以降)の写し
基礎講習が修了予定の方
・顔写真を貼付した運行管理者試験受験申請書(実務経験証明欄は未記入で提出)
・証明書の貼付用紙
①住民票の写し(マイナンバーの記載がないもの、記されている場合はマーカーなどで潰します)又は運転免許証のコピー
②試験の種類に応じた基礎講習受講予約申込書のコピー
※(2)の②については国土交通大臣が認定する講習実施機関において、 受講予約済を証する基礎講習受講予約申込書等(写)または インターネット予約による「受講予約票」等が必要です。

試験への準備は万全!試験の前にやっておきたいこと

ここまで準備ができれば、あとは試験への対策を行いたいところ。直前に勉強するのではなく、少しずつ進め、当日は余裕を持って試験を受けれるようにしましょう!

過去問で傾向を把握する

運行管理者試験センターのホームページでは、過去2回行われた試験の過去問題を掲載しています。この試験問題を解きながら間違った場合はなぜ誤ったかを理解し、全問正解となるまで勉強をしてみましょう。

・運行管理者試験センター 過去の試験問題・正当
・運行管理者試験 過去問題集(貨物)

参考書や問題集でひたすら解く!

運行管理者試験の問題集や参考書は、手にとって一番解説が理解しやすいものを選びましょう。

運行管理者試験 問題と解説 貨物編 平成29年3月受験版
詳解 運行管理者貨物過去問題集 ’17年版

試験対策集中講座を受けてみる

ヤマト・スタッフ・サプライでは1日で出題ポイントを学べる「集中講座」と、直前でしっかり過去問題を解く「実践講座」を行なっているそうです。貨物自動車運送事業法、道路運送車両法、道路交通法、労働基準法、それぞれのポイントを絞って短期集中で徹底的に学べます。

勉強方法がいまいち掴めない、忙しくてどこから手をつければいいかわからない、そんな方にオススメです。一日あたり10,300円から。

・ヤマト・スタッフ・サプライ 運行管理者試験対策講座

試験に備えてもう一度見直しておきたいこと

出題形式は変わってはきているものの、過去の問題を解き、間違った箇所を完璧に理解できるようになれば合格への道は遠くはありません。新しい傾向の問題が出されても、ベースの知識をしっかりと持っていれば慌てることもなく冷静に答えを導きだせるでしょう。

運行管理者試験では、『数字モノ』の暗記が重要。〇〇年、〇〇メートル、〇〇時間など、固定されている数字は極力暗記しておくとベスト。

試験時間は限られているので、時間配分をよく考えてペンを進めていきましょう。もちろん、前日までの体調管理も大事ですよ!準備をしっかり行った上で、少し気持ちにゆとりを持って試験に挑みましょう!

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,300社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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