元ディーラーに聞く、商用車・社用車を選ぶ際のポイントとおすすめ車種

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商用車・社用車と言っても、たくさんの種類があります。そして日常生活で使う自動車(自家用車)とは違い、機能や用途に合わせた使い勝手など様々なポイントがあるのです。

その点について、今回は元カーディーラーで働いていた経験をお持ちの方に聞いた「商用車・社用車の選び方」を紹介していきます。

そもそも商用車・社用車って?

みなさんは、商用車や社用車と聞いてどんな車をイメージしますか?

おそらく自社で使用している営業用の車やトラックを思い浮かべる方が多いと思いますが、イメージした車が「商用車」であるのかそれとも「社用車」であるのか、明確な違いはありますか?

まずは一旦、商用車と社用車という言葉の使われた方の違いについてみていきましょう。

商用車とは

商用車とは、車の構造が仕事に適している、主に1ナンバーや4ナンバー登録の貨物自動車のことをいい、運送用のトラックや土石を運んだりするダンプカーから、普通自動車を商業車用に設定した自動車も含まれます。

またキャブオーバー型といって主にトラックに用いられる、エンジンを運転席側に置くことで後ろへのスペースを広くとった形状の車もあり、荷室の広さを確保できるのものです。

以上をまとめると、商用車は主に「土木・建設など大きな貨物の運搬に対応する積載性が良い自動車」を指すことが多いということができるでしょう。

社用車とは

社用車とは、営業の人が外回りで使うような自動車であったり、仕事で使う比較的軽めの荷物を運んだりする用途で使われる自動車をさします。そして基本的に会社名義で契約・所有していて、場合によっては1人1台が与えられていたりもします。

また、燃費や使い勝手の観点から、主にコストや使いやすさを重視した車種が選ばれており、特に近年では軽自動車やハイブリットカーなどの「ランニングコストが良い車」が選ばれる傾向にあります。

上記をふまえて、社用車は主に「主に営業活動など外まわりの仕事に対応する自動車」を指すといえるでしょう。

ここまでで商用車と社用車という、いずれもビジネスにおいて使われる(自家用車とは違って)という意味では同じものの、その言葉の持つニュアンスの違いを解説してみました。

では次に、商用車・社用車を選ぶ際にどこに注目して購入を検討すべきか、そのポイントをいくつか挙げていきましょう。

商用車・社用車を選ぶときのポイント

前章では商用車・社用車の違いは分かったと思いますが、本章では実際に車種を決める際は「どんなポイントに注目すべきか」の具体的なポイントを紹介していきます。

商用車を選ぶときのポイント

商用車は主に「仕事をする車」、社用車は「会社名義の車で、主に外回りなどに使用される車」ということは先ほど説明しました。

商用車を選ぶときの重要なポイントは「耐久性」と「荷室空間」です。

ポイント① 耐久性

商用車だとどうしても雑に扱ってしまい傷つけてしまったりするケースが多いため、すぐ壊れてしまうような車では、修理代もかかってしまいます。そのため、各溶接ポイントの補強や防錆仕様(サビ防止がされている仕様)のものに注目しましょう。

ポイント② 荷室空間

商用車ですから、自社の荷物であったり仕事用の道具であったりと様々な物を積みます。そのため、長い物を積む用途が多いような場合には奥行きの広い自動車を選択し、重たい物を手で積む機会が多いような場合には荷台の高さの低い自動車を選択するというような判断が必要になります。また、狭い場所での作業が多いという場合には、スライドドア付きの車を選ぶことで荷室空間を確保しながら作業性の高さも確保することができます。

社用車を選ぶときのポイント

一方、社用車を選ぶときの重要なポイントは「車両価格とランニングコスト」と「自動車のサイズ」です。

ポイント① 車両価格とランニングコスト

例えば燃費が1L/km違うだけでも、毎月何千キロと走るような仕事では数十万円のコスト削減につながります。

また他にも、定期交換部品や車検費用、耐久性にかんするコストも非常に重要で、距離を多く乗る場合や長い年数を乗る場合には、ディーゼル車を選ぶことでトータルのランニングコストを抑えられます。

ポイント② 自動車のサイズ

社用車の移動では、お客様への訪問が多いと思います。企業への訪問ならいいのですが、住宅街の狭い路地へ行くこともあるでしょう。そのような場合には、小回りが利く自動車や小さな自動車を選択することも大事です。

とはいえたくさん積む場合には、大きな自動車を選ぶ必要がありますので、仕事内容に合わせオーバースペックやスペック不足にならないように用途に合った大きさを選んでいきましょう。

ただ性能がいいだけではなく、仕事に合ったスペックの車種を選択していくことが重要です。特に自家用車と異なり、複数台を所有することになる場合には、金額と性能のバランスを考えなければなりません。そこで、実際におすすめの車種や人気の車種をピックアップしてそれぞれ5種類ご紹介していきます。

 

迷ったららこれ!人気の商用車ベスト5

No.1 ハイゼットカーゴ(ダイハツ)

ハイゼットカーゴは軽自動車でありながら広々とした荷室空間があり、ビールケースであれば36ケースも乗せることが出来ます。さらにスライドドアがあり、スライドドア開口幅770mm、スライドドア開口高1190mmと積み下ろしが非常にしやすいです。

他にも、運転をより快適にするためにインパネの奥行きを短くして、広々とした室内空間があります。さらにタイヤハウスを小さくすることで足元のスペース広く快適です。

またユーティリティフックと呼ばれる荷物固定用のフックが付いており、ロープや固定用のベルトやバーなど他用途に使うことが出来て一通りの使い方に捉われません。それにプラスして荷室フックも左右4か所に装着可能なので、不安定な荷物を積む機会があるときには非常に重宝します。

No.2 エブリィ(スズキ)

エブリィの最大の魅力はなんといっても、軽キャブバンNo.1の荷室サイズで、その大きさは荷室幅1385mm、荷室長1910mmと広々です。また助手席を前に倒した時のリヤドアまではなんと2640mmもあり、様々な長尺物に対応が可能になります。

そして燃費20.2L/kmと低燃費で、ランニングコストも優れているという特徴も持っています。

さらに軽キャラバンでは初となる、衝突被害軽減ブレーキも搭載していますいるため、仕事で毎日乗る方が「疲れて眠たくなってしまう」という点に関しても安心することができるでしょう。

No.3 ハイエース(トヨタ)

ハイエースの特徴は、カスタマイズの豊富さと大きさです。

乗車人数も2~9人まであり、ガソリン車とディーゼルの選択や2WDと4WDなどたくさんの種類があります。また積載物に合わせてシート形状を変更したり、中にフックを取りつけたりと多種多様な作りが可能になる点も評価できるでしょう。

大きさは、標準ボディで全長が4,695mm、全幅が1,695mmと4ナンバー枠ぎりぎりの大きさになっています。ハイエースでは、全長4,840mm、全幅1,880mmのロングワイドモデル、さらには全長5,380mm、全幅1,880mmのスーパーロングモデルまであるため、あなたの会社に合う1台が比較的見つけやすいという特徴もあるのです。

No.4 キャンター(三菱ふそう)

小型トラックであるキャンターは、トラックならではの「オーダーメイド」を可能にしています。

例えば「荷台内寸はこの大きさで、さらに仕事上使うフックが必要だ」といった場合には、あなたの会社が希望する内容で作り上げることが可能なのです。

またDUONICと呼ばれるデュアルクラッチ式のトランスミッションは、若い方が取得している「AT限定免許」にも対応しているため、「従業員全員に合わせた商用車の提供」を可能にしているといっても過言ではありません。

No.5 キャリィ(スズキ)

キャリィは軽トラックのなかでも人気の一台になっています。

軽トラックNo.1の荷台長である2030mmと荷台床面地上高650mmが大きな特徴で、小さいながらしっかりとした荷室スペースを確保しており、床面も低いため非常に使い勝手の良い一台となっています。

またボディー表面に防サビ対策が施してあり耐久性も優れていながら、サビの保障が3年もあるため安心できます。

そして軽トラックの中で、唯一キャリィにだけ「ヒルホールドコントロール」という坂道発進アシスト機能が付いている点も高評価の理由となっています。

 

迷ったらこれ!人気の社用車ベスト5

No.1 プロボックス(トヨタ)

なんと言ってもオススメの社用車一位は、ビジネスマンの強い味方であるプロボックスです。営業などで仕事の大半を車内で過ごす方のために少しでも快適な空間作りと様々な配慮がされており、一例を挙げると1Lサイズの紙パックが収まるドリンクホルダーや、ノートパソコンが開けるインパネテーブルまで備えています。

またシートリクライニングは76度まで調整可能で、休憩しやすくする工夫もされています。

荷室長はリヤシートを倒す前1040mm、倒した後で1810mm、幅は1420mmとかなりのビッグスペースを誇ります。価格は1,380,240円~と非常にお手頃でコストパフォーマンスが高い点も魅力のひとつです。

また修理時のコストについても考えられており、なるべく部品点数を少なくし、修理代が安く済むようになっているのも大きな特徴といえるでしょう。

以上のことから、「ドライバーに優しく、業務にも優しく、さらに会社にとっても優しい社用車」だということができるでしょう。

No.2 アルトバン(スズキ)

アルトバンの大きな特徴は価格の安さと、ボディの小ささです。

価格は696,600円~と非常に安く、装備を最低限にすることによってこの価格を実現させています。しかし商用車としては初のレーダーブレーキサポートや誤発進抑制機能、エマージェンシーシグナルといった安全装備もオプション装着することができます。

特に荷物をたくさん積む必要がない方や、近場の営業をする方には小さくて運転もしやすく小回りも利くので運転もしやすでしょう。

また燃費が26.2L/kmとかなりの低燃費なので、金額と合わせてまさにコストパフォーマンスに優れた一台になっています。

No.3 NV150 AD(日産)

NV150 ADは安全性能が充実しています。

中でも特に注目すべきはフロントカメラで前方の車両や歩行者を検知し、危険を察知するとメーターパネルの点滅やブザーで危険をお知らせしてくれる「エマージェンシーブレーキ」が標準装備だということでしょう。

他にも、車線からはみ出しそうになった場合にブザーで注意を監視する「VDC(車線逸脱警報)」や横滑り防止機能「ビークルダイナミクスコントロール」も標準装備になっています。

またペンホルダーやコンビニフック、カードホルダーや小物入れなどあると便利な装備たくさんあり、ドライバーにとって快適な空間になっています。

No.4 サクシード(トヨタ)

サクシードは先程ご紹介したプロボックスと姿形は似ているとものの、細かい違いがあります。

実はサクシードの方がビジネスシーンに特化しており、最低限の装備のプロボックスに対し、装備が充実しているのです。

しかしその影響で最も安いモデルでも1,556280円~と、プロボックスと比較して176、040円サクシードの方が高くなっています。

とはいえ高速を乗っての長時間の運転も想定し、アブソーバーやベアリング、サスペンションを調整しておくことで、乗用車と変わらない快適性が実現している点を踏まえると納得の価格かもしれませんね。

No.5 アクティ バン(ホンダ)

アクティバンは荷室を出来るだけすっきりとし、すみずみまで無駄なく積めるデザインになっています。そのためリヤシートを畳むと、フルフラットになり荷室フロア長1,940mmと広くたくさんのものが積めるのです。

また全席の下にエンジンがないMRという駆動方式を採用しているため、低着座位置と低フラットフロア、ワイドなドア開口部になっていて乗り降りが非常にしやすいことも特徴のひとつでしょう。

おわりに

どうでしょう、自社に合いそうな商用車・社用車は見つかったでしょうか?

もちろん安い買い物ではありませんが、金額だけにとらわれず、「仕事の効率化」という観点からもしっかり考慮してみることで、現状の事業ニーズにベストな1台を選ぶことができるのではないかと思います。少しでも参考になれば幸いです。

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