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【2024年最新版】運行管理者試験に合格するためのポイントを解説!

運行管理者は、事業用自動車の安全運行を管理するスペシャリストであり、事業用自動車が安全に運行できるよう管理をするなど、非常に重要な業務を担っています。
運行管理者試験の合格率は、2018年8月実施分で貨物が28.7%、旅客が31.7%。なかなかの狭き門に見えますが、しっかり学習すれば合格できますので、この記事でポイントを押さえ、合格を目指してください!

【2024年最新版】運行管理者試験に合格するためのポイントを解説!

目次

運行管理者試験とは

運行管理者試験とは、貨物または旅客の運行管理者資格証を取得するために必要な国家試験です。年2回、8月及び3月頃に実施しており、指定の受験資格を満たしていれば全国 47 都道府県にある試験会場で受験できます。

運行管理者は安全な運行に欠かせないスペシャリスト

運行管理者は、事業用自動車の安全な運行を管理するスペシャリストとして、事故を防ぎ、安全な輸送を実現する責任者のことを言います。道路運送法および貨物自動車運送事業法にもとづき、事業用自動車の乗務割作成、休憩・睡眠施設の保守管理、適切な運行ルート作成、運転者の指導監督、点呼による運転者の疲労・健康状態の把握、安全な運行の指示など、事業用自動車の運行の安全を確保するために欠かせない存在です。

貨物軽自動車運送自動車を除く自動車運送事業者は、一定数以上の事業用自動車を保有している営業所ごとに一定人数以上の運行管理者を選任することが義務付けられています。運行管理者はトラックやバス、タクシーなど、営業用自動車の安全確保のために設けられた国家資格であるため、国土交通省大臣指定試験機関が運営する試験に合格しなければなりません。

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運行管理者を保有するメリット

運送事業には不可欠な存在!転職でも優位に

私たちの生活と物流を支える運送業。とくに昨今はネットショッピングのユーザーが増え、今後も需要が見込まれるため、トラックを始め多くの車両が日々、安全かつ効率的な運行を続けるには、運行管理者の存在が欠かせません。また、リスクマネジメントの観点で安全かつスムーズな運行を実現するためにも、日々、ドライバーの体調や状況を把握し、適切な判断や指示出しを行う運行管理者の存在は非常に大きいと言えるでしょう。ドライバーからキャリアアップを狙って資格を取得すれば、ドライバー視点で業務を遂行できるということが強みにもなります。

安定・長期的に働ける

運行管理者は国家資格ですし、多くがデスクワークになりますので、ドライバーと比較すると体への負担は大きくありません。そのため、長く安定して働けるというメリットも。

自分の裁量で仕事を決められる

知識や経験など、自身の裁量を生かして業務を行うため、大きなやりがいを感じられるのも運行管理者の魅力です。責任を持って業務に取り組みたい方にはぴったりの資格です。

以下資料では、車両管理のはじめ方について分かりやすくまとめています。是非ご活用ください。

運行管理者試験の合格率

運行管理者の試験は貨物と旅客の2種があり、通常は年に二回、8月と3月に実施されています。公益財団法人運行管理者試験センターの発表では、それぞれの合格率は以下の通りです。

貨物の場合

2023年(令和5年度)の試験の受験者数は26,293人、合格者数は8,805人、合格率は33.5%。過去の推移を見てみると、受験者数は平均して34,000人前後ほど、合格率は平成26年度第一回試験が14.4%と過去最低を記録しましたが、過去5年(令和元年以降)の試験による平均合格率は33.5%です。

旅客の場合

2023年(令和5年度)の試験の受験者数は5,158人、合格者数は1,780人、合格率は34.5%。受験者数は多い時で1万人弱、少ない時で7,600人弱と、貨物より少なく、平均合格率は過去5年で35.9%。また、令和2年は過去最高の47.4%を記録しました。

貨物、旅客、両者の合格率は試験日ごとに多少の変動があるものの、おおよそ30%弱で推移しています。

運行管理者は難易度が高い?その理由とは

難易度が上がっている経緯や背景

近年、運行管理者試験の難易度が上がっていると言われていますが、その要因の一つに、2016年1月15日に長野県で発生した軽井沢スキーバス事故が関係しています。この事故では、日頃の運行管理が極めてずさんであったことが浮き彫りになり、バス運行会社の社長と運行管理者の2名が業務上過失致死傷の罪に問われました。事故前より不適切な点呼を含め複数の法令違反が指摘されていたにもかかわらず、改善しないままで運行を進めていたため、このような事故が起きてしまったのです。

この事故のほか、ツアーバスによる事故が続いたことで、安全確保違反の業者に関して罰則ひきあげ、運転に慣れていないドラーバーへの実技訓練実施、ドラレコの設置義務化など、国土交通省が運行管理者等に対して、必要とされる技能及び知識を習得させるとともに、常にその向上を図るように努めることを指示、安全・安心な運行のために対策を講じました。

同じような悲痛な事故を二度と起こさないためにも、今まで以上に交通ルールの遵守、厳格な運行管理、ドライバーの管理が求められているため、運行管理者の担う業務は非常に重大なものとなっています。それを改めて理解し、周知させるために、難易度が向上したと考えられるでしょう。

合格率に見る難易度の推移

運行管理者は国家資格であること、そして先述した事故の影響もあり、過去と比較して難易度は上がっていると言われています。貨物・旅客とも例年、合格率は3割弱で推移していますので、決して容易に獲得できるものではないと理解し、日頃の業務を行いながら、試験に向けてしっかりと勉強を重ねていきましょう。

筆記からCBTへ全面移行。PCが操作できることは必須

今までは基本的に問題用紙やマークシートを使用した筆記試験でしたが、令和3年第一回試験より、パソコンを使用して行うCBT試験へ全面移行しました。パソコンの画面に表示される問題を見ながら、マウスなどで解答することになりますが、日常の業務であまりパソコンを使わないという方は、操作に慣れていないため逆に時間を要する場合も。試験センターのサイトに用意されているサンプルテストを活用し、事前に問題がスムーズに解けるよう、準備をしておきましょう。

何点が運行管理者の合格ラインか

出題数は貨物・旅客とも合計30問で5つの分野がありますが、「その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識・能力の分野」については最低2問、他の分野では最低1問の正答が必須となり、合計18問以上の正答で合格となります。出題項目は主に次の通りです。

貨物の場合

貨物自動車運送事業法  8問
道路運送車両法  4問
道路交通法   5問
労働基準法   6問
その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識・能力  7問
合計 30問  

旅客の場合

道路運送法  8問
道路運送車両法  4問
道路交通法   5問
労働基準法   6問
その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識・能力  7問
合計 30問

運行管理者試験の受験資格

運行管理者の資格を取得するには次のいずれかの受験資格が必要です。

事業用自動車の運行の安全確保に関する業務について1年以上の実務経験があること

自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の用に供する事業用の自動車、または特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑ナンバーの車)いずれかの運行管理に関して、試験日の前日までに1年以上の実務経験がある方。

基礎講習を修了していること

国土交通大臣が認定する講習実施機関において、平成7年4月1日以降の貨物、旅客試験に応じた基礎講習を修了している方、または試験日の2週間前までに修了予定の方。

運行管理者試験の試験概要

運行管理者の試験を受ける際は、試験日程や会場などを確認し、申し込み手続きを行います。

試験の日程と手数料

運行管理者の試験は、毎年8月と3月の年に2回開催されます。必ず、運行管理者試験センターのサイトなどで確認しましょう。

●令和4年第一回試験の場合●

試験日令和6年2月17日(土)~3月17日(日)
申請期間令和5年12月11日(月)〜令和6年1月17日(水)
受験にかかる手数料など受験手数料        6,000円(非課税)システム利用料        660円(税込)試験結果レポート(※)   140円(税込)※レポートは希望者のみ
支払い方法CBT試験専用サイトより、クレジットカード、コンビニ支払い、ペイジー支払いを選択

再受験の場合は、上記に加えて事務手数料200円(税込)がかかります。

運行管理者試験の流れと申し込み方

試験までの流れ

自分が必要とする資格がトラックなどの貨物運送事業であるか、バスやタクシー、ハイヤーの旅客運送事業であるかによって、試験は「貨物」と「旅客」に分かれます。

貨物自動車輸送安全規則第23条2項にもとづき、運行管理者の試験を受講するには、貨物・旅客とも16時間の基礎講習を受けなければなりません。独立行政法人自動車事故対策機構 NASVAをはじめ、認定を受けた自動車教習所などで実施していますので、近くの講習会場を調べて、事前に確認しておきましょう。

講習認定機関一覧はこちらにてご確認ください。

●運行管理者等基礎講習の受講料と期間

消費税・テキスト代込で8,900円です。なお、旅客の受験者でバス協会会員の事業所に所属する方は受講料をバス協会が負担する県とバス協会会員でも受講料が必要な県がありますので、あわせてご確認ください。貨物の受験者は必ず受講料が必要です。期間はおよそ3日間で、基本的に10:00〜16:30までとなります。

●運行管理者等基礎講習が修了したら…

基礎講習が修了したら基礎講習修了証がもらえます。基礎講習修了証または運行管理者講習手帳を添付し、受験の申し込みを行いましょう。

申込方法

申し込み手続きはインターネットで行います。CBT試験を新規受験申請する場合、パソコンまたはスマートフォン、そして電子メールアドレスが必要です(携帯電話からの申し込みは不可)。パソコンで申請する場合、あらかじめ必要な書類を用意して、保存をしておきましょう。

●運行管理者試験に必要な書類
1、運行管理者試験受験申請書(写真貼付)
2、証明書の貼付用紙
住民票の写し又は運転免許証のコピー、試験の種類に応じた基礎講習修了証書のコピー又は、試験の種類に応じた運行管理者講習手帳の、発行者が記載されたページ及び、受講者の氏名等が記載され写真が貼られたページ、基礎講習を修了したことが証明された箇所の写しが必要です。

※運転免許証のコピーと基礎講習修了証書のコピーが一般的です。

運行管理者試験の受験料は6,000円(非課税)で、ウェブによる電子申請を行う場合はシステム利用料として660円(税込)です。支払いまで完了すると、CBT試験専用サイトから申請時に登録された電子メールアドレスに試験日時と試験会場などが記載された「受験確認書メール」が届きます。現在は原則としてウェブでの申請となるため、ハガキでの受験通知書は送付されません。

運行管理者試験、各科目の詳細と点数獲得ポイント

貨物自動車運送事業法・道路運送法

貨物自動車運送事業法は、トラック運送事業の種類・許可・安全確保義務などについて規定した法律で、道路運送法は道路運送事業の適正な運営を目的とした法律のこと。貨物自動車運送事業法と道路運送法の出題数はいずれも8問と最多です。ポイントをしっかり押さえて6問以上の正解を狙いましょう。

ポイント

・運行管理者の業務と運送事業者の業務を見極める
・点呼や事故に関する報告書の内容などを把握する

転覆、転落、火災の自動車事故、10人以上の負傷者を生じた事故など、自動車事故報告規則第2条に該当する事故の報告は30日以内に当該自動車の使用の本拠の位置を管轄する運輸管理部長又は運輸支局長を経由して、国土交通大臣に提出しなければならないと決められています。

また、貨物では2人以上の死者(旅客では1人以上)が出た事故など、自動車事故報告規則第4条に該当する重大な事故の場合は、24時間以内にできるだけ速やかに、その事故の概要を電話やFAXで当該自動車の使用の本拠の位置を管轄する運輸管理部長又は運輸支局長に報告しなければなりません。30日以内や2人以上など、数字は必ず覚えておくと良いでしょう。

道路運送法

道路上を運行する車両に関して、所有権についての公証を行い、安全性の確保、整備についての技術の向上をはかり、公共の福祉を増進するための法律です。全項目の中でも比較的難しくはないため、4問全て正解を目指しましょう。

ポイント

・車両の登録に関する変更の申請期限や申請先について、自動車の検査、点検についての内容を保安基準と照らし合わせながら把握する

一番少ない4問の出題ですが、だからといって軽視はせずにしっかり学習し、4問全問正解する気持ちで取り組みましょう。

道路交通法

道路における危険を防止し、安全かつ円滑な走行を図るための道路交通に関する法律です。免許取得時に習った内容ですし、普段から自動車を運転している人であれば、しっかりと身についているはずですから、5問中4問以上は正解を目指しましょう。

ポイント

・過労運転・飲酒運転の禁止について重要な法律を押さえる


道路交通法は、運転免許取得時の試験と近しい内容です。ここでのポイントは、休息時間と飲酒に関わる部分の出題が多いこと。道路交通法に関する内容の振り返りとともに、過労運転に関する法律をしっかり覚えましょう。

労働基準法

ドライバーの勤務時間や乗務時間、休憩時間などに関する項目です。

ポイント

・トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイントを把握する


労働基準法は労働条件に関する内容が出題されます。1日の拘束時間、運転時間、翌勤務までの休息時間、1週間の拘束時間など細かく決められています。1日の拘束時間は原則13時間までと決められていますが、16時間まで認められる場合もあること、15時間を超えるのは週2回までであること、翌勤務までは8時間以上の休息を確保することなど、それぞれの「時間」をしっかり把握してください。

また、労働時間の改善基準については、必ず出ると言っても過言ではありません。連続運転時間4時間を超えてはならないこと、連続4時間運転になる前に30分以上の休憩が必要であること、1回の休憩は10分以上であること、10分未満の休憩は休憩に含めないことなど、時間に関する数字は確実に押さえてください。拘束時間に関する問題も出題率が高い傾向にあり、各月の拘束時間(最大293時間)と年間拘束時間(最大3,516時間)の表から違反か違反でないかの判断を問う問題も出題されます(貨物の数値例)。労使協定があれば、年間拘束時間内で1か月320時間まで延長が可能ですが、試験には労使協定の有無も記載されていますので見逃さないようにしましょう。

実務上の知識・能力

運行管理者の業務(主に仕事内容)に関する問題が出題されます。7問出題と配点数が大きいので、基礎的な知識を押さえて確実に点数を勝ち取りましょう。7点中5点以上は獲得したいところです。

運行管理者試験の出題パターンは主に2つである

実際の試験問題をもとに、どのようなパターンで出題されるのか見ていきましょう。

文章の正否

もっとも多いのが、文章の正否または選択を求められるパターンです。

例題:令和4年度試験出題例

問1 貨物自動車運送事業に関する次の記述のうち、【正しいものを 2 つ】選びな
さい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しな
いものとする。

  1. 一般貨物自動車運送事業者は、「事業用自動車の運転者及び運転の補助に従事する従業員の休憩又は睡眠のための施設の位置及び収容能力」に係る事業計画の変更をしようとするときは、国土交通大臣の認可を受けなければならない。
  2. 貨物自動車運送事業とは、一般貨物自動車運送事業、特定貨物自動車運送事業、貨物軽自動車運送事業及び貨物自動車利用運送事業をいう。
  3. 一般貨物自動車運送事業者は、運送約款を定め、又はこれを変更しようとするときは、国土交通大臣の認可を受けなければなければならない。
  4. 一般貨物自動車運送事業の許可の取消しを受けた者は、その取消しの日から 2 年を経過しなければ、新たに一般貨物自動車運送事業の許可を受けることができない。

穴埋め問題

次に多いのが定型文の中に正しい回答を埋める穴埋め問題です。

例題:令和4年度試験出題例

問20 一般貨物自動車運送事業者(以下「事業者」という。)の事業用自動車の運行の安全を確保するために、事業者が行う国土交通省告示で定める特定の運転者に対する特別な指導の指針に関する次の文中、A、B、Cに入るべき字句として【いずれか正しいものを 1 つ】選びなさい。

  1. 事業者は、適齢診断(高齢運転者のための適性診断として国土交通大臣が認定したもの。)を運転者が 65 才に達した日以後 1 年以内に 1 回受診させ、その後[ A ]以内ごとに 1 回受診させること。
  2. 事業者は、初任運転者に対する特別な指導について、当該事業者において初めて事業用自動車に乗務する前に実施すること。ただし、やむを得ない事情がある場合には、乗務を開始した後[ B ]以内に実施すること。
  3. 事業者が行う初任運転者に対する特別な指導は、法令に基づき運転者が遵守すべき事項、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する事項などについて、15 時間以上実施するとともに、安全運転の実技について、[ C ]以上実施すること。

A:① 2 年 ② 3 年
B:① 1 ヵ月 ② 3 ヵ月
C:① 20 時間 ② 30 時間

運行管理者試験の攻略に向けた6つのこと

自分にとって解説がわかりやすい参考書を手にいれる

過去の試験問題や模擬試験集を解くことも大切ですが、内容を確実に理解するためには間違った問題を放置せず、なぜ間違ったのかを見直すことが重要です。そのためには、独学でも納得と理解を深められるように、自分にとってわかりやすく、要点がまとまっている参考書を選びましょう。


基礎講習の受講時に法令が記載された本も配布されますが、講習時にさらっと確認する程度ですので事前に身につけておかなくてはなりません。法令を覚えるよりも「〇〇は1年」など、項目ごとに暗記して、なぜ自分が間違ったのか、答えられなかったのか、間違った理由を分析してどのように覚えられるかを考えましょう。

運行管理者等基礎講習を受講したら、すぐに試験を受ける!

運行管理者等基礎講習を受講したら、できるだけ早めに運行管理者試験を受験することが合格の近道です。その理由としては、試験内容が年々難しくなる傾向にあること、運行管理者等基礎講習で学んだことが古くなり、新しく覚えることが増える可能性があるためです。

過去問で試験前の模擬テストを実施する

ひと通り学習を終えたら力試しをしてみましょう。過去問題集や模擬試験問題を解き、自分で模擬テストを行います。間違った問題は、なぜ間違ったのか理解することが力をつけるコツです。間違った箇所が正解するまで、何回もテストしましょう。

優先順位を決める

合計、60%の正答率で合格を獲得できます。限られた試験時間を有効に使うため、簡単に解けるものから着手するなど優先順位を決めて解いていきましょう。「その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識・能力」については、1ページから2ページ規模の文章問題になっている場合があり、幅広い知識から答えを導かなければなりません。しかし、ここで7問中最低2問は確実に答えてください。

その他、法令からの23問については、しっかり暗記して覚えることで確実に点数が取れます。23問中16問以上の正解(7問中5問不正解として、最大12問不正解から5問引いた数)で合格となりますので、慎重に回答を埋めていきましょう。

引っ掛け問題に要注意!

問題には、正しいものを選ぶ問題と誤っているものを選ぶ問題があります。問題をしっかり読んで解答しましょう。不正解の答えを消去して絞り込む消去法を使うと間違えにくく、見直しの際にも役立ちますよ。

塵も積もれば山となる。1日15分でも20分でも勉強の時間を作ろう

ドライバーの方であれば、休みの日も勤務中の休憩時間も、しっかりと休息をとって実務に備えることが大事です。しかし、試験を受けるには1日たった15〜20分でも、ほんのすこしの隙間時間でも構いませんので、運行管理者と運送事業者の役割、各種期間等の数字を繰り返して覚えられるようにしましょう。

運行管理者の業務を徹底サポートする「車両管理システム」

運行管理者の業務は非常に多岐に渡り、非常に煩雑なものです。そこで最後に、安心・安全・確実な輸送を実現するために、車両管理システムを活用した業務サポート事例をご紹介します。

◎「リアルタイム機能」でドライバーがいま・どこにいるかわかる!

運行管理者の一番重要な業務は、ドライバーの管理です。GPSを利用したリアルタイム位置情報機能で時間通りに走行しているのか、運行ルートを正しく回れているのか、全ドライバーの動きを把握できるので、安否確認や指示出しもスムーズに。危険操作が発生したらアラートを通知できるため、事故を未然に防ぐことができます。

◎「運転診断機能」でドライバーの運転状況がわかる

精度の高い運転診断機能でドライバー一人ひとりの運転を可視化。急操作が多い危険運転を繰り返しているドライバーに適切な指導が可能になります。また、運転状況の可視化によって「いつもは安全運転なのに、急に危険操作が増えた」というドライバーの変化を察知し、ヒアリングをすることでドライバーの状況に合わせた走行を実現できます。

◎「走行履歴」から適切な運行ルートへの改善が可能に

目的地は同じでも、ドライバーごとの走行ルートにムラがある場合も。一日の走行履歴でルートの最適化ができれば、業務の効率化が実現し残業時間の短縮にも。

◎「運転日報・月報」でドライバーの稼働状況や体調を管理

走行ルートをもとに自動で作成できる運転日報。手書きの日報では見えなかった実態がしっかりと把握できるため、労務管理の徹底と改善につなげることができます。

そのほかにも、免許情報や動産情報を管理・更新できる機能や車両予約機能など、管理者とドライバーに役立つ機能が多く搭載されています。ぜひ、このようなツールを業務にてご活用ください。
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筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,300社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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