事故防止にもつながる、社用車の日常点検と洗車・清掃のポイント

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社用車の不具合を早期発見したり、故障を未然に予防するためには、社用車の点検をできるだけこまめに行うことが大切です。

半年ごとなど定期的に点検に出しているクルマであれば、エンジンオイルやブレーキオイル、冷却水の点検などは毎日行わなくても問題ないのが通常ですが、それでも常日頃から車の状態に目を光らせておくに越したことはありません。

営業用緑ナンバーのタクシーやバスは3か月ごとの法定点検がありますが、こちらは毎日エンジンオイルやブレーキオイル、冷却水の点検など行わなくてはなりません。一方で、自家用白ナンバーの社用車は簡単にできる範囲での点検で大丈夫です。

今回は実際に点検する項目の例などを紹介しながら、洗車や清掃も含めてポイントを紹介します。

社員が出来る主な点検項目とは

車両担当者は、日常点検表を社用車の台数分用意して社用車に入れておくことで、社用車のコンディションを確認することも可能です。また月初と月末の走行距離を記載することで、月間走行距離と年間走行距離の把握が簡単になります。これはあくまでもサンプルですが、足りないものがあれば付け足して活用することも可能です。

車体外装状態

社用車が担当制でない場合には、前回使用した人が傷をつけてきたりしていないか、新しいキズがないかチェックします。大抵は最後に使用した人が疑われてしまいがち。ドライブレコーダーなどをを活用すれば、どこで付いた傷かわかることもあります。

タイヤの摩耗パンクの有無

タイヤの溝がしっかり残っているかをチェックしましょう。タイヤにはサイドにスリップサインと呼ばれる△の表示部分があり、溝には小さな山があります。この小さな山はタイヤの溝残1.6mmで表面に現れ、タイヤ使用の限界を示しているので、目安になるのです。

また釘など異物がないかもチェックします。定期点検をしっかり行っていれば、空気圧は普段目視でチェックし、給油の際にガソリンスタンドで調整すれば十分です。

ヘッドライトの点灯状態

ヘッドライトはロービームとハイビームそれぞれ点検します。ハイビームが点いてもロービームが切れている場合があるので、注意が必要です。

ウインカーの点滅状態

ウインカーの点滅状態は、左右のウインカーレバーで点滅速度が一定か確認し、ハザードランプで確認しましょう。どこかの部分が切れている場合には、ウインカーの点滅速度が速くなります。ハザードランプのみでは、点滅速度に変化ないため見落とす恐れがあります。

テールランプ及びナンバー灯の点灯状態

テールランプはストップランプと尾灯の2系統あります。ストップランプはなかなか確認しづらいですが、車種によってはメーターパネルに警告灯が表示されます。また、ナンバー灯は夜間切れているだけで整備不良になるので注意が必要です。

内装品の状態確認

ミラーの位置が自分に適しているか確認します。またハンドルやシフトレバーなどにガタがないか、シートベルトに異常がないか確認します。

エンジンのかかり具合と吹け具合

エンジンが普通にかかるか、またスムーズに回転が上がるかもポイントです。エンジンが冷え切っている場合には無理に回転を上げず、少し時間をおいてから確認しましょう。

計器類の作動と燃料確認

メーターパネルの表示に異常がないか確認し、燃料の状態を確認しておくことで、今日給油が必要か不要か判断し燃料切れのリスクを回避できます。

ワイパー作動ウォッシャー液量

ワイパーがしっかり作動するかを確かめるには、ウォッシャー液を噴霧したのちに動かしてみることが大切です。晴れの日に、ワイパーを作動させて空拭きすると、フロントガラスのホコリや砂でガラスに傷が付く恐れがあります。同時に、ワイパーゴムが切れていないかも確認します。

ウインドウウォッシャー液が無くなるとフロントガラスが汚れたままになり、視界が確保されず安全に支障をきたす場合があります。高速走行や長距離移動の際には必ず確認することをおススメします。

出発前のブレーキテスト

少しクルマを動かしてブレーキがしっかり効くか確認します。パーキングブレーキの状態は、ハンドブレーキなら引き具合、足踏み式は踏んだ時のかかり具合が正常かどうか確かめましょう。

不具合発見時や部品交換時に、伝達事項として日付と内容を記載することで、翌日使用する社員にも伝わります。その他、社用車を乗っていて気になる部分があれば、点検表に記録の上で車両担当者に伝えることで、予期せぬトラブルを未然に防ぐことが可能です。

社用車の洗車と清掃のポイント

会社に洗車場がある場合には洗車場を利用するのが最も手っ取り早いです。とはいってもタクシーやバス会社にあるくらいで、一般の会社に洗車場があることは少ないでしょう。

社用車の洗車は、会社の提携しているガソリンスタンドにお任せすることがおススメです。給油カードが給油のみではなく洗車にも対応しているケースも多くあります。

対応していない場合には車両担当者に依頼し、洗車対応カードにしてもらうように依頼するのもひとつの方法です。かかった洗車費用は給油と同様、費用扱いで処理されます。車両担当者は給油カードに「できること」を明記しておくことで、社員が「洗車もできるんだ」ということを知ってもらえます。

また具体的な方法については、機械洗車のみが理想です。手洗い洗車は、時間も費用も掛かるので会社側から注意される可能性もあります。やはりできる限り、「本来自分がやるべき重要な仕事」に時間を使うのがベストですよね。

一方で車内の清掃については、自分のゴミは自分で処理することが基本です。

クルマから降りる時には、私物も含めてゴミを残さないように注意するようにしましょう。ガソリンスタンドで給油の際には、室内用のタオルを貸してくれるガソリンスタンドも少なくありません。ダッシュボートやフロントガラス、フロントサイドガラスなど手の届く範囲で拭き掃除することが可能です。

ガソリンスタンドで給油の際に、自分のゴミを全て捨てることで、会社に戻ってからゴミを捨てる手間も省けます。

日常点検や洗車・清掃で事故防止

社用車の定期点検に加えて日常点検をしっかり行うことで、予期せぬトラブルを防ぐと同時に、突然の故障に伴う事故も減らすことができます。

また車内がゴミだらけのクルマよりもスッキリきれいな車内の方が、気持ちよく運転できストレス軽減につながります。特に担当車制の場合は毎日同じ社員が同じ社用車に乗りるので、荷物の積みっぱなし、ゴミの放置が目立ちます。

日常点検表とあわせて、誰が乗ってもわかるように、使用できるガソリンスタンド一覧や、故障時の連絡先、修理依頼先を明記した一覧表及び、事故発生時の対処マニュアルを社用車にファイル化するなどして入れておくことが大切です。

細かい仕事ではありますが、日々のちょっとした心がけが社用車を運転するドライバーの安全や、会社の信頼を守ることにもつながります。実はほとんどやれていない……という場合は、ぜひ今回の記事も参考にやり方を見直してみてはいかがでしょうか。

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