社用車の管理は万全?車両管理サービスでリスクマネジメント(国内編)

社用車の管理は万全?車両管理サービスでリスクマネジメント(国内編)

業務中の社用車を利用して際に交通事故を起こしてしまったら…..
日々の業務で車を使用している企業には常についてまわるリスクです。

自社の従業員が社有車運転中に交通事故を起こした場合、その従業員本人に対し、民法第709条の不正行為の規定によって損害賠償責任が生じます。相手方にもその会社にも大きな損害となり、社会的な信用も失ってしまう可能性があります。

そこで企業側のリスクマネジメントとして、社用車及び従業員の安全を守るためにもしっかり行いたいのが「車両管理」。現在では主にどんな機能を備え、どのような車両管理サービスがあるのかをまとめました。(2017年3月現在の情報)

次回のエントリーでは海外の車両管理サービスについても触れてみたいと思います。

 

MIMAMORI

出典:ISUZU

いすゞ自動車が日本のトラック輸送業界の「貨物輸送の安全性向上」「環境負荷の低減」「効率的な配車・省燃費などによる運送効率の向上」という課題を解決するために開発したのが、車両車テレマティクスの「MIMAMORI」。

MIMAMORIセンターを中核としたセンター型システムで構築されており、リアルタイムでの車両運行のデータがセンターに蓄積されます。事務所側は車両の状況をリアルタイムで把握し、高度な運行管理を行うことができます。クラウドのシステムなのでメンテナンス不要で常に最新版のシステムが利用できることも魅力です。
円滑な運行管理をサポートする「MIMAMORIコントローラー」が、運行時間の分析機能したり、事故多発地点を教えてくれたり、エコドライブモニターで省エネで安全な運転へと導いてくれるでしょう。

導入費用:110,970円/台、月額費は972円/台の定額。
TDⅡ-44用 デジタコ解析ソフト:10,285円/事業所

 

docoですcar

ドコモ・システムズ株式会社が提供しているdocoですcar は、事故削減、業務効率化、コスト削減、コンプライアンス遵守などの課題を解決するための法人向けクラウドサービス。動態管理には「docoですcar NEXT」、安全運転には「docoですcar Safety」、アルコールチェックには「docoですcar Guardian」、輸配送進捗管理サービスには「docoですcar NEXTオプション」、バスロケーションには「docoですcar for bus」とそれぞれ用途別にサービスが揃っています。また、「docoですcar NEXT」のオプションには、配送状況をリアルタイムで見える化する輸配送進捗管理サービスも。業務の効率化を実現します。

導入費用:docoですcar NEXTは車載端末料金(お買い上げ)が月々2,900円/台〜、スマホとセットの場合は1,800円/台〜。サービスや契約期間、契約台数によって異なります。

 

ビジネスナビタイム動態管理ソリューション

株式会社ナビタイムジャパンが提供している「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」は、ナビタイムのルート検索システムを基盤に、効率的なルートや精度の高い渋滞予測などを提供してリアルタイムに正確で効率的な車両管理ができるサービス。

管理者からの画面からは作業者の位置や、作業状況、次の訪問先とその到着時間などを情報が地図上で確認でき、急な天候の変化による緊急事態での進路変更もいち早くドライバーに連絡がすることができます。最大100件の訪問先の効率的な訪問順と最適ルートをワンクリックで自動計算できるため、ベテランに頼るのではなく誰でも簡単に訪問計画の制作が可能。様々なニーズに合わせた配車ができる、自動配車機能を追加し、業務負担や労働時間の軽減が期待されています。

導入費用:
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smartaxi®(スマートタクシー)

日本ユニシスが提供する「smarttaxi(スマートタクシー)」は、スマートフォンとクラウドサービスを利用したタクシー配車システム。タクシー配車の仕組みをタブレットとクラウドサービスを利用して実現しました。タクシー無線ではなく携帯電話回線を使用するため、独自の配車センターが不要になり、不感地帯による配車の取りこぼしをなくします。さらに、最寄りのタクシーを最短3秒で配車判断する機能も。スマートフォンの配車アプリ対応(オプション)や、配車センターと車両との音声通話機能など、様々な機能を拡張しています。

導入費用:
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いつもNAVI 動態管理サービス

ゼンリンデータコムが提供する「いつもNAVI 動態管理サービス」は、スマートフォンやタブレットの位置情報(GPS)を活用して、車両の運行管理や配送スケジュールなど、移動を伴う業務において効率アップを目的としたクラウド型ソリューション。スマートフォンやタブレットにアプリを入れるだけなので、いつ・どこでも手軽に動態管理が実施できます(用途や動作環境、予算に応じてナビ版と簡易版の2種類から選択できます)ビジネスニーズの高い詳細なゼンリン地図を標準搭載しているため、長年培ったゼンリンデータコムの地図とナビゲーションのノウハウを活用できます。

導入費用:
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e-テレマPRO

 

オリックス自動車が提供している車両管理システムデジタルタコグラフ機能付『e-テレマPRO』は、運送事業者向けテレマティクスサービス。通信とGPS機能を備えた車載機を搭載して取得したデータを活用することで、事故の防止やCO2の削減を図ることを大きな目的としています。今まで目視することができなかった危険挙動(速度超過、急加速、急減速)は、発生した際に設定先のアドレスへメールを送って通知。車両予約機能では社内カーシェアリングも可能に。セットでリスクコンサルティングサービスや車両管理BPOなども導入可能です。

導入費用:
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さすだけ運行管理

出典:BIGLOBE

車両に専用デバイスを挿すだけでドライバーの運転状況がひとめでわかるサービス、それがBIGLOBEの提供するさすだけ運行管理です。専用デバイスで取得した日々の運行状況データから、交通事故リスクの高い運転と場所を抽出。分析したデータから、適切な指導を行うことで交通事故のリスク回避を可能にします。運転成績表は4種の動物タイプで表示するので、ドライバーごとの運転特性による属性診断と傾向が視覚化できるのです。一目でわかるヒヤリハットマップや車両稼働実績で、効率化を目指せます。

導入費用:初期費用35,000円/台(工事代なし、税別)、月額費用1,500円/台

 

KITARO

AUCNETが提供しているKITAROは、用途と車種で選ぶリアルタイム運行管理システムです。車両の状態を24時間見える化し、業務を改善すべき点を明確にして生産性・収益性の向上へと繋げます。アプリとの連携でさらに業務も高速化できるでしょう。

導入費用:インターネットを利用したクラウド型デジタコは95,000/台(税別・取り付け工事不要)、月額利用料2,800円/台。

 

リアルタイム車両管理サービス「SmartDrive Fleet」

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株式会社スマートドライブ(本メディア運営会社)が2016年9月から開始した法人向け車両管理サービスです。OBD-IIデバイスまたはシガーソケットデバイスを使用することで、法人が所有する営業車や運送・配送車両からGPS情報や運転情報をスマホ経由、または3G/LTE通信デバイスから直接送られる形で取得し、それをリアリタイムに可視化したり運転診断などに活用したりしています。

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従来のデジタコなどに比べても非常に安価な導入費用(デバイス1台 3,980円〜)で、設置工事等なしですぐに使い始めることができ、月額費用も2,480円からと安価。また、OBD-IIデバイスを使用している場合は車両の不具合もリアルタイムにアラートが飛んでくるので整備管理も任せられる仕組みとなっている。その他車検タイミングの管理や、危険運転のトラッキングと注意アラート、経費や勤務時間の管理など、カバーしているエリアは幅広いようです。

また、同社はアクサダイレクトと共同でテレマティクス保険の開発も行なっており、今後は個人・法人両方に向けて安全運転で保険料が割り引かれる仕組みの保険商品が提供される予定です。

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今回紹介した「SmartDrive Fleet」でテレマティクス保険も利用できるようになれば、導入する法人企業としては同時に保険料のコストダウンも図ることができ、ドライバーや車両の管理にまつわるコストを一括して任せられるような包括的なサービスになります。その他、営業ルート、配送ルートなどの最適化や、会社のリソースマネジメント機能など、現在開発中の機能も盛りだくさんだということなので、今後がさらに楽しみですね。

 

車両管理を行うことの重大性

 

会社の財産であるドライバーと車両を守るためにも、車を一台でも利用する法人企業はその安全・コスト管理には真剣に向かい合いたいものです。今回ご紹介したサービスは全体の一部ではありますが、各社それぞれ目指す世界観は同一線上にあると思います。

社会的な損失である交通事故や渋滞が減り、モノや人の移動がより効率化・スリム化され、それで節約できたリソースをより建設的な領域に投入できること。それは企業活動が今後さらに発展していくためにもとても大切なことではないでしょうか。

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