どこで借りるのが1番お得!?タイプ別自動車ローン比較

車を購入する手段として自動車ローンを検討している場合、頭を悩ますのが「どこで借りるのが得なのか」ということではないでしょうか? 一口に「得」といってもなにをもって「得」と捉えるのか、その基準は人それぞれであり一概には言えません。

自動車ローンは、「自動車販売店が取り扱う自動車ディーラーローン」と「銀行や共済組合、インターネットバンキングなどの金融機関が取り扱う自動車ローン」の2種類に分けられます。当然性質が異なるためメリット・デメリットが双方にあります。

まずはこのふたつを比較してみましょう。

ディーラーとその他金融機関の自動車ローンの違い

1. 自動車ディーラーローン

自動車販売店で借り入れる自動車ローンの一番の強みは、なんといっても「手間がかからず便利」であることです。販売店が直接締結しているクレジット会社(自動車メーカーの同系列・グループ会社であることが多い)のローンを利用することになりますので、ほかの金融機関とは大きく異なるメリットがあります。

まず挙げられるのが審査が早く、申込み時の必要書類が少なく済むということです。免許証などの本人確認書類さえあれば、商談をしている間の数十分で一次審査の結果が分かります。加えて土日祝日や夜間なども、販売店が営業している時間であれば基本的にいつでも審査を受けられる点も特徴です。

この金融機関の営業時間外でも対応可能という点は、忙しい方にはありがたいポイントではないでしょうか? 特に自動車の購入を急いでいる場合、車を見に行った際に一度の来店で自動車選びから自動車ローンの申し込み・審査、自動車の購入契約まで、一気に済ませることができると楽ですよね。これは他の自動車ローンには無い大きなメリットです。

一方その便利さの反面、金利はほかの金融機関の方よりも割高になるケースが多いようです。自動車ローンは借入額が大きくなるので、わずかな金利の差でも支払い合計額に大きく影響します。販売店によって金利優遇キャンペーンやエコカー割引などのサービスを取り入れているケースや、自社ローンを借りる条件で値引きが増えるケースもあります。あとから損をした気分にならないよう、他社の金利の差と比較してよく確認してください。

もう1点、車検証の所有者がディーラー名義になるということも理解しておく必要があります。原則、自動車ローンを全額返済するまでは自分の名義にすることはできません。車を手放すときや乗り替えるとき、名義変更をしたいときなどは所有者である自動車ディーラーの実印が必要になります。

つまり自動車ローンの支払いが終わるまでは、車を自由に売ったり手放したりすることができません。支払期間中その車に乗り続けることが確実か、途中で買い替えや手放す可能性がある場合は注意が必要です。

自動車ローン

2. 金融機関の自動車ローン

金融機関はその名の通り金融商品を専門的に扱っているのが特徴です。そのため金利の低さ、金利優遇サービスの種類の豊富さが魅力。自動車ディーラーでは新車より中古車の金利が高く設定されていることもよくありますが、金融機関の場合は同じであることが多いようです。

金利が低いということは、負担する金額が少ないということに直結します。車検証の所有権も本人名義になるので、購入後は自動車ローンの返済をしながらもその車を自由に扱いやすいです。これはディーラーでのローンには無い特徴ですね。

また、支払い期間の長さ、返済日の設定、金利固定・変動などの条件の選択肢にもディーラーローンに比べて幅を持たせていることが多く、より自分の生活環境に合わせた条件を選びやすいというメリットもあります。

しかしそういった「お金を返済する」ということに関して好条件が揃っている反面、同時に審査の厳しさや手続きに時間と手間がかかるという特徴も。本人確認書類以外にも見積書や自動車購入契約書、所得証明書などの年収を証明する書類などが必要で、審査にも数日から1週間程度かかることが多いようです。

最近では夜間対応窓口やインターネットからの申込み、郵送での手続きなどに対応しているケースも増えていますが、利用するには口座の開設を求められたり、銀行付近の都道府県内に在住している人に限定されていたりする場合も少なくありません。

各金融機関のホームページでは自動車ローンの詳細について紹介されていることがほとんどなので、まずは各社ホームページから下調べをしてみるといいでしょう。大手銀行だけでなく、在住地方銀行もあわせて調べてみてください。地方ならではの特色あるサービスを打ち出していることもあります。

各金融機関の間でもそれぞれの特徴は異なる

金融機関の自動車ローンに共通する特徴をまとめましたが、一口に金融機関といってもそれぞれの種類によって更に特徴が異なっています。

例えば価格.comを見てみると、自動車ローンの人気ランキングが出てきますが、都市銀行のインターネット支店や初めから店舗を持っていないインターネットバンキング、さらに損害保険会社系列の自動車ローンと様々なものが並んでいます。それらを分類し比較してみましょう。

都市銀行・地方銀行・共済組合・信用金庫など支店が近くにある金融機関

ランキングにはあがってきていませんが、自動車ディーラーの次に借り入れ先の候補として浮かびやすいのが、自分が日頃利用している銀行や信用金庫、JAなどの共済組合といった身近に支店のある金融機関ではないでしょうか?

自動車ローンは大きなお金が動く大事な問題。今の時代はインターネットで申込みができる金融機関の自動車ローンも増えてきましたが、それでも不安や疑問は担当者と直接対面して解消したい方もいらっしゃるでしょう。そんな方にとっては、金融商品のプロである担当者と会って交渉できるのは大きな安心材料になります。すでにその金融機関に口座を持っている場合は新しく口座を作る手間もかかりません。

ただし銀行営業時間内に相談することが基本ですので、仕事で忙しい場合でもどうにかしてその時間を確保することが必要です。人によってはそれが大きなネックになることがあるかもしれません。

インターネット受付対応型都市銀行

最近では都市銀行でもホームページから自動車ローンの申し込みができるところが増えてきました。金利の低さという銀行で借り入れる自動車ローンのメリットを保ちつつ、営業時間内に来店できない人や支店がない地域在住の人に対するデメリットをなるべく解消する形のものです。

価格.comの人気ランキング上位に挙がっている中では、関西アーバン銀行、横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行、東京都民銀行などが該当します。

直接来店して申込みを行うケース、全ての手続きが来店不要でインターネットや必要書類の郵送で対応可能なケースの両方に対応しており、前者は急いでいる人や窓口で直接確認したいことがある人に、後者は来店できない人に向いている商品になっています。

ただし利用には口座を開設する必要があり、毎月の返済はその口座から行うことになります。地方在住などで都市銀行の支店が身近に無く、給与振込が他金融機関の口座にされている場合は、返済に必要な額を毎月指定口座に預け入れるか給与振込口座を変えるなどの対策が求められ、それが負担になることもあるでしょう。

関西アーバン銀行と静岡銀行は居住地域の限定がなく、全国どこからでも借り入れ可能です。横浜銀行、千葉銀行、東京都民銀行は対象の居住地域が限られているので注意しましょう。千葉銀行は仮審査まではインターネットのみで手続き可能ですが、正式な申込みには来店が必要です。

インターネット銀行

人気ランキングでトップに出てくる住信SBIネット銀行のようなインターネット銀行は、読んで字のごとくインターネットのみで手続完了する点が最大の特徴です。

店舗への来店が不要で、全国どこからでも申込みができます。車を選ぶ前でも事前仮審査が可能なので、早めに申込みをしておけば手続きに時間がかかってしまうという難点をクリアすることもできるでしょう。所定の金額までは年収を証明する書類が不要など、独自のサービスや金利優遇サービスもあります。

金利は固定金利でなく変動金利です。その時々の情勢にあわせて金利が優遇されることもある一方、同時に変動リスクにさらされる可能性もありますので、慎重に考えたいところです。

そしてやはりセキリュティの問題などから「全てをインターネットで」ということに抵抗がある人、パソコンでの操作やメールでのやりとりが面倒な人には向いていないかもしれません。利用の際にはインターネット環境のセキュリティ対策を万全にしておくのが大前提です。

わからないことや確認したいことがある場合は、ホームページを読み込むかカスタマーセンターに電話する方法がありますが、直接会って相談できないことに不安が残る人もいるでしょう。この全ての手続きを誰とも会わずインターネットで済ませるという性質から、インターネット銀行の自動車ローンは過去に自動車ローンを借り入れ完済した経験があるなど、一定以上の知識がある人の方が向いているといえるかもしれません。

初めて自動車ローンを利用する人でインターネット銀行を利用する場合は、確認不足がないか徹底してホームページを確認しましょう。

損害保険会社の自動車ローン

損害保険会社が母体となった自動車ローンも出てきています。損保ジャパン日本興亜のマイカーローンは、銀行などの金融機関とは運営母体が違うため一味違う性質が。

それは口座の開設が不要で、土日祝日の審査が可能という点です。口座の新規開設が不要ということは、そのとき自分の最も都合のいい口座から返済ができるということ。新しい口座の開設にあわせて給与振込口座を変更したり、毎月返済額を引き落とし口座へ振り替えたりする手間がかからないのは、他の金融機関にはない強みです。その上金利の低さは銀行などの金融機関と比べても遜色ありません。

ただし利用の年齢制限は20歳~60歳、収入制限は税込み年収280万円以上と、金融機関に比べて厳しめです。この方法もインターネットと郵送での手続きが基本です。自力での確認を徹底して不安要素が残らないようにしたいです。

まとめ

最後に簡単にまとめておきましょう。

自動車ディーラーで取り扱うローンは審査や申込み手続きが簡単だが金利は高くなりやすい、金融機関の自動車ローンは金利がお得な分審査が厳しく、申込みにも手間がかかりやすい….というように、それぞれ正反対ともいえる性質を持っていることがわかりました。

さらに金融機関の中でも種類ごとに違う特徴がありましたね。

  • 近くに支店がある金融機関 : 担当者との距離の近さ(対面)
  • ネット対応型都市銀行 : 金利の低さ、手続き手段の豊富さ
  • インターネット銀行 : 手軽さ
  • 損害保険会社 : 口座の開設不要、金利の低さ

さまざまな違いを紹介してきましたが、自動車ローンを利用する側の状況や価値観によって、どの点がメリットになりデメリットになるかは変わってくるはずです。

なるべく自分に有利なところから借り入れるために、しっかりと吟味し賢い選択をしたいですね。そうすることで、気に入った車に欲しい装備を全て取り付け、大満足の車を購入することができるのではないでしょうか。

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