ドコモが導入コストを抑えた法人向けドライブレコーダー「TMX-DM02A」発売

事故発生時の証拠となり、物流の現場でも導入が進んでいるドライブレコーダー。しかし中堅・中小企業にはシステム導入の費用とその維持・運用は負担が大きいこともあり、十分に普及しているとは言えません。

そのような課題を抱える企業に向けて、NTTドコモは法人向けのドライブレコーダー「TMX-DM02A(以下、本製品)」を発売。そこで今回はこの「TMX-DM02A」の特徴を紹介します。

TMX-DM02Aとは

TMX-DM02AはLTEの通信機能を搭載した法人向けの製品です。法人向けクラウドパッケージサービス「ビジネスプラスⓇ」で提供する「docoですcara Safety」と合わせた利用により、安全運転の支援がこのサービスより受けられます。

主なサービスの内容は以下の通りです。

  • 事故相当の衝撃や急ハンドル・急ブレーキなどの危険な挙動をドライブレコーダーが検知、前後10秒が記録に残ります。この時の映像は自動で、クラウド上のシステムへとアップロードされます。
  • 製品に内蔵されセンサーがドライバーの癖や危険運転の兆候を数値化、これに基づき各ドライバーへ運転の指導を行い、安全運転を支援・強化を図って「事故の減少」、「燃費の削減」を実現させます。
  • レーンへの片寄りや前方車両への接近を、搭載するカメラが検知。ドライバーへ通知がなされます。※今後アップデートにより提供予定
  •  TMX-DM02Aの基本スペック

 

製品の主な仕様をまとめました。こちらから形状や機能を知り、検討・導入を決める判断を行ってください。

寸法 本体直径約73mm 厚さ約40mm
重さ 160グラム以下
ディスプレイ 2インチ液晶(320×240 4:3)
撮像素子 200万画素
記録解像度 最大Full HD(1080p)
対応SIMカード ドコモminiUIMカード
通信方式 3G/LTE
通信速度 受信時最大150Mbps※
記録媒体 Micro SDHC(8GB~32GB)
加速度センサー 3軸Gセンサー
GPS 搭載(GLONASS対応)
電源電圧 本体DC5V(12V/24V用シガーライター)
内臓バッテリー リチウムイオン電池 容量750mAh
使用温度範囲 -10℃~60℃
その他 マイク・スピーカー搭載
製造メーカー パイオニア株式会社

 

※通信速度は受信時の最大値です。ヘストエフォート方式による提供により、実際の通信速度はネットワークや通信環境により変化します。

こちらの製品は次に紹介する「ドコモのdocoですcar」と合わせて利用することが必要です。

ドコモのdocoですcarについて

docoですcar」はドライブレコーダーやスマートフォンが搭載するセンサーをクラウド上へ送信、車両の位置情報を管理・把握するサービスです。車両の動きを個別に把握できる「動態管理」や運転の癖を指導・改善し事故防止につなげる「安全運転支援」が受けられます。

ドコモが提供するサービスは次の二つです。

「docoですcar NEXT」

  • 搭載するGPS機能が車両の現在位置を把握し、保有する車両の管理を手軽に行える。
  • ドライブレコーダーとスマートフォンでの利用が可能。ただし、スマートフォンは危険挙動時の映像などを記録するドライブレコーダー機能は非搭載で、管理者へのステータスや位置を知らせるなど意思疎通を頻繁に図る業態には向いている。

「docoですcar Safety」

  • 加速度センサーによる速度・時間・位置を知ることにより、リアルタイムで運行をチェックできる。無駄な動きを減らすことで燃費を減らし、安全運行とコストの削減効果をもたらす。
  • 危険挙動時の記録などはドライブレコーダーのみの機能。対して走行記録とその診断結果はスマートフォンのみの機能。
  • WEB上のデータ管理は共通して利用可能。

利用料金と初期費用

提供するサービスが把握できても、企業の担当者が気になるのは発生するコストの心配でしょう。利用料金と初期費用(製品価格)を以下にまとめましたので、導入の参考にしてください。

サービス 端末/初期費用(製品価格) 料金
docoですcar NEXT

 

docoですcar Safety

スマートフォン 0円 年額12,000円/ID
通信型ドライブレコーダー 35,000円(税別)

ドコモ製品と従来の導入価格

過去に国土交通省が実施したアンケートによれば、ドライブレコーダーの導入価格は3万円~30万円が全体の8割強を占めています(対象車種はトラック)。これに加えデータを管理するソフトウェアは10万円前後です。

これに対し、ドコモ製品ではドライブレコーダーのほか、スマートフォンやGPS端末での利用が可能です。初期費用ゼロのデータ記録型やスマートフォンの使用により、導入費用を抑えられる点がメリットといえるでしょう。

従来のドライブレコーダーが10万円前後と仮定しても、導入には管理費を合わせ20万円が必要となります。一方ドコモ製品は利用料と製品価格を合わせても、一台の導入費用は47000円と低価格を実現しています。

今回紹介したものに限らず、法人向けのドライブレコーダーも独自の特徴をもつ製品が増えてきました。自社の業態や車の台数、解決したい課題に合わせて適切なドライブレコーダーを探してみてください。

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