そもそも安全運転ってどんな運転?安全運転で得する社会へ

あなたは普段運転をするときに、どんなことを心がけていますか?
普段からスピードも出しすぎずブレーキも優しくかけている、今まで無事故無違反だなど、人それぞれ「安全運転」の意識に対して多少の違いはあることでしょう。

誰もが心がけてはいるものの、気がつくと自分の運転が少し雑になっている…なんてことも。連日、交通事故は大なり小なり常にどこかで発生しています。私たちはどんなことに気をつけるべきなのでしょうか?今回は真の安全運転とは何かに迫っていきます。

交通事故の現状

警察庁より発表された2016年の交通事故は11月時点で3,381件。2015年に比べ212件ほど減ってはいるものの、テレビやメディアでは連日のように運転中に起きた事故のニュースが取り上げれています。

特に目にすることが多かったのは運転時に携帯電話やスマホを利用している際、事故が発生したというもの。運転中の携帯電話は基本的に道路交通法で禁止されていますが、携帯電話の使用が要因となり事故となるケースは年々増加傾向にあります。携帯電話にスマホが一人一台、当たり前となってしまった今。歩行中のながらスマホと同様に、運転中でも通話やチャットアプリでのメールのやりとり、さらにはゲームをしていたことなどが特に事故原因での問題になっています。

自動車に乗りハンドルを握る前までは気をつけようと思っていても、気づいたら無意識のうちに普段通り携帯電話の音に反応してしまったり、続きが気になってゲームに夢中になってしまったり、一人で運転していると注意してくれる人もいないため集中力や注意力は散漫になりがちに。

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Photo credit:  keisuke fujiwara

また、ブレーキとアクセルの踏み間違いで起こる事故もなかなか後を絶ちません。高齢者が誤って事故を起こすのだろうと思われがちですが、18~24歳の若年層にも事故が多く見られます。自分の運転は大丈夫だ、そう思っていても事故の原因は思わぬところに潜んでいるかもしれないのです。

大丈夫だろう、その過信が事故のもと

車両を道路で走らせている以上は、完全に安全な環境とは言いがたいものです。さらには雨や道路の混雑など、天候や周りの状況で毎日の運転環境も変わってきます。また、ちょっとした気の緩みや人がいないから信号は気にしなくていいや、いう少しの過信が事故につながることも。「おそらく大丈夫だろう」、その安全だろうという思い込みが周囲の状況確認や危険の察知をおろそかにして、思わぬ事故を引き起こすかもしれません。

自分でも知らず知らずのうちに誤った記憶での運転をしている可能性もなきにしもあらず。交通ルールを守ることは大前提にありますが、車や人の通りが少ないからと一時停止を怠ってしまったり、進路・車線変更の際合図を出さなかったり、後退時の安全確認を的確に行わなかったり、ほんのちょっとの意識の差で事故率はぐんと上がってしまうのです。

道路標識や交通ルールは一人一人が安全に運転するための基礎的な情報であり、マナーです。常に変化する交通状況の中で、見通しの悪い道路ではどのように走るべきか、人や車の多い住宅街での危険性は何か、常に危険予測を行い余裕を持って運転を行いたいものです。

このような危険予測を事前にトレーニングするために、JAFや警察庁などが提供している「危険予知トレーニング」を利用してみるのもいいかもしれません。自らドライバー目線で訓練・体験できるこのトレーニングは、トンネル走行や夜間での走行、いつ、どんな状況でどのような危険を予測すべきかをシミュレーションできます。

自分では気付かなかった事故の可能性を知ることで、安全な運転環境とは何かと気づき、危険予測能力が格段上がることでしょう。

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安全運転、その定義とは?

安全運転の基本として、まずは姿勢から正してみましょう。シートと腰、足、背中をうまく調和させ、ミラーを合わせます。この時、ミラーに映らない死角部分もよくチェックしておきましょう。正しい姿勢を保つことは、運転操作がしやすくなり疲れにくくなるだけでなく、前後左右の周りの状況をしっかり視野に入れることができるのです。

ハンドルを手にしたら、しっかり前方を見て携帯電話やスマホはマナーモードや留守番電話に切り替え、脇見運転や片手運転は避けましょう。

事故の中で多いのは左右に曲がる際の追突事故やバック時、出会い頭の事故。前回ご紹介したふんわりアクセルもこのような事故を防止するのには良い対策方法です。深呼吸をするように、数秒時間に余裕をもたせながら柔らかく発信し、停止する際は2、3台前の車の様子を見てゆっくり踏み込みましょう。ゆとりを持った車間距離をとり、一定の速度を保ちながら運転を行うことでエコドライブにもつながっていきます。

急いでいるからといって煽り運転を行ったり、急ハンドルや急ブレーキは言語道断。また、疲労で眠気に襲われ集中力が途切れないよう、長時間運転をする場合はこまめに休憩を取ることも大事です。常に車内を快適に、ストレスフリーな状態で運転できるよう、心がけましょう。

最も大切なことはスキルや交通ルールの前にドライバーとしての責任感や心構えを持つこと。運転に慣れてくると、自身の技術に過信してしまい緊張感も薄れてきます。しかしそこは初心を忘れず、周りの状況を常に把握しながら適度な緊張感を持って運転をすることが、本当の安全運転へとつながるのではないでしょうか。

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また、大丈夫だろうと思いながら運転するのではなく、もしかして飛び出してくる「かもしれない」と常に危険事態を予測した運転を心がけましょう。

安全運転診断は一つの基準になる?

事故を少しでも減らし安全安心に運行するためにも、自動車メーカーなどは簡単に利用できる安全運転診断を提供しています。チェック方式のテストから、中にはゲーム感覚で自分の運転タイプや動態視力を測るものもあるようです。ぜひ、トライして自身の運転能力を見える化してみましょう。

一つの基準として測ってみることで、もしかしたら少し間違うと事故につながるような自分の運転癖に、気づくことができるかもしれません。そこで忙しいあなたでもオンラインでいますぐ・カンタンに受けられ運転診断を紹介します。

自信がある人は上級コースを!安全運転能力検定

安全運転推進協会が提供している安全運転能力検定は、オンラインで簡単に受講できます。3級から上級者向けのS級まであるので、ぜひあなたの運転力をいますぐチェック。

4つの角度で判定する安全運転診断

ジェイアール西日本ウェルネットはインターネット上で「危険認知度クイズ」「運転能力トレーニング」「心理特性診断テスト」「安全運転ニュース」の4本柱で安全運転の診断を提供しています。様々な角度から自分の運転力を知ることができます。

あなたはセーフティドライバー?運転適性診断

運転中というのは、実は意外と周りが見えていないもの。あいおいニッセイ同和損保の注意力やイライラ度、無理無茶運転など7つの観点から判断する運転適性診断で普段から安全運転ができているか、確認してみましょう。

 

自分の適性や今まで気づかなかった癖も客観視して確認でき、さらなる運転技術を磨くのにオススメです。また、自分の運転にまだ自信が持てないという人には以下のような安全運転サポートアプリがオススメです。

Safety Sight

損保ジャパンが提供している、安全運転サポートの無料アプリ。前方車両の接近や発車検知時に、音と声で知らせてくれる「前方車両接近アラート」をはじめ、走行中に急操作(急ブレーキや急ハンドル)を行うと知らせて警告するなど安心・安全な走行をフルサポートしてくれるアプリです。

SD Masters

日本システムウェア株式会社の安全支援アプリは、スマートフォンの内蔵センサーを利用して急発進・急ハンドル等を検知し、ドライバーに警告し、運転時間や減点回数に応じて、安全運転度も採点してくれます。

安全運転が社会問題解決に貢献する

自動車は楽しく生活を快適に導いてくれるものでもありますが、一方で交通事故は社会対して大きな存在をもたらしてもいます。

基本的なことではありますが、車で移動をする際は時間と心に余裕を持ち、譲り合いの気持ちを忘れないようにしましょう。ドライバーの体調や心理状況は運転にも反映してしまうもの。余裕がないと焦って危険な運転を起こしてしまいますし、健康状態が良くない時に運転を行うと自分が安全な運転を行っているか否かさえ判断できなくなってしまいます。

また、最近ではカーナビによるTVやDVD再生、またスマホゲームなどの「ながら運転」により、前方不注意運転が増加の傾向にあるように見えます。自動ブレーキなどの運転補助システムも発達してきてはいますが、まだまだ搭載されている車はマイノリティですし、そういった運転補助装置がすべての不注意運転からドライバーを守ってくれるわけではありません。

個々人が責任を持って運転し、ちょっとした注意と配慮を怠らないことで、自分や同乗者の安全をしっかり確保していくことが、まわりまわって社会全体としての交通事故・渋滞の減少につながっていくのが理想でしょう。

その具体的な一例として、以前から本ブログで何度か紹介している「テレマティクス保険」があります。安全運転をすることでドライバーの保険料が割り引かれたり、その他お得な特典がついてきたりするような仕組みの保険商品ですが、こういった安全運転インセンティブ型のサービスが今後も増えていくと、より安全運転へのモチベーションが上がる社会になっていきそうですね。

デジタル時代の自動車保険 テレマティクス保険とは

 

 

営業車の事故率と保険料を下げる仕組みとは?

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