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  • 動態管理システムで何が変わるのか? 特徴やメリットを解説

    動態管理システムで何が変わるのか? 特徴やメリットを解説

    日々企業活動において、営業、運送、介護、旅行、貨物輸送など、大小様々な車両が事業で活用されていますが、企業にとって各車両の状況をリアルタイムで管理することには大きなメリットがあります。

    管理側で急遽対応が必要になった配送や移動などに対して、リアルタイムに自社車両の位置やスケジュールを割り出し、どの車両が現地に駆けつけるべきかを判断・指示、ルートは渋滞状況も加味して最適なものを提案する。まだ、随時全体の稼働率も数値化されているので、オペレーションのどこに無駄があるのか、現在利用している車両台数に過不足はあるのかなど、オペレーション全体の最適化にもつながる時間やガソリン代といったコストの削減につながります。

    また、安全運転管理をしていくことで、各ドライバーの安全運転志向や運転スキルの向上、それが結果として事故件数の削減や保険料の削減にもつながり、企業活動の生産性に大きく貢献する可能性があります。

    そういった価値を提供するための「動態管理システム」– 今回はその特徴や導入のメリットをひも解いていきます。

    動態管理システムとは

    動態管理システムとは、車両や現場担当者の状態をリアルタイムで記録・管理できるシステムのことを指します。GPSなどを活用することで管理者がオフィスいながらPC上で車両の動向をリアルタイムで把握し、必要に応じて指示を送るといったことができます。

    従来は専用の大掛かりで高価な車載端末などを搭載してそういったことも行っていましたが、現在はスマホのみで動態管理ができるアプリや、OBD-IIコネクタやシガーソケットに安価で小型なデバイスを接続することで車両の状態を把握できるサービスも登場しており、この領域でもクラウド化が進んでいます。

    そのようなサービスは従来のような大掛かりなシステム開発を必要とするサービスに比べて安価で、かつ工事が不要で手軽にインストール&短いリードタイムで利用開始できるのが特徴です。これまでも車両の管理には興味はあったものの、費用面や工数面で導入のハードルが高かったという企業でも、昨今のクラウド化の流れを汲んだ動態管理システムを考慮してみるようになってきています。

    弊社クラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」

    社用車管理者のメリット

    ここからは動態管理システムを使うことでどのようなメリットがあるのか、具体的に紹介していきます。一般的な動態管理システムの特徴になるので、実際にシステムを検討する際には各システムごとの機能を確認してみてください。

    管理者の作業効率化

    動態管理システムを活用すれば、指定した車両の現在位置を確認できることはもちろんのこと、指定した住所周辺の車両までリアルタイムで検索することができます。位置情報を正確に把握できれば、業務をピンポイントで指示・連絡することも可能で、たとえば急な集荷依頼なども迅速に対応することができます。

    管理する車両が増えれば増えるほど、人力で管理することがどんどん困難になります。そんな状況でこそテクノロジーが活きてくるのです。

    無駄を排除してコスト節約、ドライバーの生産性向上

    各車両が走行しているルートをリアルタイムで監視することにより、今まで分からなかった効率の悪いポイントを見直せるようになります。目的地までのルートを最適化できれば、無駄な運転時間やガソリン代といったコストを削減できます。昨今は業務の「生産性向上」がキーワードになっていますが、同じ時間でより多くの顧客を回るなどドライバーの生産性を高めるツールにもなりえるでしょう。

    社員・ドライバーの事故減少

    走行データや運転傾向を把握してドライバーに安全運転を呼び掛けることも可能なので、事故リスクの高そうな社員たちに働きかけ、事故の予防につなげたりすることもできます。会社全体における事故件数を削減していくことで、車の修理代も削減できますし、保険料も下げられます。社員・ドライバーたちの生産性の向上のみならず、それを相殺してしまいかねないコストを抑制するという効果もあります。

    そもそも「走行データが可視化される」ということがドライバーの気を引き締めることにつながりますし、上述したように配送ルートを最適化することができれば、目的地にいち早く到着することもできます。時間がギリギリで無茶な運転をしてしまうなど、そういった事故の直接の原因となってしまうような運転を予防するにも動態管理システムは一躍買うでしょう。

    交通情報や天候状況に合わせた配車

    管理画面上で渋滞状況や工事通行止めによる迂回状況、また地域ごとの天候情報なども連携させることで、それらがドライバーたちの運行スケジュールに影響を及ぼすような場合は、即時ピンポイントで指示を与えることが可能になります。また、ドライバーと何らかの理由で直接やりとりができないような状況でも、車の位置情報や動きは常に把握できるので、どこで何をしているかまったくわからない、というような状況になることもありません。

    ドライバー側のメリット

    日報の作成が自動化される

    動態管理システムには日報を自動で作成してくれる機能を搭載したものもあります。日報の作成は手間が掛かるため、自動化できればドライバーの工数削減になるだけでなく、機械的な作業を減らしやりたい業務に使える時間を増やすことにもつながります。

    配送計画、勤怠管理をスマホなどのデバイスから確認できる

    ドライバーはその日の配送計画や勤怠管理をスマホなどのデバイスを通して確認することができるものもあります。急な集荷依頼があった場合にも運行管理者からリアルタイムで指示を受けることができ、電話連絡ができない状況でもスマホアプリ上でメッセージを入れておくことが可能です。

    作業内容の記録により正しい評価が得られる

    ドライバー自身が業務目的やスケジュールに沿った業務をしっかり行っている限り、それが自動ですべて計測・記録されるわけですから、自身でアピールせずとも結果としてしっかり可視化されます(不都合な行動も可視化されるという側面がありますが)。また、スピードの出し過ぎや急ブレーキ・急ハンドルなどの回数や強度なども確認することができるので、自分の安全運転リスクの把握やスキル向上のためにも役立ちします。

    顧客側のメリット(配送業など)

    サービスが優れていることをアピールできる

    運行ルートを最適化することでいち早く顧客の元へ向かうことができますし、車両をリアルタイムで監視しているため配送車の位置をもとに到着予定時間の連絡など、配送の見える化を提供することも可能です。

    ITの力を最大限活用することで、人間が使える時間を増やす

    動態管理システムの効果として「業務の生産性向上」に繋がると紹介しましたが、従来は人力でやっていたような作業をシステムの力で効率化したり、自動化できるというのが最大のメリットです。動態管理システムには車両管理や勤怠管理、運転日報管理の機能を合わせて備えているものも多いので、手間がかかる(かつ重要な)作業を工数削減し、その分他のことに費やすことができる時間を生み出すことができるのです。

    弊社スマートドライブが提供している「SmartDrive Fleet」でも、今回紹介したようなGPSリアルタイム動態管理機能に加えて、運転日報を自動で作成する機能やドライバーの運転特性を把握し事故削減をサポートする安全運転診断機能を備えています。

    最近は様々のことにAI・ロボットを活用する文脈での自動化が謳われていますが、そこで削減できた時間を人間にしかできない作業に投じていくことでさらなる価値を届けていくというコンセプトは、営業やロジスティクスまわりでも同じでしょう。

  • 次々とイノベーションを生むハイテク国家イスラエル

    次々とイノベーションを生むハイテク国家イスラエル

    1948年の独立からおよそ70年で産業を大きく成長させ、近年ではITやテクノロジー、医薬品の分野で目覚ましい発展を遂げている国、イスラエル。

    最近ではインテルやマイクロソフト、グーグルなど、誰もが知っている大企業が支社や研究室を置き、日々新たな技術が研究されています。メディアによって耳に入る政治や国際情勢の情報からは少しネガティブなイメージを持つ方も多いかもしれませんが、成長著しいハイテク国家として躍進しているのです。

    イスラエルってどんな国?

    中東のパレスチナに位置する国家、イスラエル。地中海に面しているこの国は、聖書の舞台となっているエルサレムが首都です。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、様々な宗教が混在し、面積は2.2万㎢と日本でいうと四国ぐらいの広さ。人口は約868万人(2017年5月)と小国ながら、一人当たりのスタートアップ設立数は世界一に輝くほど急速な発展を遂げているのです。

    国内では起業家やベンチャー企業を支援・育成する制度が充実しており、海外からのイスラエルの優良企業に対する直接投資や買収も多く、世界各国から投資される国として注目されています。

    2000年9月に発生した第2次インティファーダや米国経済の減速の影響により経済は停滞していましたが、2003年以降は自国通貨の対ドル・レート低位安定等を背景とした競争力の向上やイラク戦争終結によるビジネス環境の改善などにより、ハイテク・IT分野を中心に輸出が好調を見せます。そこで2007年には建国以来初の4年連続5%超の成長を記録。米国の金融不安等に端を発する世界経済減速の影響等により経済成長率が一時的に落ち込んだものの、2009年下半期にはいち早く成長路線に復帰しました。以降、10年5.0%、11年4.6%、12年3.4%、13年3.3%、14年2.6%、15年2.5%、16年4.0%と、毎年プラスを見せています。

    高度な技術力を背景としたハイテク・IT分野、ダイヤモンド産業を中心に著しい経済成長を続けるイスラエル。ダイヤモンドの輸出は非常に多く、宝飾品として世界で使用されている80%がイスラエル製であると言われています。これまでは死海周辺で産出される臭素等を除きエネルギー・鉱物資源には恵まれていませんでしたが、近年は排他的経済水域内において大規模な天然ガス田の開発が進められ、2013年には一部で生産が開始されています。

    日本とは違い、雨が少なく水資源が限られていますが、その中でも独自のバイオテクノロジーやコンピューター制御によるイリゲーションシステム(灌漑設備)を開発してきました。そのため砂漠の中にも酪農場や豊かな農場があり、なんと農作物自給率は93%にも上ります。

    農業からテクノロジーまで、短い期間でここまで大きな発展を遂げていたということ、初めて知った方も多いのではないでしょうか。

    独自の技術で発展したイスラエル

    テクノロジーやITの成長以前に、イスラエルの景気を拡大させた要因としてまずあげられるのが灌漑施設における技術革新でしょう。

    イスラエルの水理技術者シムハ・ブラスが点滴潅水の原理を偶然発見したことをきっかけに、ネゲヴ砂漠の小さな農業集団であるキブツ・ハツェリの高い製造技術と農業知識に支えられ、その分野では世界でも初めての生産施設が開設されました。そこからオリジナルモデルの改良を重ね、点滴潅水技術が急速に世界中に広まります。その結果として、低コストでの海水の淡水化に成功し、2012年には世界最大規模の淡水化施設が開設され、現在では国内全水消費量の約4割が淡水化された水によって賄われていると言われています。

    このネタフィムの点滴灌漑からイスラエルは独自の農業技術の発展を遂げ、年間降水量が700ミリ以下であっても、高い食料自給率が得られているのです。

    自国の自然環境要因と隣国との緊張関係に挟まれる中、自給率を保持しなくてはならないイスラエル。国の発展とハイテクな農業を実現するために大きな源となっているのが数々のスタートアップ企業です。2015年は農業テクノロジー(以下、アグリテック)への総投資額は46億とされていますが、イスラエルは5億5,000ドルもの投資を獲得しました。

    決して天候や土地の条件が良いとは言えないイスラエルですが、クラウドベースの農業システムやアプリなど、ITの力によって無理無駄なく“効率の良い”農業を行なっています。

    1998年に創業した農業ベンチャーのPhytechは、作物への給水量や給水時期といった水の管理を最適化する「意思決定支援ツール」を開発。これはアプリでは機器を介して作物のストレスレベルを確認でき、収穫量の最大化を狙うもの。サービスのフルパッケージには、作物に取り付けるセンサーから分析用クラウドシステムまでのすべてが含まれており、同社は環境を物ともせずに独自のIoP(インターネット・オブ・プラント)を構築しているのです。

    イスラエルには1912年に設立されたイスラエル最古の国立技術大学、テクニオン・イスラエル工科大学があります。マサチューセッツ工科大学にも引けを取らない世界最高峰の大学で、世界の名だたるIT企業が人材を囲い込むほど、優秀な学生が集まっています。ここでは少なくとも1度は起業を経験する卒業生が約68%もいるそう。また、イスラエルでは市民の多数が大学進学前に軍隊に参加しますが、軍隊においてテクノロジーの教育を受けることも多いといいます。

    また、小学校の段階から全ての国民にプログラミング教育を義務付けているようで、特に優秀な理工系の学生が国から選抜されて入隊する8200部隊と呼ばれる軍の研究開発部門に配属され、最先端の軍事技術の中核を担っています。軍事技術の民間転用を促進していることから、8200部隊出身者を始めとして多くの若者が起業し、スタートアップ大国の隆盛を担っているのです。

    このように、起業家精神とテクノロジーの教育を受ける環境が整っているため、高い技術力を持つ優秀な人材やスタートアップ企業を続々と輩出できるのでしょう。

    Startup Genomeが発表した世界トップクラスのスタートアップ・エコシステムに関する報告書の前半部において、スタートアップ・エコシステムを生み出した世界のトップ20の都市をランキングしたところ、1位のシリコンバレーに次いでイスラエルのテルアビブが2位にランクイン。

    テルアビブをグローバルなスタートアップ都市にすることを目的とした団体Tel Aviv Globalは、ベルリンやロンドン、パリ、ニューヨークなどの都市との起業家同士の交流を積極的に行い、グローバルなコラボレーションが生まれる機会を促進しています。また、2015年10月に「イノベーションビザ」というプログラムがスタートし、選出されたスタートアップ企業を対象に外国人の従業員に2年間のビザを与えることとしました。

    シリコンバレーに負けない、優秀なスタートアップが揃う国

    ニューヨーク市をシリコンバレー級のIT集積地にするプロジェクトが進められ、市が世界中の名門大学のIT研究施設を誘致するなか、テクニオン・イスラエル工科大学と米東部名門のコーネル大学の共同提案が採用されるなど、国を超えたイノベーションを生み出そうとしているイスラエル。そして、世界の大企業が優秀なスタートアップ企業に注目し、買収する。そしてまた新たなスタートアップが立ち上がる。イスラエルは独自のサイクルを繰り返しながら着実に成長する土台を築いてきました。

    グーグルのサジェスト機能など、世界で知られている先端技術の中にはイスラエル発のものが数多くあります。Intel社は1974年からR&D拠点をイスラエルに設置し、同社がこれまでこの世に送り出してきた最先端技術の数々にはイスラエル人科学者及びエンジニアの存在が不可欠であったと言われていますし、Microsoftも2006年に、Appleも2013年の最初にR&D拠点を設置しており、ここで活躍することになる約150名の従業員の大半は、数週間以前にレイオフされたTexas Instrument社(米国大手の半導体開発・製作企業)イスラエル支部の元技術者たちでした。

    さらに力を入れているのがサイバーセキュリティの分野です。
    イスラエルは世界有数のサイバーセキュリティの先進国で、サイバーセキュリティ産業は同国にとっても重要な輸出産業になっています。2017年5月、日本の世耕経済産業大臣がイスラエルを訪問してコーヘン経済相と政策対話を行いました。そこでサイバー攻撃対策をはじめとする産業分野のサイバーセキュリティ強化や技術革新分野で日本とイスラエルの協力を推進していくことを合意。

    イスラエルではセキュリティの専門家や技術者がサイバー犯罪、オンライン不正行為の防止と検知、スパイ行為の阻止、ダークネット対策、教育プログラム(サイバーレンジ)、重要インフラ施設の保護までを網羅し、解決しています。先述したように、軍での実践的なサイバー防衛の経験による技術力、国家や大学の支援による人材育成、スタートアップの支援などがサイバーセキュリティ技術向上を押し上げているようです。イスラエルはこの分野においても数千万ドルという巨額の資金調達に成功し、サイバーセキュリティ市場での活気を見せています。

    イスラエルの注目交通関連サービス

    イスラエルのインターネット普及率は年々伸び続け2015年ではおよそ79%、スマホの普及率は2013年の時点で世界12位の56.6%。日本はこの時点では41位で24%弱でした。

    注目すべきイスラエルのスタートアップ企業をいくつかご紹介しましょう。

    La‘zoozはイスラエルで2013年に設立した仮想通貨を利用した「分散型交通プラットフォーム」。
    同社はブロックチェーンを利用した仮想通貨を用いて、乗用車の空席を売買するライドシェアリングプラットフォームを用意し、分散型で仲介者が入らずともP2Pで取引が成立できるようなシェアリングエコノミーの基盤の構築を目指しています。

    La’zoozはすでに走っている車の空席を埋め、稼働する車の台数を減らすことで車や道路への投資を減らし、交通問題を緩和するという大きな目標を掲げているため、ドライバーとして「稼ぐ」ことを推奨しているUberとはこの点が少し違うといえるでしょう。乗車記録、評判、支払い記録などをブロックチェーンに記録し、到着確認や評判の投稿などある条件でスマートコントラクトによる自動的に支払いが行われるため、現在利用されているライドシェアサービスと比べて仲介料をぐっと押さえられると考えられます。

    イスラエルのテルアビブに本拠を置くGett(以下、ゲット社)は、もともとGetTaxi社を名乗りサービスを展開していましたが、現在は配車アプリサービスとして急成長し、配車アプリサービス最大手のUBERに引けを取らないぐらい拡大を続けています。

    ゲットはイスラエル、英国、ロシアを中心とした100都市以上で事業を展開中。2016年5月にはフォルクスワーゲングループから3億ドル(およそ330億円)の出資を受け話題を呼びました。フォルクスワーゲングループはゲット社と協力し、欧州におけるオンデマンドのモビリティサービスを提供していく方針だと話しています。

    また、ゲット社は2017年5月にメッセージアプリバイバーの元CEOが運営していた同サービスのJuno(ジュノー)を2億で買収。この買収によって米国のライドシェア市場を強化し、UBERやリフトなどと競合を目指すと発表しています。

     

    V2X(Vehicle to Everything:車間・路車間通信)の通信チップセット開発の先駆けAutotalks(オートトークス)は、自動車同士の高速通信技術を開発し、最先端のV2Xソリューションを顧客に提供している企業。製品スペック上、1秒間に2,000台以上の車とセキュアな迅速な通信が可能。つまり、急ブレーキをかけるクルマや赤信号を無視しそうなクルマなど、危険な存在を検出して衝突事故の減少に貢献するというもの。

    2017年6月にはコネクテッドカーと自動運転車のための通信ソリューション開発強化を目的に、未来創生ファンドが同社への出資を発表しました。同社の先端技術は2019年から大量生産される予定です。

    この機能を最大に活かすには、すべての車両に同様の機能を持つ技術が備わっていなければ情報を読み取ることができません。米国では長期的なメリットを見込んだ米国家道路交通安全局(NHTSA)がすべての新車にV2V通信システムの搭載を義務づける規則の導入を検討しているそう。今後、自動運転車が普及するためにも、また、事故をなくすためにも全世界で広まって行くかもしれませんね。

    イノベーションを起こし続ける

    世界経済フォーラム(WEF)の国際競争力ランキン グで「イノベーション」部門では5位の日本よりも上位の4位であったイスラエル。

    「国土が狭い」「人口が少ない」「国内市場の規模が小さい」

    このような逆境をものともせず、イノベーションを成長の源泉としてハイテク技術に注力した国づくりを積極的に進めています。毎 年 10億ドルを超える水準で推移しているイスラエルのハイテク企業への投資額を見ても、世界的に注目されていることがわかるのではないでしょうか。今後はイスラエル発で日本でも広く使われるようなサービスが出てくるのか、日本のテクノロジー企業とどう影響し合っていくのかなど、日本の成長やイノベーションへのインパクトにも注目したいですね。

  • 高度な運行管理を実現!装着義務化拡大のデジタコ、補助金対象機器一覧(2018年度)

    高度な運行管理を実現!装着義務化拡大のデジタコ、補助金対象機器一覧(2018年度)

    車両総重量8トン以上または最大積載量が5トン以上の事業用大型トラックに加え、車両総重量7トン以上最大積載量4トン以上のトラックにも運行記録計の取り付けが義務付けされました。

    国土交通省では、自動車運送事業者における交通事故防止のための取り組みを支援する観点から、デジタル式運行記録計及びドライブレコーダーについて国土交通大臣が認定した機器の取得にかかる経費に対し補助を行っています。今年度は2018年8月1日から、申請受け付けが始まっています(受け付けは2018年11月30日まで)。

    そこで今回は国土交通省が認定したトラック事業者向けのデジタコ機器を一気にご紹介しましょう。

    デジタコの補助を受ける前に知っておくべきこと

    補助対象となる期間は、2018年4月1日から11月30日までの間に補助対象機器を購入し取付けたうえ支払いまで終了(事業完了)しているデジタコです。申請する際には、必ず領収書等の提出が必要ですので忘れないようにしましょう。

    補助金の受け付けは最寄りの各地方運輸局、運輸支局で行なっており、申請時には交付申請書兼実績報告書(実績申請)とデジタル式運行記録計・ドライブレコーダー等の算出基礎別紙が必要です。

    なお、申請補助金受付け期間中の申請状況において、予算額を超過することが見込まれる場合は受け付けを締め切ることになっていますのでしっかり確認の上、提出をしましょう。補助率は取得に要する経費の1/3とされ、補助対象事業者あたりの上限は80万円とされています。

    ・デジタコに係る車載器1台あたり:3万円
    ・デジタコに係る事業所用機器1台あたり:10万円
    ・デジタコとドラレコを同時に購入する場合:車載器1式あたり5万円、事業所用機器一式あたり13万円

    【トラック事業者向け補助金対象機器一覧】

     <矢崎エナジーシステム>

     

    出典 : 矢崎エナジーシステム

    デジタルタコグラフ3(DTG3)

    ・本体価格:60,000円(税抜価格、メモリーカード128Bは15,000円)
    ・公式URL:http://www.yazaki-keiso.com/product/dtg3.html

    速度オーバーやエンジン回転オーバーの手前でドライバーに予告警報する機能等を搭載。事故の防止や省エネ運転を実現する基本型のデジタコ。CFカード1枚で乗務員の運行データの収集・管理ができます。

    【主な搭載機能】車速・回転センサー、エンジン回転センサー

     

    出典 : 矢崎エナジーシステム

    デジタルタコグラフ4(DTG4)

    ・本体価格:120,000円(税抜価格)
    ・公式URL:http://www.yazaki-keiso.com/product/dtg4.html

    周辺機器とのインターフェイスの拡充とGPS内蔵、危険兆候警報機能等を備えた高機能型のデジタルタコグラフ。GPS機能を内蔵するため、SDVIシステムには軌跡管理(地図表示)機能を標準化。

    【主な搭載機能】GPS機能、危険兆候警報機能、地形変化対応、DTG4-AIは省燃費支援AI機能も。

    出典 : 矢崎エナジーシステム

    デジタルタコグラフ5(DTG5)

    ・本体価格:98,000円(税抜価格・通信アンテナ・GPSアンテナを含む)別途取り付け費用は40,000円〜
    ・公式URL:http://www.yazaki-keiso.com/product/dtg5.html

    無線通信を利用して運行データを転送するクラウド型。事務所側は、動態管理機能に加え、送信された運行データを基に、車両や運転者ごとの運行データの集計及び分析ができる。

    【主な搭載機能】GPS機能、ノン・オペレーションモード搭載、通信モジュール内蔵

     

    出典 : 矢崎エナジーシステム

    デジタルタコグラフ7(DTG7)

    ・本体価格:170,000円(税抜価格・GPSアンテナを含む)車載カメラは26,000円、そのたオプションあり
    ・公式URL:http://www.yazaki-keiso.com/product/

    SDカード式、LTE通信方式等のデータ転送方式が選択可能なデジタコ。更に、カメラを追加することで車間距離や白線/路面認識できるドラレコと一体型にすることも。究極な予防安全運転の実現へと導きます。

    【主な搭載機能】GPS機能、車間・車線の画像認識機能、G(加速度)センサー内蔵、LTE対応通信モジュール搭載

    <堀場製作所>

    出典 : 堀場製作所

     

    ・公式URL:http://www.horiba.com/jp/automotive-test-systems/applications/managing/driving-control/driving-control/details/drt-7500-21965/
    ・本体価格:それぞれ要問い合わせ

    デジタルタコグラフ(DRT-7500N)

    グッドデザイン賞も受賞したDRT-7500シリーズ。以下機能は同じ、通信モジュールにより一部変更があります。通信なし、スタンダードタイプ。事務所のPCからデータを送信したり、インターネット経由でサーバから動態管理や運行ログによる解析情報が取得可能。

    デジタルタコグラフ(DRT-7500A)

    KDDI(A)通信モジュール搭載で、事務所のPCからデータを送信したり、インターネット経由でサーバから動態管理や運行ログによる解析情報が取得可能。

    デジタルタコグラフ(DRT-7500-S)

    ソフトバンク通信モジュール搭載。事務所のPCからデータを送信したり、インターネット経由でサーバから動態管理や運行ログによる解析情報が取得可能。

    <いすゞ自動車>

    MIMAMORIコントローラー基本キット

    ・本体価格:110,970円(コントローラーキット、コントローラー、データトランスファーユニット、通信アンテナ、スイッチタイプのデジタコ)基本サービスは900円(税抜き/台数)
    ・公式URL:http://www.isuzu.co.jp/cv/cost/mimamori/index.html

    2017年5月にコントローラーがモデルチェンジしたばかり。従来の使い勝手はそのままに、ディスプレイに有機ELを採用。ドライバーシートの視野角度による見づらさを解消し、視認性を向上したモデル。内蔵データ通信モジュールは、従来の3G方式からLTE方式へ変更し、データ送信スピード向上を図ることができます。

    【主な搭載機能】GPS機能、制御用ECU

    <NPシステム開発>

    出典 : NPシステム開発

    デジタルタコグラフ e- Tacho®(NET-300)

    ・本体価格:98,000円(税抜価格)
    ・公式URL:http://www.npsystem.co.jp/products/net/net-300.html

    データ収集はSDメモリーカードを使用した高品質低価格の次世代デジタコ。改善基準告示、残業計算等役立つ帳票を自動計計算で作成し労務管理にも役立つ設計です。

    【主な搭載機能】GPS機能、温度センサ、G(加速度)センサー内蔵、ETC車載機

    出典 : NPシステム開発

    デジタルタコグラフ e- Tacho®(NET-500)

    ・本体価格:98,000円(税抜価格)
    ・公式URL:http://www.npsystem.co.jp/products/net/net-300.html

    乗務員様の休憩・休息および危険運転の状況を相互に把握でき、過労運転の防止に寄与します。車両側通信不要のクラウド運行管理を選択できる通信モジュール内蔵タイプのNET-500シリーズは、GPS情報や作業情報を通信で管理事務所に送信できます。

    【主な搭載機能】GPS機能、通信モジュール内蔵、温度センサ、G(加速度)センサー内蔵、ETC車載機

    <光英システム>

    出典 : 光栄システム

    車載端末装置 KD-250

    ・本体価格:要問い合わせ
    ・公式URL:https://www.kouei.co.jp/products/catalog/

    FOMA通信機(UM02-K0)・標準通信装置(KX250)との組合せにより、リアルタイムでの動態管理や危険運転情報が取得可能。この情報を管理することにより、運転手への安全管理も行えます。

    【主な搭載機能】GPS機能、KX250 標準通信装置

    <システック>

    出典 : システック

    EarthDrive ロジたこ(DTU-1)

    ・本体価格:50,000円(税抜価格)
    ・公式URL:http://logitacho.com
    法定三要素の「時間・距離・速度」の計測を最優先し、価格も安価で小さくシンプル設計なデジタコ。記録用SDカードを挿入して「運行中」ボタンを押すだけという簡単操作で、誰でも利用しやすい設計。

    <中日諏訪オプト 電子ファインフィットデザインカンパニー>

    出典 : ファインフィットデザインカンパニー

    GFIT (FD-1000)

    ・本体価格:要問い合わせ
    ・公式URL:http://www.finefitdesign.co.jp/products02.html
    Wi-Fiとテレマティクス対応の次世代スマートタコグラフ。情報の正確性と労務管理の適正化でコスト削減を実現しました。万が一SDカードが故障しても内臓メモリでバックアップと復元ができます。車内では音声ガイダンスによるリアルタイム警 告にて運転指導を行うことも。

    【主な搭載機能】GPS機能、通信モジュール内蔵、温度センサ、ETC車載機、車速・回転センサー、エンジン回転センサー、Wi-Fi対応

    <富士ソフト>

    出典 : 富士ソフト

    デジタル式運行記録計 FSDT-01

    ・本体価格:50,000円(工事費用別)、ステータス入力パッドは15,000円
    ・公式URL:http://www.fsi.co.jp/solution/sumatako/
    附属パットの利用で、イベントの入力も行うことが出来ます。運転手毎/車両毎の「乗務記録」や「運転評価日報」を自動作成できるので運転手が手書きで運行記録を作成する時間も短縮。

    【主な搭載機能】GPS機能、G(加速度)センサー内蔵

    <日米電子>

    出典 : 日米電子

    D-NAS Ⅳ

    ・本体価格:要問い合わせ
    ・公式URL:https://www.nbdenshi.co.jp/ss/product/product01.html

    GNSS対応高精度GPSを搭載しリアルタイム性の高い 高精度な動態管理システムを実現しました。ジャイロセンサによる自律航行にも対応、トンネル内での位置も把握。カーナビ、ETC等多彩な外部機器と接続可能。

    【主な搭載機能】GPS機能、G(加速度)センサー内蔵

    <クラリオン>

    出典 : クラリオン

    CF2600

    ・本体価格:65,000円オープン価格
    ・公式URL:http://www.clarion.com/jp/ja/top.html

    ダッシュボードに取り付け可能な軽量でコンパクトなデジタコ。法定3 要素の記録・保存・閲覧が可能付属のソフトで閲覧可能です。

    【主な搭載機能】GPS機能、G(加速度)センサー内蔵

    <デンソー>

    出典 : デンソー

    ドライビングパートナー DDD -100

    ・本体価格:オープン価格、要問い合わせ

    速度・時間・距離を含むさまざまな運転情報を一定時間記録するデジタルタコグラフと、危険運転や事故が発生した場合、その前後20秒間の映像と音声を記録できるドライブレコーダーが一体化した商品。

    【主な搭載機能】GPS機能

     

    デンソー

    DN-magic PREMIUM/D

    ・本体価格:オープン価格、要問い合わせ
    ・公式URL:https://www.denso-sales.co.jp/d-navi/product/dn-magic_premium/

    SDカードによる運行・安全運転管理ができる多機能 デジタルタコグラフです。大型ディスプレイの搭載で視認性や操作性も向上。ドライブレコーダーを搭載したモデルであれば、車線の逸脱や車間距離を検知して危険回避の通知をすることも可能です。

    【主な搭載機能】GPS機能、画像認識機能、音声認識機能、免許証リーダー内臓、運転日報作成

    <ワーテックス>

    デジタルタコグラフ(XDT-1)

    ・本体価格:55,000円(税抜価格)

    ・公式URL:http://www.watex-net.com/products/xdt-1/

    SDカードを挿入してエンジンをかけるだけで走行データを記録するデジタコ。事前に設定した速度や回転数を超過した場合、警告音でお知らせします。オプションのリモコンで日報入力も楽々作成。

    【主な搭載機能】GPS機能

     

    デジタコ装着のメリットとコスト

    デジタコの義務化により、対象となるトラックには順次デジタコが導入されているわけですが、もちろんそれによる事故の削減効果も期待できるでしょう。一方で、導入する企業としては、今回取り上げたように補助金が得られるチャンスはあるものの、それなりに一時的なコスト増大が発生してしまいますし、台数によっては経営を圧迫するリスクもあります。

    昨今の運行時の事故、メディアや世間による注目度の増大により、ドライブレコーダーや酒気帯び検知器など危機管理機器の導入も盛んになってきているようですが、そこには必ず導入コストのハードルもあり、すぐに全台車両・ドライバーに導入できるわけではなかったりもしますが、業界のトレンドとして意識が高まってきているのは良いことですよね。

     

  • 物流業界もシェアリングサービスが常識になる?

    物流業界もシェアリングサービスが常識になる?

    前回は物流業界におけるラストワンマイルの問題について触れましたが、最近では新たな物流のプラットフォームが次々と誕生しています。人や時間、場所や自動車の空き時間を貸し出すシェアリングエコノミー。そのサービスが物流業界でも広まりつつあるようです。

    一般的になってきたシェアリングサービス

    荷物はこんなにあるのにドライバーの数が追いつかない。再配達が多すぎて通常の荷物と合わせると人手が全然追いつかない…。

    国土交通省もドライバーだけでなくみんなで課題に向き合うべく「COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン」など、次々と施策を打ち出し再配達防止の対策を推し進めていますが、様々な要因と悪循環によって解決までの道のりが長いとされているラストワンマイル。

    その対応策の一つとして昨今増えているサービスが物流におけるマッチングプラットフォーム。最近では空き時間の車を使って移動したい人とドライバーを繋げるUberのライドシェアサービスを筆頭に、空いている駐車場と駐車場を探しているドライバーをマッチングさせるakippaなど、私たちの生活に身近なところでシェアリングサービスは浸透してきました。

    そして物流業界でもパソコンやスマホで受けたスポット配送の依頼を、中小の運送会社と直接マッチングさせるサービスが相次いで登場しています。

    次々と飛び出す物流業界のマッチング

    2017年9月、富士運輸、トラボックス、イーソーコ、NTTドコモの4社が集結し、全国で空車情報を共有する物流情報プラットフォームサービス、docomap JAPANを11月1日より開始すると発表しました。物流業界でそれぞれ実績があり、物流の課題にぶつかってきた4社。まずは空車情報の共有にフォーカスし、トラック運送会社、倉庫管理会社、荷主の配送に関わるプレイヤーがサービスを利用できるプラットフォームを構築、富士運輸が設立した株式会社ドコマップジャパンがサービスの窓口を担います。

    現在、運送業界における平均空車回送率はなんと30%にものぼると言われています。この場合、ドライバーの労働時間・車両費・燃料代・高速代全てが損失の対象になっているのです。ドライバー不足が激化する中、特に注目されているのは中長距離トラックが荷物を届けた後、空のまま戻らねばならない空車。これを解消し、うまく活用すれば大幅な効率アップにつながるのでは——。

    出典 : ドコマップジャパン

    そこで空車情報を共有して空車の回送率を低減しよう、というのがこのサービス。GPS機能を備えた車両位置情報管理システムDoCoMAPをトラックに装着しGoogle Maps上にリアルタイムで空車車両を見える化して公開。運送業同士で車両の手配を行い、需要と供給のバランスの適正化をはかります。

    同様のサービスはすでに国内でもちらほらと提供されています。

    物流版Uberと言われている、荷主とドライバーをマッチングするサービスPickGoは、サービスの開始から1年で案件数15倍、配送車両登録数2,000台を突破し、9月1日に数社から3.4億円を調達して話題になりました。CBcloud株式会社が提供しているこのサービスは、軽貨物を取り扱うドライバーは「個人事業主」が多いということに着目し、軽貨物ドライバーと荷主を「マッチング」させることでラストワンマイル問題を解決するべく生まれたサービス。同サービスに登録されたドライバーが、荷主が登録した仕事をピックアップしていくシステムで、マッチングスピードも15分以内、効率のよい配送によってドライバーの給与水準も塗り替えているのだそう。

    出典 : PickGo

    今まで荷物を届けて終わりだったところ、Uberのように各ドライバーに評価の声が残る機能で感謝の声がもらえたドライバーはモチベーションも自然と上がるのだとか。2017年8月からは個人向けにもサービスを展開し、ソファやデスクなどの少し大きめの荷物の配達や荷物の少ない単身の引越しといった需要を見込んでいます。

    2015年7月からすでにシェアリングサービスとしてスタートしている、ラクスル株式会社が提供のハコベル-hacobell-。PickGoに近いサービス形態ですが、こちらは運送会社と荷主をマッチングするシステム。主にBtoB向けで、利用する車種によって金額が変わりますが配送会社の空き時間を利用しているため価格は定額、安価。バイク便の大型版といったイメージで、マッチングから最短1時間で配送が完了する、早い・安い・安心を実現しています。

    出典 : ハコベル

    ハコベルはさらに数カ所から最大300ヶ所程度に及ぶ配送先への配送ルートの組み立てにおいて、最も経済的な最適ルートを簡単に作成できる独自のシステムを開発、このシステムを元にして経済的に最適なルートを試算するコンサルティングサービスを無料で開始しました。現在はハコベルの利用者のみこのサービスを提供しているとのこと。
    このサービスは集荷・配送先の住所、荷量、積み下ろしの作業時間がわかれば、それらの情報をもとに経済的に最適なルートと必要な車両台数、配送の所要時間を簡単に試算できるというもの。同サービスの利用をした実証実験では、配送ルート作成などの業務にかかる時間が1日3時間から10分に短縮され、生産性が18倍向上した事例もあるそう。

    出典 : IGOQ

    SBSロジコム株式会社も同社の新たな事業として、物流シェアリングプラットフォームiGOQ(イゴーク)を10月末から開始予定。競合サービスの多くが「契約が成立すれば手数料を徴収する」というモデルであることに対し、利用運送業としてSBSグループが契約に責任を負うビジネスモデルとすること、さらには荷主にとってニーズに適合する車両があれば「即座に発注」することが可能な点などで差別化をはかっています。

    もっと身近な人が配達員になる…?

    どんどん広がりを見せる物流業界のシェアリングサービスですが、さらにこんな形態も…。

    出典 : DIAq

    バイク便大手のセルートが開発した配送アプリDIAq(ダイヤク)は、いますぐ荷物を届けたい人が、近くにいるドライバーやライダー、メッセンジャーを探して配達を依頼するスマートフォンのアプリ。

    先ほど紹介したマッチングサービスとの違いは、ドライバー登録可能者の幅が広く、軽ワゴン車や中型以上のバイク(排気量125cc超)を使う従来の軽貨物運送業者に加えて、自転車や125cc以下の原付バイクを持つ一般の人も登録可能であること。配達経験がない学生から主婦までもがドライバーとして登録でき、隙間時間を利用して配達業務を行うことができます。まわりにいる身近な人が配達員になっていた、なんてこともありそうですね。

    今後、物流業界のラストワンマイルを解決していくには、配送会社やドライバーだけではなく個人との連携もが大きな力なっていくかもしれません。

  • 車の「所有から利用へ」が加速?トヨタがカーシェア事業用アプリの実証実験

    車の「所有から利用へ」が加速?トヨタがカーシェア事業用アプリの実証実験

    車は常に「所有」するのではなく、使いたい時に使いたいだけ「利用」する。

    このような車に対する考え方の変化がここ数年徐々に起きてきているように思います。Uberをはじめとする配車アプリの登場はその1つですが、他にもカーシェアやカーリースなど様々な選択肢が増えてきました。最近では月額制の動画や音楽配信サービスが一般的になりましたが、月額制の車版のようなサービスも出てきています。

    そしてこのような流れは新興企業だけでなく、大手自動車メーカーにも影響を与えているといえるでしょう。8月にトヨタがハワイでカーシェア事業用アプリの実証実験を開始することを発表しました。

    トヨタの取り組みは、今後私たちのカーライフにどのような影響を与えるのでしょうか。

    カーシェアサービスの現状

    カーシェアはその名の通り、車を複数のユーザーでシェアするというサービスです。 タイムズカープラスのように事業者が保有する車をシェアする事業者型(B2C)と、Anycaのように個人が持っている車を空き時間にシェアするという個人間型(C2C)の2タイプがあります。

    タイムズカープラス
    出典 : タイムズカープラス

    2017年現在ではタイムズのほか、オリックスなどリースやレンタカー事業を手がける事業者を中心にしたB2Cのカーシェアサービスが多いです。ただスマホやSNSの普及などにともない、C2C型のサービスも立ち上がってきています。

    自動車メーカーもこうした動きには無縁ではありません。トヨタが2012年5月に一部のトヨタレンタリース地域会社を通して、ガソリン代も含む利用料金が1時間1,000円と格安な「ラクモ」というカーシェアサービスを展開しています。

    しかし既存のレンタカーと競合する事業ということもあってか、ラクモは現在でも全国展開までは至っていません。ホンダでもディーラーが「Honda Cars スムーズレンタカー」という小規模ステーションを使ったカーシェアを行っていますが、短時間利用はできずその名の通りレンタカーに近い形態です。

    そのような中「現地ディーラーでカーシェア事業を始め、それを支援するためのスマホアプリ」をトヨタが開発し、2017年1月からサンフランシスコで、7月からはハワイでも実証実験を始めました。

    このアプリではスマートフォンでドアの開錠が可能な機能を持つほか、ディーラーにとっては車両管理や利用者の認証、決済までを行う機能が備えられています。将来的には自動車の管理・利用・分析といったデータを集積するプラットフォームの一部となっていく計画です。

    スマートフォンを使ったカーシェアは日本でもラクモで行われていることは先ほど説明しました。つまり日本でも近い将来ディーラーでラクモ、あるいはそれに類するサービスが提供される可能性もありえます。

    車の販売拠点をカーシェア拠点としても積極的に利用しようというこの試みは、今後拡大していけば私たちの生活にも影響を及ぼすのではないでしょうか。

    出典 : トヨタ、カーシェア事業用アプリを開発し、米国ハワイ州で実証を開始

    ディーラーによるカーシェアの特徴

    現在、日本におけるカーシェアといえば以下のような形態が中心です。

    一般的なカーシェアサービス

    • 事業者または個人によるステーション(駐車場)に車が止まっている
    • 大抵の場合、ステーションごとの台数は1~数台で、車種が限られる
    • その車が使用されていなければ、スマートフォンや携帯電話から予約できる
    • B2C型はアプリ、運転免許証のICカード機能、会員カードなどでロックを開錠。予約から返却まで対面手続きが不要。保険はもとより、給油すら不要のサービスもある
    • C2C型はオーナーとの連絡やキーの受け渡しなど対面手続きを要し、保険やガソリン代は利用者が別途負担する場合が多い。地域によっては登録オーナーが多く車種も多彩

    特にB2C型の場合は手続きが簡単で拠点が近く気軽に使えるレンタカーという側面が強く、まだまだ車を貸し出すだけでそれ以上の「付加価値」がつくまでには至っていません。

    そこに自動車メーカーのディーラー(地域販売代理店)がカーシェア事業へ参入することで、以下のような付加価値が考えられます。

    ディーラーのカーシェアサービス

    • 車種が豊富
    • 整備拠点でもあるディーラーでは、借りる車への安心感が高い
    • 貸し出す車=取り扱い車種なので、不明点がある場合に問い合わせが容易
    • 「自由度の高い試乗車」と考えることもでき、気に入ったら購入するという使い方も
    • ディーラーから他のディーラーへの利用で「乗り捨て」も容易になる

    いわば、「無人で手軽な分、何か起きたり不明なことがあった場合にすぐ誰かに聞けない」という既存カーシェアの欠点を解消し、車種ラインナップの豊富さや乗り捨ても可能な点などレンタカー並の対応が期待でき、一方で問題無ければ対面無しで利用することもできます。

    既存カーシェアとディーラーカーシェア

    ただし地域にもよりますがディーラーは「店舗」なので、ユーザーにとって都合の良い立地、つまり自分の家や仕事場、交通拠点や目的地の近くにあるとは限りません。たとえば地方では車での来店なら便利な、ロードサイド店が多いでしょう。

    「ディーラーに行くまで」と「ディーラーに車を返してから」の交通手段が別途必要になることも多いので、その点は近所にディーラーの無い人にとっては少々不便かもしれません。身近に小規模ステーションが点在するような地域であれば、既存のカーシェアサービスの方が使いやすい場合もあるでしょう。

    そのため大手自動車メーカーがディーラーを通してカーシェアサービスを展開したとしても、すぐに既存のカーシェアサービスがなくなってしまうかというと、そうはならないはず。むしろディーラーのカーシェアは、「今までのカーシェアでは希望する車種が無かったり、他のユーザーとバッティングして使えなかった」という、既存カーシェアとは別の新たなユーザー層を掘り起こす存在です。

    将来的にはディーラーそのものも整備拠点の基幹店舗と、販売とカーシェアに特化した小規模店舗に分かれて、後者は多数の地域密着型店舗になっていくかもしれません。

    ユーザーにとっては安心感の高いカーシェア拠点が増えますし、メーカーやディーラーにとっては経営の安定した販売拠点を増やせるので、両者にメリットが出てきます。

    もしそうなった場合は、既存のカーシェアサービスやカーリースやレンタカーなどとも提携や買収など何らかの動きがあるかもしれません。

    より多様化する車の利用方法

    自動車ディーラー

    ディーラーのカーシェア事業が発展した場合、これまでは無かったような場所、たとえば駅など大規模交通拠点や、住宅地などに小規模ディーラー店舗が多数生まれる可能性もあります。

    そうした小規模店舗では多数の車を置けませんが、予約した車を「基幹店舗」から回送してくれば済みます。乗り降りできる拠点が増えていけば、カーシェアの使い勝手は格段によくなるはずです。

    将来的に完全自動運転が実用化されれば、スマホで今いる場所に無人回送で呼び出すことも実現できるでしょう。今後EV(電気自動車)が主流になる時代、充電時間や充電設備がネックになりますが、カーシェアであればいつでも充電済のEVを使用することができて、自宅に充電設備を持つ必要もありません。

    都心にいると車がなくてもあまり不便を感じないかもしれませんが、地方の実家へ戻ると車のありがたさを痛感します。人口が減っている街では「近所のスーパーやお店がつぶれてしまった」なんてこともあり、今後は車がなければ今まで以上に不自由になるかもしれません。

    今後カーシェアやカーリースなどの使い勝手がよくなると、自分の生活スタイルに最も合った選択肢を選びやすくなります。手元に車を常に置いておきたいという方は購入するのもいいですし、カーリースを活用するという選択肢もあるでしょう。これまでも何度か紹介していますが、個人向けのカーリースも充実してきています。

    利用頻度が限られている場合や、駐車場がないので車を保有できないという場合には、カーシェアを検討するのがいいでしょう。B2C型、C2C型複数のサービスから自分の目的にあったサービスを探してください。

  • Wi-Fi対応、スマホと連携できるドライブレコーダー9選

    Wi-Fi対応、スマホと連携できるドライブレコーダー9選

    最新型のドライブレコーダーには、ネット接続が可能となる「Wi-Fi(無線LAN)」を搭載しているものが数多く発売されています。カーナビならまだしも、動画の撮影を目的とするドライブレコーダーにWi-Fiを搭載する利点が今一つ分からないという方もいるかもしれません。

    そこで今回はW-Fi搭載型のドライブレコーダーに注目し、各メーカーから発売されている商品の機能や仕様を紹介します。Wi-Fiが備わっていることにより、通常のドライブレコーダーと比較してどれだけのメリットがあるかを紐解いていきましょう。

    ドライブレコーダーにWi-Fiを搭載するメリット

    Wi-Fiを搭載することによって、ドライブレコーダーはとても便利になります。もっともわかりやすいメリットは「手持ちのスマートフォンと連携できる」ということです。

    カーナビの画面を通して動画の内容を確認できるドライブレコーダーなら問題ありませんが、もし液晶画面と一体型のものであれば、その形状はとても大きくなってしまいます。ご存じの通り、ドライブレコーダーはフロントガラスの上部に設置します。画面が大きいほど運転中の視界を妨げやすくなるため、大画面で映像を確認できても煩わしさが勝ってしまうのです。

    そんな問題を解決するため、Wi-Fi搭載型のドライブレコーダーではネット接続を利用し、スマートフォンの画面から動画の内容を確認します。この方法によりドライブレコーダーに大きな液晶画面を搭載する必要がなくなり、操作もスマートフォンのタッチパネルで行えるため一石二鳥となるのです。

    デメリットとしては、無線LANを活用しているため接続が切れやすいこと。とはいえドライブレコーダーの本来の目的は、事故の状況や風景を録画することなので、接続が切れても本体が動いていれば気にしない方も多いでしょう。

    検索サイトや大手通販サイトで「Wi-Fi搭載 ドライブレコーダー」と検索すれば、多数の商品がヒットします。Wi-Fi搭載の商品を購入すれば、後は手持ちのスマートフォンやタブレットに専用のアプリをダウンロードして操作するだけ。動画の記録に使用するmicroSDやSDカードをわざわざ取り出す手間もありません。

    Wi-Fi搭載型のドライブレコーダー9選

    1.  DRY-WiFiV3c(ユピテル)

    DRY-WiFiV3c
    出典 : DRY-WiFiV3c

    ・画素数:300万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥15,800(Amazon)
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-wifiv3c/
    ・Amazon:https://amzn.to/2J3r51Z

    国内ではドライブレコーダーの売り上げが常に上位にあるユピテル(Yupiteru)。そのユピテルもWi-Fi搭載型のドライブレコーダーを発売しています。専用のアプリである「DRY-WiFi Remote TypeB」をAndroidかiOSに対応したデバイスにインストールして使用。アプリは無料で提供されているため、クレジットカードなどの登録は必要ありません。

    このアプリでは録画ボタンや静止画像記録モード画面などが表示されるため、動画による撮影はもちろんのこと、ドライブレコーダーのカメラを通して静止画像撮影も行うことが可能です。カメラが撮影する風景もデバイスの画面を通して見ることができるので、まさにリアルタイムで状況の確認が行えます。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    2. DRY-WiFiV5c(ユピテル)

    DRY-WiFiV5c
    出典 : DRY-WiFiV5c

    ・画素数:400万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥24,000(Amazon)
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-wifiv5c/

    こちらの商品もDRY-WiFiV3cと同様に、ユピテルが配信している専用アプリ「DRY-WiFi Remote」をデバイスにインストールしてリモート操作することができます。

    ただし、こちらは「TypeB」が末尾に付かないため、間違えたアプリをインストールしないようご注意ください。※今のところ「DRY-WiFi Remote TypeB」に対応している機種はDRY-WiFiV3cのみとなります。(2017年9月25日現在)

    専用のアプリとドライブレコーダーの接続方法は、「Local」と「Internet」の二種類あり、Localの場合は、無線LANが届く10mほどの範囲で手持ちのデバイスからドライブレコーダーを操作することができます。

    Internetの場合は、ドライブレコーダーをテザリング(LTE通信など)やデータ通信端末(WIMAXなど)を活用してネット接続し、スマートフォン側は3GやLTE通信を使用してネット接続します。データのやり取りはインターネット上で行われるため、二つの機器がいくら離れてもリアルタイムで撮影の内容を確認することが可能です。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    3. DrivePro 200 TS16GDP200-J

    DrivePro 200 TS32GDP200A
    出典 : DrivePro 200 TS32GDP200A

    ・画素数:300万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥11,800(Amazon)
    ・公式URL:https://jp.transcend-info.com/product/cvr
    ・Amazon:https://amzn.to/2NbSZOF

    トランセンド(Transcend)は台湾で設立され、日本にも積極的にドライブレコーダーを輸出している海外企業です。この製品は専用のアプリである「DrivePro App」を使用して、スマートフォンからリモート操作することができます。AndroidとiOSの二つに対応しているため、国内で販売する最新スマートフォンのほとんどにインストールすることが可能です。

    トランセンドはmicroSDやSDHCカードの開発企業として有名なため、搭載する記録メディアも当然トランセンド社製。ドライブレコーダーは書込み頻度が多いため、耐久性に優れたMLC搭載のmicroSDを使用することで、安心して動画の記録を残すことができます。

     

    4. DrivePro 50 TS16GDP50M(16GBタイプ/トランセンド)

    出典 : DrivePro 50 TS16GDP50M

    ・画素数:300万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥10,215(Amazon)
    ・公式URL:https://jp.transcend-info.com/Products/No-740
    ・Amazon:https://amzn.to/2ZKHiQg

    トランセンドのWi-Fi搭載型ドライブレコーダーの中で最もコンパクトなタイプです。もちろん専用のアプリをインストールすれば、AndroidやiOSが搭載したデバイスでリモート操作ができます。

    「大口径f/1.8」の高画質カメラレンズを採用しているため、撮影環境の明るさに合わせて自動調整を行い、昼夜問わず景色の細部まで記録してくれます。

    【主な機能】G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化WDR搭載

    5. GDR E560(ガーミン)

    GDR E560
    出典 : GDR E560

    ・画素数:370万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥26,306
    ・公式URL:http://www.garmin.co.jp/products/ontheroad/gdr-e560/
    ・Amazon:https://amzn.to/2NbAyJQ

    ガーミン(GARMIN)は、アメリカ合衆国で創業されたGPS機器のメーカーです。GDR E560は業界最小クラスのドライブレコーダーをキャッチコピーとしているため、前方の視界を妨げることなく快適なドライブを楽しむことができます。

    また「前方衝突警告、車線逸脱警告、発進確認警告、スピードカメラアラート」などの運転支援機能が搭載していることも魅力です。

    スマートフォンなどのデバイスにインストールするアプリは「VIRB® Remote Control App」となり、AndroidとiOSの両方に対応。アプリをインストールすれば、スマートフォンから「録画の停止と開始、設定変更、映像のライブプレビュー」などをリモート操作することができます。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載、LED信号機対応

    6. GDR S550(ガーミン)

    GDR S550
    出典 : GDR S550

    ・画素数:210万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥32,184(Amazon)
    ・公式URL:http://www.garmin.co.jp/products/ontheroad/gdr-s550/
    ・Amazon:https://amzn.to/2X3uRlO

    GDR E560と同様にそのコンパクトさに定評のあるドライブレコーダーです。インストールするアプリは「VIRB® Remote Control App」となるため、スマートフォンなどのデバイスから基本的な操作を行うことができます。

    GDR S550は専用のリモコンも付属しているため、録画の開始や停止などの簡単な操作を、リモコン側で指示することが可能です。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化WDR搭載、LED信号機対応、リモコン付属

    7 . DASH CAM F750(シンクウェア)

    DASH CAM F750
    出典 : DASH CAM F750

    ・画素数:219万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥27,757(Amazon)
    ・公式URL:http://www.thinkware.com/Products/Dashcam/F750
    ・Amazon:https://amzn.to/2NdQAD3

    シンクウェア(THINKWARE)はドライブレコーダーを開発している韓国のメーカーです。DASH CAM F750はWi-Fiの搭載はもちろんのこと、フルHD録画、GPS内蔵、運転支援機能など必要十分な技術が詰まっており、カメラの形状もコンパクトなのが魅力。

    スマートフォンへインストールする専用のアプリは「THINKWARE DASHCam Mobile Viewer」です。AndroidとiOSに対応、デバイスの画面から録画している内容をリアルタイムで確認することができ、録画した映像のダウンロードや削除も可能です。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載

    8. d’Action 360 DC3000(カーメイト)

    d’Action 360 DC3000
    出典 : d’Action 360 DC3000

    ・画素数:1,353万画素
    ・参考価格:¥47,000(Amazon)
    ・公式URL:http://daction.carmate.jp/
    ・Amazon:https://amzn.to/2NqApCz

    名前にある「360」の数字は、360度の全方向を撮影できるという意味が含まれています。そのため、前方の光景だけでなく助手席の様子まで録画してくれる、旅のお供にはピッタリのドライブレコーダーです。

    360度カメラは映像がどうしても曲面に歪んでしまうため、前方車両のナンバープレートなどがしっかり撮影できない可能性もあります。その一方で全方向であるため「突然の飛び出し」や「後方からの無理な追い抜き」などもしっかり記録として残せるのがメリットです。

    この商品にはWi-Fiも搭載しており、カーメイトから「d’Action 360」という専用アプリが無料配布されています。スマートフォンからカメラの撮影操作、設定変更がワイヤレスで行え、インターネットを通してYoutubeやFacebookなどに360度動画を投稿することも可能です。取り外しも簡単で、アクションカメラとして郊外で使用することもできます。

    【主な機能】360度全天周カメラ、駐車監視機能(オプション対応)、GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、画像補正WDR搭載、LED信号機対応

    9. RECO Sync Car and Portable Cam(エイスース)

    RECO Sync Car and Portable Cam
    出典 : RECO Sync Car and Portable Cam

    ・画素数:不明(CMOS)
    ・参考価格:¥19,352
    ・公式URL:https://www.asus.com/jp/Car-Electronics/RECO-Sync-Car-and-Portable-Cam/

    パソコンの開発・販売メーカーとして知られているエイスース(ASUS)もWi-Fi搭載型のドライブレコーダーを開発しています。専用アプリの配布だけでなく、500GBのクラウドストレージサービスを用意するなど、ドライブレコーダーの枠を超えた活用法がユニークなポイントです。

    カメラは取り外し可能。アクションカメラとしての役割を果たし、通常撮影だけでなくタイムラプス撮影など多彩な機能が搭載されています。もちろんGセンサーも搭載しているため、衝撃による事故時の状況などを鮮明に記録することができます。

    法人向けドライブレコーダーご紹介記事はこちらからもご確認いただけます。
    https://smartdrivemagazine.jp/useful/data-transmission/

    商品別一覧表(2017年9月25日現在)

    メーカー

     

    商品名 画素数 参考価格

    (Amazon)

    ユピテル DRY-WiFiV3c 300万画素CMOS

     

    ¥13,664
    ユピテル DRY-WiFiV5c 400万画素

     

    ¥24,000
    トランセンド DrivePro 200

    TS32GDP200A

    300万画素CMOS ¥15,800
    トランセンド DrivePro 50

    TS16GDP50M

    300万画素CMOS ¥10,215
    ガーミン GDR E560 370万画素CMOS

     

    ¥26,306
    ガーミン GDR S550

     

    210万画素CMOS ¥32,184
    シンクウェア DASH CAM F750 219万画素CMOS

     

    ¥27,757
    カーメイト d’Action 360

    DC3000

    1,353万画素 ¥47,000
    エイスース RECO Sync Car and

    Portable Cam

    不明CMOS ¥19,352

    「IoT(Internet of Things)」という言葉もあるように、あらゆる製品がネット接続できるようにモノづくりが行われています。ドライブレコーダーもネット環境に繋ぐことにより、便利な活用法がどんどん生まれる可能性があるため、Wi-Fi搭載型の製品は今後増えていくのではないでしょうか。

    運転中に録画されたデータは、動画配信サイトなどでもよく視聴されているため、スマートフォンなどのデバイスを通して新しい世界が広がる可能性もあります。まだまだ斬新な活用法があるドライブレコーダーから目が離せそうにありません。

  • 駐車監視機能を搭載しているドライブレコーダー9選

    駐車監視機能を搭載しているドライブレコーダー9選

    国内で販売されているドライブレコーダーには「駐車監視機能」を搭載しているものがあります。事故などが起きた際に、証拠として動画を記録してくれるのが一般的なドライブレコーダーのイメージですが、駐車監視機能をプラスすることにより、予期せぬ犯罪から愛車を守ってくれる可能性があるのです。

    とはいえ、駐車監視機能のことを詳しく知らない人も多いはず。今回は駐車監視機能を搭載しているドライブレコーダーに焦点を当て、その特徴や現在販売されている製品を紹介します。

    駐車監視機能はどのような時に役に立つ?

    そもそも「駐車監視機能」とはどのような機能なのでしょうか?

    簡単に説明すると、駐車監視機能とは車が停車中に起きた出来事を映像として記録してくれる機能のことです。まず駐車監視機能を設定できるドライブレコーダーには、以下のようなセンサーが搭載されています。

    • G(加速度)センサー
    • 動体検知センサー

    駐車中に追突事故や車上荒らし、イタズラなどの被害に遭う場合をイメージしてみてください。その時、各センサーが働くことにより、被害が起きた状況を録画して証拠として残してくれるのです。

    追突事故では衝撃を検知する「G(加速度)センサー」がメインとして作動し、車上荒らしやイタズラなどは映像で動いている人物を察知する「動体検知センサー」が機能します。

    これらのセンサーがドライブレコーダーに信号を送り、自動的に周囲の光景を撮影してくれるのです。駐車監視機能に対応しているドライブレコーダーのほとんどは、エンジンを切った後でも作動してくれるため、自分の愛車を守る「目」として活躍してくれます。

    監視機能

    通常のドライブレコーダーは「運転中」に録画することがメインとなりますから、駐車監視機能が必要ないという方は、少ない容量の記録メディア(SDカードなど)を準備すればOK。駐車監視機能の「常時録画」の方式を選んでしまうと、当然ながら長時間の録画が必要となるため、長時間の録画に耐え得る記録メディアを用意しなければなりません。毎日使用すればすぐに容量が一杯になってしまうため、定期的にパソコンへ重要なデータをコピーして保存しておきましょう。

    このように少し手間の掛かる機能ですが、衝撃が起きた時に記録する「イベント記録」や、人が動いた時にセンサーが検知して録画する「動体検知記録」の録画方式を選べば、常時録画と違って撮影時間は30秒~1分程度です。自分の目的に合わせた録画方式を設定してください。

    また、6割ほどの製品は駐車監視機能を「オプション対応」としています。常時録画を望んだ場合、常に作動させるための電源を確保しなければならないため、バッテリーの購入や車両バッテリーへの配線など相応の出費が必要になることを覚えておきましょう。「それでも愛車を守りたい!」という強い意思がある方は、駐車監視機能を搭載する価値は大いにあると考えられます。

    これらの知識を踏まえた上で、駐車監視機能が搭載している最新のドライブレコーダーにはどんな製品があるかをご紹介させていただきます。

    駐車監視機能搭載のドライブレコーダー

    1. DRV-325(ケンウッド)

    DRV-325
    出典 : DRV-325

    ・画素数:211万画素(CMOS)
    ・価格:¥13,100(Amazon)
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_325_drv_320/
    ・Amazon:https://amzn.to/2XPrj2B

    家庭用オーディオ機器、カーマルチメディア機器の販売で有名なケンウッド(KENWOOD)は、ドライブレコーダーの開発に力を入れており、国内の売り上げでトップシェアを誇っています。

    DRV-325は「常時録画、イベント記録、駐車記録」と3つの録画モードが用意されており、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアに立ち寄った場合の少しの時間や、深夜の間しっかり記録したい時でもしっかり対応してくれます。

    オプション商品として、車両から直接電源を供給する「車載電源ケーブル」もあるため、電源が落ちることなく動作し続けることも可能。記録メディアは4GB~32GBまで対応しているため、長時間録画にも耐え得ることができるのも魅力です。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    2. DRV-610(ユピテル)

    DRV-610
    出典 : DRV-610

    ・画素数:340万画素
    ・価格:¥15,500(Amazon)
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_610/

    DRV-325と同様「常時録画、イベント記録、駐車記録」と3つの録画モードが用意されています。衝撃や動体を検知すると、駐車録画ファイルとして感知前後合わせて「約20秒間」録画保存。また、5分以上車両に振動が伝わらなかった場合は、ドライブレコーダーがエンジンOFFと判断して、自動的に駐車監視モードへと移行してくれます。

    DRV-610では記録映像を簡単にコピーできる「ダブルカードスロット」を搭載しており、メインの記録メディアを挿したままデータの移し替えができるため、カードの入れ忘れなどを防いでくれます。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、運転支援機能搭載、WDR搭載

    3. ZDR-012(コムテック)

    出典 : ZDR-012

    ・画素数:200万画素
    ・参考価格:¥9,980(Amazon)
    ・公式URL:http://www.e-comtec.co.jp/0_recorder/zdr012.html
    ・Amazon:https://amzn.to/2IMLfx3

    ドライブレコーダーやエンジンスターターなどの販売・開発する事業を展開しているコムテック(COMTEC)では、オプション対応で駐車監視ユニット「HDROP-05」の取り付けが行えるようになっています。

    エンジンをOFFにした後も録画を継続するため、衝撃があった前後の映像も撮り逃がしがありません。

    録画時間は最大で12時間。作動している間に車両バッテリーが設定した電圧を下回ると自動で動作を停止してくれるため、バッテリーの劣化を防いでくれます。ZDR-012は映像による動体検知機能がなく、人の動きによって自動録画することはありませんが、Gセンサーは搭載しているので、当て逃げによる衝撃時の記録はしっかり残してくれます。

    【主な機能】G(加速度)センサー搭載、HDR/WDR搭載、全国のLED信号機に対応

    4. HDR-352GHP(コムテック)

    HDR-352GHP
    出典 : HDR-352GHP

    ・画素数:200万画素
    ・参考価格:¥38,664(Amazon)
    ・公式URL:http://www.e-comtec.co.jp/0_recorder/hdr352ghp.html
    ・Amazone:https://amzn.to/31Bys9b

    対角168度の超広角レンズを搭載したドライブレコーダーです。HDR/WDRが備わっているため、白飛びもなく夜間でも鮮明に撮影することができます。

    駐車監視機能は購入した瞬間に設定できるようになっており、エンジンOFFの状態でも最大で12時間の常時録画が可能。記録の上限に達した場合でも、古い映像から上書きされるため、最新のデータはしっかり残してくれます。

    衝撃時における自動録画データも専用フォルダに格納されるため、ドライブレコーダー側で勝手に上書きしてしまうこともありません。多くのドライブレコーダーは、SDカードが破損しても通常通り起動することがありますが、HDR-352GHPは起動時にカードをチェックし、異常があった場合は液晶画面でお知らせしてくれます。

    5.  DRY-ST2000c(ユピテル)

    DRY-ST2000c
    出典 : DRY-ST2000c

    ・画素数:200万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥17,010(Amazon)
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st2000c/
    ・Amazon:https://amzn.to/31zl45D

    国内でドライブレコーダーの高い売り上げを誇っているユピテル(Yupiteru)。DRY-ST2000cで駐車監視機能はオプション対応となりますが、搭載すれば「動体検知記録、G(加速度)センサー記録、常時録画」が可能となり、当て逃げやイタズラにも対処してくれます。

    電源ユニット(OP-VMU01)を購入すれば最大で約12時間の録画ができますし、もしバッテリーの劣化が心配であればマルチバッテリー(OP-MB4000)もユピテルは用意しているためこちらをオススメします。

    【主な機能】GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    6. DRY-ST7000c(ユピテル)

    DRY-ST7000c
    出典 : DRY-ST7000c

    ・画素数:350万画素(CMOS)
    ・価格:¥17,800(Amazon)
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st7000c/
    ・Amazon:https://amzn.to/2WOp4eE

    DRY-ST2000cと同様に、こちらもオプション対応で駐車監視機能を搭載することができます。

    アクティブセーフティ機能が搭載されたドライブレコーダーなので、先行車両がスタートしたことを知らせる「スタートインフォメーション」、先行車両との接近を知らせる「前方衝突防止アラート」、走行車線のはみ出しを知らせる「レーンキープアシスト」などの働きにより、安全なドライブをサポートしてくれます。

    「動体検知記録」は人や自動車の動きを察知して録画してくれる機能ですが、30秒~1分の間に映像の中で動きがなかった場合は、自動的に記録を終了してくれる仕様となっています。不要な記録を防いでくれるため、SDカードの容量不足を心配することもありません。

    【主な機能】GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    7.  GoSafe D11 GS-D11-16G(パパゴ)

    GoSafe D11 GS-D11-16G
    出典 : GoSafe D11 GS-D11-16G

    ・画素数:300万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥10,863(Amazon)
    ・公式URL:http://www.papago.co.jp/Product/product_d11.html
    ・Amazon:https://amzn.to/2IjR1am

    台湾に本社を置き、日本にも積極的に製品を輸出しているパパゴ(PAPAGO!)は、コンパクトタイプのドライブレコーダーを販売しています。G(加速度)センサーの搭載や、日本全国のLED信号にも対応しており、駐車監視に関しては動体検知機能をオプション対応で搭載することができます。

    超軽量45gなので、車の振動で落下しにくい設計です。形状が小さいのでドライバーの視界を妨げず、快適なドライブを楽しむことができます。記録時間はHD720p 30fpsの撮影モードにより、32GBのSDカードで約9時間50分、64GBで約19時間40分の録画が可能です。

    【主な機能】動体検知監視機能(オプション)、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    8. GoSafe 30G GS30G-32G(パパゴ)

    GoSafe 30G GS30G-32G
    出典 : GoSafe 30G GS30G-32G

    ・画素数:400万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥15,653(Amazon)
    ・公式URL:http://www.papago.co.jp/Product/product_30g.html
    ・Amazon:https://amzn.to/2WOBT8J

    GoSafe D11 GS-D11-16Gと比較して400万画素へとパワーアップし、液晶画面も大型2.7TFTを採用。大きくて見やすい画面が特徴的で、「車線逸脱警告(居眠り防止)、前方衝突警告」といった運転支援機能も搭載しているため、一台で多彩な役割を果たしてくれるドライブレコーダーです。

    動体検知機能も購入当時から搭載されており、オプション対応ではありません。常時録画においてもHD720p 60fpsの録画モードで、SDカードの容量が32GBであれば約8時間50分、64GBであれば約17時間40分、128GBであれば最大で約35時間25分もの映像記録を残すことができます。

    【主な機能】動体検知監視機能、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    9. Driveman GP-1(アサヒリサーチ)

    Driveman GP-1
    出典 : Driveman GP-1

    ・画素数:300万画素
    ・参考価格:¥20,980
    ・公式URL:http://www.driveman.jp/products/gp1.html
    ・Amazone:https://amzn.to/2Ip6q9z

    アサヒリサーチは、ドライブレコーダーの開発や販売に力を入れており、同社が取り扱っている「Driveman」シリーズは、全国の警察や日本赤十字社に採用されるなど、高い評価と信頼を獲得しています。

    警察仕様がベースの上級モデルであるDriveman GP-1も、駐車中録画(セキュリティモード)を搭載しており、エンジン停止後に監視カメラとして機能し、当て逃げや車上荒らしに対処してくれます。録画時間は環境によって変化しますが、メモリーカード64GBの720p 30fps録画方式により約26時間ほどの記録が可能です。

    商品別一覧表(2017年9月25日現在)

    メーカー

     

    商品名 画素数 参考価格

    (Amazon)

    ケンウッド DRV-325 211万画素CMOS

     

    ¥13,100
    ケンウッド DRV-610 340万画素

     

    ¥15,500
    コムテック ZDR-012 200万画素

     

    ¥9,980
    コムテック HDR-352GHP 200万画素

     

    ¥20,480
    ユピテル DRY-ST2000c 200万画素CMOS

     

    ¥17,010
    ユピテル DRY-ST7000c

     

    350万画素CMOS ¥17,800
    パパゴ GoSafe D11

    GS-D11-16G

    300万画素CMOS ¥10,863
    パパゴ GoSafe 30G

    GS30G-32G

    400万画素CMOS ¥15,653
    アサヒリサーチ

     

    Driveman GP-1 300万画素 ¥20,980

    車上荒らしなど車から離れている間のトラブルは、犯人を特定したり証拠を見つけることが困難です。

    そんな時に駐車監視機能を搭載したドライブレコーダーは非常に役に立ちます。犯罪自体を防ぐことはできませんが、録画中を知らせるステッカーなどを貼っておくと、それだけで抑止力になることもあるでしょう。

  • 前後(フロントとリア)2カメラタイプのドライブレコーダー9選

    前後(フロントとリア)2カメラタイプのドライブレコーダー9選

    近年ではドライブレコーダーの需要が高まっていることから、フロントガラスの上部に設置している車両を多く見掛けるようになりました。小型のカメラでも鮮明な画像を記録することができるため、前方の視界を妨げることなく、録画しながら快適なドライブを楽しむことができます。

    ドライブレコーダーは衝突事故などが起きた際に証拠として残したり、旅の思い出を記録したりすることが主な目機能です。ただ実際に交通事故にあった時のことを考えると、前方(フロント側)だけではきちんと証拠がとれているのか不安に感じる人もいるでしょう。

    そこで今注目されているのが、前後(フロントとリア)に設置できるタイプのドライブレコーダーです。今回はその特徴や現在発売されている商品をピックアップしていきます。

    車の前後にカメラを設置するメリット

    衝突事故

    平成27年における交通事故の発生状況を「人対車両」「車両相互」「車両単独」という事故類型別でみると、実に交通事故の86.7%は「車両同士の事故」によるものだという結果がでています。特に多いのが追突(全体の33.5 %)と出会い頭衝突(24.3%)です。

    これらの事故発生時に逃げられてしまったような場合こそ、相手の顔やナンバープレートなどを記録するドライブレコーダーの真価が発揮されるでしょう。突然背後から追突されることに備えて、後方(リア側)にもカメラを設置しておくと安心ですね。

    またリア側にカメラを設置しておけば、後方車両からの危険行為を記録したり、追突後に脅されたりした場合にも証拠として残してくれます。もしこれらの要因によって事故が起きた場合、警察に録画データを提供すれば有利に交渉を進めることができるはずです。

    反対に懸念点としては、リアに取り付けるカメラが大きいとミラーによる後方確認の際に視界の妨げになる恐れがあること。取り付けの作業時には位置に注意して、なるべく目立たない場所に設置しておきましょう。

    ドライブレコーダーを販売するメーカーの中には、前後にカメラを設置できるタイプの商品を取り扱っているところもあります。それ以外にも後方確認における視界の妨げにならない「コンパクトタイプ」のサブカメラも数多く発売しているため、大手通販やカー用品販売サイトなどで調べれば自分の目的に合わせた商品が見つかるはずです。

    今回は前後に設置できるタイプのものをピックアップして紹介します。

    前後2カメラタイプのドライブレコーダー9選

    1.  ZDR-015(コムテック)

    ZDR-015
    出典 : ZDR-015

    ・画素数:200万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥25,583(Amazon)
    ・公式URL:http://www.e-comtec.co.jp/0_recorder/zdr015.html
    ・Amazon : https://amzn.to/2Jdv8bM

    自動車用精密機器の開発・製造を行っているコムテック(COMTEC)では、前後2カメラのフルHD200万画素で録画できるドライブレコーダーを販売しています。2つのカメラにより走行時や駐車中でも前方・後方の様子を鮮明に記録してくれるため、安心できます。

    注目すべきは6つの安全運転支援機能を搭載していること。「先行車発進お知らせ機能、車線逸脱お知らせ機能、先行車接近お知らせ機能、ドライブサポート機能、前方信号お知らせ機能、車速アラーム機能」と多彩な機能が備わっているため、録画だけでなく快適なドライブをサポートしてくれます。

    【主な機能】駐車監視機能(オプション対応)、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化WDR/HDR搭載、全国のLED信号機に対応

    2. DMDR-12(ドリームメーカー)

    出典 : DMDR-12

    ・画素数:120万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥19,800(Amazon)
    ・公式URL:http://www.dream-maker.co.jp/products/dr/dmdr-12.html#dmdr-12-1

    車載用電気機器の販売を行っているドリームメーカー(DreamMaker)では、デュアルカメラ仕様のドライブレコーダーを販売しています。広角カメラ(対角120度)を採用しているため、広範囲の風景を録画することができます。

    また、タッチパネル液晶画面を搭載しているため、録画解像度の変更や動画の再生・停止など、指先で簡単に操作することが可能です。

    常時録画なので事故が起きた場合でも必要なシーンをしっかり記録。通常のドライブレコーダーでは録画した映像をファイルごとに保存した場合、そのファイル間に空白の時間が生じがちですが、こちらの製品ではタイムロスがなく連続して記録できるのが特徴です。

    【主な機能】GPSモジュール付属、G(加速度)センサー搭載、暗視機能搭載、外付けカメラは赤外線LED搭載

    3. Driveman TW-1/TR-1(アサヒリサーチ)

    Driveman TW-1/TR-1
    出典 : Driveman TW-1/TR-1

    ・画素数:不明
    ・参考価格:¥24,880(Amazon)
    ・公式URL:http://www.driveman.jp/products/tw1.html
    ・Amazon : https://amzn.to/2RK4Stx

    ドライブレコーダーの開発をメイン事業としているアサヒリサーチの2カメラタイプのドライブレコーダーです。

    フロントカメラは全国のLED信号機にもしっかり対応しており、フレームレートもカメラ別にそれぞれ設定することができます。アサヒリサーチの「Drivemanシリーズ」は、警視庁や全国の各警察、日本赤十字社などに正式採用されているため、信頼と品質に関しては折り紙つきです。

    国内製品のためアフターサポートも充実。2タイプカメラのドライブレコーダーは、現在のところ海外製の商品が多いため、国内でサポートを受けられるものは安心して購入することができます。GPSのアンテナはオプション対応となりますが、搭載すれば日時・速度情報・位置情報も同時に記録することが可能です。

    【主な機能】G(加速度)センサー搭載、駐車中録画機能(衝撃検知後に録画を開始)、全国のLED信号に対応、暗視用赤外線LED搭載

    4. RB-C550-JP(エイプマン)

    RB-C550-JP
    出典 : RB-C550-JP

    ・画素数:1,200万画素
    ・参考価格:¥7,480(Amazon)
    ・公式URL:http://www.apemans.com/c550
    ・Amazon : https://amzn.to/2RFP5Mk

    中国に本社を置くエイプマン(apeman)は、主にカメラ製品の製造や販売を手掛けており、同社が開発したドライブレコーダーはアメリカや欧州でも高い評価を得ています。

    RB-C550-JPの性能は驚きの1,200万画素。フルHDでの録画はもちろんのこと、170度の高性能広角レンズが搭載されているため、歪みのない鮮明な画像を広範囲で記録することができます。GPSアンテナは別売りですが、購入すれば専用のソフトを活用して運転軌跡の確認も可能です。

    人の動きを検出するセンサーが搭載されているので、防犯カメラとしても活躍してくれるはずです。

    【主な機能】G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化WDR/HDR搭載、GPSアンテナ搭載可能(別売り)

    5. CR-2000S+ CR-2000S-P(インバイト)

    CR-2000S+ CR-2000S-P
    出典 : CR-2000S+ CR-2000S-P

    ・画素数:240万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥49,800(Amazon)
    ・公式URL:http://inbyte.jp/cr-2000sp.php
    ・Amazon : https://amzn.to/2YoHhkU

    韓国製をメインに電化製品の企画・開発・販売を行っているインバイト(INBYTE)では、前後2カメラタイプのドライブレコーダーを数多く販売しています。2000S(単体モデル)では別売りとなっていた「リアカメラ、常時電源コード、GPSモジュール」をセット標準付属として販売したのが、このCR-2000S+となります。

    ハイスペックなカメラは安全運転支援システムも搭載しており、「前方衝突警報、車線逸脱警報」といった機能が備えられています。以前のモデルではエンジン振動の有無で駐車中の判定を行っていましたが、CR-2000S+ではACC(アクセサリー)電源への電力供給状態によってON/OFFを判断します。

    エンジンをOFFにすれば15秒後に「駐車モード」へ切り替わるため、微細な振動がある環境下でも安心して使用することが可能です。

    【主な機能】駐車モード搭載(常時電源コード利用時のみ)、GPSモジュール付属、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化WDR搭載

    6. FineVu CR-3000S(インバイト)

    FineVu CR-3000S
    出典 : FineVu CR-3000S

    ・画素数:400万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥59,768(Amazon)
    ・公式URL:http://inbyte.jp/cr3000s.php
    ・Amazon : https://amzn.to/2YihQkT

    こちらの商品では、「車線逸脱警報、前方衝突警報、先行車発進通知」などの3つの機能が用意されています。夜間の撮影をより鮮明にする「ナイトモード」も搭載されており、暗い箇所を明るく補正して鮮明な映像で録画してくれます。

    【主な機能】駐車モード搭載(動体や衝撃を確認した時のみ録画)、GPSモジュール付属、G(加速度)センサー搭載

    7. F2701-D(メリル)

    F2701-D
    出典 : F2701-D

    ・画素数:1,500万画素
    ・参考価格:¥8,950(Amazon)
    ・公式URL:http://www.chinamerrill.com/product/showproduct.php?lang=en&id=61
    ・Amazon : https://amzn.to/2RFy4ly

    中国にて自動車システムやドライブレコーダーの開発を行っているメリル(MERRiLL)では、日本向けの商品販売も行っています。

    メリルはドイツのデザインコンテストにも参加しており、その丸みを帯びた形状は車内インテリアとしても見苦しくありません。リアカメラも非常にコンパクトであるため、運転中における視界の妨げにもなることはないでしょう。

    カメラの性能は1,500万画素のフルHDで録画が可能であり、WDR機能も搭載。トンネルなどの暗い場所から明るい場所に急に移行する時でも、鮮明な記録を残すことができます。動画の圧縮機能も非常に優れており、同じ画質、同じメモリの容量で最長の録画時間を実現しています。

    【主な機能】G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化WDR搭載、H.264圧縮機能

    8. CR3000S(メリル)

    出典 : CR3000S

    ・画素数:1,500万画素
    ・参考価格:¥11,500(Amazon)
    ・公式URL:http://www.chinamerrill.com/product/showproduct.php?lang=en&id=54
    ・Amazon : https://amzn.to/2YihYkn

    フロント・リア共にコンパクトな小型サイズのドライブレコーダーです。

    Wi-Fi機能を搭載しているため、スマホからダッシュカメラをリモートコントロールすることができます。高感度のGセンサーも搭載しているので、衝突時の録画はもちろんのこと撮影時のファイルは強固に保護され、上書きによるデータ損失も起こることはありません。

    【主な機能】Wi-Fi機能搭載、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化WDR搭載

    9. DRY-S100c(ユピテル)

    DRY-S100c
    出典 : DRY-S100c

    ・画素数:メインカメラ(100万画素/CMOS)、オプションカメラ(30万画素/CMOS)
    ・参考価格:¥18,996(Amazon)
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-s100c/
    ・Amazon : https://amzn.to/2YkrEdW

    このスマートドライブマガジンでも度々紹介しているユピテル(Yupiteru)の製品です。同社は以前に、オプションで2カメラに対応しているDRY-S100cという商品を販売していました。残念ながら現在は生産を終了していますが、通販のサイトでは今でも販売しているお店もあるため、気になった方はネットで調べてみることをオススメします。

    前後の光景を同時に記録してくれることはもちろんのこと、画面上でもメイン映像にサブカメラの映像をプラスした内容を表示するため、リアルタイムに状況を確認することができます。また、バックでの駐車におけるリアビューモニターのような使い方も可能です。

    【主な機能】GPSモジュール付属、G(加速度)センサー搭載

    商品別一覧表(2017年9月25日現在)

    メーカー

     

    商品名 画素数 参考価格

    (Amazon)

    コムテック ZDR-015 200万画素CMOS

     

    \25,583
    ドリームメーカー DMDR-12 120万画素CMOS

     

    ¥19,800
    アサヒリサーチ Driveman

    TW-1/TR-1

    不明 ¥24,880
    エイプマン RB-C550-JP 1,200万画素

     

    ¥7,480
    インバイト CR-2000S+

    CR-2000S-P

    240万画素CMOS ¥49,800
    インバイト FineVu CR-3000S

     

    400万画素CMOS ¥59,768
    メリル F2701-D 1,500万画素

     

    ¥8,950
    メリル CR3000S 1,500万画素

     

    \11,500
    ユピテル DRY-S100c メイン100万画素

    サブ30万画素

    ¥18,996

    最近ではリア側にもカメラを設置しているユーザーが増えつつあります。現在は2タイプカメラの国内製品が少ない状況ですが、今後の需要の高まりにより開発の取り組みが活性化するかもしれません。

    後方も同時録画となると、それなりの記録容量を要求されるため、現在の製品にはまだまだ改善の余地があると思います。動画の圧縮技術やカメラの性能は年々進化しているので、今後も更にコンパクト化が進み、高画質で長時間録画が可能なドライブレコーダーが数多く発売されるはずです。

  • ラストワンマイル、解決への道はどこにある?

    ラストワンマイル、解決への道はどこにある?

    「配送が遅れてしまう」「荷物を届けるドライバーがいない」

    荷物を送り届けるまでの最後の区間 — 前回は物流におけるラストワンマイルとは何かについてお伝えしましたが、解決への道のりはまだまだ遠く、多くの改善すべき問題があります。

    増え続ける荷物の集配に反比例するかのように減り続ける人の手。2017年2月、Eコマースなどのラストワンマイル輸送の多くを担っている最大手宅配事業者が、ついに労働組合から会社に対し総量規制を求め、ドライバーの労働条件改善に向けてサービスの絞り込みや料金の見直しを行うために動き出しました。

    根本的な解決に向けて、配達側と受取側はどのような状況を理解し、解決に向けての行動を起こすべきなのでしょうか。

    ラストワンマイルの現状。問題の構造はどこにある?

    宅配大手企業のヤマト運輸が2017年6月から12〜14時の配達時間を廃止しました。ドライバーの感覚によれば、1日のうち時間指定があるものが3割、ないものが7割程度。実はこの時間指定が「効率よく最速で配送を行う」ことを阻害しており、このシステムがなくなれば、ドライバーは最適かつ最短のルートでの配送が可能になるかもしれないといいます。

    そのため、この施策における効果はあくまで部分的なものであり、全体的にはまだまだ解決への道は遠いよう。ヤマト運輸の2017年7月における宅配取り扱い個数は1億8,570万個、前年比は103%。今後は取り扱い個数を抑制し、利益の改善や再配達の減少へ向けての対策を進めていますが、同社以外にも物流業回におけるラストワンマイルの解決が課題になっています。

    1日平均250〜300個の荷物を朝早くから夜の8〜9時ごろまで、指定された時間と場所に運ぶドライバー。ドライバーは毎朝、営業所に着くと、まずはその日の配送ルートをもとに配達エリアの住所・時間指定などに仕分けされた荷物をトラックに積み込む作業を行います。単純に最後に届ける荷物は奥につめこむ、というのではなく、顧客の生活習慣や荷物を届ける地域の状況(その日に地域の催しなどがあるとトラックで侵入ができず、渋滞にはまる可能性もあるため)や曜日、建物の特性などを網羅した上で積まないと効率的に届けることができないのです。

    たとえば、その日の荷物の配達先の多くがマンションの場合、平日の午前中は不在が多いため、備え付けの宅配ボックスに荷物を預けることが想定されます。しかし、マンションの宅配ボックスは戸数よりも少なく設置されていることが多く、そうなると他社の宅配ドライバーと限られた宅配ボックスを取り合うような状況を避けるためにも、まずはその荷物を優先して朝一番で届けておくというやり方も考えられます。

    数多くの荷物を効率よく届けるために、配送スタッフがどれほど多くのことを考慮しなくてはいけないかということがわかります。逆に言えば、配送経験を積んでいくことで得られるこういった感覚や視野がない限り、限られた時間内で効率的にノルマの配達個数をこなしきるのは簡単ではないという状況なのだということも想像できます。

    午前中は1個あたり平均して1分ほどで手際よく配送し、100個ほどの荷物を届けます。これは住宅密集地であろうとなかろうと、無駄のない配送ルートの設計とドライバーが手際よく配送先へトラックを走らせ、さらには荷物を届ける家から家まで全力疾走で移動しているからこそ、可能になっていること。みずほ証券エクイティ調査部が作成した宅配回数とトラックの停車時間によれば、トラックの平均停車時間は6分未満、平均移動時間は長くて2分。分単位の綿密かつ迅速な行動によって、荷物が届けられていることがわかります。

    また、ドライバーは届け先が不在だとわかっていても送り主から指定された時間に荷物の配送をしなくてはなりません。届け先の人の帰宅がいつも遅く、荷物の受け取りがままならないとしても、不在通知をポストに投函し、荷物を届けにきたことを知らせなくてはならないのです。この作業も積み重なればドライバーにとっては大きな負担になり、ラストワンマイルを遠ざける一因となります。これだけ多くの荷物を届けるためには、効率を考えるとたとえ1分でも惜しいもの。しかし時間指定されているのにいつ行っても不在となると、細かく組み込まれた配送計画にもズレが生じ、結果長時間の残業へも繋がってしまいます。

    最新・大型のマンションは宅配ボックスが完備されていることも多いし、一度にまとめて届けることができるから時間がかからないのでは、と思う人もいるかもしれません。しかし、エレベーターの数は戸数の割に少なかったり、さらには通勤時や帰宅時間と重なるとなかなかエレベーターがこず、往復だけでも時間のロスになることも少なくありません。高精度のセキュリティが装備されたマンションでは、オートロックがすぐに引っかかってしまい、結果として配送効率の低下につながることも…。

    物流のラストワンマイル問題は、ドライバーの人手不足や荷物の多さだけではなく、このような様々な要因が重なっていることで起きているのです。

    再配達の実態

    大きな課題の一つとして「再配達」があげられます。

    国土交通省が2014年の12月に実施したサンプル調査では、サンプル個数414万個のうち、配達を完了するまでに要した再配達回数が「再配達1回目」が15.7%、「再配達2回目」が2.6%、「3回目以上」が0.9%と、全体のおよそ2割程度が再配達となりました。

    1回目の配達で受け取れなかった理由について、「配達が来ることを知らなかった」が42%と最も多く、次いで「配達が来ることを知っていたが、用事ができて留守にしていた」が26%、「もともと不在になる予定だったため、再配達してもらう予定だった」が14%と、後日に再配達してもらうことを前提としていた理由が上がりました。そのほかの主な意見として、「時間指定をすると追加料金がかかるためしなかった(そのためいつくるかわからず不在になる)」「定期便などで2回目以降の日時指定ができない」などが上がっています。

    どのような方法であれば1回で確実に受け取ることができたかという質問に対しては、自宅や勤務先近辺のコンビニのレジの活用を希望する人が多く、配達前に電話やメールなどで事前通知が欲しいという意見もありました。指定したコンビニエンスストアでの荷物受け取るサービスも広がってきましたが、全ての荷物に対応しているわけではないため、この他にも確実に荷物を受け取るための工夫や手段が必要になってきます。

    参考:宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進などに関する検討会 報告書

    宅配業者と利用者との協力で配送効率は変えられる

    先ほど述べた問題をもとに、現時点では以下のような解決策が進められています。

    (1) 確実な受取り方法の指定で再配達を極力減らす

    先ほどの調査結果でも意見として上がっていましたが、事前に配達指定時間内の受け取りが困難であることがわかっている場合、利用者が最寄りの営業所やコンビニエンスストアで受け取るなどの指示を出す以外に新たな受け取り口が整備されれば、時間あたり配送量がかなり効率化されていくことでしょう。

    再配達を減らすための取組みとしてパナソニックが行った「宅配ボックス実証実験」の最終結果報告では、宅配ボックスの設置により再配達率が49%から8%に改善され、宅配業者の労働時間も約223時間(累計4ヵ月)削減するという結果が発表されました。共働き世帯の増加など、人々のライフスタイルも多様化によって不在率も高まってきました。

    国土交通省からも受取り方法の多様化を促進する施策として、宅配ボックスを設置する物流事業者やロッカー設置者、ロッカー管理者に対して設備導入経費の半額を補助することで、受け取り側が希望の時間と場所で荷物を受け取る環境を作ろうとしています。

    Packcity Japan株式会社のオープン型宅配ボックス「PUDO ステーション」は首都圏の駅構内を中心に約100ケ所に設置されており、2022年度中に5,000台の設置を目指しています。このほか、はこぽす、楽天BOXなど24時間対応の宅配ロッカーが駅やスーパーなどに設置されてきました。

    東京港区にある虎ノ門ヒルズでは、2014年6月からヤマト運輸による佐川急便、日本郵便との一括配送を行なっています。高層ビルの場合、複数の物流事業者による配達は各社のドライバーが必要となり、荷降ろし場の車両混雑による待機時間など効率がわるいもの。1社が他社の宅配物を集めることで、人手不足の緩和や受取り側の負担軽減につながるなどメリットは大きくなります。

    (2)一方通行だけではない配達側と受取側のコミュニケーション

    ドライバーが確実に荷物を届けるためには、受取側の意識も少し変えていかなくてはなりません。荷物がいつ届くのか、いつ届けるのか。お互いの認識を合わせることでスムーズな受け渡しができるようになるのです。

    荷物を受け取る側としては運送会社が提供している各種ウェブサービスをうまく活用することで再配達を防ぐことができます。ヤマト運輸では在宅時間をあらかじめ指定できる「MYカレンダー」を筆頭に、荷物が届く直前になってから、荷物の受け取り日時や場所を途中変更できる「お届け予定eメール」などがあり、日本郵便や佐川急便も同様のサービスを提供しています。

    スマホユーザーであればLINEアプリを活用し、ヤマト運輸や日本郵便公式アカウントを登録すれば、AIによる会話形式で気軽に配達予定や通知のやりとりができます。ドライバーにとっても電話などの問い合わせを減らすことができ、業務中の手を止めることがありません。

    出典 : ヤマト運輸

    このようなツールの利用で配達側と受取側がお互いの状況を理解し、コミュニケーションをしっかりとることができればすれ違いが起きませんし、ラストワンマイルを埋めていくことができるのではないでしょうか。

    (3) トラックドライバーの働き方を見直し、若手や新人の定着率をあげる
    体力だけではなく、総合的に効率よく配達できる手段を考えながら早朝から深夜まで働いているドライバー。人材不足は深刻な状態で、若手や新人を採用したとしても過酷な業務に加え経験値が求められるため、定着率が低くなっているようです。荷積みから配達を完了するまでに行う端末の操作も複雑で、初めて利用する場合は大量の荷物に加え、再配達の荷物の連絡が重なり、肉体的・精神的にお手上げになることも…。

    デジタコなどを利用して労働時間や休憩時間を見直し、適正な労務管理を行っていくべきかもしれません。

    今後はヒトからロボットへ?

    すぐには解消できない人手不足に対し、配送ロボットやドローンによって生産性の高い配送やそれを実現するためのサービスの実用化が進んでいます。

    2014年から物流現場の人手不足解消に向けた物流支援ロボット「キャリロ」の開発に着手し、2016年から出荷を開始したロボット開発ベンチャーのZMP。2017年7月に公開した歩道を走る宅配ロボット「キャリロデリバリー」は、宅配やフードデリバリー業界の配達員不足解消に加え、買い物への支援を目的にしたもの。宅配すし「銀のさら」を提供すると組んで8月以降に実証実験を始めるとしています。実用化には法整備が課題となるため、今後政府と協議するとのこと。

    カメラやレーダーを使い、周囲の環境を認識しながら玄関先まで運ぶというこのロボットは、最大100キログラムまでの重い荷物を積むことが可能。ドローン(小型無人機)で運ぶのが難しい食品配送などを想定しており、実証実験はオフィスなどの私有地で実施する予定です。しかし、トラクターなどの小型特殊自動車に分類された場合、期間限定でしか歩道を走行することができないため、宅配ロボットの実用化にはさらなる法整備が急務となっています。

    国土交通省の再配達発生による社会的損失の試算によれば、ラストワンマイル問題がどれだけ大きな影響を与えているかが想像できます。
    ・宅配便配達の走行距離の内、25%が再配達のために費やされていると考えられる。
    ・再配達によるCO2排出量への影響は、スギの木約1億7,400万本の年間CO2吸収量に相当する。
    ・再配達によって毎年約1.8億時間が費やされているが、これは年間9万人の労働力に相当する。
    配達ロボットは事業者やドライバーの負担を減らし、なおかつ利用者にも負担はかかりません。安全面や法の整備などクリアすべき課題は多くありますが、今後ラストワンマイルを解決するためにはこうしたロボットの手助けも大きな助力になっていくでしょう。

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  • 今こそ見直すべき物流業界の「働き方改革」

    今こそ見直すべき物流業界の「働き方改革」

    昨今、「働き方改革」が日本社会が直面している課題だとして話題になることが多くなりましたが、本メディアでも先日のヤマト運輸の一件に端を発した物流業界の就業環境に関しては何度も取り上げてきていますが、現場レベルでの抜本的な改善までには課題はまだ山積みのようです。

    以前の記事に関しては下記をご参照ください。

    物流業界の現状と今後:一連のヤマト運輸報道から考える
    物流業界の現状と課題 – AIは物流を救えるか?
    物流業界だけではない?環境省も宅配便再配達ゼロ運動を展開

    物流業界の働き方改革はどうなっているの?

    2017年2月14日に開かれた政府の働き方改革実現会議で、年間720時間、月平均60時間と言う時間外労働の上限案が提示されました。トラックをはじめとする自動車運転業務については「現行制度では限度基準告示の適用除外」とされており、その特殊性を踏まえて拘束時間の上限を定めた「自動運転車の労働時間などの改善のための基準」では自動車運送業者への監督を行なっているものの、限度基準告示の適用対象となっている他業種と比べ、実質的には長時間労働が認められているような状況になっています。

    参考: 働き方改革実行計画

    この「働き方改革実行計画」では、トラックドライバーなど自動車運転業務の時間外労働の上限規制は「一般則施行の5年後に年960時間(=月平均80時間)以内」と記され、他事業に比べると240時間の違いがあります。将来的には一般則の定期用を目指す規定を設けること、5年後の施策に向けて荷主を含めた関係者で構成する協議会で労働時間の短縮策を検討するなど、長時間労働是正のための環境整備を強力に推進するとしているものの、現在では陸上貨物運送業が過労死のワースト1位なっており、拍車をかける人手不足や従業員の長時間労働をストップさせるためには、物流業界こそ積極的かつ迅速に働き方を見直すべきだと言えるでしょう。

    全日本運輸産業労働組合連合会(運輸労連)の難波淳介委員長はこの計画に対し、「トラック運輸産業がこの改革に乗り遅れてはいけない。(業務実態から)他産業と同時期に規制に入ることは難しいかも知れないが、一定の猶予期間を設けながらも、長時間労働を是正していかなければならない。ただでさえ人が集まらない中で、トラックが例外業種として外された場合のインパクトの方が大きい。(例外となれば)過労死は仕方がない業種なのだと思われかねない」と警笛を鳴らしています。

    超過労働については主にトラックドライバーに焦点があたりがちですが、ドライバーの長時間労働や人手不足が常態化してしまうと業務効率が下がり、合わせて入出荷を行う倉庫や物流センターにも影響が出てきてしまいます。私たちの生活の基盤を支えている物流業界。働き方改革を進めるには、トラックドライバーをはじめ、まず物流業階全体の効率化や働き方を見直すことが先決と言えるかもしれません。

     

    最も大事なリスク管理はトラックドライバーの健康管理

    厚生労働省が発表した「平成28年度(2016年)『過労死等(※)の労災補償状況』」によれば、同年の貨物自動車運送事業に占める脳・心臓疾患の請求件数は212件と前年の181件から31件増加し、支給決定件数は97件とどちらも全業種のうち1位でした。

    さらに近年はトラックドライバーによる健康起因事故が増加傾向にあり、長時間労働とともに過労によるドライバーの健康管理についても注視されています。健康起因事故は「運転者の疾病により事業用自動車の運転を継続できなくなったもの」として事故後30日以内に国土交通省に「自動車事故報告書」の提出が義務付けられており、交通事故のみではなく休憩中に体調不良で運転を中止したケースも対象になっています。健康起因事故の運転者数が多いのは、バス、ハイヤー・タクシー、トラックの順ではあるものの、死亡運転者数ではバスは死亡事故なしのため、ハイヤー・タクシーに次いでトラックが多いという結果に。トラックでは9割が脳・心臓・血管疾患が死因になっています。

    そこで全日本トラック協会は国土交通省の「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル(2010年7月策定)」の改訂に合わせて、運送事業者と運行管理者が実施すべき健康管理のポイントを示した「トラック運送事業者のための健康起因事故防止マニュアル」を2014年に策定、改訂版を2017年3月に公表しました。

    4月からは、トラック業界における過労死の防止に取り組むため、労働安全・衛生委員会に「過労死等防止計画策定ワーキンググループ」を発足。長時間労働や健康管理対策などを行動計画として策定、道路貨物運送事業における過労死の実態や事例、労災認定要件や防止対策に向けた立案をまとめています。高血圧が原因で脳・心臓疾患が起きていることから、都道府県ごとのトラック協会を経由して、運送事業者に血圧計を配布し、血圧計導入の効果検証も行なっています。

    さらにこの状況を深刻に受け止めた全日本トラック協会は、トラックドライバーの過労死や健康起因事故防止対策を強化すべく、2017年7月から経営者や運行管理者に対するドライバーの健康管理の啓発を目的に、関係団体主催による「過労死等防止・健康起因事故防止セミナー」を全国で開催。陸災防本部の安全管理士や産業保健総合支援センターの相談員である医師を招いたり、過労死予防のポイントとしてドライバーの健康管理法を説明するほか、定期健康診断の実施と活用やメンタルヘルス対策についても講義を行っています。

    ※「過労死等」とは、過労死等防止対策推進法第2条において、「業務における過重な負荷による脳血管疾患若しくは心臓疾患を原因とする死亡若しくは業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする自殺による死亡又はこれらの脳血管疾患若しくは心臓疾患若しくは精神障害をいう。」と定義されています。

    健康診断は受けた後の結果から現状を把握し、今後どうして行くべきか考えるのがもっとも大事なこと。まずは働き方を見直して変えて行く前に、健康であることの重要性を周知すべく、事業者やドライバー、一人ひとりの健康に対する意識を高め、フォローできる体制が徐々に整えられようとしています。

    活用したい各種助成金制度

    大きな事故が一度起きてしまうと、社会からの信用も大きく崩れてしまいます。ドライバーの健康管理や安全状況を把握することは、事業者にとってはリスク管理の中でも最も重要視すべきことではないでしょうか。

    そこで国土交通省や全日本トラック協会では、運行管理の高度化や安全運転管理、事故防止など、幅広くトラック事業者を支援するため、以下のような助成金制度を設けています。

    【事故防止対策支援推進事業として、運行管理の高度化に対する支援】

    国土交通大臣が認定した機器のデジタル式運行管理計(デジタコ)、ドライブレコーダー(ドラレコ)、両者一体型機器の経費に対する一部補助

    2次募集は2017年10月2日〜11月30日まで、一般貸切旅客自動車運送事業者のみ。

    3次募集は2017年12月15日〜2018年1月31日

    補助の対象期間は2017年4月1日〜2018年1月31日までの間に補助の対象となる機器を購入し取り付けた上で支払いまで終了しているもののみ。申請の際は領収書の提出が必須です。また補助対象事業者あたりの上限金額は80万円。申し込みは最寄りの地方運輸局、運輸支局へ交付申請書兼実績報告書とデジタコ・ドラレコの算出基礎蔑視を提出します。

     

    安全装置等導入促進による助成

    助成対象機器は以下に掲げる装置ですが装着にあたっては、道路運送車両の保安基準に抵触しないことなどの条件があります。

    ・後方視野確認支援装置

    ・側方視野確認支援装置

    ・呼気吹き込みアルコールインターンロック

    ・IT機器を活用した遠隔地で行う点呼に使用する携帯型アルコール検知器

    全日本トラック協会による助成額は対象の機器一台につき1万円。

     

    【安全運転教育の促進・強化】

    トラックドライバー、安全運転管理者などの安全教育訓練の受講に対しての助成

    今年度は2017年4月1日〜2018年3月31日まで実施。一般研修は一泊二日で1万円の助成額が支給されます。

    安全教育訓練に要する時間やコストが負担となり不足している安全教育訓練の機会を促進させるために、全日本トラック協会はトラック事業者に対して助成を行っています。

     

    トラックドライバーの睡眠時無呼吸症候群(SAS)スクリーニング検査実施による助成

    トラックドライバーの睡眠の質を検査し、安全性向上と健康増進を高めるもので、健康保険適用外である第一次と第二次検査が対象になります。

    助成額は第一次検査費用は一人あたり500円、第二次検査費用は一人あたり2,000円。同時に実施する場合は一人あたり2,500円。

    運送業の労働法令違反はなんと8割にものぼる

    2017年8月9日、トラックやバス、タクシーなど運送業の事業所を厚生労働省が立ち入り調査した結果、82.9%という割合で労働基準関係法令違反が認められました。監督指導を実施した事業場はトラック・バス・タクシー・ハイヤー・その他含む4,381事業場で、労働基準関係法令違反が認められたのは3,632事業場(82.9%)。また、改善基準告示違反が認められたのは2,699事業場(61.6%)でした。

    主な労働基準関係法令違反事項は長時間労働が2,434カ所55.6%と最も多く、次いで残業代の支払いが滞るなど適切な支払いがされていないケースが956カ所で21.8%。主な改善基準告示違反事項では最大拘束時間(45.8%)、総拘束時間(38.4%)、休息期間(31.9%)でした。

    さらにトラックでは監督実施事業場数3,105社のうち、労働基準関係法令違反事業場数が2,585事業場(83.3%)。主な違反事項では長時間労働が1,842事業場で59.3%、割増賃金が622事業場で20.0%。

    労働基準関係法令違反事業場数は2015年が2,390事業場(85.9%)、2016年が2,585事業場(83.3%)、労働基準関係法令違反により送検した件数は2014年が40事業場、2015年が52事業場、2016年が54事業場と年々増加にあります。

    なお、トラックの事例の中には、「運転者の就労実態は、日報とデジタルタコグラフに記録されていたが、拘束時間や休息期間などが集計・管理されていない」「監督署で集計したところ、1日の拘束時間が24時間となる日が2日間と続くなどのため、1カ月の拘束時間が最長400時間程度となっており、また、時間外・休日労働が月100時間を超える運転者が複数認められる」「賃金台帳に労働日数、労働時間などを記入していなかった」といったことが報告されています。

    このような報告から、労働基準監督官が長時間労働を是正するよう指導を強めながら、トラックドライバーなどの労働環境改善を目的に、厚生労働省は国土交通省と連携して合同監督・監査の実施を進めており、2016年は前年比53%増の272カ所の事業所に対して行っています。

    ドライバーの高度な安全管理で働き方を見直す

    弊社が開発・提供しているクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」では、GPSによる車両管理から細かな安全運転の支援までを丸ごとサポートするサービスです。

    使い方も簡単なため、ドライバーの負担は0で安全管理を行います。クラウド型サービスで、取り入れやすい安価な価格も魅力です。もちろん荷待ち時間もしっかりトラッキングされていますので拘束時間や休息期間などが集計・管理されなかった、なんてことがありません。労働日数や労働時間記入の抜け漏れ防止にも役立ちます。

    特に「急加速」「急ブレーキ」だけでなく、「急ハンドル」や車体にどのようなGがかかったかを可視化することまでできるため、かなり細かい運転診断が提供できるようになっているので、どのドライバーがどれくらい危険に運転しているか(目的地に急いで運転しているかなども)が可視化されるので、事故を起こしそうなドライバーをウォッチして本人にもアドバイスするなどして、会社全体としての事故削減施策に有効活用してもらうことも可能です。

    日報の自動化や整備時期の管理なども含め、あらゆる車まわりの人的・車両的管理をクラウド上で一括管理できるようになっていますし、今後はドライブレコーダーの映像も取り込んで解析したり、外部のセンサで取得したようなデータも取り込んだりなど、他サービスとの連携も含めモビリティまわりのデータを一括管理し、高度な安全・業務・健康管理と効率化をサポートしていきます。

    「働き方を見直す」ために、まずは現状のドライバーの運転・業務状況がどうなっているのか、健康管理は大丈夫なのかなど、状況を可視化するところから始めてみるのも良いのではないかと思います。ドライバーが毎日健全な状態で業務に就くことができ、会社としてもちゃんと事業も回していけるという良い稼働バランスをそれぞれの事業者が見つけ出していくことからも、物流業界全体の働き方改善を少しずつ進めていくことができるのではないでしょうか。

  • 車の2台持ちについて――維持費やメリット、保険などポイントまとめ

    車の2台持ちについて――維持費やメリット、保険などポイントまとめ

    公共交通の便に恵まれていない地方部では1人1台のクルマを保有することは少なくありません。

    都市部のように電車やバスがすぐに来る地域ならクルマは1台あれば十分ですし、最近ではそもそも1台もクルマを所有せず必要な時にだけ借りる(シェアする)という人もいます。

    一方で電車は30分または1時間に1本、バスはいつ来るかわからない。そもそも駅やバス停まで距離があるという地域ではクルマは重宝されます。一家で複数台を所有していることも珍しくありませんし、今は1台しか持っていないけど2台目を検討しているという方もいらっしゃるでしょう。

    しかしクルマを増やせばその分維持費も増えてしまいます。燃料代、自動車税、自賠責保険料、重量税、車検、点検、自動車保険など、すべて台数分かかってしまうことになります。

    そこで今回は、2台目の購入を検討している方々に、実際にどのくらいの金額が必要なのか、お得な乗り方はないのかを紹介します。

    2台持ちのメリット

    ひとつのメリットとしては、もし夫婦であればそれぞれがクルマで通勤可能なこと、夫が通勤で使っている間でも買い物や子供の送り迎えなど自由に使えることです。上述したように、公共交通機関の便が良くない地域であれば大きなメリットになります。

    たとえばミニバンと軽自動車の組み合わせなら、近場の買い物や送迎は軽自動車を使い、休日のお出かけにはミニバンを使うなど、用途に分けて車種を選んで使い分けができるのも2台持ちのメリットです。

    小さな子供のいる家庭では、子供連れでバスや電車などの公共交通機関を利用するのは大変ですので、子供を連れながら日常の買い物や用事を済ませたり、突然体調が悪化した場合などに病院に連れて行くのも車があると便利で安心です。

    チャイルドシート

    ところで、2台持ちにも様々な組み合わせのパターンがあります。たとえば、

    ・ミニバン + 軽自動車またはコンパクトカー
    ・セダン + 軽自動車またはコンパクトカー
    ・2ドアオープンスポーツ + 軽自動車またはコンパクトカー
    ・通常のガソリン車 + 電気自動車(航続距離の関係で近場利用)
    ・実用車 + 趣味車(クラシックカーなど)

    というように、2台持ちによって生活の楽しみ方や幅が広がるというのが大きな魅力ですね。

    2台持ちの維持費

    では次に、気になる維持費についてみていきましょう。
    そもそも普通車の場合、一般的にどのくらい維持費がかかってくるのでしょうか。

    たとえば1.5Lの普通車で車両重量1.5t未満の場合、自動車税と自賠責保険料、重量税の1年換算額は約6万円です。この金額に加えて車検整備代金やオイル交換費用などが発生します。

    軽自動車の場合は約2.6万円(H27年4月を基準に、その前後で自動車税が異なるので注意してください)で普通車の半分以下になりますが、それでも約3万円前後は毎年必要です。

    自動車保険はセカンドカー割引がお得

    自動車保険については、複数所有新規契約(セカンドカー割引)について知っておきましょう。セカンドカー割引とは、適用条件を満たせば、2台目以降の車で新たに自動車保険を契約する際に保険料が割引かれるという仕組みです。

    対象となるのは、現在11等級以上が適用されている自動車保険契約を持つドライバーです。対象者が新たに2台目以降の車を契約する場合に、通常は6等級から始まるノンフリート等級を、7等級からスタートできる割引契約になります。

    自動車保険は新規契約6等級からスタートし、保険を使わなかった場合には翌年1等級進みます。たとえば20歳でクルマを初めて所有し保険を一度も使わなかった場合、25歳で自動車保険は11等級になります。

    2台目の車が年数の経過した軽自動車の場合

    セカンドカー割引が適用された場合、どのくらい金額が変わってくるのか。年数の経過した軽自動車を例に紹介します。

    ・三菱ekワゴン 平成16年式
    ・運転者年齢 : 36歳 / ゴールド免許 / 現在20等級の保険契約有
    ・35歳以上補償 : 運転者の範囲は定めていません / 通勤通学使用
    ・対人・対物無制限、人身傷害3,000万円(搭乗中のみ担保)、無保険車傷害2億円
    ・車両保険なし、インターネット割引、保険証券不発行割引 など

    上記の条件で、三井ダイレクト損保のサイトより金額を算出しました。

    ■複数所有新規契約の場合(7等級) 年間保険料 : 27,320

    ■そのまま新規契約の場合(6等級) 年間保険料 : 41,970

    セカンドカー割引(複数所有新規契約)の場合は、そのまま新規契約するより14,650円安く契約することができます。

    軽自動車をサンプルに挙げましたが、自動車保険は軽自動車だから安いということはありません。車種によっては軽自動車の方が高いケースもありますが、コンパクトカークラスと軽自動車はほとんど同じくらいの保険料になっています。

    算出した保険料はあくまでも参考ですので、年齢、免許の色、車種など様々な条件で保険料は異なります。

    2台保有するときの注意点

    2台保有を実際に検討する場合には、以下の点を事前に考慮しましょう。

    維持費をしっかり把握する

    2台保有する際には、単純に1台の時の維持費の2倍必要になります。

    購入費用はもちろんですが、上記にて紹介したおおよその維持費用が必要になります。またアパートやマンションの場合には駐車場の料金が加算される場合もあります。購入してから「思わぬ費用が発生した」ということがないように、事前に把握しておくことが大切です。

    駐車場を確保する

    駐車場

    持家で複数台の駐車スペースがある場合には全く問題ありません。

    アパートやマンションにお住いの場合には駐車場の確保が必要になります。地域によっては駐車場の月額料金にバラつきがあります。都市部に近い場合には2万円から3万円必要な場合があり、アパートやマンションに空きスペースが無い場合には近隣駐車場を探さなくてはなりません。

    郊外のエリアなら、未舗装で3,000円から5,000円、舗装で5,000円から8,000円で借りられるケースが多く都市部と比較すると駐車場を探すことができれば月々の負担は軽くなります。

    車庫証明に注意する

    クルマを持つ際に必要なのが車庫証明です。車庫証明は自宅から直線距離で2km以内と決められています。月極め料金が安いから自転車で駐車場まで行って乗り換えればいいと考えたとしても、2km以上離れていると車庫証明は許可されません。自宅から離れた駐車場を借りる場合には、注意をしておきましょう。

    車検日に注意する

    車検費用も把握することは大切ですが、車検満了日も大切です。

    1台目と2台目の車検満了日が半年以内の近さにあると、まとまったお金が必要になります。普通車も軽自動車も新規登録時は3年後ですが、以降は2年毎の車検です。1台目と2台目の車検日を約1年ズラして所有すれば一気にまとまったお金が必要になることがありません。

    ただし、同じ月に2台まとめてしまうのもひとつの手です。まとまったお金は必要ですが、一気に車検が終わり維持管理が楽になるというメリットもあります。次の車検は2年後ですので、それまでにゆっくり車検費用を確保できます。

    安価に2台持つ手段

    できるだけ費用をかけずに2台目のクルマを持ちたい場合は、10年経過した軽自動車を選ぶのが一つの手です。

    最近の軽自動車は10年経過していても外観は目立った古さを感じさせない車種も多く、まだまだ十分に使用できます。価格も底値で支払総額20万円前後ほどであれば車検付のクルマが選べます。

    一方で資金に余裕がある場合には、新車や登録済未使用車の軽自動車をおススメします。新車で購入し5年後に不要になっても下取り価格や買取価格が高値で確保されるので、マイカーローンを契約しても新車がお得です。

    軽4ナンバーはお得なのか?

    軽自動車の貨物車登録の4ナンバー車はお得なのでしょうか?結論としては、お得とまでは言えないようです。

    年間自動車税については軽乗用車5ナンバーの自動車税年額7,200円(H27年4月以前の登録車)に対して、軽貨物車4ナンバーの自動車税年額は4,000円で3,200円お得です。その他の維持費、税金等は共通です。

    しかし乗用タイプに比べてリヤシートは直角シートで乗り心地が悪い、パワーウインドウの装備がないなど装備が簡素なクルマが多く、燃費が良いエンジンは採用されていないなどデメリットもあります。

    そして、一番の難点となるのは自動車保険です。4ナンバー車は自動車保険が割高になるケースが多く、同じ平成16年式三菱ミニカバンで算出すると29,540円かかり、複数所有新規割引の例では2,220円高くなります。結果的に維持費がほとんど変わらなくなってしまうため、上記デメリットを踏まえたうえで、あとは好みで選ぶことになります。

    購入以外の手段も検討する

    常に2台保有しておくことが条件でなければ、購入以外の手段も検討してみることをオススメします。

    たとえば首都圏、主要都市周辺の地域にお住まいならカーシェアリングサービスが充実しています。カーシェア最大手のタイムズカープラスで検索してみると、お住まいの地域にカーシェア用のクルマが配備されているかどうか確認できるのでチェックしてみてください。

    タイムズカープラス
    出典 : タイムズカープラス

    毎日使うわけではないけれど、週に数回子供の送迎や買い物の際に使いたいという場合にはカーシェアの方が安くなる可能性があります。

    ・お買いものに週2回 : 2時間利用なら1か月(4週)で13,148円
    ・子供の送迎に週2回 : 送りと迎えで合計90分利用なら9,888円

    1か月合計で23,036

    ※タイムズカープラスを元に算出。15分206円(保険代、燃料代込)、1,030円以上の利用のため基本料は無しで計算しています。

    2万円超えで結構高いと思われると思いますが、クルマの購入費用はかからないためローンの支払いも無く、駐車場も用意することなく、ガソリン代も自動車保険も全て含んでいます。クルマの利用頻度が上記サンプル以下ならカーシェアの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

    ただしカーシェアリングはスマートフォンで予約し使いたいときに自由にクルマを使うことができますが、いざ使いたいときに他の人が利用していて使えない場合もあるので注意が必要です。特に雨の日や週末・祝日は競争率が高くなりがちです。近所にカーシェアステーションが複数ある場合には良いのですが、1つしかないような場合には使えないケースがあることを把握しておきましょう。

    毎日利用するなど利用頻度が高い場合は、料金面では2台目所有のメリットが大きいです。ただカーシェアにも複数のタイプのサービスがありますし、他にも個人向けのカーリースなどクルマの利用方法は広がっています。2台目を保有する目的や、求める条件などに沿って最適な手段を選択してください。

  • テクノロジーが後押しする物流業界の新たなビジネスモデル

    テクノロジーが後押しする物流業界の新たなビジネスモデル

    昨今では、IT・通信業界だけにとどまらず、様々な業界においてAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ビッグデータの活用など、テクノロジーを用いた新しいビジネスモデルや業務の効率化による変革が進められています。倉庫や物流…あまり馴染みのない方にはIT化という言葉と結びつかないかもしれません。しかし、前回お伝えした物流センターの記事のように、物流業界は今、単なるモノの流通だけではなく、より戦略的な物流が求められているのです。

    そんな中、国内でも新たな施策やビジネスモデルが誕生しつつあります。今回はIT化による新たな潮流や施策、その効果についてお伝えしていきましょう。

    API公開による情報のオープン化

    インターネットの発達により、他社とも協働することが珍しくなくなってきました。その一つとして挙げられるのが、情報のオープン化・APIの公開です。

    APIとは、アプリケーションプログラミングインターフェースの略で、ソフトウェアからOS(基本ソフト)の機能を利用するための仕様、またはインターフェースの仕様を指すもの。FacebookやGoogleなど名だたる企業もAPIを活用して他社との協業を通したビジネスの拡大を行なっています。

    APIはあくまで機能を提供するものであるため、自社の独自技術の部分はブラックボックスにしたまま開放できます。これによって企業間での提携が早まったり、新たなビジネスのきっかけにもなりますし、このAPIを利用した企業から新たな独自の顧客層にアプローチすることもできるというメリットがあります。

    株式会社オープンロジは、EC運営企業と倉庫会社をつなぐ物流プラットフォーム「オープンロジ」を展開し、誰でもシンプルに機能化された仕組みを使えるようにすることで、物流業務にかかる時間やコスト、負担を大きく削減して、売り上げにつながる業務へ専念できる流れをつくっている企業です。現在の物流サービスのような複雑な手続きを一切とらず、わかりやすい業界最安値水準の料金体系と簡略な手続きによって、オンライン上で物流企業が提供する品質の高い物流業務を利用することができるのがオープンロジのサービスです。

    同社はECバックヤード効率化システムを提供するHamee(ハミイ)株式会社のサービス「ネクストエンジン」とAPIで受注データを自動連携する「オープンロジ連携アプリ」をリリースしています。ネット通販を運営する事業者にとって、売り上げや販促よりも出荷作業は煩雑で負担の大きいものです。そのためアウトソーシングを依頼する企業も多くはありますが、システム構築や費用面などを考慮すると気軽に対応できるものとは言えません。

    出典 : openlogi

    そこで、このアプリを通すことで、ネクストエンジンで取り込まれた受注データを発送データに切り替え、オープンロジ提携先の倉庫会社にデータ提携し、出荷作業にかかるCSVのアップロードなどの細かい作業やミスを削減することを狙いとしています。このような情報の一部オープン化は、物流においてはさらなる利便性と効率化を叶える鍵になるかもしれませんね。

    物流のアウトソーシングはもっと簡単に、スムーズになる

    国内での物流アウトソーシングは1990年代のバブル崩壊を発端に荷主企業のコストダウンを捉えて発展していき、2000年以降には3PL(サードパーティロジティクス)の認知拡大により採用する企業も増えてきました。製造業や卸売業にとっては、倉庫内作業や配送業務はコア業務ではありません。より売り上げを伸ばして業務効率化を追求するためには、ノウハウを持った専門性の高い業者へ業務を委託して、全体的なコスト削減や業務の品質向上を行い、利益を向上させ本業に集中することも考えられるでしょう。物流業界では、自社で物流部門を持たない「ロジレス」と言う手法が経営効率を高める手段としても広まっています。

    しかし、導入による費用面や、どの物流倉庫に依頼すればいいかなど、先ほどもお伝えしたように物流のアウトソーシングは安易なものとは言えなかったりもします。そこで、ITの進化で物流の代行システムをより簡単行えるようにしたのが「ロジレス」です。株式会社ロジレスが提供する同サービスは、商品を倉庫に送り受注登録をするだけで、出荷業務や日々のメール送信、梱包などの作業を専用システムが対応してくれるというもの。

    管理システムを通して受注状況と在庫を一元管理し、作業を自動化(効率化)や低コスト化が実現できます。今まで注文管理と在庫管理が別々になっていることが多く業者間での連携がうまく取れずにミスが起きてしまっていた、というような問題を一括管理で解決した同サービスは、大規模なシステム改修などは必要なく、複数のネットショップの管理も可能にしています。

    このように、高度なIT化によって、物流のアウトソーシングはより簡単に、円滑に行えるようになってきているのです。

    IT技術による積載効率化

    入出荷時に積載効率が悪いと無駄にトラックの台数や配送回数を増やすことになってしまいます。そこで、積載シミュレーションプログラムなどを使って積載効率の高い積み荷パターンを検討し、工夫して積載率を高めることが大切です。

    荷物を目的地まで届けた後にそのまま帰社するのではなく、効率良く配送を行うには帰り便の有効利用が検討できます。配車を有効に行えるよう輸配送管理システム(TMS)などを使って無駄のない輸送計画を組み、それぞれの積載率や実車率を把握することでコスト削減やCO2削減を実現できます。

    配送業務はベテランの作業員が属人的に積み上げてきた勘やノウハウに頼る部分が多かったところを、シミュレーション技術の進化やスマホやタブレットなどの端末の普及によってシステム化が進みつつあります。属人化からの脱却は、新人が長年のベテランと変わらず一定の業務が行えるようにしてくれます。

    また最近では、荷物を運んで欲しい企業は荷物の量や種類、輸送希望日時などの条件を登録し、物流会社側は提供できる輸送手段や運べる荷物の種類・量、運べる日時などの条件を登録しておくことで、両者のニーズをマッチングさせるような機能を持った求荷求車サイトサービスも増えています。 

    最強のマーケティングツールは物流にあり

    注文する前に、独自の高度なアルゴリズムによってデータを分析し、顧客の行動予測にもとづいて商品を先に出荷、注文が入った時点で既に最寄りの拠点まで商品の配送が完了している —— ITの進化によって作られたAmazonの特許システム「予測出荷」というものです。

    過去の注文履歴や閲覧ページ、購入ボタンの上のマウスカーソルの滞在時間といった日々のビッグデータを元に顧客の趣味や嗜好を探り、それに合う商品を提案する技術を通じて、高精度での予測を実現しました。ここにはAmazon特有と言えるレコメンド機能が最大限に活用されています。そして、「注文しないと受け取ることができない」と言う常識を、この高度なサービスと技術によってAmazonは塗り替えようとしています。これも同社が掲げる顧客至上主義を反映し形にしたサービスのひとつだなのでしょう。

    物流業界のIT化は、投資をすることで物流のディレクション業務の軽減と顧客への完成度の高いサービスとマーケティングを提供することができ、さらには顧客対応の品質も向上させることができます。物流は次世代マーケティングの要になり得ると言っても過言ではないかもしれませんね。

  • 【メーカー別】法人向けの業務用ドライブレコーダー9選

    【メーカー別】法人向けの業務用ドライブレコーダー9選

    運転中の光景を自動的に録画してくれるドライブレコーダーは、今やすっかりお馴染みのカー製品となりましたが、近年では個人向けの商品だけでなく法人向けの商品が次々と発売されています。

    事故やクレームなどが起きた際に判断材料として活用できることはもちろんのこと、ドライバーの安全運転に対する意識や運転技術を向上させるためにも、自社が保有する車にドライブレコーダーを設置する企業も珍しくありません。

    そこで今回は法人向けの業務用ドライブレコーダーに絞って、各メーカーが販売する商品の最新情報や特長を紹介します。

    法人向け(業務用)ドライブレコーダーの特長

    法人向けドライブレコーダーは主に以下のような車両に取り付けることを想定しています。

    • タクシーやバスなど公共交通機関として活用されている車両
    • トラックやバイクなどの配送業務で活躍する車両
    • 倉庫や工事現場などで作業するフォークリフト、重機
    • 営業時や送迎時などに使う社用車、営業車

    これらの車両にドライブレコーダーを取り付ける目的は事故映像の記録や安全運転の指導、事故の削減などです。

    また法人向けの特長としては、通信システムを利用することにより、外部から録画した映像を見れるため、GPS機能と組み合わせれば「現在、車両はどこを走っているのか?」「事故を起こしてはいないだろうか?」などをリアルタイムで管理・確認することができます。この用途ではドライブレコーダーに限らず、車両管理システムや動態管理システムを活用している企業も多いです。

    その他にもカメラが車線を逸脱する運転や車間距離を検知することで、ドライバーによる運転特性を的確に把握できたり、安全運転に関わる指導や体調管理をデータを通して行えたりと、大きな事故を未然に防ぐためにも役立ちます。

    個人向けのドライブレコーダーのように映像の記録だけを目的としているのではなく、法人向けは業務効率化の推進や従業員の管理などの意図も含まれている点が、法人向けならではの特長といえるでしょう。

    ここからは主要メーカーごとに、実際に販売されている法人向けのドライブレコーダーを紹介します。

    法人向け通信型ドライブレコーダーのメリットとオススメ機種5選

    ユピテルの法人向けドライブレコーダー

    ドライブレコーダーと言えばユピテル(Yupiteru)をイメージされる方も多いかもしれませんが、同社は法人向けのドライブレコーダーにも力を入れています。業界初の720°全方位で撮影できるモデルから、フォークリフト専用モデルまで様々な機種があり、目的別に選べる豊富なラインナップが魅力です。

    ① Q-01

    ユピテル Q-01
    出典 : ユピテル Q-01

    公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/biz_dr/q-01/

    720°(水平360°+垂直360°)の全天球映像を記録することができるドライブレコーダーです。従来の前だけを撮影するタイプではなく、運転中の風景を全方位で確認できるため、ドライバーや車内の状況を確認できるのが強みとなっています。

    交通事故の7割強が車両の側面や後方からの衝突だとユピテルは考え、1台で前後・左右・上下を同時に記録する全方位カメラを開発。万が一の状況でも確実に記録してくれるため安心です。さらにGPS機能やG(加速度)センサーも搭載しているため、自動車の位置や衝撃時の詳細な情報までパソコンで確認することができます。

    【主な機能】駐車中も記録、GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    ② FDR-810

    ユピテル FDR-810
    出典 : ユピテル FDR-810

    公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/biz_dr/fdr-810/

    フォークリフト専用のドライブレコーダーです。フォークリフトとは、工場や倉庫、貨物ターミナルなどで活用される、大きな荷物を運ぶための荷役自動車のこと。スピードはそれほど出ませんが、運転には専用の資格を取得しなければならず、作業中も一歩間違えば危険を伴うこともあるため、安全運転の指導や従業員の管理が必要です。

    FDR-810は360°カメラの搭載により、ドライバーやフォークリフトの状況を正確に録画することができます。工事現場などで映像記録を行えば「事故の原因究明」、「荷崩れ・転倒・製品破損事故予防と再発防止」、「運転者への指導教育」などに対応できるため、近年では率先してドライブレコーダーを設置する業者が増えているのです。

    暗い倉庫内や野外で利用することを前提に、黒つぶれや白とびを抑えより鮮明な映像を記録できる仕様になっています。

    【主な機能】G(加速度)センサー搭載、HDR搭載、Full HDによる記録

    富士通テンの法人向けドライブレコーダー

    大手カーエレクトロニクスメーカーの富士通テン(FUJITSU TEN)も、法人向けドライブレコーダーの開発を手掛けています。運輸車両(物流・旅客業務)向けのG500シリーズ、一般商用車(営業・サービス業務)向けG500Liteの2つのタイプを用意し、安全運転と業務効率化をトータルにサポートしています。

    ③ G500シリーズ

    富士通テン G500シリーズ
    出典 : 富士通テン G500シリーズ

    公式URL:https://www.fujitsu-ten.co.jp/biz-recorder/g500/products/index.html

    通信システムを活用し、運輸車両の安全と業務効率化を支援しているのがG500シリーズ。リアルタイムで車両の位置や動態を管理できるため、外部から作業指示が行えることが特徴的です。また業界初の「ヒヤリハット画像自動抽出機能」により、事故に繋がる危険性の高い画像を特定することができ、その要因を分析することができます。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、最長約150時間記録、通信対応、クラウドシステムの活用

    ④ G500Lite

    富士通テン G500Lite
    出典 : 富士通テン G500Lite

    公式URL:https://www.fujitsu-ten.co.jp/biz-recorder/g500lite/index.html

    商用車用に最適化したドライブレコーダー。テレマティクスサービスと連携することにより、営業車・サービス車を保有するすべての企業の「安全運転」に関わる問題を解消します。一般のドライブレコーダーと大きく違うのは、ただ映像を記録するだけでなく「データ通信」「ビッグデータ解析」などのデータ解析要素を加えることにより、事故を未然に防ぐ工夫が成されていることです。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、通信対応、クラウドシステムの活用

    エレコムの法人向けドライブレコーダー

    コンピューター周辺機器の販売でお馴染みのエレコム(ELECOM)も法人向けドライブレコーダーを販売しています。インターネットを活用することも可能で、スマホやタブレットにも対応していることが特徴的です。

    ⑤ LVR-SD310HWG

    エレコム LVR-SD310HWG
    出典 : エレコム LVR-SD310HWG

    公式URL:http://www2.elecom.co.jp/products/LVR-HSD310HWG.html

    100万画素のHD画質で事故の瞬間をしっかり記録。Wi-Fiビューワ機能、GPS機能、衝撃検知録画など多彩な機能が備わっているため、大切な車両を安全管理することができます。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、Wi-Fiビューワ機能

    富士ソフトの法人向けドライブレコーダー

    富士ソフト(FUJISOFT)は神奈川県に本社を置くソフトウェア開発事業を展開している会社です。法人向けのドライブレコーダーを販売しており、事故を未然に防止する「車載監視システム」を製品のコンセプトとしています。

    国土交通省は長野県軽井沢町のスキー事故が起きたことにより、貸切バスの安全確保によるドライブレコーダーの設置を義務化する方針を提言しました。それも受けて富士ソフトは自社が開発した「車載監視システム」を駆使し、4台以上のカメラにより車内の様子を高画質で記録すると共に、リアルタイムで乗客の安全を見守る仕様を確立しています。

    富士ソフトの法人向けドライブレコーダー一覧
    出典 : 富士ソフト 車載監視カメラシステム

    公式URL(全商品リスト):http://www.fsi.co.jp/solution/drive-recorder/specification.html#product-two

    ⑥FS08DVRHM/AT & FS04DVRHM/AT

    HD画質による映像記録が行えることはもちろんのこと、データ通信機能を活用することにより遠隔地からリアルタイムで録画映像の再生が可能なドライブレコーダーです。最大で8つのカメラを車内に取り付けることができ、車内・前方・後方・側面の同時録画を行える仕様が特長。

    またGPSやGセンサーの情報も取得することができ、スマホやタブレットなどに専用のアプリケーションをインストールすれば、「IP無線」として活用できます。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載

    ⑦FS04DVRHMR/AT

    アナログHDとIPカメラを8台まで設置できるコンパクトモデル。SDXCカードにも対応しているため長時間録画が可能となり、GPSやGセンサーの搭載によりリアルタイムで車内情報を送信できます。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載

    KDDIの法人向けドライブレコーダー

    日本の大手電機通信企業であるKDDIは各種通信サービスやソリューションサービスを専門とする「KDDIまとめてオフィス」という会社を立ち上げており、法人向けドライブレコーダーを販売する「まとめてくるまティクス」というサービスを提供しています。

    ⑧通信機能付きドライブレコーダー「まとめてくるまティクス」

    KDDI まとめてくるまティクス
    出典 : KDDI まとめてくるまティクス

    公式URL:https://www.kddimatomete.com/solmap/lp/car/

    KDDIは「まとめてくるまティクス」によって運転を”見える化”することにより交通事故の削減、保険料の削減、車両管理の負荷を削減などの効果を生むと提言しています。

    クラウドシステムにも対応しており、危険運転の都度、動画で運転の状況をリアルタイムで確認することができます。企業内で無事故が続けば保険料が毎年低くなるため、3年後には約7割の値引きが可能になるとKDDIは予想しており、保有する車両の数が多ければ多いほど効果は絶大です。

    日通商事の法人向けドライブレコーダー

    日通商事は物流事業を全国に展開しており、フォークリフトを専門とする法人向けドライブレコーダーの販売も手掛けています。製品はユピテルが開発したものですが、物流サービスをメインとして展開してきた日通商事独自のアドバイスを受けることができ、作業者の「安全」をサポートしています。

    ⑨フォークリフト専用 ドライブレコーダー

    日通商事 フォークリフト専用 ドライブレコーダー
    出典 : 日通商事 フォークリフト専用 ドライブレコーダー

    公式URL:http://www.nittsushoji.co.jp/service/system_device/device/special/forklift_recorder/

    フォークリフトの作業は、運転中に歩行者と接触しそうになったりと、何かと「ヒヤリハット」が多いのが特徴的。荷役災害発生の約7割がフォークリフトに起因するものだと言われており、その原因を追究するための管理能力が各企業で求められています。

    日通商事は「物流システム・物流機器販売」部門の中でフォークリフト専用のドライブレコーダーを販売しており、全方位360°を記録してくれるカメラが搭載した製品を提供しています。運行管理者は記録した記録したデータをレポートで作成。フォークリフトのオペレーターに対して安全に関わる運転指導を行うことができます。

    商品一覧表

    サービスを提供する企業名 商品名・サービス名 対応する車両の例 特徴となる機能

     

    ユピテル ① Q-01 一般商用車、バス、大型トラックなど 720°(水平360°+垂直360°)を撮影
    ユピテル ② FDR-810 フォークリフト

     

    全方位360°を撮影
    富士通テン ③ G500シリーズ

     

    大型トラックなど クラウドシステムに対応
    富士通テン

     

    ④ G500Lite 一般商用車向け クラウドシステムに対応
    エレコム

     

    ⑤ LVR-SD310HWG 一般商用車向け スマホで録画内容を確認できる
    富士ソフト

     

    ⑥ FS08DVRHM/AT & 7 FS04DVRHM/AT 一般商用車、バス、大型トラックなど 最大で8台のカメラを取り付け可能
    富士ソフト

     

    ⑦ FS04DVRHMR/AT 一般商用車、バス、大型トラックなど アナログHDのカメラを8台設置が可能
    KDDI ⑧ まとめてくるまティクス 一般商用車向け クラウドシステムに対応
    日通商事

     

    ⑨ フォークリフト専用 ドライブレコーダー フォークリフト 全方位360°を撮影

    ドライバーの運転状況を把握することで、事故率の削減や効果的な運転指導につなげることができ法人向けのドライブレコーダーは今後さらに普及していく可能性もあります。

    このあたりは冒頭でも触れたとおり、車両管理や動態管理システムも増えてきているため、ITを活用した社用車管理の注目度も高まっていくのではないでしょうか。

  • 【マイカーリース比較】コスモとオリックス、2社の特長と料金

    【マイカーリース比較】コスモとオリックス、2社の特長と料金

    カーリースといえば従来法人向けに展開されてきたサービスでしたが、近年個人のマイカーにもリースが導入され始めています。

    これまであまりマイカーリースが浸透してこなかったのは、通常のマイカーローンと比較すると税金関係や車検整備に関わる費用が含まれるため、料金が高くなりお得感がわかりづらかったこともあるでしょう。法人ほど会計面のメリットもありません。

    実際には通常のマイカーローンで購入した場合、月々の支払いはもちろん毎年の自動車税や車検時の整備料金、自賠責保険料、重量税、定期的なオイル交換などの費用が発生します。年間トータルで比較すればマイカーローンもマイカーリースもほとんど変わらないのです。

    一方マイカーリースでは月々のクルマに対する支払額が一定で、税金を改めて納付する必要もありません。点検や、オイル交換などのメンテナンスも一部プランを除けば含まれますので、常にベストコンディションを保つことができます。そのためクルマにあまり関心の無い人や乗りっぱなしの人でも、メンテナンスなどを気にせず安心してクルマに乗れることが特長です。

    今回はマイカーリースの中でも代表的な2社のサービスを比較しながら紹介します。リースのイメージをつかんだり、実際に検討する際の参考にしてください。

    マイカーリースは大手2社が目立つ

    マイカーリースを提供しているリース会社で代表的なのは、ガソリンスタンドを全国展開するコスモ石油とレンタカーやカーシェアなどレンタル&リースを全国展開するオリックス自動車の2社です。

    その他では住友三井オートリースやオリコの提供するコアラクラブも有名ですが、店舗数や料金を考慮すればコスモ石油の「コスモスマートビーグル」とオリックス自動車の「いまのり」シリーズが業界を引っ張る存在といえます。

    オリックス「いまのりシリーズ」の特徴

    オリックス カーリース・オンライン
    出典 : オリックス カーリース・オンライン

    オリックスの「いまのり」シリーズは5年リースの「いまのりくん」、7年リースの「いまのりセブン」、9年リースの「いまのりナイン」があります。

    いずれのプランもリース期間中の税金関係や、自賠責保険などの諸費用は全て含まれます。オイル交換や車検整備はそれぞれに対応したクーポンで実施される仕組みで余計な維持コストはかかりません。ただしタイヤ交換やバッテリー交換、定期点検費用はリース料金に含まれまれないので、その点は注意が必要です。

    手続きはオリックスリースの店舗の他、インターネットや郵送でも進められます。

    それぞれのプランの違いについては、オリックスカーリースのサイトで紹介されている図がわかりやすいです。

    オリックス カーリース3プランの違い
    出典 : オリックス カーリースオンライン
    • いまのりくん : 2年たったら乗り換え・返却が自由でクルマの買取りできず、自分のクルマにすることは不可。5年後は返却。
    • いまのりセブン : 5年たったら乗り換え・返却が自由で7年後は自分のクルマにすることが可能。
    • いまのりナイン : 7年たったら乗り換え・返却が自由で9年後は自分のクルマにすることが可能。

    9年の長期リースができ、月々の支払を極力抑えられるのはオリックスリースの強みです。

    新しいクルマを短期間で乗り換えたいユーザーはいまのりくんがおススメ、長く乗りたいユーザーはいまのりセブンやナインがおススメです。セブンやナインではいずれ自分のクルマにすることができることがメリット。今のクルマは耐久性も向上し10年以上問題なく走れる場合が多くなっていますから、どちらかのプランが絶対的に優れているということはないでしょう。

    コスモ石油「スマートビーグル」の特徴

    コスモスマートビークル
    出典 : コスモスマートビークル

    個人向けのカーリース「コスモスマートビークル」は、全国のコスモ石油のガソリンスタンドでサービスを受けることができます。コスモザカードを利用すればガソリン代金の割引を受けられるほか、国家資格を持つ整備士によるメンテナンスを受けられる点も特長です。

    契約プランは60か月と84か月の期間選択に加え、サービスパックのゴールド、シルバー、ホワイトの3つのプランが選べます。こちらも細かい違いは公式サイトを一度ご確認ください。

    スマートビークル3プランの違い
    出典 : コスモスマートビークル 選べる!3つのメンテナンスパック

    ホワイトプランは車両代金と登録時の諸費用、期間中の自動車税のみしか含まれないシンプルなプラン。オイル交換などの消耗品交換、車検整備料金、継続車検時に必要な自賠責保険や重量税など含まれないため、リース料金を最優先したい人向けです。ホワイトプランの場合は、通常マイカーローンとサービスの違いが少ないため、リースならではのメリットが少なくなります。コスモザカードで給油時のガソリン割引が1Lあたり1円引きの特典付き。

    シルバープランはホワイトプランに期間中の自賠責保険や重量税、車検整備料金、定期点検料金、オイル交換など通常クルマを維持するために必要な費用を含めたプランです。コスモザカードで給油時のガソリン割引は1Lあたり3円引きの特典付き。

    ゴールドプランはシルバープランにタイヤ交換、バッテリー交換、ワイパーゴム交換等各種消耗品の交換に延長保証とロードメンテナンスが付いた乗りっぱなし可能な手厚いプランです。コスモザカードで給油時のガソリン割引は1Lあたり5円引きの特典付き。

    消耗品も全てコミコミのマイカーリースはコスモ石油だけですし、シルバープランでも定期点検が入るのもスマートビーグルの特徴です。

    マイカーリースの審査基準

    マイカーリースの審査基準は、マイカーローンや残価設定ローンの審査基準と大きな違いがありません。そのためリースだからといって審査が甘くなるということはないです。

    基本的な個人情報が審査の対象で、住所、職業、年齢、年収などを元に審査をされます。専業主婦や学生で収入が無い場合は、一定収入のある連帯保証人を立てることにより審査を通すことができます。

    以下にあてはまる場合は、審査が通りにくい可能性があるので注意しましょう。

    • 過去にクレジットカードによる買い物で支払いが遅れたことがある
    • 他のマイカーローンで支払が遅れたことがある
    • 多額のローンが現在ある。または多額のキャンシング利用を行っている
    • 転職し勤続1年未満

    大抵の審査はCIC(クレジットインフォメーションセンター)に保存されているデータをもとに行なわれます。手数料が1,000円かかりますが、自分の個人情報の照会が可能です。インターネット上で完結するので、不安な方はアクセスしてみると良いでしょう。

    ちなみに信用情報機関のデータには5年の保管期限があります。ただし官報に保管される自己破産情報は消えることはないので、自己破産歴がある場合はリースもローンも通りづらいです。

    マイカーリース料金シミュレーション

    それでは試しに同じ条件の車をリースする場合に、どのくらいの金額が毎月かかるのかをシミュレーションしてみましょう。今回はスズキのハスラーで比較します。細かい条件は下記を参照ください。

    スズキ ハスラー
    出典 : スズキ ハスラー
    • 基本情報 : スズキ「ハスラー」 5ドア / Gグレード / CVT(AT)/  4WD
    • メーカーオプション : パッションオレンジ ホワイト2トーンルーフ
    • その他オプション : ETC パイオニア楽ナビ+バックカメラ

    オリックス「いまのり」シリーズの3プランと、コスモ「スマートビークル」で最もベーシックなシルバープランで期間を変えて2プラン、合計5プランで毎月の料金を出します。先に結果をお見せしてしまうと以下のようになりました。

    プラン 期間 料金
    いまのりくん 60ヶ月 32,832円
    いまのりセブン 84ヶ月 27,216円
    いまのりナイン 96ヶ月 22,572円
    スマートビークル シルバーメンテパック 60ヶ月 31,320円
    スマートビークル シルバーメンテパック 84ヶ月 27,108円

    オリックスリースもコスモ石油も同じ期間ではほとんど変わりがありません。コスモザカードをすでに持っている方であれば、ガソリン代が値引きされることに加え定期メンテナンス代金も含まれる、コスモ石油のスマートビークルが使いやすいのではないでしょうか。

    ただし注意しておきたいのは、オリックスリースの走行距離は2,000km/月ですがコスモ石油は1,500km/月だということです。コスモ石油では1,000km/月の契約も可能ですが、どちらもその他の走行距離設定はありません。つまり走行距離に限っていえば、年間2万キロ走るような人はオリックスリースが、逆に年間1.5万キロ未満であればコスモ石油が適しています。通勤距離で計算するなど、実際に使うことを想定しながら試算することが大切です。

    ちなみにスマートビークルのシルバーパックを60ヶ月のプランで利用する場合、ゴールドパックの同プランよりも月に約3,400円安くなります。1年間で換算すると約4万円です。よっぽど車を乗る人でない限り、毎年バッテリーをダメにすることはないですし、タイヤもそんなにたくさん買わないでしょう。ワイパーゴムも1本1,000円前後ですからそこまで車に乗らない人はシルバーパックが向いています。

    月々の支払金額だけを見ると、魅力的なのはオリックスリースのいまのりナインです。この料金には9年間のクルマに関する税金が全て含まれています。月々の負担が最も少なく、ボーナス支払い設定をしない場合は毎月一定額のみ支払うだけで、車検や税金など、まとまったお金はいりません。

    オリックスリースいまのりセブンとナインは期間終了後そのまま自分のクルマになります。一方でコスモ石油のスマートビークルは自分のクルマにする場合には、その時の残価分で買い取る必要があります。そのため長く乗り続けるならオリックスリース、期間満了時に返却・乗り換えならコスモ石油という軸で検討してみるのもいいでしょう。

    コネクテッドカーのカーリース

    こちらは一般的なカーリースとは少し違った仕組みの「SmartDrive Cars」というコネクテッドカーサービス。

    特徴は手続きの簡単さと、安全運転をすることでポイントが付与され還元されること。ポイントはAmazonギフト券や楽天Edy、WAONポイントやnanacoなどに交換して使えます。また、申し込みはWebから、契約は書類(郵送)のやりとりのみで完結するので、ディーラーをたくさん回ってその後も営業されたりなど、煩わしいことは抜きで注文できるのも便利です。納車時はもちろん自宅まで車が届きます。

    他にないユニークな点として、注文されたクルマはすべて専用デバイスが提供され、それによって車がインターネットにつながり「コネクテッドカー」になるという点です。これによって運転のデータを取得し、運転診断で改善提案をしてくれたり、自分の運転ログをいつでもスマホで確認できるなど、クルマに関する情報がスマホに集約されているのも特徴です。

    リリース後は、安全運転に連動したサービスが順次拡充されていく予定であるため、日々の運転の中でもちゃんと安全運転に気をつけて特典を享受していきたいという方にはメリットが大きいサービスです。

    また、月額の料金には各種自動車税や自賠責保険、オイル交換や点検、車検までがすべて含まれるため、毎月定額で車を楽しめます。

    最近ではレンタカーやカーリースだけではなく、カーシェアなど車の利用手段が広がってきています。それぞれの手段ごとに特長や向き不向きが異なるのはもちろんですが、今回紹介したように同じカーリースでもサービスの中身は違います。

    自分の車の利用シーンをイメージしながら、サービスごとの特長を把握した上でもっとも良いものを選択してください。

  • 【初心者向け】ドライブレコーダーの取り付け方法

    【初心者向け】ドライブレコーダーの取り付け方法

    旅客事業用のタクシーやバス、商用のトラックだけではなく自家用車へも普及が進むドライブレコーダー。万一事故が起こった際にも、事故時の映像を記録できるので原因究明にも大きく貢献してくれます。

    とはいえドライブレコーダーを使ったことがない人であれば、どうやって設置するのかがわからないという人もいるはず。そこで今回はドライブレコーダーを選ぶポイントと取り付け方について紹介します。

    ドライブレコーダーのメリットは?

    ドライブレコーダーの大きなメリットは、事故の際の原因究明に役立つことです。

    お互いが青信号を主張した場合でも交差点の状況はしっかり記録されています。当て逃げに合った際でも、相手の車種やナンバーが記録されていることにより犯人を捜す手掛かりになるでしょう。もちろん事故の過失割合を算出する際にもドライブレコーダーの映像は役立ちます。

    また装着していることで安全運転への意識が高まり、結果として事故率の低下につながる可能性も。自分の運転状況が記録されるというだけでも緊張感がでて、運転に対する意識も高くなるでしょう。

    ドライブレコーダーでは、まず有効画素数とGセンサーをチェック

    インターネットで格安のドライブレコーダーを探すと、今では3,000円以下の製品も見つかります。実際のカーショップでも、品揃えがいいお店なら3,000円台のものがあるはずです。

    このような安価な製品でも画素数は100万画素カラーで動画は30コマ/秒を記録できるものは多く、スペック的には問題ありません。最低限の記録ができれば十分だから、なるべく安いものを使いたいという方であればこのような製品をチェックしてみてはいかがでしょうか。

    格安品を選ぶ場合は、G(加速度)センサーがついているかも事前に確認してみてください。G(加速度)センサー付きのドライブレコーダーであれば衝撃を検知すると、衝撃前後の映像をマイクロSDカードに保存できます。常時録画でも記録は残りますが、Gセンサーが付いているとより映像を探しやすくなります。

    もう少し良い商品だと駐車中も記録できるタイプもあり、当て逃げやイタズラに対応することが可能です。ちなみにこのタイプはシガー電源の他に常時電源が必要になります。

    ドライブレコーダーで大きく違ってくるのは夜間の映像です。たとえば、ユピテルの場合は「ハイダイナミックレンジ」と呼ばれていますが、格安品の夜間映像は信号の状況はわかるが、他は黒くつぶれて見えにくい場合がほとんどです。早朝や夜間に運転することが多い人にとっては、特に重要な機能でしょう。

    ドライブレコーダーの選び方で悩んでいる方は、「ドライブレコーダーの選び方ーー人気ランキング&おすすめ製品ガイド」も合わせて参考にしてみてください!

    ドライブレコーダーの取り付け方法

    初めての方は、購入した商品の公式サイトや説明書などを手元に置きながら取り付けましょう。たとえばユピテルのドライブレコーダー DRY-mini50cの場合だと、公式サイトに取り付け方が紹介されているほかPDFのクイックガイドも用意されています。

    ユピテル ドライブレコーダーの取り付け方
    出典 : ユピテル ドライブレコーダー DRY-mini50c

    カメラ本体は両面テープを使ってフロンドガラス上部に取り付けます。運転の妨げにならないように取り付けるのがポイントで、フロントガラスの上部20%以内に取り付けることで視界は確保されるので参考にしてください。

    ドライブレコーダーの種類によっては吸盤で取り付けるタイプもあります。ただし吸盤で取り付けるタイプは劣化し落ちる可能性があるので定期的に本体を取り換えたい人や、簡単に装着するのを優先したい人向けです。

    ドライブレコーダーの設置位置

    電源は12Vシガーライターから取るタイプが一般的です。上記の写真には配線がありませんが、電源まで目立たないように配線を行うのがポイントです。

    ドライブレコーダーの配線もETC車載器の配線同様に処理して問題ありません。写真で丸く囲っている部分は天井の内張りです。そこに隙間があり、コードを落とし込むスペースがあります(写真はC26型日産セレナ)。Aピラーマで押し込みましょう。天井にスペースが無い押し込めない車種の場合は、コードを抑え込む金具を両面テープでフロントガラス上部に取り付けコードを這わせます。

    ミニバンタイプなどAピラーが長くダッシュボードの奥行がある車種は、写真の「赤←」の方向にコードを運びます。セダンタイプなら「紫↓」の方向にコードを運ぶとコードの長さが節約できます。Aピラーは爪で取り付けられているので、爪を折らないように注意して浮かせましょう。

    Aピラー

    「赤←」の方向にコードを運んだ場合には、写真のようにゴムをめくることができる車種があるのでここに入れて隠すと良いです(写真はC26型日産セレナ)。

    最終的には、どちらを通しても写真右の位置にコードが来ます。下の写真は助手席側のドアを開けてグローブボックスを開けた状態です。

    グローブボックス

    シガーソケット電源なら、コードをフロアマットの下に通して電源まで運ぶ方法が一番楽です。ヒューズ電源とオーディオ電源ならグローブボックスの中を通します。

    3つの電源の取り方

    電源の取り方については3つの方法があります。

    シガーソケットから電源を取る方法

    シガーライターから電源を取る写真

    一番簡単な電源の取り方がシガーソケットから取る方法です。特に加工する必要も無く、付属のコードを差し込むだけです。

    大抵の車には1か所しかシガーソケットの電源はありません。そのためスマートフォンの電源に利用したりレーダー探知機やポータブルナビの電源に利用していれば、差し込み口が足りなくなる可能性もあります。そのような場合にはカー用品店で販売している3つ又のタイプの電源を利用するなどして、対処してください。

    シガープラグから電源を取る方法は簡単な反面、デメリットもあります。ドライブレコーダーの電源の影響で、ETCや地デジにノイズが入る場合があるのです。ETCの場合にはゲートが開かないこともあります。またコードが丸見えで見た目はスッキリしません。

    ノイズに関してはノイズ対策がしっかり施されているドライブレコーダーを選ぶと問題ありませんが、格安品を選ぶ場合はノイズが出る可能性があることを踏まえておきましょう。

    ヒューズから電源を取る方法

    ヒューズから電源を取る写真

    コードが見えずスッキリ取り付けることができるのがヒューズから電源を取る方法です。過電流を防止するためのヒューズにも電気が当然流れているので、キーを一段階回した状態、プッシュ式ならブレーキを踏まずに押した状態で電源が入る「アクセサリー電源」を探します。

    ただし上述した通り一番簡単なのはシガーソケットから電源をとる方法です。車の取扱書などでヒューズの位置を確認すればどのヒューズか見つけることができますが、初めての方には少し難易度が高いかもしれません。

    電源をとる際はまずヒューズが平型ヒューズかミニ平型ヒューズかを確認し、その形に合ったコードと電源ソケットがセットになったパーツを用意します。こちらのサイトは必要なパーツなどを具体的に紹介しているので合わせて参考にしてみてください。

    ヒューズの型を確認し、実際にヒューズを差し替えます。ヒューズボックスは大抵ダッシュボードとエンジンルームの間にあるので、その付近の車体に接しているビス、ナットからマイナス電源のアースを取ります。その後、ドライブレコーダーの電源を差し込み完了です。

     

    同時に監視用の常時電源を取る場合には、万一トラブルがあっても走行に影響のない電源を選びましょう。ベストはルームランプ用のヒューズ電源です。アクセサリー電源同様にヒューズを差し替えて完了です。

    オーディオから電源を取る方法

    オーディオやナビゲーションの裏にもアクセサリー電源のコードがあります。オーディオから電源を取る方法もスッキリとした配線になりますが、その反面簡単にナビが外せない、樹脂のフレームを破損する恐れがある、ドライブレコーダーに電源コードが付属していないなどハードルが高いです。

    少々年式の古い車の場合は簡単にオーディオが外せたり、グローブボックスの裏から楽にコードが運べたりしましたが最近の車は、隙間も少なく簡単に個人で作業ができないような造りになっています。

    オーディオ電源にコードを接続したいあまりに、シガーライター用の電源コードを切断して接続しようとすることはやめておきましょう。切ることにより、12V電源が取れなくなり作動しなくなります。また、メーカー保証がその時点で受けられなくなるので注意が必要です。

    ドライブレコーダーの取り付け工賃

    カー用品店で購入したドライブレコーダーを取り付けてもらう場合には、商品代金+取り付け工賃(だいたい5000〜6000円が相場)、インターネットで購入する場合や他店で購入した製品を持ち込む場合はだいたい2倍の工賃が必要になります。

    高いと感じる方もいるかもしれませんが、自分で取り付ける場合にも必要な部品は購入しなければならず、手間がかかります。格安購入品なら多少はあきらめがつくかも知れませんが、高性能品なら失敗しづらいでしょう。

    どうしても不安という方や絶対に失敗したくたいという方は、自分で取り付けるよりも費用はかかりますがプロにお願いすることを考えてみてはいかがでしょうか。

  • 【比較表付き】ユピテルのドライブレコーダー11選

    【比較表付き】ユピテルのドライブレコーダー11選

    今回は、ドライブレコーダーの代表的案メーカーとして知られる、ユピテルの製品を紹介します。各機種でどんな役割を持っているのか、どんな機能があるかなどをまとめているので、購入の際にぜひ参考にしてみてください。(価格は8月25日時点のAmazonのものを記載しています)

    ユピテルのドライレブコーダーは「ハイグレードプレミアムシリーズ」、「ハイグレードシリーズ」、「シンプルシリーズ」と大きく3つのモデルに分かれていることも特徴的です。価格や画素数、搭載されている機能もかなり変わってきます。

    文末には簡単なものですが、今回紹介する11種の製品の比較表も掲載していますのでこちらも使ってみてください。

    ハイグレードプレミアムシリーズ

    少々値段が高くても、ハイスペックなドライブレコーダーを買いたいという方にオススメのシリーズです。

    1 . DRY-ST6000d

    DRY-ST6000d
    出典 : ユピテル DRY-ST6000d

    ・画素数:200万画素(CMOS)
    ・価格:¥27,980
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st6000d/
    ・Amazon : http://amzn.to/2Biybdk

    「駐車監視機能(オプション対応)」に特化し、最大で約12時間の連続記録が可能な特定カー量販店向けのドライブレコーダー。より高度な駐車監視記録ができるため、常時録画を目的とするユーザーにピッタリの商品となります。また衝撃を検知した際に残した動画は、上書きされないように別の保存用フォルダに記録されるので安心です。

    記録方式は「常時録画、G(加速度)センサー記録、ワンタッチ記録」と3つのタイプがあり、エンジンのON/OFFや衝撃の検知などに連動して自動的に記録を行ってくれます。白とびや黒つぶれを抑えてくれるHDR(ハイダイナミックレンジ)搭載のため、明暗差の大きいトンネルの出入り口や夜間のドライブでも、鮮明な映像を記録することができます。

    【主な機能】駐車中も記録、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    2.DRY-ST7000c

    DRY-ST7000c
    出典 : ユピテル DRY-ST7000c

    ・画素数:350万画素
    ・参考価格:¥17,800
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st7000c/
    ・Amazon : http://amzn.to/2Ab3GsC

    従来のモデルより更なる高画質化を追及した、特定カー量販店向けの新商品。QUAD HD(約350万画素)録画により、FULL HDを超える記録を実現しています。他にも、駐車中に人の動きを検知する「動体検知機能(オプション対応)」を新搭載し、いたずらや車上荒らしなどの犯罪にも対応可能です。

    DRY-ST7000cではアクティブセーフティー機能を搭載。先行車両がスタートしたことを知らせる「スタートインフォメーション」、先行車両との接近を知らせる「前方衝突防止アラート」、走行車線のはみ出しを知らせる「レーンキープアシスト」など多彩な機能があるため、快適で安全なドライブをサポートしてくれます。

    【主な機能】駐車中も記録、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、QUAD HD搭載、映像鮮明化HDR搭載

    3. DRY-AS410WGc

    DRY-AS410WGc
    出典 : ユピテル DRY-AS410WGc

    ・画素数:300万画素、400万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥22,000
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-as410wgc/
    ・Amazon : http://amzn.to/2zwcztr

    アクティブセーフティー機能を搭載し、HDR+400万画素CMOSでより鮮明な録画が可能な特定量販店向けのドライブレコーダー。粗い映像では追突事故の際に、相手のナンバープレートが分からないなどのトラブルがありますが、DRY-AS410WGcなら高画質の録画ができるため安心です。

    またこちらの商品は駐車中の記録に特化しており、エンジンをOFFにしても内蔵バッテリー搭載により常時録画が延長できるため、当て逃げやいたずらにも常に対応。録画の上書きも「上書き禁止、常時録画上書き、全て上書き」と3つのモードから選べるので、大切な記録を目的別に残すことができます。

    【主な機能】駐車中も記録、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    4. DRY-WiFiV3c

    DRY-WiFiV3c
    出典 : ユピテル DRY-WiFiV3c

    ・画素数:200万画素、300万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥13,980
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-wifiv3c/
    ・Amazon : http://amzn.to/2Acg0sp

    手持ちのスマホと連動する、無線LAN搭載型のドライブレコーダー。無料専用アプリ「DRY-WiFi Remote TypeB」を通して、スマホから本器をリモート操作できることが最大の特徴です。

    もちろん、ドライブレコーダーに記録された映像をスマホ画面で確認することもでき、映像の再生やスマホへのバックアップ、不要なファイルの削除などが可能です。

    【主な機能】駐車中も記録、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、無線LAN搭載、映像鮮明化HDR搭載

    5. DRY-AS375WGd

    DRY-AS375WGd
    出典 : ユピテル DRY-AS375WGd

    ・画素数:200万画素、310万画素(CMOS)
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-as375wgd/

    アクティブセーフティー機能+GPS&Gセンサー搭載のディーラー・電送店モデル向けのドライブレコーダー。310万画素CMOSの高画質で録画することができるため、鮮明な記録を残すことができます。レンズは可動式で、広い範囲で最適なアングルに調整が可能。フロントガラスの傾斜に合わせて角度調整が行えるため、ほとんどの車両に取り付けることができます。

    【主な機能】駐車中も記録、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、アクティブセーフティー機能搭載

    ハイグレードシリーズ

    ハイグレードプレミアムシリーズのような製品ほどのスペックは不要だけど、画素数やある程度の機能は欲しいという方向け。3つのモデルの中ではちょうど中間にあたります。

    6. DRY-ST2000c

    DRY-ST2000c
    出典 : ユピテル DRY-ST2000c

    ・画素数:200万画素
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st2000c/
    ・Amazon : http://amzn.to/2BjU7F8

    いたずらや車上荒らしに対応する「動体検知記録(オプション対応)」が搭載。人や自動車の動きを検知して即座に記録してくれます。30秒の間に映像の中で動きがなかった場合は、自動で記録を終了してくれる親切設計。不要な記録を防いでくれるため、SDカードがすぐに容量不足になることもありません。

    【主な機能】駐車中も記録、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    7. DRY-ST3000c

    DRY-ST3000c
    出典 : ユピテル DRY-ST3000c

    ・画素数:200万画素、300万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥14,350
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st3000c/
    ・Amazon : http://amzn.to/2zuz1mW

    3つの駐車記録機能(オプション対応)を搭載した、特定量販店向けのドライブレコーダー。「動体検知記録、常時記録、Gセンサー記録」など多彩なバリエーションがあるため、駐車中も常に記録を行い、いたずらや車上荒らしに対応してくれます。

    またGPSも搭載しているので、映像と共に位置や日時、速度情報なども記録してくれます。パソコン用の専用ビューアソフトを使用すれば、記録された位置情報から走行軌跡などを確認することもできるので、色々な活用法が見つかるはずです。

    【主な機能】駐車中も記録、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    シンプルシリーズ

    1万円を切る製品も多くもっとも手頃なモデルです。画素数や機能にこだわる方にはあまりオススメできませんが、最低限の機能さえあれば問題ないという方や、はじめてドライブレコーダーを使うのでまずはテスト的に、という方には向いています。

    8. DRY-mini50c

    DRY-mini50c
    出典 : ユピテル DRY-mini50c

    ・画素数:100万画素
    ・参考価格:¥8,602
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-mini50c/
    ・Amazon : http://amzn.to/2zxHSEt

    「シンプルシリーズ」という名前からも分かる通り、コンパクト設計の低価格ドライブレコーダーとして人気のあるタイプです。その中でもDRY-mini50cは、シリーズ最小モデルとして本体サイズも「高さ45mm/幅55mm/奥行29mm」と超コンパクトなので、ミラー裏に隠せば視界を遮られることもなく快適にドライブすることができます。

    9. DRY-ST1500c

    DRY-ST1500c
    出典 : ユピテル DRY-ST1500c

    ・画素数:200万画素、300万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥14,040
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st1500c/
    ・Amazon : http://amzn.to/2AbaKp6

    「動体検知記録、Gセンサー記録、常時記録」などの駐車監視記録機能(オプション対応)に特化した、特定量販店向けのシンプルシリーズの一台。HDR&FULL HDで録画することができるため、より鮮明な記録を残すことができます。

    【主な機能】駐車中も記録、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    10. DRY-SV50c

    DRY-SV50c
    出典 : ユピテル DRY-SV50c

    ・画素数:100万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥8,893
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-sv50c/
    ・Amazon : http://amzn.to/2BsZrXv

    ユピテル50周年記念モデルのドライブレコーダー。レンズ部が可動式なので、フロントガラスに近い位置で取り付けることができ、運転中も視界の妨げになることもありません。「Gセンサー記録、常時録画」などの駐車監視記録機能(オプション対応)も搭載することができるため、当て逃げやいたずらにも対応してくれます。

    【主な機能】駐車中も記録、G(加速度)センサー搭載

    11. DRY-V2

    DRY-V2
    出典 : ユピテル DRY-V2

    ・画素数:200万画素、300万画素(CMOS)
    ・参考価格:¥9,979
    ・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-v2/
    ・Amazon : http://amzn.to/2Bl5f4p

    駐車監視記録機能(オプション対応)に特化したシンプルシリーズの一台。映像の記録の開始/終了は、エンジンのON/OFFに連動しており、エンジンをOFFにしても走行中に充電されたマルチバッテリーからの電源供給により、最大で約12時間の連続録画が可能です。

    【主な機能】駐車中も記録、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載

    商品別一覧表(2017年8月25日の情報)

    商品名 商品サイズ

    (幅、厚み、高さ)

    画素数 参考価格

    ※Amazonを参考

    DRY-ST6000d 6.2 × 3 × 4.8 cm 200万画素CMOS

     

    ¥27,980
    DRY-ST7000c 6 × 2.8 × 4.5 cm 350万画素

     

    ¥17,800
    DRY-AS410WGc 6.7 × 3.8 × 5.4 cm 300万画素

    400万画素CMOS

    ¥22,000
    DRY-WiFiV3c 10.3 × 3.5 × 3.5 cm 200万画素

    300万画素CMOS

    ¥13,980
    DRY-AS375WGd 9.8 × 4.5 × 4.5 cm 200万画素

    310万画素CMOS

    記載なし
    DRY-ST2000c 6.2 × 3.8 × 4.8 cm 200万画素CMOS 記載なし
    DRY-ST3000c 6 × 2.8 × 4.5 cm 200万画素

    300万画素CMOS

    ¥14,350
    DRY-mini50c 5.5 × 2.9 × 4.5 cm 100万画素

     

    ¥8,602
    DRY-ST1500c 6 × 2.8 × 4.5 cm 200万画素

    300万画素CMOS

    ¥14,040
    DRY-SV50c 8.5 × 4 × 4 cm 100万画素CMOS

     

    ¥8,893
    DRY-V2 8.5 × 4 × 4 cm 200万画素

    300万画素CMOS

    ¥9,979

    ユピテルは一般ドライバー向けにたくさんの製品を販売していますが、法人向けの専用モデルも扱っています。営業車両だけでなく、タクシーやバスなどの公共交通機関、トラック用の貨物輸送業といった利用シーンに特化したドライブレコーダーを揃えているのが特徴です。

    業務用のドライブレコーダーを検討されている方は、法人向けのドライブレコーダーを紹介している記事があるので、そちらも合わせてチェックしてみてください。

  • 【比較表つき】ケンウッドのドライブレコーダー8選

    【比較表つき】ケンウッドのドライブレコーダー8選

    今回は、オーディオメーカー・映像機器メーカーの老舗として有名であり、カーマルチメディア機器の開発・販売も手掛けている「ケンウッド」のドライブレコーダー8種を紹介します。

    記事の末尾にはサイズや画素数、参考価格(amazonでの参考価格です)を元にした比較表も記載しました。購入を検討するの際にぜひ参考にしてみてください。

    ケンウッド製のドライブレコーダー

    カーマルチメディア製品の大手として有名なケンウッド(KENWOOD)も、ドライブレコーダーの新商品を定期的に発売しています。商品ブランドの知名度が高いため、各通販サイトにおける売り上げランキングも常に上位に位置しており、他社の追随を許さない高性能ドラレコとして、多くのユーザーから注目を集めています。

    ケンウッドが手がけるドライブレコーダーについては公式サイトも参照ください。

    2017年現行モデル

    1. DRV-N520

    DRV-N520
    出典 : ケンウッド DRV-N520

    ・画素数:400万画素
    ・参考価格:¥16,171
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_n520/
    ・Amazon : http://amzn.to/2zx2vR1

    Full HD画質(1920×1080)を超える高解像度「3M(メガ)2304×1296」の録画を実現。ナンバープレートや標識などを細部まで鮮明に記録することができ、また明暗差に対応するHDR(ハイダイナミックレンジ)も搭載しているため、数あるドライブレコーダーの中でも一歩先を行く商品として注目を集めています。

    他にもカーナビとリンクさせることにより、ナビ本体の持つ正確な自動車位置情報をドライブレコーダーへ反映させることもできます。ケンウッドはカーナビの開発にも力を入れているため、セットで買えばマップとリンクした情報を残せるでしょう。ただし「ナビ連動型」の商品のため、単品での使用はできないとのことです。

    【主な機能】GPS搭載(カーナビから受信)、G(加速度)センサー搭載、運転支援機能搭載、HDR搭載

    2. DRV-610

    DRV-610
    出典 : ケンウッド DRV-610

    ・画素数:340万画素
    ・参考価格:¥15,800
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_610/
    ・Amazon : http://amzn.to/2Abn5cN

    3M(2304×1296)のフルハイビジョン録画に運転支援機能を搭載したハイスペックモデル。急激な明るさの変化に強いWDRも搭載しており、明暗性激しい環境下でも鮮明な映像を記録してくれます。目玉となる運転支援機能は、「前方衝突・車線逸脱・発進遅れ」などを警告音で知らせ、ドライバーの運転をカメラの技術でサポートしてくれます。

    LED信号機の点灯とドライブレコーダーの撮影周期が一致することで、信号機の点灯が正確に録画できないことがありますが、DRV-610はコマ数を適正に設定することで無点灯記録を防いでくれることも特徴的です。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、運転支援機能搭載、WDR搭載

    3. DRV-410

    DRV-410
    出典 : ケンウッド DRV-410

    ・画素数:400万画素
    ・参考価格:¥14,180
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_410/
    ・Amazon : http://amzn.to/2Biu4Oo

    デジタル放送を超える3Mの高解像度録画を実現し、急激な明るさの変化にも強いHDRを搭載したモデルです(※注:3M記録モードの時はHDRは動作しません)。難点としては、DRV-610と比べて画面が小さいこと。

    しかし画面が小さい分、全体的にコンパクトな製品となっており、運転支援機能の搭載や信号機の無点灯記録も防いでくれるため、高性能な機能が満載のモデルとなっています。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、運転支援機能搭載、HDR搭載

    4 . DRV-325

    DRV-325
    出典 : ケンウッド DRV-325

    ・画素数:200万画素
    ・参考価格:¥13,499
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_325_drv_320/
    ・Amazon : http://amzn.to/2AeuYyl

    高精細なハイビジョン録画を、コンパクトな機器で実現したDRV-325。ケンウッドが今まで発売したモデルより、容積比で約20%の小型化を達成しており、ドライバーの視界を遮ることのないスタイリッシュな装着が可能です。

    DRV-325ではmicroSDカードの「32GB」が付属しており、長時間の録画ができるのも強みとなっています。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    5. DRV-320

    DRV-320
    出典 : ケンウッド DRV-320

    ・画素数:200万画素
    ・参考価格:¥13,700
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_325_drv_320/
    ・Amazon : http://amzn.to/2zuyEZr

    DRV-325と同様、高精細なハイビジョン録画を実現したコンパクトモデル。こちらはmicroSDカードの「8GB」が付属しており、容量以外はDRV-325と仕様が同一となります。画素数はこれまで紹介してきた製品に劣りますが、その分価格は抑えめです。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    2016年モデル(生産完了)

    6. KNA-DR500

    KNA-DR500
    出典 : ケンウッド KNA-DR500

    ・画素数:251万画素
    ・参考価格:¥29,800
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/kna_dr500/
    ・Amazon : http://amzn.to/2zxu2lt

    ナビ連動型のスタンダード・ドライブレコーダー。ナビ本体の正確な位置情報を記録でき、7インチのワイドモニターを通してタッチ操作や再生が可能です。注意点としてナビ連動タイプのため、ドライブレコーダー単体での使用はできません。

    4つの録画モードが搭載されており「常時録画・衝撃録画・手動録画・駐車録画」のそれぞれから選ぶことができます。録画方式は1920×1080のFull HDなので鮮明な記録が可能。他にも、高感度CMOSセンサー搭載により「水平約135°、垂直約77°」の広い視野をカバーしていることや、映像のブレを抑えるブレ補正機能も搭載しています。

    【主な機能】GPS搭載(カーナビから受信)、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    7. KNA-DR350

    KNA-DR350
    出典 : ケンウッド KNA-DR350

    ・画素数:213万画素
    ・参考価格:¥18,900
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/kna_dr350/
    ・Amazon : http://amzn.to/2BjYXSO

    高感度のGPSを搭載しており、日時・速度・位置情報をせっかくに記録してくれます。お同梱する「KENWOOD ROUTE WATCHER」を使用すれば、Googleマップを活用した位置情報の確認を行うことができます。

    Gセンサーで検知した重要な映像・音声データは、上書きせずにSDカード内の緊急用フォルダに保存してくれるため安心。他にも、カメラの弱点であった急激に明るさの変化に対応するHDRを搭載しており、トンネル出入り口付近などで発生する「白とび」や「黒つぶれ」を録画時に抑えてくれます。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    8. KNA-DR300

    KNA-DR300
    出典 : ケンウッド KNA-DR300

    ・画素数:213万画素
    ・参考価格:¥17,036
    ・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/kna_dr300/
    ・Amazon : http://amzn.to/2Ac4Fc3

    高感度F2.0レンズを採用のスタンダード・ドライブレコーダー。また、「水平約100°、垂直約55°」の広角レンズを搭載しており、広い視野での録画が可能となっています。microSDメモリーの領域を「通常・緊急・駐車・写真」と4分割に割り当てすることができ、記録内容の整理がしやすいです。

    【主な機能】GPS搭載、G(加速度)センサー搭載、HDR搭載

    商品一覧表(2017年8月27日)

    商品名 商品サイズ

    (幅、厚み、高さ)

    画素数 参考価格

    ※Amazonを参考

    DRV-N520 7.9 × 4.8 × 6.6

    cm

    400万画素

     

    ¥16,171
    DRV-610 9.1 × 3.7 × 4.9

    cm

    340万画素

     

    ¥15,800
    DRV-410 7.7 × 3.5 × 5.6

    cm

    400万画素 ¥14,180
    DRV-325 6.2 × 3.7 × 5.1

    cm

    200万画素

     

    ¥13,499
    DRV-320 6.2 × 3.7 × 5.1

    cm

    200万画素 ¥13,700
    KNA-DR500 9.6 × 5.6 × 2.9

    cm

    251万画素 ¥29,800
    KNA-DR350 6.5 × 3.6 × 6.6

    cm

    213万画素 ¥18,900
    KNA-DR300 6.5 × 3.6 × 6.5

    cm

    213万画素 ¥17,036

    今回紹介した製品は1万円以下のものはなく、とにかく最低限の機能と値段の安さを重視したいという方には別メーカーのドライブレコーダーが向いています。ただケンウッド製のドライブレコーダーは、同社が販売しているカーナビと連携する商品もあり、地図情報と照らし合わせながら記録を残してくれることなど機能面で強みがあります。

    加えて映像記録を鮮明に残すことに関しては特に力を入れており、3M(2304×1296)の録画はケンウッドのアピールポイントとなっています。「事故が起きた時に相手のナンバープレートをしっかり記録したい」、「旅行へ行った時にドライブの貢献をきれいに残したい」などの要望があれば、今回ご紹介した商品を手に取ってみてはいかがでしょうか?

  • 世界が注目する中東・北アフリカ地域MENAの経済成長とサービス

    世界が注目する中東・北アフリカ地域MENAの経済成長とサービス

    今、世界でもスタートアップ市場で注目を浴びている都市があります。それが中東・北アフリカ地域、通称MENAと呼ばれる地域です。

    スタートアップとこの地域がすんなりと結びつかない方もいるかもしれません。そこで今回はネットの普及事情から最新の動向についてご紹介していきましょう。

    スタートアップの活況にある「MENA」

    聞きなれない言葉かもしれませんが、MENAとは、ポストBRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)として注目が集まっているMiddle East(中東)とNorth Africa(北アフリカ地域)を合わせた地域のことを言います。MENAに厳密な定義はありませんが、GSMAが対象としている25市場は、アルジェリア、バーレーン、コモロ、ジブチ、エジプト、イラン、イラク、イスラエル、ヨルダン、クウェート、レバノン、リビア、モーリタニア、モロッコ、オマーン、パレスチナ、カタール、サウジアラビア、ソマリア、スーダン、シリア、チュニジア、トルコ、UAE、イエメンです。

    ※GSMAとは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体のことで、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち300社以上は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダ、インターネット企業など、広範囲なモバイルエコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。

    最近のニュースでは、米国時間の2017年3月28日、Amazonはアラブ諸国で最大規模のEC事業を展開しているSouqを6億5,000万ドルほどに達する金額で買収したことが話題になりました。Amazonにとっては2014年以降の最大の買収額であり、この金額感からもMENA地域において、今後さらなる経済発展への期待値が高まっていることが予想できます。

    https://uae.souq.com/

    Souqはアラビア語で「市場」を意味し、電子機器から衣料品、日用品など幅広く取り扱って販売しています。同社はアラブ首長国連邦、エジプト、サウジアラビア、クエートで事業を展開し、2016年2月には2億7,500万ドルもの金額を資金調達しました。

    調査会社のEuromonitorによれば、2016年のMENA地域におけるEC市場の売上は82億ドルですが、2021年には230%以上の増加が見込まれており、270億ドルに達すると言われています。

    MENA地域の中でも、スタートアップの中心になっている都市は、レバノン、エジプト、ヨルダン、トルコ、U.A.E.。いずれも大都市であり、インターネットなどの普及率も高い地域です。これらの国にはアクセラレータが拠点を置き、資金も集まりつつあります。カイロ、レバノン、ドバイでは、テック系のカンファレンスも頻繁に開催されています。

    スタートアップ活況の理由の中には、この地域におけるインターネットとモバイルの急速な普及拡大があるようです。

    高まるネット需要とモバイルの普及

     

    世界中のモバイル通信事業者を代表する団体GSMAが発表した、ドバイで開催されたGSMAモバイル360シリーズ中東大会での新報告書によると、MENAの地域におけるユニークモバイル加入者数は現在の3億3,900万人から2020年までには3億8,500万人に、スマートフォンの接続件数も過去3年に倍以上増加して2016年には2億6,300万件に達していますが、2020年には4億6700万件に増加する見込みだと伝えています。

    MENA地域の人口は世界的に見ると若く、スマートフォンやブロードバンドの普及率も高くなっています。同地域のモバイル業界は2015年に、エコシステムでの直接雇用や、モバイル分野の経済活動によって生まれた間接的雇用を通じて、100万人以上の雇用を生み出し、地域経済を支えました。さらには普通税の形で公的財政にも150億ドルもの貢献をしています。

    モバイルインターネットの普及率が急速に増し、2016年半ば時点ではMENA地域の人口の36パーセントに当たるおよそ2億人がモバイル経由でインターネットを利用しており、2020年までにはさらに、8700万人ほど増える見通しです。しかし、アフリカ・アラブ諸国の一部の途上国では、人口の3分の2以上がモバイルインターネットの利用をしていません。

    また、正式な身分証明書を持たない人々が1億2000万人を超えるこの地域において、モバイルは住民登録をしていない人々の課題対処にも貢献し、地方では出生登録が行えるよう対応されています。

    また、モバイルやインターネットの普及拡大は金融サービスへのアクセス改善や、災害や人道危機への効果的な対応にも役立っており、現在では10市場で20件のモバイルマネーサービスが運用中であり、正式な金融サービスを利用できない同地域の60%の人々のために、便利で効率的な支払い対応や国際送金を実現していたりもします。

    4Gネットワークの導入も加速を見せ、現在までに17カ国でLTEネットワーク運用を開始。先進市場で新しいデジタルサービスの基盤として確立することにも貢献しており、多くの起業家はモバイルエコシステムを利用して、各国の関心事や文化に合った新しいモバイルベースのソリューションを導入しています。

    エジプト、カタール、トルコ、UAEなど、同地域の多数の国々がモノのインターネット、スマートシティ、デジタルアイデンティティなどの高度なサービスを開始し、ヨルダンやUAEなどの国々は新興企業やデジタル革新にとって理想的な環境があるとして注目されるようになっています。

    2強にあるライドシェアサービス

    エジプトのカイロは都市として発展している一方で、人口や自動車台数の急増に伴う交通量の増加に対して道路など交通インフラの整備が追いついておらず、渋滞が慢性化しています。また、バスや鉄道など公共交通の輸送能力は限界に達しており、用地不足による道路網の拡大も困難な状況でもあるとも言います。これは、地下鉄の整備が課題となっているものの、地下には水道管網や電線網が複雑に埋設されていること、さらにカイロの地下は古代・中世の遺跡の宝庫であるため、開発と保全の両立をさせる難しい工法が求められているためです。

    出典 : careem

    そんな状況下で2014年11月に配車アプリのUberが進出。地元のタクシーだと料金体系が不透明なことが多かったものを、明確な料金体系やドライバー評価などの信頼性、数分でタクシーを呼べるという利点から、リリースから1年で100万件もの予約を獲得(エジプトのタクシーは60円〜100円/kmほど。変動あり)。Uberの地域担当者によると、エジプトのカイロはこの地域の中で最も急速に成長しており、毎月カイロだけでも3,000人のドライバーを追加しているのだとか。女性による運転が禁止されているサウジアラビアでは、Uberを利用する乗客の約8割が女性です。

    MENA地域のスタートアップ企業で、2012年にドバイで創業スタートした配車アプリのCareemも、トルコやパキスタン、北アフリカを中心とした13カ国80都市でサービスを展開しており、「中東のUber」として注目されているアプリのサービスです。Facebookアカウントでのログインが有効で、登録もカンタン。5分ほどで配車でき、車の種類はエコノミーとビジネスなど選べます。

    2015年11月には6,000万ドル(約72億円)を調達し、現在では1,200万人ものユーザーを抱え、同年、エジプトでは330倍の成長し、UAE、サウジアラビアではUberを上回る成長を遂げているようです。2017年8月には、中国の配車サービスDidiが同社への出資を発表しました。

    自動車販売数をぐんぐん伸ばすMENA地域

    世界の2016年度の自動車販売数ランキングを見ると、13位のイランは144万8,500台、自動車ブームの続くサウジアラビアは21位で65万5,500台と上位にランクインしています。

    アフリカ南西部に位置するモロッコでは、2016年の国内の新車販売台数が過去最高を記録し、モロッコ自動車輸入者協会(AIVAM)によれば、乗用車が14万2,872台、商用車が2万238台、総販売台数は16万3,110台でした。

    機械・自動車部品製造会社であるジェイテクトは、自動車産業が発展してきている北アフリカ及び中東のマーケット向けに製品を販売すべく、北西アフリカのモロッコで初となる電動パワーステアリングの生産拠点、JTEKT AUTOMOTIVE MOROCCO S.A.S.(JAMO)を2017年9月に設立すると発表しました。

    こうして、政治的不安定やセキュリティ上の課題が複雑ではありつつも、MENAの地域は大きな成長の可能性と、重要な自然・人的資源をもっています。中東の経済は、依然として石油やガス産業がその多くを占めていますが、成長の継続に重要となる不動産業、建設業、鉱業、旅客運送・物流などの新しいビジネスチャンスへと急速に多様化を見せようとしています。

    この普及率からは商用テレマティックスの市場可能性は疑うべくもなく、南アフリカのMiX Telematicsやトルコの車両追跡・運行管理システムおよびテレマティクス分野のリーディングカンンパニーArventoなどは市場に積極的に注力し、多くの低コストの追跡タイプの地元のプロバイダに対抗しようとしています。

    MENA地域は交通のインフラを含め、まだまだこれから手を加えて行く必要があります。逆をいえば、そこにビジネスチャンスが多く眠っていると言えるでしょう。日本や欧米で当たり前のように利用されているECサイトやライドシェアなどの様々なサービスたちは、MENAの各地域とそこの文化や人にローカライズすることで、より成長力を増して行くのではないでしょうか。