投稿者: sasaki

  • 行動監視だけではない!社用車をGPSで管理することの価値

    行動監視だけではない!社用車をGPSで管理することの価値

    本記事は2017年4月18日に投稿した記事内容に加筆・修正を行い再編集しています。

    今やGPSは様々な場面で活用されるようになり、私たちの生活に欠かせないものになりました。その中で、「社用車(営業車)にGPSをつける」という活用方法があるのをご存知でしょうか。

    会社側にとっては、外回りをしている社員がどのような行動をしているか気になるはず。そんな時にGPSを社用車につけることで、クラウド上でその様子を把握することができるのです。

    一方で運転をするドライバーの中には「行動を監視されているみたいで嫌だな」と感じる人もいるでしょう。実際にインターネットで検索してみると、営業マンを監視するためにGPSをつけたという記事や、社員を常時管理することについて是非を問う投稿もありました。

    しかし社用車にGPSをつけ、それをシステム上で管理することで得られるメリットは多く、「社員を監視・追跡する」という目的にとどまりません。

    今回はどのような効果があるのか、具体的に紹介していきます。

    社用車にGPSをつけると、なにがわかるのか?

    そもそも社用車にGPSをつけるとどんなことがわかるのでしょうか。得られるデータの一例をあげてみましょう。

    • 社用車が今、どこを移動しているのか(位置情報)
    • 社用車がどのようなルートを走ったのか(運行ルート)
    • 社用車がどういう運転をして目的地まで行ったのか(安全運転診断)

    このようなデータから、社用車を使用した社員の行動が把握できるのです。

    たとえば走行時間やルートを社員の日報や勤怠管理に役立てたり、安全運転診断をもとに運転成績状況を把握したり安全なドライバーのための報奨制度をつくったり、急ブレーキや速度超過の履歴から危険運転になりやすい「ヒヤリハットマップ」などを作成し共有することができるようなサービスを提供している会社もあります。

    社員はどう思う?

    社用車にGPSをつけると様々なデータを得られることは確かですが、社員への説明が難しいなと思う方もいらっしゃるでしょう。

    例えば営業担当者は「常に行動を監視されていて息苦しい」と感じるかもしれません。外出中、適度に休憩を取っている場合も多いので、監視されることでかえってストレスがたまり仕事に支障をきたすようなことがあれば本末転倒です。

    しかし社用車にGPSをつけることは社員の行動を把握すること以外にも様々な効果があります。それについてきちんと把握し、社員にも丁寧に説明することで会社全体の業務改善や生産性の向上に役立つ可能性も。結果として社員の働き方や待遇を変えることができれば、社員にもメリットがあるのです。

    この後、会社・社員・取引先それぞれの立場におけるメリットに関して見ていきましょう。

     

    1. 会社としてのメリット

    では社用車にGPSをつけることのメリットとはどのようなものが考えられるのでしょうか。

    人件費、ガソリン代など経費の削減

    常に経路を記録することで、無駄のないルートで取引先を回れるようになります。その結果、訪問にかかる人数を減らしたり、ガソリン代を節約できるなどの効果が見込めます。

    安全運転促進により事故減少 → 修理代や保険料の削減

    ドライバーが自身の運転が可視化されていることを意識することだけでも事故抑制効果があると言われていますが、それに加えて安全運転が報奨の対象になるなどの社内制度を組み合わせると、事故をさらに減らすことを見込めます。かつ、事故が減れば当然毎月の修理代も削減でき、保険料が高くなってしまうのも防ぐことができるので、事業者側としても大幅なコスト削減が見込めると言えそうです。

    効率的な走行ができるので生産性が向上する

    社用車の走行ルートを記録し、管理することでより効率的なルートを考えることができるので、業務生産性の向上が見込めます。

    日報の自動作成

    また、社用車が走ったルートをシステムと紐づけることで日報を自動的に作成してくれるサービスもあり、 日報の作成や管理にかかるコストの削減を期待できます。

    総務の社用車管理業務の簡略化

    社用車の走行ルートを記録してその結果からエンジンオイル交換時期や、タイヤ交換、車検時期などを知らせてくれる機能を持つサービスも存在します。

    この機能を使えば、総務部門の社用車管理業務を簡略化することができ、それにかかる人材を他の業務にあてることができます。

    余剰車両の精査や車両保有台数の適正化

    社用車を会社として管理する場合、車両の管理費が会社の経費としてかかってきます。数が適正数なら問題ないのですが、あまり使っていない社用車を会社として管理するのは経費の無駄です。

    走行ルートや使用頻度をシステムとして管理することができれば、余剰車両を精査することができます。

    2. 取引先に対するメリット

    配送業などの業種の場合ですが、社用車にGPSを取り付け管理システムを導入することで取引先に対してもメリットを提示できる可能性があります。

    マップ機能を共有することにより、荷物の現在位置を共有できる

    取引先の荷物を配送する際に、今その車がどこにあるのかという情報を共有することで、取引先に安心感を与えることができます。また、大体の到着時間も想定できることから、単純に座して待つのではなく、到着想定時間までは他の作業に取り掛かることもでき、作業の効率化に役立ちます。

    集荷依頼への対応がスムーズに行える

    取引先からの集荷依頼を受けた場合に、社用車が今どこを走っているのかをすぐに把握することができれば迅速に集荷に向かうことができ、取引先の顧客満足度が上がる可能性があります。

    3. 使用する社員のメリット

    社用車をシステムで管理することは、使う側の社員にもメリットがあります。

    運転日報の簡略化、自動化

    取引先への訪問報告などを行なっている場合、GPSによる記録からボタン一つで日報や訪問報告書を作ることも可能なため、デスクワークの軽減を図ることができます。

    訪問計画の自動作成

    蓄積された社用車のGPSデータから、月ごとに作成する取引先への訪問計画などを自動で作成してくれる機能をもつサービスもあります。

    この機能を使えば煩雑な訪問計画を作る手間を省けます。

    勤怠管理システムの活用

    社用車のGPSデータをそのまま勤怠管理システムと紐づけることで、訪問先からそのまま社用車で直帰したり、自宅から訪問先に直行したりといったことができるサービスもあります。

    事故が起こってしまった場合に備えて

    社用車をたくさん活用する事業者にとって、完全に無事故で事業を行なっていくことは簡単ではありません。どんなに気をつけていてもある程度の確率で起こってしまうもの。そんなとき、車両管理システムが入っている車であれば、事故現場もすぐに特定でき、自動で会社や保険会社・ロードサービスにGPS情報ごと連絡がいくため、万が一ドライバーが自分で通報できないような状況の時でさえもタイムリーに救助対応が可能になります。

    GPS車両管理から安全運転までをオールインワンで提供

    GPSで取得できるデータを活用した社用車の車両管理システムや動態管理システムはいくつか存在しています。

    弊社が提供している「SmartDrive Fleet」もその1つ。月額2,480円から、GPSリアルタイム動態管理を含め、ドライバーの勤怠管理や運転日報の自動作成、ドライバーごとの安全運転診断スコアリングなどを備えています。

    取引先に荷物の現在地を地図上でリアルタイムに共有したり、事故の際の自動連絡等の機能はまだ提供されていませんが、今後随時新機能が追加されていく予定です。また、大掛かりな車載器を購入したり、取り付けが複雑で工事が必要だったりするものは一切なく、手軽に小さいデバイスを手で車に装着していただくだけですぐに使っていただくことができる、導入が手軽なクラウドベースの車両管理サービスです。

    営業スタッフや配送ドライバーの運転や行動を可視化・把握したいという事業者はもちろん、社用車をより効率的に管理したり事故を削減して修理代や保険料を少しでも抑えたいというニーズがある場合には、ぜひこちらから資料請求いただければと思います。

  • 法人向け通信型ドライブレコーダーのメリットとオススメ機種5選

    法人向け通信型ドライブレコーダーのメリットとオススメ機種5選

    車やスタッフ一人ひとりの安全を守るために、そして願わぬ交通事故を防止するためにも、営業車にドライブレコーダーを装着する企業も増えてきました。

    ドライブレコーダーには、ワンセグやカーナビなどたくさんの機能が搭載された「多機能型」から事故発生時のみ撮影する「衝撃感知型」、スマホと連携できる「Wi-Fi搭載型」、盗難防止に役立つ「駐車監視機能型」など様々な種類がありますが、最近はテレマティクスサービスを組み合わせた「通信型」に注目が集まっています。

    今回は法人向けの通信型ドライブレコーダーの特徴とオススメの機種をご紹介します。

    法人向けの通信型ドライブレコーダーの特徴

    通信型のドライブレコーダーはリアルタイムでの映像を記録するだけでなく、事故を分析・安全運転教育へとつなげる機能が充実しているため、次のようなメリットが得られます。

    ・事故を予防することができる
    ・リアルタイムな映像確認により動態管理も一緒に行える
    ・一人ひとりの運転スキルを把握し、的確な指導を行うことができる

    一般的なドライブレコーダーは、事故が起きた時に原因を把握したり証拠として提出したりするために利用されることが多いのですが、通信型はリアルタイムで走行状況を取得できるのが大きな特徴です。今どこにいるのかという位置情報がわかるだけでなく、危険運転情報を取得したら警告を鳴らしてドライバーと管理者に伝え、未然に事故を防ぎます。危険挙動を含む1日の走行状況はデータとして蓄積し、解析技術によってドライバー人ひとりの運転の癖やヒヤリハットの多い場所を割り出すことができるので、適切な安全運転指導を実施できます。

    つまり、通信型ドライブレコーダーの一番のメリットとは、事故後に証拠動画として提出する動画を記録できるだけでなく、カメラから得た車内外の情報とデータによって事故の防止や安全運転への意識向上を目指すことができるということです。法人における交通事故は、車単体の事故としてだけでなく、会社の社会的信用の問題や世間一般のイメージダウン、加えてお見舞い対応など多大なコストや手続きが発生します。法人の安全管理者においては、事故後の対応はもちろんですが、いかに事故を防ぐことができるかというのが大きな課題となっています。

    安全運転指導は事故があった時にするのではなく、日常的に行うことで効果が変わります。取得した映像でドライバーの危険挙動を確認しながら「こういう場所は横からの急な飛び出しが多いと考えられるから、こう対応したらどうだろう」「長時間運転しているのでもっと休憩を多く取ろう」など、互いに認識を合わせながら指導を行うことができるでしょう。

    ドライブレコーダーやデジタコを活用した安全運転指導については、ぜひ「運転診断から読み解く — 個々のドライバーの課題に応じた安全運転教育を」も参考にしてみてください。

    通信型ドライブレコーダー5選

    それでは、具体的にオススメのドライブレコーダーを見ていこうと思います。各社製品はそれぞれ強みの違いなどもありますので、そのあたりはニーズに応じて検討していただくのが良さそうですね。

    ■デンソーテン「G500Lite」

    出典 :G500Lite

    「ドライブレコーダーを導入したのにあまり効果が見られない」「専門知識を持った運行管理者がいない」そんな悩みを持つ企業にオススメなのがデンソーテンの「G500Lite」です。

    安全運転管理テレマティクスサービスを搭載しているので、急ブレーキや急ハンドル、車両のふらつきや前方車両との距離間など、高精度で捉えた運転状況をクラウド上のサーバーに自動収集し、一人ひとりの運転の癖や特性を割り出します。そして蓄積された運転データを基に、各ドライバーが改善すべき項目と目標値の推奨値を自動で設定するなど、安全運転の計画からe-Learningを使った安全運転教育まで行うことができるのがポイント。

    どういう運転が事故に繋がりそうか、危険運転の挙動やヒヤリハットが起こったような地点がどういうところなのかなどが可視化されるため、そういったデータをもとに事故防止に役立てることができます。また、事故発生の可能性があるような強い衝撃を検知した時には、すぐに管理者にメールで緊急通報が届くので、ドライバーへの迅速なフォローアップが可能になります。簡易運転日報の出力も簡単にできるので、ドライバーの業務短縮も可能です。

    安全運転への意識づけと運転スキルの向上、両方を高めるPDCAシステムで効果的に事故ゼロを目指したい企業にオススメです。

    【主な機能】安全運転診断、教育効果確認、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載、ふらつき/車間距離記録・分析、ヒヤリハット画像自動解析など

    ・公式URL:https://www.denso-ten.com/jp/biz-recorder/g500lite/index.html

     

    ■ドコモ・システムズ「docoですcar safety」

    ドライブレコーダー TMX-DM02A
    出典 : docomo TMX-DM02A

    無線通信サービス最大手NTTドコモのグループ会社・ドコモ・システムズは、高速かつ安定した通信ネットワークを活かして、「docoですcar safety」というサービスを提供しています。

    一般的なドライブレコーダーはSDカードを挿入するものが多く、車が帰庫してから管理者が映像をチェックしなくてはなりません。「docoですcar safety」であれば、ドライブレコーダーとスマホ、どちらからでも高速LTE回線経由で危険運転の映像を即時に再生することができます。危険運転が見つかった時はインデックスをつけてクラウドにアップロード。数値とグラフでまとめられた運転診断レポートはインターネット経由で可視化されるため、ドライバー本人も客観的に自分の運転を確認できます。大雨や雪などで悪路の日も、管理者は事務所からリアルタイムで確認ができるので注意喚起を促したり、遅延時の到着時間目安も把握したりしやすくなります。日・月単位で、ドライバーや事業所ごとに運行や安全状況を集計表示する機能や、運転診断と危険挙動件数のランキング機能で安全管理をさらに強化。

    ドライバーの運転習慣や意識が改善されることで、事故の減少に繋がることはもちろん、エコ運転の促進にも繋がるかもしれません。

    【主な機能】日別/月別の運転診断レポート、車両管理レポート、運転診断、危険挙動一覧、運転サポート機能、危険挙動のドライバー通知機能など

    ・公式URL:https://www.docomo-sys.co.jp/products/doco-car/service/safety/

     

    ■UNYSIS(ユニシス)「無事故プログラムDR」

    出典:無事故プログラムDR

    次世代タクシーサービス「smartaxi®︎」やトラック遠隔システム、踏切監視サービスなど、技術を通して様々なサービス展開をしている日本ユニシスは、法事向けに「無事故プログラムDR」を提供しています。

    車内・車外カメラが一体化したドライブレコーダーは、あらゆる「もしも」を想定された設計です。危険運転をリアルタイムで確認できるリアルタイム危険運転通知や危険運転データの閲覧のほか、アイドリングの時間や危険運転の回数といった運転データから安全・エコ運転度を分析。設定していた速度を超えたまま20秒間走行すると、速度超過と認識し記録が残ります。これによって不必要にスピードを出し過ぎるドライバーの設定値を厳しくするなどして早めに危険を回避します。車内カメラを設定すれば車内状況も把握できるため、わき見運転や居眠り運転、スマホ操作による危険運転を防止することもできます。

    車内外で事故のもとになる要因を細かく分析して改善したいという場合に役立つドライブレコーダーです。

    【主な機能】リアルタイム危険運転通知、速度超過記録・メール通知、安全/エコ運転分析、効果測定月次レポート、運行日報・運行経路、車両予約など

    ・公式URL:http://dr.unisys.co.jp/index.html

     

    ■ドライブ・カメラ「Samly(サムリー)」

    出典:ドライブ・カメラ

    タイプの違うドライブレコーダーや車内防犯カメラを販売している株式会社ドライブ・カメラが提供しているのは、通信型ドライブレコーダー「Samly(サムリー)」。

    ハイビジョンWカメラには3G通信機能を搭載され、営業車からトラック、観光バスなど様々な業種に対応しています。防塵・防水・耐熱性になっているので、どんな天候・環境にも左右されることなくしっかり明確に録画ができます。「Samly」が取得した危険運転動画を閲覧するには、別途運輸業向け管理システムを販売しているタイガーの「WEBドラサービス」が必要です。

    このシステムによって様々な運転状況をクラウド上で「重大な危険運転」「急減速」「急加速」「急ハンドル」「速度超過」など11種類の動画に自動分類するので、シーン別での安全運転教育が行えるようになります。また、衝突防止システムと連携させれば、前方車両との車間秒数が近い場合や衝突しそうな場合、車線を逸脱した場合など、様々な危険動画を抽出しつつ、警告音でドライバーに通告して未然に事故を防ぎます。赤外線LED搭載なので夜間の走行もしっかり録画。状況やシーンごとに細かく運転指導をしたい時に活躍してくれるでしょう。

    【主な機能】IP67防水・防塵構造、赤外線LED搭載、危険時に警告する音声ガイダンス、危険運転の自動分類、ハザードマップ作成など

    ・公式URL:http://www.drive-camera.co.jp/item/samly/

     

    ■パイオニア「ビークルアシスト」

    出典:ビークルアシスト

    大手電機メーカーのパイオニアが2015年に提供を開始した、業務車両の運行管理・支援を目的としたクラウドサービス「ビークルアシスト」は、カーナビ、ドライブレコーダー、データロガーユニットなど、希望や用途に合わせて自在に選べるサービス。
    シンプルな運用で事故を削減することが目的の通信型ドライブレコーダー「TMX-DM02-VA」は、鮮明な動画で運転状況をお知らせします。

    事故は必ずしもドライバーのミスや注意不足が原因だとは限りません。信号を無視して急に飛び出してきた人を避けようと止むを得ず急ブレーキをかけた、なんてことも考えられるでしょう。このドライブレコーダーは、事故や危険運転が起きたプロセスからその瞬間までを十分に状況把握できるように記録し、原因や要因をしっかり分析できるようになっています。ドライバーが緊急通報ボタンを押せば、管理者には動画とともに通知メールが届き迅速な状況報告が行えるのもポイントです。また、連続2時間の電源オン状態を検知した場合、音声とテキストでドライバーに長時間運転を警告し、リアルタイムで過労からくる危険運転を事前に防止してくれる機能も。様々な観点からあらゆる事故の原因を潰す機能が満載。危険運転の内容は都度、音声で伝えられるので、ドライバーの学習度を高めたい時にぴったりかも。

    【主な機能】動態管理、登録地点管理・送信、日報作成、集計レポート、危険挙動メール送信、車両予約、軌跡管理など

    ・公式URL:http://pioneer-carsolution.jp/cloud/tmx-dm02-va/

     

    通信型ドライブレコーダーの活用で事故を防止しよう

    運転歴が長くなってくると、「ちょっとくらいいいだろう」という過信から事故につながることは少なくはありません。また、新人のドライバーであれば、経験不足からくる自信のなさや操作ミスが事故の原因になりやすいことがわかっています。この世うに、ドライバーは個々に特性が違うものです。事故の防止の第一歩として、管理者はドライブレコーダー映像からドライバーの危険運転に気づき、共有することが安全運転意識を高めて行くのではないでしょうか。交通事故の削減に向け、今回紹介した通信型ドライブレコーダーを活用してみてくださいね。

  • 物流センターの役割とこれからのイノベーション

    物流センターの役割とこれからのイノベーション

    物流は生産したモノを生産者から消費者の手元に届ける、私たちの生活や経済の成長にとってなくてはならないものです。その物流を支えているのが倉庫や物流センターといった施設。物流の拠点となる物流センターは、一体どのような役割を担っているのでしょうか?

    物流センターとその役割

    以前のエントリーで倉庫についてお話ししましたが、倉庫と物流センターにはどのような違いがあるのでしょうか。

    最近では作業の効率化やコスト削減などが見直され、より戦略的な物流への関心が高まっています。荷捌きや荷物の積み下ろしなど、貨物を一時保管し仮置きするための場所を倉庫と定義されていたところ、保管だけでなく作業を行うヒトや荷物の移動をする車、搬送機などが出入りするようになり、ロジスティクス(物流の一元管理・最適化)の高度化を担う場所として「物流センター」と呼ばれるようになりました。

    物流センターは主に、

    ・商品保管による生産と消費の時間差を調整する

    ・迅速な出荷と納品を行う

    ・流通加工

    ・入荷もとから出荷先へのモノの組み替えを行う

    ・輸配送の効率化

    ・物流まつわる全ての情報センター

    としての機能を持ち合わせています。

    つまり、戦略的な物流の中核にある司令塔として、高度な情報システムを備え、流通加工などの業務を迅速かつ正確に無駄なく行い、物流全体のプロセスを最適化する場所。それが物流センターだと言えるでしょう。

    市場への商品供給を円滑に行うことを目的として、「適切な商品を適切な場所に、適切な時間で適切な条件で適切なコストで供給」することが戦略的な物流であるとすると、物流センターの役割は「リードタイムの短縮、品質の向上、商品管理の向上、トータルコストの削減など多岐に渡ります。

    物流センターの種類と特徴

    物流センターにはいくつか種類があります。それぞれの特徴と役割を見ていきましょう。

    TC(トランスファーセンター)

    在庫の保管を行わず主に仕分けや荷物の積み替え、配送を行う「通過型」物流センターのことを指します。

    運ばれてきた荷物は保管されず、開梱し直接仕分けされ、加工の上納品先へと配送されますので、小ロットで仕入れができて在庫リスクは少なくなりますが、購入時のコストはDCに比べて高くなる場合もあります。また、発注から納品までのリードタイムがDCと比較すると長くなる可能性も。

    DC (ディストリビューションセンター)

    在庫を保有することを前提とした「在庫型」物流センターをDCといい、センター内で在庫として保管している商品を、店別・方面別に仕分けして店舗などに納品する機能を持っています。

    DCは商品を仕入先から一括で購入するのでコストメリットが出やすくなり、倉庫に在庫を持っているため必要な際に迅速に手配することができ、納品も早くできるのが特徴ですが、一方で在庫リスクを負わなくてはなりません。

    TCと比較すると入荷、格納、ピッキング、検品、梱包、出荷と作業が多く、それに伴うラックや棚、伝票発行時に必要な端末や空調設備など、必要となる設備が多くなります。

    PDC(プロセスディストリビューションセンター)

    鮮魚や精肉の加工、部品の組み立てや設置といった高度な加工が行える設備が整い、準工場化された機能を持ち合わせている在庫型物流センターをPDCといいます。商品の加工を行うことで付加価値つけることができますが、品質を保つために防塵や温度管理、生産ラインといった設備や労働力が必要。

    主にスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに納品を行う物流センターで、生鮮食品の扱いが多く、高度な商品管理が求められます。

    配送センター

    エリア内の配送、トラック輸送を担う拠点のこと。

    デポ

    配送のための小型拠点をこう呼んでおり、卸売業やデパートの宅配を指すことが多いようです。

    最新物流倉庫は、環境・防災設備が整っている!

    国内には三菱倉庫や住友倉庫、三井倉庫に安田倉庫などを始め、多くの物流倉庫企業が各地域に様々な施設を構えています。特に地震や台風など自然災害の多い国内の物流施設では、環境や防災に考慮した最新の設備が取り入れられているようです。

    出典:SGホールディングス

    2018年6月8日、埼玉県和光市の物流施設「SGリアルティ和光」が日本政策投資銀行(DBJ)の「DBJグリーンビルディング認証」の取得を発表しました。DBJグリーンビルディング認証とは、DBJが施設の環境性能、防災・防犯、省エネ、快適性など、社会的要請に配慮した不動産の普及・促進を目的に開発したスコアリングモデルで、優れた不動産を評価するもの。2018年3月に竣工したばかりのSGリアルティ和光は、最高ランク「5つ星」を取得。

    敷地面積約27,000㎡の大型物流施設は、その広大さから高効率なワンフロアでのオペレーションを可能にしただけでなく、屋根面に最新の自家消費型太陽光発電システムを導入することで環境負荷の低減および自然エネルギーの普及にも貢献。業界初となる最大出力50kWの防災用蓄電設備を設置し、停電時に電力を供給できるようになっています。緊急地震速報システムでいち早く地震の発生を知らせるなど、緊急時の対策に力を入れている最新物流施設です。

    出典:三菱倉庫

    倉庫大手の三菱倉庫も2018年3月26日、自然災害対応と環境負荷に配慮した「災害に強いエコ倉庫」として兵庫県神戸市須磨区に配送センターを竣工しました。太陽光発電設備(300kW)やLED照明を設置することで環境負荷の低減に努めるとともに、免震構造の採用、非常用発電機の設置で大規模災害への対応力を高めています。配送センターを中核とした事業計画は、物流の効率化と環境負荷低減に資するものとして、3月12日付けで物流総合効率化法に定める「総合効率化計画」の認定を受けました。

    住友商事は2016年11月より、不動産事業の”第4の柱”として最新鋭の大型物流施設「SOSiLA」のシリーズを続々と竣工しています。人と物流を繋ぐ物流施設をコンセプトに、流通加工業務と短時間納品への対応、施設持続性と可変性の追求、働く環境の向上といった新たな価値の提供を行っています。現在は関東を中心に4拠点が稼働中。3月に竣工したばかりの「SOSiLA横浜港北」は、庫内作業に適した平均照度300ルクス(LED照明)を確保したほか、共用部に無料Wifiを装備したラウンジやシャワールームを設置し、働く環境の充実を目指した設備が完備されています。

    また、環境へ配慮した取り組みとして、最上階の温熱環境改善を目的に屋上緑化や太陽光発電パネルを敷設し高い遮熱効果を実現しました。都心のカフェのような屋外のテラスは、はたから見ると倉庫だとは思えないほどスタイリッシュで、オフィスビルさながら。

    物流センターには最先端の技術が集結している?

    物流センターはもはやただの「物流拠点」ではなく、その機能や性能が大きく変化し、最先端の建物になりつつあります。

    出典 : GLP

    グローバル・ロジティック・プロパティーズ(GLP)は、都市生活の経済活動を支える重要なインフラとして、高機能かつ環境にも配慮した大型の物流施設を数々と展開しています。2013年に竣工したマルチテナント型の大型物流施設GLP三郷IIIは、環境への配慮と事業の継続性・効率性を実現した最先端の物流施設であることを評価され、2014年に「ULI-Global Award for Excellence」を受賞しました。

    都心より20㎞圏内に位置する地上5階建敷地面積38,901.00㎡を有するこの施設は、免震構造、受変電設備の冠水対策にて地震や洪水からの被害を大幅に軽減し、停電時にはバックアップ電源設備により一部の事務所やセキュリティ、トイレを作動、災害時における事業継続性の確保に最大限配慮した物流センターです。全館にはLED照明と共用部の人感センサーを設置、高断熱屋根・壁材、太陽光発電の採用による省エネ・冷暖房効率を実現し、雨水と節水型衛生機器の利用やヒートアイランド対策、公共交通機関、自転車通勤の利用促進も実施。これらの取り組みによって日本国内の物流施設では初めてで唯一となるLEEDゴールドの予備認証を取得しました。

    2015年より竣工したGLP座間も、旧日産座間工場の跡地に建った延床面積が13万㎡という巨大な最新物流施設。周辺には人口が集積しており労働力確保が容易な立地であることに加え、防災時も事業継続を確保するために外壁には断熱性の高いサンドイッチパネルを使用するなど、BCP対策にも力を入れています。高い断熱性を持つサンドイッチパネルを利用することで倉庫内の温度が外部より高くなることを防ぎ、作業向けの空調設備は不要であるにもかかわらず、働きやすい環境を実現しているとのこと。免震対策や防災センター設置による安全性とともに、入居企業の共有部にはカフェテリアやラウンジなどのソフト面も充実しています。

    ※BCPとはBusiness Continuity Planの略で、災害や事故など不測の事態を想定し、事業継続の視点から対応策をまとめたものです。 自然災害などが発生しても、センター内業務への影響を最小限に抑え、速やかに復旧・再開できるようにあらかじめ策定しておく行動計画がBCP対策です。

    さらに同社は2022年をめどに神奈川県相模原市に日本最大の物流倉庫を開設する予定です。東京ドーム約6個分の大きさに相当する、約29万5000㎡という広大な敷地に1,300億円を投じて6棟の巨大な物流施設を建設、延べ床面積は65万㎡となり、日本最大規模の物流施設となります。

    また、オーストラリアに本社を持つ世界トップクラスの物流会社、グッドマンジャパンは千葉ニュータウンでマルチテナント型物流施設を含む、総合的なビジネスパークの開発を進めています。入居予定テナントの要望に合わせた物流施設のゾーン、High Tech Zoneと呼ばれるデータセンターや軽工場、研究開発が集まるゾーン、さらには近隣住民や従業員が利用できる広場や保育園、宿泊施設やカフェ、レストランなどの商業施設を備えたゾーンなど複数の施設を設け、敷地内に循環バスを走らせると言います。

    もはや物流センターという枠組みを飛び越え、生活に身近な施設としてその存在感を大きくしているようです。

    物流センターにおける課題

    ネット通販の台頭により、活況にある物流業界。日々多くの荷物が納品先へと配送されていますが、交通渋滞は荷物を輸送中の道路に起きることだけではないようです。

    配送料は無料・当日または翌日配送が一般的になり、現在は物流コストの削減が必要とされています。物流センターではコストが最も多くかかるピッキング作業の効率化が改善につながるのではと考えられていますが、出荷頻度に応じた商品ロケーションの設定上、一カ所に作業員が集中しやすくなってしまい、物流センター内でも渋滞が発生し効率が鈍化することも。商品を取り出すために先着の作業員がいれば、手待ちの作業員が列をなしてしまう…。これは作業エリアが狭く、同じ通路に高頻度商品が固まりすぎてしまうことが原因になっています。

    WMSなどの端末を通しリアルタイムの在庫情報などは情報システム上で反映されますが、作業実績は100%わかる訳ではないため、人がピッキング作業の際に移動のため歩く・待つなどの時間までは見える化が難しくなります。さらに物流センターの庫内には、在庫が増え続けモノが溢れてしまう、特定のエレベーター前で渋滞が発生するなど、その他多くの問題が発生しているのです。

    このような問題に対し、物流改善の第一歩になるのは物流センター内の「見える化」だと言われています。「見える化」によって作業状況の見直しや作業中のミスの減少、作業の効率化によるコスト削減が実現すれば、経営から管理、現場、各所において、より戦略的な物流が実現できると考えられます。現在の作業工程を分析して作業手順の見直しやシステムの化の導入を行ったり、作業員の人時生産性を平準化して作業全体の生産性を上げることで作業内におけるムダや人手不足を大幅に改善することが望まれているのです。

    リアルタイムで物流を「見える化」する

    出典:モノフル

    日本GLPのグループ会社の出資により、労働力不足や配送の効率化といった物流業界が抱える課題を解決するための新しいエコシステムを推進する会社として2017年11月に設立された株式会社モノフル。日本GLPはこれまで先進的物流施設を企業に提供して効率的かつ安全な物流オペレーションのサポートをしてきましたが、モノフルは様々な業種の企業と協業することで新たなロジスティクス・エコシステムの構築を目的としています。2018年3月には、テレマティクス向けサービスプラットフォームを提供する株式会社スマートドライブあいおいニッセイ同和損害保険株式会社と業務提携をしました。

    グループ会社の日本GLPが物流施設のデベロッパーとして蓄積した物流業界のノウハウや顧客ネットワークを活用しつつ、スマートドライブが蓄積と分析をしてきた動態管理データを活かし、現在の物流業界が抱える数々の問題を解決するサービスを開発・展開して行く予定です。

     

    まず第一弾にドライバーの待ち時間の実態把握と解消を目的とした物流向け新サービスとして、7月より「SmartDrive Fleet」(スマートドライブフリート)の提供が開始されます。スマートドライブフリートはリアルタイム動態管理や安全運転診断機能に加え、ドライバーの荷待ち時間や休憩時間といった情報を自動で集計する「乗務記録機能」を備えたサービス。つまり、トラックやヒト、モノの動きが個別に「見える化」され、日々の記録・データとして蓄積します。

    そこで蓄積されたデータを分析することで物流センター内外の作業内容をシミュレーションがしやすくなります。つまり、作業のボトルネックや無駄素早く発見するだけでなく、過剰・不足しているスペースや過密している箇所など原因が明確にわかり、具体的な施策や効率的な物流が可能になるのです。

    今後はさらに物流センター内の情報や状況の可視化が進み、オペレーション情報をよりリアルタイムで取得しながら最適化していくことがロジスティクス戦略にとって必要とされていくでしょう。

    輸送ロット、納入頻度、輸配送コスト、在庫維持コストなど、費用を最小限に押さえるにはどのような改善を行うべきか。物流センターのイノベーションは、ひいては物流業界全体のイノベーションにもつながる大きな領域です。倉庫内のロボット化もひとつですが、それ以外にもまだまだやれることはたくさんありそうです。その皮切りとなるのが、今回のテーマのようなオペレーション課題の可視化・データ化なのではないでしょうか。

  • 高速バスや路線バスにも動態管理が必要?

    高速バスや路線バスにも動態管理が必要?

    電車にバスにタクシー。これらは通勤や通学をはじめ人々の生活に欠かない公共交通機関です。特に日本は普段から時刻表通り時間きっちり運行しているため、道路の混雑状況や天候によって予定通りに離発着しない時、利用者がやきもきすることは少なくはないかもしれません。

    位置情報や車両、ドライバーの状況が把握できるため、幅広い業界の様々なシーンで活用できる動態管理は、利用者と事業者に対してどのようなメリットを享受してくれるのでしょうか?

    通勤・通学に利用される路線バス。その難点は…

    日本では基本的に定刻通りに乗り物が運行されています。駅よりも細かい区間ごとに運行しているバスは、自宅近くから乗降ができる、目的地の近くまでいけるなどのメリットがあります。超高齢化社会が進んでいることからも、年配者の移動手段としてバスは必要不可欠な交通機関です。

    しかし日頃から定刻時間通りに離発着する電車のような利便性に慣れていると、たった5分の遅れにさえイライラしてしまう人も少なくはないかもしれません。毎朝の通勤・通学で利用している場合は、到着時刻を考えて特に敏感になるはず。都心では信号の多さと通勤利用者が多いことによる乗降時の混雑、さらには渋滞と、様々な理由が重なった結果、遅延が発生してしまいます。そのため5〜10分どころか30分近く到着が遅れることもあるようです。到着時間がズレてしまうことによって、時間通りについた利用者が「もしかしたら既に次の駅に行ってしまったかも」と不安にさせることもあるでしょう。

    定刻通りに移動したいならば電車をという意見もありますが、駅から自宅が遠いなどを理由に移動手段として欠かせない人が多いのも事実です。もし、バスの運行状況が一目でわかれば、利用者も移動手段の変更や遅延の連絡を明確に伝えるなど、次の行動の予測が立てやすくなるかもしれません。

    相次ぐ高速バスでの事故

    バスには路線バスだけでなく、高速道路・自動車専用道路を経由して都市間、あるいは都市と観光地などを結ぶための高速バス(貸切バス)もあります。貸切バスは観光バスとしてのサービスほか、団体輸送やイベント輸送など、様々なニーズに対応できるサービスとして多くの人に広く利用されています。特に料金が安い深夜バスは若い人を中心に人気の移動手段です。

    2012年4月に関越自動車道で起きたツアーバス事故、2016年1月に発生した長野県軽井沢町でのスキーバス転落事故など、ここ数年で立て続けに悲惨な事故が発生しています。こうした事故の再発防止に向けて、国土交通省はハード面とソフト面の両側から安全・安心なバスの運行を実現するためのガイドラインを設け安全対策の強化に取り組んでいます。夜行バスの運転手1人当たりの走行距離上限を400キロかつ9時間までにするなど厳格化しました。

    とはいえ、利用者やバスと契約している旅行会社にとっては、個々の貸切バス事業者が安全性の確保のための取り組みを適切に行っているか否かを判断することは難しいものです。そこで国土交通省は貸切バス事業者安全性評価認定制度(以下、評価認定制度)を制定し、安全性や安全の確保に向けた取組状況について評価を行い、優良な貸切バス事業者を認定・公表するようになりました。

    各バス会社では、安全意識の向上と運転技術のレベルアップに積極的に取り組んだり、乗務員の健康状態を把握するために定期診断や日々の体調チェックを実施したり、衝突防止補助や眠気検知センサーなどを導入するなど、多角的な観点で安全対策を行っています。

    電車同様、バスも多くの人の命を預かって移動をする上、拘束時間も決して短くはありません。事故の原因は様々な観点で考えられますが、外的な要因のほかにも、乗務員のちょっとした不注意や疲れていても交代できる人がおらず体調が優れないままハンドルを握っている場合もあるかもしれません。しかし、一度大きな交通事故を起こしてしまうと、多くの命を落としてしまうだけでなく社会的な信頼も落ち、その損害は計り知れないものになってしまうのです。

    バス業界もIT化が必須…?

    2015年7月、東名阪自動車道で起きたWILLER EXPRESSの高速バス事故。乗客25名を乗せた高速乗合バスがダンプカーに追突し、双方の車両が道路脇約2メートル下の畑に転落しました。この事故により、複数の負傷者が出ています。この一件を受け、同社は事故を誘発する要因を減らすため、2018年2月に「健康診断ではなく健康管理という視点から乗務員の健康増進に取り組んでいる。IoTなどの技術による運転サポートにも力を入れる」(平山氏)と発表しました。

    同社は2016年から、走行中の運転手の脈波を計測し、疲れや眠気の予兆を検知して本人に知らせる機能を備えた富士通のウエアラブルセンサー「FEELythm(フィーリズム)」を導入し、乗務員に装着させています。眠気の傾向が表れると首にかけた本体を振動させたり、スマートフォンから音声で通知したりする仕組みを持ったフィーリズムにより、事故による車両損傷額が74%減少したと言います。また、運転中の車両が撮影した動画を運行管理者が遠隔でリアルタイムに確認できる、24時間体制のモニター管理システムも取り入れています。

    ジェイアールバス関東株式会社では、西日本ジェイアールバス株式会社と共同でWindows 8.1 が搭載されたパナソニック製「TOUGHPAD FZ-M1」を330台導入。乗車券販売システムと連動した座席管理を行えるアプリや運行をサポートするアプリの開発などで、さらに安全かつ確実な運行を行うなど、お客様サービスの向上や業務改善に努めています。

    バス業界では、もはやIT化が必須と言える状況になっているのかもしれません。

    安全・安心・信頼を担保するために、動態管理が役立つ!

    リアルタイムで運行状態や位置状況を知りたい。たくさんの人に安心してバスを利用してもらいたい。事故だけは絶対防ぎたい。そうした課題を解決するためにおすすめなのが動態管理システムです。GPSから取得した位置情報によって走行追跡と稼働状況をリアルタイムで把握できる動態管理システムには、大きく以下のようなメリットがあります。

    早めに危険を察知して知らせる
    バスがいま、「どこで・どんな状況」で運行しているのかがわかれば、運行管理者も安心。路線バスのドライバーは安全運転はもちろん、時刻通りの運行を守るために常に気をはっています。事前に渋滞や事故が多い危険箇所を表示させて注意喚起させることができるので、安全と事故防止のサポートを行えます。

    もし、深夜高速バスの運行中にふらつき運転が検知された場合、早めの休憩やもう一人のドライバーの交代を促すこともできるでしょう。遠方にいても乗務員の状況を把握し的確な指導を行えるのです。

    運行状況の可視化でイライラを解消
    運転状況や気象状況、道路の混み具合などの影響で時刻表通りの運行が難しいことも少なくはないはず。利用者のスマホにバスの現在地の表示やバス接近メールの配信ができれば、状況を理解した利用者の不安や苛立ちを少しでも軽減することができるでしょう。リアルタイムで確認できるので利用者だけでなくドライバーも到着時刻が把握できます。

    運行履歴でPDCAを高速化。運行ルートも最適化する
    走行経路や運行時間、速度などのデータを蓄積し、分析することで業務改善が行えます。工事中だったり渋滞が多く発生する箇所を回避しつつ、目的地を回るためにはどうすべきか、運行ルートの最適化も行えるでしょう。

    現場の状況をリアルタイムで把握して事故を防ぐために、このようなシステムやツールがドライバーと事業者、両方の視点から徹底的にサポートをする。それが動態管理システムです。

    難しくない!すんなり導入できるのが動態管理システム

    動態管理システムの導入って工事が大変そう…。費用がかかりそうだし使い方も難しいんじゃないの?

    そんな心配は一つもありません。

    たとえばスマートドライブが開発するSmartDrive Fleet。シガーソケットに専用のデバイスをワンタッチで取り付けさえすれば、GPSでリアルタイムに動態管理ができます。業務に支障をきたすことなく手軽に導入でき、ドラレコと比べて初期費用を大幅に抑えられるのが特徴です。

    走行ルートが記録され日報も自動化できますし、最適な運行ルートも自動作成します。業務効率化に使えるのはもちろん、「安全運転診断機能」により各ドライバーの運転傾向もビジュアルで表示できるため、日々の体調管理や的確な安全運転指導に利用できます。

    他にもさまざまな企業が車両管理システムを提供しています。
    【営業車をGPSで追跡】国内の動態管理システムの特徴や価格まとめを参考に、自社の予算とニーズに合わせて比較検討をして動態管理システムを探してみてください。

  • コネクテッドカーでクルマもIT化する時代

    コネクテッドカーでクルマもIT化する時代

    インターネットとスマホの普及により、いろんなモノと情報が繋がる時代になりました。インターネットと繋がることで、あらゆるモノとヒトとが繋がることになり、多くのインフラやサービスが受けられるようになります。

    そうした技術を搭載したスマートグラスやスマートセンサー、スマートウォッチなど様々なウェアラブル製品が販売されるようになりましたが、クルマもインターネットとつながる時代になってきているのです。つながるクルマ・コネクテッドカーは私たちの未来をどのように変えていくのでしょうか?

    そもそもコネクテッドカーって何?

    コネクテッドカーとは、インターネット通信技術を搭載したクルマの総称です。自動車のIoT化が進み、センサーによって周辺環境を察知して外部に伝達するとともに、他の自動車や道路状況などといった外部からの様々な情報サービスを受けることもが可能になり、快適性や安全性の向上が実現されるシステム、及びアプリケーションを指します。車両の状態や周囲の道路状況などの様々なデータをセンサーから取得し、ネットワークを介して集積・分析することで、新たな価値やサービスを生み出すことに期待が寄せられています。

    今まで国内の無線接続といえば、渋滞や交通規制などをカーナビなどの車載器に表示するVICS(Vehicle Information and Communication System: 道路交通情報通信システム)が一般的に知られているかもしれません。コネクテッドカーがVICSと違うのは、インターネットを介して外部とつながっているため、外部から送られてくる一方向の情報だけではなく、双方向において通信ができるという点です。

    コネクテッドカーが注目されている背景

    今まではカーナビやETC車載器といった通信機器が主流だったかもしれません。政策として進められている背景には、以下の3つがあげられています。

    ・無線通信の高速・大容量化により、リアルタイムかつ容量の大きなデータを送受信可能になったこと。
    ・車載情報通信端末の低廉化や同等アプリケーションを搭載したスマートフォン等による代替化が進んでいること。
    ・クラウド・コンピューティングの普及により、データの迅速かつ大容量な生成・流通・蓄積・分析・活用が可能になったため、ビッグデータの流通が大幅に増加してきたこと。

    これらによって、(1)事故の発生時に自動的に緊急通報を行うシステム(2)走行実績に応じて保険料が変動するテレマティクス保険(3)盗難時に車両の位置を追跡するシステムなど、次々とサービスが生まれ、実用化されつつあります。

    (1)緊急通報システム「eCall」
    2018年3月31日から欧州連合(EU)では自動車事故によって失われる人命を減らすことを目的としたeCall(緊急通報)システムの装備が義務化されました。一部の自動車メーカーは、義務化以前からすでにナビゲーションシステムの一部として顧客にeCallを提供していましたが、2018 年3月31日以降は型式認定を受けた新型の乗用車全車に標準装備されます。ドイツ・フランス・イギリスでは、2020年までにコネクテッドカーがほぼ100%になると予想されています。eCallによって、救急隊員は事故現場により迅速かつ正確に到着できるようになるため、毎年約2,500人の命が救われ、重傷者の数も約15%低減するとEUは試算しています。

    (2)テレマティクス保険
    日本でも本格的に普及されつつあるテレマティクス保険。テレマティクスと呼ばれる技術を駆使して自動車や運転のデータを取得・分析した上で、それを元に事故の発生確率を割り出して保険料率を算定するという仕組みです。急発進や急ブレーキの回数、運転時間帯、運転傾向、走行距離など細かな情報を収集し分析して保険料が設定されるため、安全運転への意識向上や事故の防止が期待されています。

    (3)盗難車追跡システム
    盗難車両追跡システムとは、車両の盗難が判明した場合に車両の位置を追跡することができるシステムのこと。例えば、無理なドアのこじ開けなど異常が察知された場合に、アラームでスマホに通知を送ったり、利用者の要望に応じて盗難車両の位置を追跡することができます。

    これらのサービスだけではなく、点検時期を事前に知らせてくれたり、今までの走行履歴から行き先や経路を予測し、事故・渋滞・天候・残燃料の案内をお知らせしてくれたり、ドライバー一人ひとりに対して、安全かつ快適なカーライフを演出してくれるのが次世代のクルマ・コネクテッドカーなのです。

    (4)コネクテッドカー + 別の何か
    上記の例は車自体がコネクテッドになることで提供できるサービスですが、コネクテッド車と何か別のものがコネクテッドになることによって提供されるサービスもこれからはどんどん市場に出てくることが予想されます。

    概念としては以前からある、スマートホームとしての構想もそれです。コネクテッドになった家と車がつながることで、帰宅少し前になると自動でエアコンがついたりお風呂がわいたり、GPSが家族に自動で送られることで突発的な買いものもお願いできたりなど、様々なユースケースが生まれそうです。最近では Amazon Alexa や Google Home などのAIアシスタントもよく話題になりますが、そういったサービスと繋がることでもコネクテッドカーの使われ方の幅はグッと広がりそうです。

    その先には、もっと道路や信号、路上を走るものすべてがコネクテッドになっていく世界がありそうです。

    2020年以降はコネクテッドカーが主流になる?

    矢野経済研究所が2017年に実施した国内のコネクテッドカー関連市場に関する調査では、2016年の国内コネクテッドカー市場規模はB2C市場が712億円、B2B市場は1,850億円、研究開発投資が1,418億円、合計で3,980億円に推計したことがわかりました。

    コネクテッドカーは車両の走行情報をセンサーなどで取得し、クラウド上に収集・解析をするものへと変化しており、新たなサービスの伸長や研究開発への投資で、2020年の国内コネクテッドカー関連市場規模は1兆円規模に拡大すると予測されています。また、コネクテッドカーの増加に加え、プローブ情報を使ったサービスやクラウドADASのサービス等の利用が拡大されていくことから、2025年の市場規模は2兆円規模となるとも予測されているのです。

    さらに世界規模で見ていきましょう。Counterpoint社の調査結果によれば、世界のコネクテッドカー市場は2020年までに270%成長し、接続機能を搭載した出荷予定の乗用車は、2018年から2022年の間に1.25億台に達する見通しです(接続機能を持つ乗用車の出荷台数のため、アクティブな接続数ではありません)。コネクテッドカー市場を出荷台数の面でリードしているのはGM。そこにドイツのBMW、アウディ、メルセデスベンツが続きます。BMWは「コネクテッドドライブ」、アウディは「アウディコネクト」の搭載車を拡大。上位自動車4ブランドを合計すると、2017年のコネクテッドカーの出荷の90%を占めています。日本でもコネクテッドカーが主流になる日は近いかもしれませんね。

  • 拡大する訪問医療は動態管理がサポートする

    拡大する訪問医療は動態管理がサポートする

    主に運送業界で導入されているイメージがある動態管理システム。しかし、位置情報や車両、ドライバーの状況が把握できる動態管理は幅広い業界の様々なシーンで活用できるのです。

    内閣府の規制改革推進会議は2018年3月27日、オンライン医療の推進に向けた公開ディスカッションを開催しました。高齢化が進む中、在宅医療やオンライン診療を実施している医療機関等による事例紹介、在宅医療で完結するためにはオンライン診療のやオンラインでの服薬指導も必要では、という議論がなされました。移動が困難な高齢者が増加し、訪問医療のニーズは今後も高くなることが予想されますが、動態管理システムは医療資源の不足をどのように補ってくれるでしょうか。

    訪問医療拡大の背景

    日本で急速に進んでいる少子高齢化。2017年9月の推計では日本の65歳以上の高齢者人口は3,514万人、総人口の27.7%を占めていることがわかりました。高齢者の人口は首都圏などの都市部を中心に今後も増え続け、2025年には65歳以上の高齢者が全人口の30%を超えると予測されています。また、2007年に内閣府が行った意識調査によれば、国民の6割以上が終末期の療養を自宅で行いたいと回答していました。

    このような理由から、厚生労働省は国民の希望に応える療養の場の確保は喫緊の問題であるとして、在宅医療・在宅介護を推進し地域包括ケアシステムの構築等を着実に実現していく必要があると唱えています。

    在宅医療や在宅介護の推進には、地域、医療機関、介護施設などの連携が不可欠です。厚生労働省では、在宅医療や訪問看護などの実施拠点の整備と強化をはかるための支援策や人材の育成に取り組み、24時間対応の居宅サービスが不足していることから、厚生労働省は24時間体制で定期巡回と必要時の対応を担う「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」の実施をしています。近い将来、急速に進む少子高齢化社会の対策として、地域ぐるみで行う在宅医療の整備が急務となっているのです。とはいえ、在宅医療を行っている医療機関の数はまだまだ不足しています。

    医師やスタッフが増えないかぎり、現状は限られたリソースで効率よく訪問診療を行わなくてはなりませんが、そこで動態管理システムが効果を発揮します。

    医療の現場に動態管理が取り入れられた事例

    佐賀県鹿島市にある織田病院は、地域の急性期病院として限られた病床数で地域の救急医療及び高齢化に対応するため、退院後のケアも継続的に図る「メディカル・ベース・キャンプ(MBC: Medical Base Camp)」を開設しています。

    同医院の協力のもと、ゼンリンデータコムは2016年に位置情報を活用したソリューション「いつもNAVI 動態管理サービス」を訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、訪問介護などに応用した「新地域医療 MBCシステム」の提供を開始しました。

    「新地域医療 MBCシステム」はスマートフォンやタブレットから位置情報(GPS)を取得し、車両の運行管理や業務スケジュール管理など、業務の効率アップを目的としたクラウド動態管理システムです。

    車両とスタッフの位置、そしてスタッフ各々の業務状況をリアルタイムに見える化しながら把握することができるため、状況に応じた的確な業務指示やフォローを迅速に行うことができるといいます。織田病院では「地域を病棟、自宅を病床と見立てる」の考えのもと、80インチ大型モニターを設置し患者宅をマッピングし、車両/スタッフの位置を地図上でリアルタイムに把握し、業務の効率化に加え患者宅からの緊急の連絡の際の迅速な対応をも可能にしました。

    動態管理システムが訪問医療のしくみをかえる?

    訪問医療で使用する車両に動態管理システムを導入するメリットはまだまだあります。

    車両で往診に向かう時、移動中はもちろんですが訪問先でもドクターや看護師は診察や治療にあたっているため、電話での連絡が難しい場面が多くなります。また、訪問先ごとに電話で報告や連絡をしていると、業務を遅延させる原因にもなるでしょう。動態管理システムなら、連絡を入れなくてもリアルタイムでスタッフの状況や車両の位置を確認することができるため、患者さんや施設からの問い合わせにもすぐ対応ができます。

    本メディア運営会社であるスマートドライブが提供するクラウド動態管理サービス「SmartDrive Fleet」は、シガーソケットにデバイスを挿入するだけでリアルタイムに訪問車両の走行状況を把握したり、車両ごとの運転日報の作成が容易に行うことができます。

    デジタコ等と比べて約20分の1ほどである初期費用の安さと、続々と追加される豊富な機能が特徴です。社用車や営業車に関わる全ての物事を一括で管理・自動化できるので、人的コストは大幅に削減されます。

    緊急度が高い問い合わせがあった場合も、位置情報から割り出し、的確な配車の指示が出せるでしょう。およその到着時刻もわかるため、患者さんも安心されるはずです。訪問医療が今後さらに増えれば、こうした動態管理システムはますます活躍してくれることでしょう。

    導入した企業の具体的な活用事例を記した資料も請求できますので、こちらから是非お気軽にお問い合わせください!

    関連記事:介護事業所の不正請求はITのチカラで解決できる?

  • MRの安全運転を加速させる動態管理システム

    MRの安全運転を加速させる動態管理システム

    主に運送業界で導入されているイメージがある動態管理。しかし、位置情報や車両、ドライバーの状況が把握できる動態管理は幅広い業界の様々なシーンで活用できます。

    車両で移動する時間が多い営業車。車を運転する時間が長くなればなるほど、事故に遭う確率は上がっていきます。動態管理システムは安全運転やリスク管理をドライバーや車両管理者に意識づけ、事故リスクを最小限にとどめようとするものです。

    交通事故多いMR

    MRとは、Medical Representative の略で、医薬情報担当者のことを言います。MRとして従事している人たちの移動手段は基本的に車です。大抵は会社から営業車(商用車)を貸与されますが、中には手当てをもらって自家用車で営業を行う場合もあります。

    特に4月は新たにMR職に着任する新社会人が多く、「若者(学生)の車離れ」によって免許は持っているけど運転経験はほとんどないというペーパードライバーが3分の2にのぼるとか。

    日本製薬工業協会の環境安全委員会の『環境報告2015』のMR自動車事故状況の発表では、2014年度有責事故率(有責事故数/車両台数)は21%、また、新人MRの事故は年々悪化の傾向にあり、特に新人MR(赴任後1年以内)の事故発生頻度は86.6%に達していると報告されています。

    製薬関連業界の事故発生率は全業種平均の約2倍と言われており、そのうちバックの事故と追突事故で事故全体の約40%を占めます。運転技術や経験の差もあるかもしれませんが、中には1年間に3~4回も事故を起こす人もいるのだとか。運転に慣れていない場合、駐車場での自損事故など、かすり傷程度の有責事故はあり得ることかもしれません。しかし、有責事故率のうち人身事故率はMR全体で2.3%。新卒MRに限ると7.1%で136件にものぼります。

    MRは営業車両を運転し病院や診療所、薬局を回って情報を提供するのが主な仕事です。生命関連産業としても人身事故の削減は急務と言えるかもしれません。

    動態管理で的確な安全運転教育ができる

    程度の差はあっても交通事故や違反を起こした場合、企業側がMRに搭乗停止を言い渡すケースが多くあります。そうなると営業先への移動は電車やタクシー、バスなどを利用しなくてはなりませんが、大きな荷物を抱えていると移動だけでも体力を使います。地方であれば尚更、移動の不便さを感じるかもしれません。移動経路が遠回りになると営業効率が悪化して会社にとっても大きな痛手に…。

    また、会社が保有する営業車が事故を起こすと保険に入っているのは会社になるため、修理代も負担しなくてはならないのです。交通事故を起こせば会社は使用者責任を問われるだけでなく、損害賠償や被害者へのお見舞いなど、その損失は計り知れません。

    安全教育を行っても事故を繰り返すMRは一定程度存在しますが、事故の原因は慣れない運転、ちょっとした不注意など、個人によってそれぞれ異なるため、根っことなる原因や要因を把握して的確な指示を行うべきかもしれません。特に最近ではスマホからメールや電話で連絡を取ることが多いため、「ながら運転(スマホ)と企業の管理リスク」でもお伝えしたように、スマホ使用中の事故が多発しています。運転中はスマホを使用しなことの徹底や安全運転指導だけではなく、なぜそういったリスクの高い行動をとってしまっているのか(業務のスケジュールがかつかつすぎるため随時慌てて移動しているのか etc.)を掘り下げ、その根っこの原因となる事象への対策をしていく必要があるでしょう。業務中だけでなく通勤も営業車を利用しているならば、さらに事故の確率は上がります。

    動態管理で安全運転と業務効率アップを狙う!

    動態管理システムを導入することで具体的にどんなメリットがあるのか、以下の3つにまとめてみました。

    ① リアルタイムに走行状況を把握して危機管理
    動態管理システムは位置情報によって走行追跡と稼働状況をリアルタイムで把握できます。危険な挙動や運転の癖もデータとして取得できるため、事故を起こす前に適切な指導を行うことができるでしょう。運転に不慣れな方には、急な悪天への注意喚起や渋滞や工事を回避できる安全なルートを指示するなどして事故防止のフォローをすることができるでしょう。

    ② 適切な配送計画で業務効率アップ
    個別に1日の配送計画を作成することができるため、より業務効率を上げることができます。配送ルートをペーパーレスで車両側に送信すれば効率的な配送計画を実施することが可能です。到着時間の目安もわかるので的確な管理が行えます。

    ③ 自動で作成できる運転日報で負担削減
    通常の業務を終えた後の手書きでの運転日報作成は、スタッフの負担や手間になりがちです。動態管理システムなら簡単に作成できる上、記載漏れもありません。データが蓄積されれば、今後の勤務状態や業務の見直しも行えるでしょう。

    動態管理システムは導入がカンタン!

    動態管理システムの導入って大変そう…。導入費用がかかったり大掛かりな工事が必要なら難しい。そんなことはありません。

    たとえばスマートドライブが開発するSmartDrive Fleet。シガーソケットに専用のデバイスをワンタッチで取り付けさえすれば、GPSでリアルタイムに動態管理ができます。業務に支障をきたすことなく手軽に導入でき、初期費用を抑えられるのが特徴のデバイスです。

    クラウドで走行ルートが記録され日報も自動化できるので、業務効率化に使えるのはもちろん、「安全運転診断機能」により各ドライバーの運転傾向もビジュアルで表示します(画像下:G-Force)。安全運転指導を行ったドライバーの運転が改善しているのか、どこで危険挙動が起きているのかが可視化されるため、事故の予防を促進させることができるのです。特に運転にまだ自信が持てないという新入社員の方には、デバイスで取得した危険挙動からリアルタイムで運転をサポートしてあげてもいいでしょう。

    他にもさまざまな企業が車両管理システムを提供しています。
    【営業車をGPSで追跡】国内の動態管理システムの特徴や価格まとめを参考に、自社の予算とニーズに合わせて比較検討をして動態管理システムを探してみてください。

  • 運送業界の現状と課題解決への糸口

    運送業界の現状と課題解決への糸口

    物流の中で最も重要な役割を担う運送業界。日本国内貨物総輸送量はトン数では年間約 47 億トン(2015 年度)、トラックの輸送分担率はトンベース で約 9 割を占めています。

    生産から消費に至るまで、重大な役割を担う運送。増加するインターネットショッピ ングも多様な物流サービスが通販市場を根底で支えている一方で、不在による再配達が課題になるなど受け取りの多様化も促進しています。

    2017年度の現状と主となる課題はどのようなものがあったのでしょうか。また、2018年度はどのような解決策が考えられるでしょうか。

    【現状と課題1】労働環境の改善が急務

    厚生労働省の統計によれば、道路貨物運送業の賃金水準は全産業平均に比べて低く、2016年度の平均所得額は中小型トラックで399万、大型トラックで447万。しかし、トラックドライバーの年間労働時間は全産業平均の2124時間と比較して、大型トラック運転者で 480 時間(月 40 時間)、中小型トラック運転者で 360 時間(月 30 時間)長くなっていました。こうした労働環境の悪化が要因となり、総務省の調査によると2016年のトラック運送事業に従事する就業者数は全体で約 188 万人で、このうちドライバー等輸送・機械運転従事者は 83 万人と横ばい。

    労働人口不足に長時間労働、非正規と正社員との格差…。これらは政府が掲げる働き方改革の中での最重要事項としてあげられているものです。もちろん、運送業界も同様にこれらの課題を解決していかなくてはなりません。具体的な取り組みとしては、時間外労働の法改正による時間外労働の上限規制の導入を始め、勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備、健康で働きやすい職場環境の整備の実施が進められています。

    2014年4月に閣議決定された「労働基準法の一部を改正する法律案」では、長時間労働を抑制するために、月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率引き上げ(25%→ 50%)について、中小企業への適用猶予が見直しされることになっています。この見直しによって、実態として長時間労働となっているトラック運送事業は環境整備をしなくてはなりません。また、2017年3月には「働き方改革実行計画」が取りまとめられ、時間外労働の上限規制は年720時間(月平均60時間)以内とされましたが、自動車運転業務は、一般則の施行から5年後に同 960 時間(同80時間)が適用されることになり、将来的には一般則の適用を目指すとの規定が設けられました。

    2017年度に厚生労働省が発表した「過労死等防止対策白書では、過労死等が多く発生しているとの指摘がある重点業種として自動車運転従事者が入っています。厚生省が2016年12月〜2017年2月にかけて行ったアンケート調査の結果では「トラック運転者」の過去1年における最も長かった1カ月の労働時間の平均は207.3 時間、拘束時間は234.1時間でした。法定労働時間を週40 時間として考えると、大きく上回っていることがわかるのではないでしょうか。トラック運転者は、いずれの結果もタクシーやバスといった他の自動車運転従事者との結果を引き離していました。

    また、運輸業・郵便業における労災認定事案のうち、脳・心臓疾患は 465 件、精神障害は 214 件。トラック運転者は深夜・早朝を含む運行が多く、運行時刻が不規則な上、宿泊を伴う運行や運転以外の荷役など身体的負荷が大きくかかるのです。脳・心臓疾患の発症時期は、1月~3月の厳寒期と7月~9月の猛暑期が多く、トラック運転者は特に走行中での発症、事業場における荷扱い中での発症も多いことがわかりました。

    運送業界は、労働時間や労働環境についてまだまだ解決すべき多くの課題を抱えています。物流を支えるためには、まずドライバーの働く環境や実態を知り、改善策を考えていくべきではないでしょうか。

    【現状と課題2】荷主と運送事業者の取引の適正化

    トラック運送事業者は、荷主に対して取引上の立場が弱いことから、運送業務や附帯するサービスに対して適正な運賃・料金の収受が難しいことが課題にありました。荷主の業種によって、仕分け作業や棚入れ、積卸しといった運送以外の作業等に係る費用を運賃に含んで収受している場合があるのです。

    これまでの商慣行では運賃の指す範囲が曖昧で運賃の中に附帯作業に対する料金も含まれている場合がありました。国土交通省では「標準貨物自動車運送約款」を2017年に改正するとともに通達を出し、運送の対価としての運賃と附帯するサービスの対価としての料金が明確に区別されるようになりました。また、関係者が適正な取引を行えるようルールを整理した、「トラック運送業における下請・荷主適正取引推進ガイドライン」、運送契約の重要事項を書面化し記録・共有することを定めた「トラック運送業における書面化推進ガイドライン」がそれぞれ2016年に改訂されています。

    2017年には「貨物自動車運送事業輸送安全規則」が改正され、荷主の都合により 30 分以上の待機時間が発生したときは、荷待ち時間にかかる情報を乗務記録の記載が義務化されました。

    とはいえ、都度手書きで待ち時間をつけるのはドライバーの仕事を増やすことになります。手書きであれば抜け漏れや記載ミスも起きる可能性もあります。

    【現状と課題3】生産性の向上

    国土交通省によれば、ドライバー不足にもかかわらずこの20年間下がり続けるトラック1台あたりの積載効率は約41%。荷主の関係もあって1回あたり2時間の荷待ち時間も発生していると言います。今後も物流の要、トラック運送事業を安定的に維持して発展させていくためには、それを補うだけの労働生産性の向上が必要です。 国土交通省ではトラック運送事業者が実働率・時間と距離あたりの実車率・積載率といった指標(KPI)を向上させることにより生産性向上に取り組めるよう、方策と事例を取りまとめた「トラック運送における生産性向上方策に関する手引き」を作成し公表しました。

    また、トラック輸送の省人化に向け、ダブル連結トラックの社会実験や自動運転の社会実装への検討を行う「国土交通省自動運転戦略本部」を設置したり、共同輸送や貨物・車両のマッチング等の共同化等による積載率向上の有望事例を調査しています。

    特に荷待ち時間の問題は深刻で、荷持ち時間がある運行では平均拘束時間が13時間半、荷持ち時間がある運行と比べおよそ2時間も労働時間が増えることになってしまうのです。これは長時間労働の原因にも繋がっています。

    強化されつつある行政処分

    国土交通省は2013年10 月、自動車運送事業の監査方針、行政処分基準等を改正し施行しました。  監査については、事業者の法令違反歴や累積違反点数などから運輸局や運輸支局が監査対象とすべき事業者のリストが整備されます。行政処分については、営業所に運行管理者や整備管理者が選任されていない場合や、恒常的に全運転者に対して点呼を実施していない場合、運転者の乗務時間等基準が著しく 遵守されていない場合など、重要な法令違反に対しては、従来の違反点数の積み上げではなく即時30日間の事業停止とする内容です。課題として取り上げた長時間労働や労働環境にも関係するこれらは事業者としても大きな損害になるでしょう。

    また、乗務記録の不実記載や運行記録計の記録改ざんなどの悪質な法令違反については、処分量定を引き上げられます。

    2018年、課題を解決するには…

    運送業界はこれらの課題をどのように解決していけばいいのでしょうか。どれか一つだけ解決すればいいというわけではなく、これらの課題はすべて関連性が高いため包括的な解決策が必要です。

    国土交通省が打ち出したトラック運送業の生産性向上・労働条件改善に向けた取り組みでは、「取引環境改善」「労働条件改善」の2つの視点に加え、IoT等先端技術を用いた生産性向上の方策について検討を実施しています。

    ETC2.0やデジタコから取得できる各種データを活用して運行管理等の容易化や業務運営の効率化の実現について調査・検討。ETC2.0や動態管理システム、デジタコから、車両の動態情報、ドライバー の作業状況、燃費等に関するデータを集め、待ち時間等 の実態、車両・ドライバーの稼働状況等の分析・把握を実証的に実施。 これらの調査結果はガイドライン等として取りまとめ、横展開するとのこと。

    その前に少しでも目の前の課題を解決できないか–。そんな時は動態管理システムをおすすめします。動態管理システムは、トラックの位置をリアルタイムで把握して配送ルートを最適化したり、所有する社用車の状態を効率的に管理するという機能の他、車両ごとの運転日報の作成も簡単に作成できるクラウドシステムやデバイスのことです。

    本メディア運営会社であるスマートドライブが提供する「SmartDrive Fleet」は、シガーソケットにデバイスを差し込むだけで利用できる、クラウド動態管理サービス。従来のデジタコ等と比べて約20分の1ほどである初期費用の安さと、続々と追加される豊富な機能が特徴です。社用車や営業車に関わる全ての物事を一括で管理・自動化できるので、今まで対応していた細々とした事務作業を簡略化し、本来の業務に集中することができます。

    労働時間や休憩時間、荷待ち時間も把握することができるため、どこに無駄があったのかが正確な情報として取得できるのです。荷待ち時間の長さのデータはエビデンスとして適正運賃・料金の交渉に利用できるでしょう。

    また、運転データをもとにした安全運転診断機能も搭載しているので、ドライバーの運転のくせや傾向が取得でき、適切な安全運転指導を可能にします。つまり、車両の動態管理だけでなく社用車の事故削減、保険料削減にも役立つのです。導入した企業の具体的な活用事例を記した資料も請求できますので、こちらから是非お気軽にお問い合わせください。

  • 営業車を私的利用する場合の注意点

    営業車を私的利用する場合の注意点

    業務用途で使用することが前提の社用車や営業車。ただ、それを福利厚生の一環として社員に貸与している会社があります。

    営業車を業務以外で使用する場合、たとえば事故が起こった際の扱いなどあらかじめて把握しておかないと後々トラブルの原因になることも。そこで今回は社用車や営業車を私的利用する際のポイントを紹介します。

    営業車の私的利用が会社で禁止されている場合

    そもそも、就業規則などで営業車の私的利用が禁止されている場合(私的利用が許可されていない場合)は、営業車を私的利用すると「業務上横領罪」に該当します。「自分は営業だから」と、会社に許可も取らずに安易な気持ちで営業車を使用することは基本的に許されないということですね。社内で禁止されているのに私的利用した結果として懲戒処分などをされても、文句は言えません。

    多くの営業車を抱える企業の場合は、余計なトラブルの原因を作らないためにも、営業車の使用ルールを明確にした上で社内にしっかりと周知するようにしましょう。また「通勤時の利用OK」などシーンを限定した上で利用を認めるケースもあります。このあたりの細かい設計についても、社内で事前にリスクの洗い出しをした上で行うのが無難です。

    私用で使っている際に事故が起きた場合の責任

    こちらについては「社用車での事故、誰が責任を負うのか?– 事例と対応方法」で紹介しているので参照ください。

    社用車、営業車の事故に関する責任(法律)としては民法の「使用者責任」と自動車損害賠償保障法の「運行供用者責任」について押さえておく必要があります。

    使用者責任とは会社が雇っている従業員(被用者)が、何らかの不法行為を起こして相手に損害を与えたとき、使用者が本人と連帯して責任を負うというもの。運行供用者責任とは自動車の運転によって利益を受けているものが、その自動車が起こした交通事故について責任を負うというものです。

    【民法 第715条】
    1. ある事業のために他人を使用する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、使用者が被用者の選任及びその事業の監督について相当の注意をしたとき、又は相当の注意をしても損害が生ずべきであったときは、この限りでない。

    2. 使用者に代わって事業を監督する者も、前項の責任を負う。
    3. 前二項の規定は、使用者又は監督者から被用者に対する求償権の行使を妨げない。

    自動車損害賠償保障法 第3条
    自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によつて他人の生命又は身体を害したときは、これによつて生じた損害を賠償する責に任ずる。ただし、自己及び運転者が自動車の運行に関し注意を怠らなかつたこと、被害者又は運転者以外の第三者に故意又は過失があつたこと並びに自動車に構造上の欠陥又は機能の障害がなかつたことを証明したときは、この限りでない。

    社用車で交通事故が起こった場合、ケースによってこの2つの責任が両方とも発生したり、1つだけが発生したり、またどちらも発生しなかったりします。

    業務中の事故の場合は2つの責任が発生するのですが、論点となるのは業務時間外の事故(私的利用時の事故)です。従業員が無断で私用に社用車を利用したなど、会社が利益を得ていない場合は運行供用者責任は発生しませんが、どのようなケースであれば、会社も責任を問われるのか。あらかじめ整理しておきましょう。

    車両管理の徹底がリスクマネジメントになる

    複数の社用車を抱える企業では、「車両管理」を徹底することがリスクマネジメントや生産性向上につながります。

    近年ではインターネットやGPSなどを活用して、社用車の走行ルートや運転データを自動的に記録できるシステムが増えてきました。私的利用に関しては、走行記録を見ることで会社が意図していない使い方をされていないか、チェックできるようになるという側面もあります。

    ただより本質的なこととしては、データを元に走行ルートを最適化することで、無駄な走行時間や燃料費を削減する。車両の点検や整備のデータをクラウド上で管理することで、社用車の状態を誰もが見れるようにして、安全な状態を保つ。ドライバーごとの運転スコアを割り出して、交通事故につながる危険な運転を事前になくす。といった目的で使うことができます。

    特に社用車を業務時間外でも利用OKとする場合はなおさら、社員の安全運転に対する意識を高めるための仕組みを作っておくべきでしょう。

    たとえばスマートドライブが提供するクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」には、リアルタイムの走行ルート記録や運転日報の自動生成機能が搭載。加えて安全運転診断機能により危険運転を事前に察知することが可能です。

    忙しい営業スタッフの場合は、自宅から訪問先へ直行することや、会社に戻らずに直帰する場合もあります。そのようなケースでは、営業車を個人に貸し出した方が効率的かもしれません。

    ただそうした際に、会社が想定していない形でトラブルに巻き込まれる可能性もありえます。リスクを最小化するためにも会社側で明確なルールを設けて明文化することを徹底しましょう。

  • 営業車を通勤時に利用する場合の注意点

    営業車を通勤時に利用する場合の注意点

    企業が業務に利用する目的で保有する社用車や営業車。一部ではこれらの車を通勤用として社員に貸し出しているところもあります。

    営業車の貸与は会社によってそれぞれ意識の差がありますが、通勤や就労に不可欠な要素ということであれば、そのメリットだけでなくリスクについてもあらかじめ把握しておくことが大切です。

    今回は少しニッチなテーマではありますが、営業車を通勤で利用する場合、どのような点を押さえておくべきか、またどのような規則を設けたら良いかなどを紹介します。

    営業車を通勤で利用する場合のガソリン代

    企業の採用欄の中に「通勤手当」という項目をよく見かけます。これは文字通り、「通勤に必要なお金をこれだけ支払いますよ」というもので、月々の電車代やガソリン代などが該当します。

    営業という職種柄、帰宅する時間も人によって差があり、その日の仕事関係から直行直帰することも少なくありません。実際のところ、営業車を社員に貸し出している会社も数多く存在します。

    自家用車で通勤する場合はガソリン代を支払う必要がありますが、営業車であれば会社側から社員にガソリンカードを支給していることも多いです。このケースで営業車を通勤にも利用する場合、それは会社側ですべてのガソリン代を賄うと許可していることを意味します。

    通勤手当は基本的に「月の上限金額」を決めていることが多いため、それ以上の金額を超えて通勤利用することはできません。ただし営業車は「営業活動」も兼ねて使用しますから、月にどれだけ通勤利用したのか把握し辛いのが難点です。

    営業車を貸し出した場合の事故

    車を運転していれば、常に交通事故のリスクがつきまといます。当然ながら営業車を通勤利用することにより、思わぬ事故が起こる可能性もあります。特に通勤時は、渋滞などに巻き込まれることがあるため、自分の過失だけでなく他の車両の追突から修理費用を支払わなければならないケースも想定されるでしょう。

    法律上の観点では、民法の規定に「使用者責任」というものがあります。民法第715条では「ある事業のために他人を使用する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負う(同条第1項)」とあり、他人を使用する「会社」は、被用者である「社員」と連帯して責任が発生すると規定しています。このことから、社員が事故を起こした場合は、会社の保険で賄うことが一般的です。

    しかし、この715条の規定には続きがあります。「ただし、使用者が被用者の選任及びその事業の監督について相当の注意をしたとき、又は相当の注意をしても損害が生ずべきであったときは、この限りでない」とあります。これは、社員に対して何度も注意したにも関わらず事故を起こした場合や、明らかな違反行為が認められた場合に適用されるため、営業車を利用する社員は常に安全運転を心掛けることが大切です。

    基本的に通勤とは、社員が自宅から会社へ向かう際の行程のことを指しています。自宅からの通勤ルートを会社側で明確に規定しておけば、途中で事故を起こした場合でも「業務内」と判断され、修理費用などは会社の保険で補償することになります。一方で、通勤ルートを大きく外れた場所で事故を起こした場合、会社側で「業務外」と判断されれば、修理費用などは社員が一部負担する可能性が高くなります。

    詳しくは「社用車での事故、誰が責任を負うのか?– 事例と対応方法」を参照いただければと思いますが、会社名義の車である場合、仮に業務時間外の事故であっても会社に「運行供用者責任」が生じる場合があります。

    営業車を通勤利用する場合にルールを設ける必要があるか?

    「営業車を通勤利用する社員に対し、会社側でルールを設ける必要があるか?」という問いに関しては、特にそのような法律があるわけではありませんが、ルールを規定した方が良いでしょう。経費の面だけでなく、何かトラブルが発生した際に余計な問題を引き起こさないためにも、あらかじめルールを設けておくことは重要です。

    たとえば以下のようなものが考えられます。

    ・通勤ルートの指定
    ・通勤以外のプライベートでの使用不可
    ・業務外で事故を起こした場合の責任割合
    ・交通違反に対する罰金はすべて社員が負担
    ・社員以外の他人への貸与を禁止
    ・管理台帳の作成(走行距離、給油・オイル交換、清掃状況などに関する記入義務)

    営業車を社員に貸与した場合、万一事故が発生した際には会社側も責任を負う可能性が高くなります。事故の内容によっては莫大な損害賠償を請求されうるため、安易な貸し出しはなるべく避けることが賢明です。

    システムを活用して営業車を効率的に管理する

    営業車を社員に貸し出す場合、車両管理システムや動態管理システムを活用することも効果的です。GPSを通じて車の走行ルートを記録することができるため、会社としても余計な疑いをかけずにすみます。取得した運転データをもとに「安全運転診断」できる機能を備えたものもあるので、通勤時を含めて事故のリスクを事前に下げる目的にも合致するはずです。

    たとえばスマートドライブが提供するクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」はそのような使い方ができます。ぜひ一度チェックしてみてください。

     

  • 営業車の駐車違反に対する反則金や違反点数について

    営業車の駐車違反に対する反則金や違反点数について

    自家用車を運転していて「駐車違反」を行えば、反則金と免許の違反点数が加算されることは皆さんもご存じだと思います。しかし、企業が所有する社用車や営業車で駐車違反の切符を切られた場合、その後どう対処すれば良いのかご存知でしょうか?

    たとえ自分が所有する車でなくとも、違反行為と認められたらすべて自己責任。ましてや会社に悪影響を及ばさないようにするためにも、適切な行動を取ることが大切です。今回は営業車による駐車違反の対応について紹介します。

    駐車違反について知っておきたいこと

    まず駐車違反には「放置駐車違反」と「駐停車違反」の2種類があります。駐車違反で切符を切られる場合の多くが放置駐車違反です。ドライバーが運転席を離れて“すぐに運転できない状態”の時に、窓へ駐車違反の確認標章を貼り付けられることがあります。

    そもそも「駐車」とは、車が5分以上停止した状態のことを指しているため、「駐車禁止」の標識がある場所で5分以上運転席から離れることは避けた方が無難です。コンビニによって10分程度で戻る予定だったとしても、違反は違反です。ただしすぐに運転できる状態であれば問題ないため、人の乗り降りや5分以内の荷降ろしであれば、駐車違反と見なされることはないでしょう。

    注意したいのが「駐停車禁止」の標識がある場所。この場所では駐車だけでなく、単に車を停車させることも禁止されているため、車を停める前に周りの標識を良く確認することが大切です。特に営業車は、取引先で荷降ろし作業などを行うこともあるので、警察や駐車監視員に駐停車違反と判断されないよう注意しましょう。

    営業車の駐車違反、反則金は?

    駐車違反の反則金は以下のようになります。

    放置駐車違反の場合

    ・駐停車禁止の標識がある場所(違反点数:3点)

    →普通車:18,000円、大型車:25,000円、二輪車:10,000円、原付:10,000円

    ・駐車禁止の標識がある場所(違反点数:2点)

    →普通車:15,000円、大型車:21,000円、二輪車:9,000円、原付9,000円

    駐停車違反の場合

    ・駐停車禁止の標識がある場所(違反点数:2点)

    普通車:12,000円、大型車:15,000円、二輪車:7,000円、原付:7,000円

    ・駐車禁止の標識がある場所(違反点数:1点)

    普通車:10,000円、大型車:12,000円、二輪車:6,000円、原付:6,000円

    上述した通り、駐車違反で切符を切られる場合のほとんどが「放置駐車違反」です。5分以上車を離れることを避けたり、すぐに車を動かせるよう監視役となるスタッフを乗せるなどの対策をしておくことをオススメします。

    もし、営業車に乗車して駐車違反と警察に判断された場合、基本的に乗っていた社員が反則金を支払うことになります。道路交通法により、駐車違反でドライバーが出頭しなければ使用者である会社に支払い責任が生じるため、後々のトラブルに発展しないよう「駐車違反をしました」と社内で正直に伝えることが大切です。

    反則金を支払わないまま放置しておくと、営業車の車検が通らず使用不可となってしまう可能性もあるため、会社全体に迷惑が掛かることを覚えておきましょう。

    出頭しなければ免許の違反点数が加算されない?

    営業車で駐車違反をした場合、警察へ出頭しなければ車の使用者は「会社」と見なされます。反則金の支払い請求が会社側に発生することはもちろんのこと、免許の加点対象も会社側、もしくは車の所有者になるため、駐車違反を繰り返せば車両に使用制限が掛かってしまいます。

    実際のところ、個人が所有している車で駐車違反をした場合、警察に出頭せずに反則金だけ支払って済ませるケースが多いです。車の窓に貼られた確認標章には、「運転者が警察署に出頭するなどして、この違反について反則金を納付した場合等は使用者に対する放置違反金納付命令は行われないこととなります」と書かれており、一見、警察への出頭が義務付けられていると思いがちです。

    ただしこの記述はあくまで「警察に来れば納付書までは送らない」という告知のため、出頭しなければ納付書が自宅へ送られて来るというだけの話。そのため、警察に行かずに違反点数の加点を免れる方が多いのです。点数が加算されればゴールド免許はブルー免許へと降格しますし、自動車保険料の支払いにも影響します。

    対照的に、営業車は会社が保有する財産なので、個人が所有する車とは扱いが違います。最悪のケースとして、駐車違反を会社に黙ったまま放置し、後で明るみになってしまうことは避けたいところ。先にも述べた通り、駐車違反をすれば反則金の納付書は必ず送られるため、黙っていても後々明るみになります。

    後で知られれば何かと不利になる点も多く、その不誠実さから人格を問われてしまうこともあるので、駐車違反をした時点で会社側と「反則金は誰が支払うか?」、「警察に出頭する必要があるか?」などを相談しておきましょう。

    大切なのは駐車違反をしないこと

    2006年6月の道路交通法の改正により、駐車違反の取り締まりが一層厳しくなりました。また、駐車監視員の制度を設けるなど、警察組織以外の民間法人が駐車違反の確認標章を貼り付けられるようになり、こうした傾向から、日頃より「駐車違反をしない」という心掛けがとても大切になります。

    また、物流や訪問介護などに携わる法人では、「駐車許可証」が発行されることもありますが、こちらの許可証は「どこでも停車して良い」という訳ではなく、場合によっては駐車違反の切符を切られるため注意が必要です。例え駐車許可証を警察へ提示しても、法律で定められた駐車禁止区域に駐車すれば違反となります。この辺りについても、社用車を保有する会社ではルールの整備や、社員への情報共有を徹底して行うことが必要です。

    営業車による駐車違反は、社員だけでなく会社の利益損失に繋がります。社内でも安全運転に関わる講習などを行うなどして、社員の意識を常に高めておくことが大切です。

  • クルマの所有形態は定額制が常識になる?サードウェーブは「サブスクリプション」

    クルマの所有形態は定額制が常識になる?サードウェーブは「サブスクリプション」

    ちょっと遠出をしたい時や買い物をする時。日常の中で車があれば便利なのにと思う瞬間はいくつもありますよね。

    車を所有していなくても、免許さえあればレンタカーやカーリース、カーシェアなど、必要な時に必要な時間だけ、車を利用できる手段が増えてきました。

    2018年はどんな所有形態のモデルが一般的になっていくのでしょうか?

    購入からレンタルやシェアへ。その背景にある理由とは?

    1999年6月に1リットルあたり91円だったレギュラーガソリンの小売価格。資源エネルギー庁が2018年1月31日に発表した1月29日時点でのレギューラーガソリンの小売価格は、全国平均が144.9円/Lと6週連続の値上がりとなりました。東京都23区では駐車場料金の相場が月々20,000円〜、中央区や港区では50,000円を越えるところも。

    日本国内で車を所有せず借りて済ませる人が増えている原因には、このようなガソリン価格の高騰や駐車場料金の高さ、さらには長引く不況などが考えられます。車を持てば、税金、保険料、駐車場代などのランニングコストもかかるので、週末だけしか利用しないなど使用頻度が低い場合は時間を決めて借りたほうが合理的なのかもしれません。

    2017年に株式会社OKB総研が20代の新入社員を対象に行った「若者のクルマに関する意識調査 2017」では、「レンタカーやカーシェアリングが利用できれば、購入や買い替えをしなくてなくてもいい」と考える層が一定数いることがわかりました。従来あったような「クルマは買うもの」という捉え方がまだ主流である一方で、調査結果からは「レンタカー・カーシェア派」の若者が保有コストや環境負荷に対する意識が高いことも見て取れました。もちろん、地方に行けば車がないと仕事や生活がままならないという状況は現在も変わらずありますので、クルマの利用の仕方が変化してきているのは都市部の人々が中心ではあるでしょう。

    海外では若い世代がクルマを持たずにウーバーやリフトなどのライドサービスを多用していることが自動車メーカーの売り上げに大きく影響しているといいます。メーカー側も新たな車の所有方法を提案すべき時代になりつつあるのかもしれません。
    実際、トヨタ自動車は2018年1月にラスベガスで開催された世界最大級の家電見本市「CES2018」において、ヒトを主として交通を考える「モビリティ・サービス」に力を入れることを発表し、様々なサービス展開を準備しているようです。
    2018年は、クルマのサービス化がさらに加速する激動の1年になるのではないでしょうか。

    2018年は”第3の”所有形態が広まる?

    国内のレンタカー市場全体の車両保有台数は2013年末の約61万台から2017年末には約80万台に増加、そのうちプレミアムカーは約5,000台から約9,000台へと増えています。クルマのニーズが「所有」から「利用」へと変化しつつあることが数字にも反映されていることがわかります。

    2018年3月22日、トヨタ自動車はレンタカーサービスの対象に高級車ブランド「レクサス」を追加すると発表しました。フラッグシップセダン「LS」などを用意し、様々なニーズに対応する方針です。先ほど紹介した「若者のクルマに関する意識調査 2017」では、若者がクルマに対して抱くイメージの多くが「日常の移動手段」または「自己表現できるもの」だったことからも、若者のニーズとうまくマッチングするのではないでしょうか。

    同社はさらに、米国で3月28日に開幕するニューヨークモーターショー2018で初公開する『UX』の北米仕様車に、レクサス初のサブスクリプションを導入するとしています。サブスクリプションとは、利用期間に応じて料金を支払う方式です。税金やメンテナンス、保険料などの諸費用がすべて込みの料金体系になる場合が多く、レクサスは購入やリースに続く第3の所有形態を提案するとのこと。ダイムラーはカーシェアリング事業「Car2Go」、フォルクスワーゲンは無人タクシー向けEVのコンセプトカー「SEDRIC」など、各企業は利用者個々のニーズに合わせた多種多様なサービスの提供を開始しています。

    2018年はすでに定額制クルマ乗り換えホーダイサービス「NOREL(ノレル)」が提供エリアを全国に拡大したり、1年刻みで新車を保有できるサブスクリプションモデル「カルモ」がサービスを開始するなど、盛り上がりを見せています。

    さらに株式会社スマートドライブでは、毎月定額のコネクテッドカーサービス「SmartDrive Cars(スマートドライブカーズ)」を春からスタート。安全運転によって料金割引やお得なポイントが付与されるちょっとウレシイ特典がついてきます。

    サブスクリプションモデルは毎月の予算計画が立てやすく、利用者は想定外の出費を気にかけることもありません。気分や用途に応じて、車種も豊富で毎月違うクルマを利用することもできるのです。今まであまり一般的でなかったクルマの利用方法が普及していくにつれ、より個人のニーズやライフスタイル、ライフステージなどに合ったクルマとの関わり方が生まれそうです。

    シーンによってクルマを使い分ける時代

    いつ誰とどこに行くのか、その目的に合わせて人々がクルマサービスを選ぶ時代に変わりつつあります。

    「毎月、いろんなクルマを楽しみたい」「クルマのパフォーマンスの違いを体感したい」
    「単身赴任で地方勤務になったから通勤用のクルマを期間限定で使いたい」「今年は家族でたくさんキャンプに行きたいから大型のSUVを使いたい」などなど、今後はますます利用目的や必要な期間に応じたクルマの使い方・選び方が普及して行きそうですね。

  • 社用車で交通事故、「やるべきこと」と「やってはいけないこと」

    社用車で交通事故、「やるべきこと」と「やってはいけないこと」

    社用車を運転していて交通事故が発生してしまった場合、パニックになって間違った対応をしないように行動することが大切です。

    もちろん事故がおきないのが一番ですが、あらかじめ対応策を整理しておくことで保険金示談交渉までをスムーズに行う道しるべになります。

    事故処理が長引いてしまえば、当事者の仕事の時間が削られ、本業にも悪影響がでるでしょう。それだけではなく、社用車の管理を担当する社員の負担も増大します。これは会社にとっても大きな損失です。

    今回は、万一の事故の際にスムーズな対応ができるように、やるべきこととやってはいけないことを整理してみました。

    事故発生時にやるべきこと

    事故発生時に当事者が動ける状態であるなら、被害状況の確認→負傷者救護→二次被害の防止を行います。

    救急車の依頼、警察への連絡が済んだら、到着までの間に相手の情報を確認しておくことが大切です。これについては自家用車の場合と同様です。

    被害状況の確認

    まず同乗者や相手に、死傷が無いか確認します。動ける場合は安全な場所へ、動けない場合は動かさずにそのまま待機。意識が無い、呼吸が無い場合には119番通報を行い、応急処置をしましょう。

    近くに人がいる場合には積極的に手伝ってもらうことも大切です。同時に発煙筒や三角停止板などで、二次災害の防止をしましょう。重傷でない場合でも、ケガが確認できれば119番通報と110番通報で警察を呼びます。

    相手の情報を確実に

    ・相手の住所、氏名、電話番号を免許証と同時に確認
    ・相手のクルマのナンバーや所有者を車検証で確認
    ・相手の保険会社の確認

    免許証と車検証は、携帯電話のカメラ機能で写真を撮影。電話番号はお互いにメモをとるだけでなく、一方が直接携帯電話にダイヤルするなど情報が正確か確かめておくと確実です。間違った情報を教えられてしまうと、後日連絡がとれなくなる恐れがあります。

    これがあると便利

    最近普及が急速に進んでいるドライブレコーダーの有無で事故処理が大きく変わってきます。事故発生時の動かぬ証拠となるため、購入する方も増えてきてるようです。

    ドライブレコーダーを装着していない場合は、目撃証言を得られそうであればボイスレコーダーなどで録音しておくだけでも、後々不利な扱いを受けないことにつながります。録音はスマートフォンの録音機能で十分です。

    これだけはやってはいけない

    警察を呼ばずにその場で示談

    警察を呼ばずに事故処理を終えてしまう場合には、交通事故証明書が発行されません。つまり自動車保険は使えないということです。

    後日、首が痛いと言っても後の祭りです。軽い事故でも基本的には警察への通報を忘れないようにしましょう。

    勝手に念書などの書面は書く

    「全ての過失は私にあります」「損害賠償として○○円支払います」などは書かないようにしましょう。法的に示談として有効になりかねません。保険会社及び弁護士を立てた場合には、細かい点も含めて弁護士に相談することが大切です。

    特に社用車の場合は会社に思わぬ損害を与えないためにも、パニックになって自分だけで勝手な行動をしないように落ち着いて対応することを心がけてください。

    あまり謝りすぎないこと

    双方が動いていた場合の事故の際に謝りすぎると、自分の過失が100%でなくても100%認めたととられてしまう恐れがあります。停車しているクルマに追突した場合など明らかに自分の問題の場合は別です。

    基本的に見舞金は不要

    社用車の事故だからといって、相手に会社から見舞金など金品を贈ることはよくありません。

    全ての示談交渉、賠償を含めた保険金に関しては、必要額が保険会社から支払われます。会社相手だからと「もっとくれ!」と多大な要求をされる可能性もありえます。過度に謝り過ぎると逆効果です。

    こちらが明らかに悪い事故の場合でも、保険会社や弁護士と相談したうえで適切な対応をしましょう。

    悪質な道路交通法違反は会社へのダメージ大

    飲酒及び酒気帯び運転は厳禁

    アルコールに関する交通事故は厳罰が待っています。運転者本人ばかりではなく、社用車を所有(使用)している会社にも多大な損害を与えることにもなりかねません。

    ※道路交通法での罰則は以下の通り

    運転者の状態 刑  罰 違反点数
    酒酔い運転 5年以下の懲役または100万円以下の罰金 35点
    酒気帯び 0.25mg以上 3年以下の懲役または50万円以下の罰金 25点
    0.15~0.25mg 3年以下の懲役または50万円以下の罰金 13点

    違反点数13点は免許停止90日。違反点数25点は免許取り消し、欠格期間2年。違反点数35点は免許取り消し、欠格期間3年となります。

    またアルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難か状態で自動車を走行した場合、危険運転致死傷罪により相手が負傷の場合は15年以下の懲役、死亡の場合は1年以上の懲役となります。

    自動車保険に加入していても、自動車保険の「免責事由」に該当する飲酒運転は保険の適用外です。ただし、被害者を救済する観点から、相手に対しての対人・対物賠償は補償されます。

    社用車を持つ会社としても社員の飲酒に関わる運転事故が取引先に知られることにもなり、取引打切りなど、会社の業績にも大きな影響を与えかねません。

    無謀な運転、信号無視による違反事故

    社用車で無謀な運転をした結果、事故を起こしてしまった場合。会社全体が無謀な運転をしていると思われてしまう恐れもあります。

    ブランドの毀損だけではなく、当然のことながら社内で車両管理を担当する社員は、本来の業務の他に保険会社や弁護士との話し合いなど余分な業務が発生します。

    保険で支払われる示談金とは

    保険で支払われるお七示談金の内容は、以下のとおりです。

    ・治療費
    ・通院交通費
    ・看護料(重体等で付き添い看護が必要な場合)
    ・入院時の諸費用や診断書作成費
    ・会社を休んだ時の休業損害や傷害慰謝料など

    事故処理が終わり示談が終了した時点で、上記内容に該当する金額が支払われます。

    トラブル時には公的機関を利用する

    示談によって決定した保険金は、加害者の保険会社と交渉して決まります。保険会社の基準では金額が少なく当事者が納得できないような場合には、公的な機関を使うことで客観的な判断をしてもらうことができます。

    ADR機関を使う

    ADR機関は、交通事故によるトラブルを弁護士などが仲裁に入ってもらえる場所です。

    交通事故紛争処理センターと日弁連交通事故相談センターの2つの公益財団法人があります。裁判よりも素早く解決でき、弁護士を雇う必要もないため手間もかかりません。

    調停と裁判

    ADR機関でも納得できない場合には裁判による判断となります。

    手段としては簡易的な裁判のようなもので、調停委員がお互いの意見を聞いて話がまとまるように意見をまとめてもらう調停。そして弁護士や検察官、裁判官など、一定の権威を持つ第三者によって公正に判断してもらうの裁判があります。

    安全運転に徹し、加害者にならないように注意する

    当たり前のことではありますが、そもそも事故を起こさないことがベストです。事故を起こす確率をゼロにはできなくても、あらかじめ対策をしておくことで限りなくゼロに近づけていく努力はできます。

    たとえば弊社スマートドライブのクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」は、運転データを元にした安全運転診断機能を搭載。各ドライバーの運転傾向や、急ブレーキや急ハンドルといった危険な運転の発生箇所が表示されます。安全運転指導を行ったドライバーの運転が改善しているのか、どこで危険挙動が起きているのかが可視化されるため、事故の予防を促進させることができるのです。

    ただ、それでも事故は少なからず起こってしまいます。今回お話してきたとおり、事故後の対処の仕方で事故当時者たちや所属企業のその後に大きな影響を及ぼしますので、事故時の対応マニュアルを各ドライバーがしっかり把握していたり、すぐに閲覧できるようなものがあったりなど、万が一の際にも慌てず迅速に対処できるような体制を整えておきましょう。

  • 車両動態管理ツールが変える「運転の質」とは

    車両動態管理ツールが変える「運転の質」とは

    昨今”働き方革命”や”生産性の向上”がさまざまな業界でさけばれています。それは社用車に関する業務についても同様。

    「社用車や営業車の状況を管理したい」「配送ルートをもっと最適化して業務の効率をあげたい」「運転日報など事務作業をなるべく減らしたい」

    このような目的で車両管理・動態管理ツールを検討する方が増えています。

    SmartDrive Magazineを運営するスマートドライブでも「SmartDrive Fleet」というクラウド車両管理ツールを開発していますが、やはり業務効率化を図って導入の検討をいただく企業の方が多いです。

    GPSで車両の位置を把握して業務をサポートしたり、走行履歴を基にルートの最適化をしたり、同じく履歴を基に運転日報の記録を自動化したり。もちろん車両管理ツールにはそのような機能がいくつもありますが、何も業務を効率化するだけが特徴ではありません。

    少なくともSmartDrive Fleetでは2つの側面から安全運転の実現をサポートし、「運転の質」を向上できるサービスを目指しています。

    安全運転の2つの側面

    SmartDrive Fleetにおける安全運転とは、「交通事故を予防する」ことと「同乗者が不安や不快(車酔いしたり)にならないようにする」という2つを指しています。

    このどちらか一方が重要というわけではなく、双方が重要であり、これらを合わせて「運転の質 = Quality of Driving」と定義。SmartDrive Fleetを通じてこの「運転の質」を少しでも向上できるように取り組んでいます。

    社用車で交通事故を起こしてしまった場合、ドライバーの安全はもちろん同情している社員や顧客にまで危害が及ぶかもしれません。それだけでなく、企業の社会的信用の低下やドライバーの精神的な傷など目に見えない損害を被ることもあります。もちろん金銭面のコストも大きいです。

    交通事故が発生してしまった後に適切な処置をすることも重要ですが、まずは事前に事故がおきづらい環境を整えておくことが何より大切。もちろん、「そんなことは皆わかってる」はずですが、残念ながら事故はなくなりません(件数は減少傾向ににはありますが、平成29年度も50万件近くの交通事故が発生しています)。

    ではどうすれば交通事故を防ぐことができるのか。そのひとつのカギは事故の原因となる「危険運転」を減らすことだと考えています。

    以前紹介したように、交通事故の原因の約75%は安全不確認や脇見運転といった「安全運転義務違反」に分類されるものです。突発的な場合もありますが、このような危険な運転が日常的に繰り返されていることも。つまり、それまでは「たまたま事故にいたっていなかっただけ」ということがありえるのです。

    運良く事故にはならなかったとしても、危険な運転を通じて同乗する社員や顧客に身体的・精神的な負荷をかけてしまうこともあるでしょう。それが必ずビジネスにおいて悪影響を及ぼすとは限らないですが、少なくとも運転が雑な社員に対して良い印象を持つ人はいないのではないでしょうか。

    走行履歴から「危険な兆候」を事前察知

    ここでネックになるのが、危険な運転をいかに事故につながる前に把握するかということです。

    というのは本人が「自分は危険な運転をしている」と自覚していない場合、それを他の人物(例えば上司や同僚)が発見するのは非常に難しいからです。それこそ一緒に車に乗ってみないとなかなかわからないでしょう。そもそも運転に関する各自の考え方が違えば、明確な指標がない限り「何が安全で何が危険か」の線引きもやっかいです。

    ではその危険な運転を「何らかの指標」で可視化できれば、この課題は解決できるのではないか。SmartDrive Fleetでは「走行履歴をもとにした運転診断 G-Force」というアプローチでこの課題に挑んでいます。

    SmartDrive Fleetでは車のシガーソケットに専用のデバイスを差し込むことで、自動で車両の走行履歴を取得(特に強い重力がかかるような運転を詳細に診断)。このデータから「危険運転が発生した場所」「危険度合い(どういう運転だったのか)」を導き出します。また、それがスコアとして数値的にも表示されます。

    これより、100%とは言えませんが「交通事故が起こる前」に対策をとるべき対象が見つけだすことができるようになります。一旦対象が絞れれば、なぜそのドライバーがそういった危険運転をしているのかという個別ヒヤリングに入っていくことができます。そこには単純に運転が荒いという以上の理由が潜んでいるケースも多々あります。まずはそこを突き止め、その原因に応じた対応が必要になります。

    https://smartdrivemagazine.jp/useful/%E9%81%8B%E8%BB%A2%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E5%80%8B%E3%80%85%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%AA%B2%E9%A1%8C/

    また、最近では個人・法人を含めてドライブレコーダーの需要が高まっているというのをメディアでも見かけますが、ドライブレコーダーの大きな特徴は事故時の映像をしっかり残すことで事故処理(過失割合の判断)の際に不利な扱いを防ぐことです。つまり、本質的には事故発生後に活躍するツールです。(安全運転サポート機能がついているものもあるので一概にはいえませんが)

    一方でSmartDrive Fleetのような機能を備えた車両管理・動態管理システムは、事故を予防することにその真価を発揮します。

    事故を減らす = コスト削減にもつながる

    運転の質を高めることができれば、ドライバーを中心とした社員や、車に同乗する人たちの安全・安心を担保しやすくなります。そして結果的には、それがコストの削減にもつながるのです。

    社用車の交通事故、修理代の目安と自動車保険料への影響は?」でも紹介したように、事故の金銭的なコストとして、修理代はもちろんのこと、過失があった場合の相手への補償費用、そして入院などが生じた場合にはお見舞いのためのコストもあります。車の損傷には自動車保険を適用することもできますが、それによって保険等級が下がった場合は翌年から保険料が高騰しますし、保有車両台数が多い場合は多額な追加費用となってのしかかってきます。

    また複数箇所を修理するとなると、修理代金も意外とばかにはできません。場合によっては単体でも10数万円かかった、なんてこともありえます(以下は修理代金の目安です。車種によっても大きく異なるので、もし修理が必要になった場合、まずは修理店舗に問い合わせてみてください)。

    数字に出てこない「隠れた負担」

    すでに触れたとおり、交通事故によって発生する負担は金銭的なものだけではありません。

    ・交通事故による社会的信用の低下
    ・(自社に原因がある場合)お見舞い金の発生や、お見舞いにかかる人的負担
    ・ドライバーの精神的な負担
    ・代車を手配する負担
    ・その他、関係者の業務負担やストレスの増加

    また、社内関係者のみを巻き込んだ事故であったとしても、ドライバー本人だけでなく、その家族はもちろん、社内の経営陣や総務担当者など関係者においては、なぜそういった事故が発生してしまったのかをしっかり検証する責務があり、再発防止に取り組まなければいけません。事故を起こしてしまったショックでドライバーが辞めてしまうこともありえるでしょう。ただでさえ人手不足であるドライバーという仕事。防ぐことができたかもしれない事故によって貴重なリソースを失うのも大きな痛手です。

    負担を減らすことで事故の原因をなくす

    事故につながる「危険な運転」はドライバーの考え方によるものだけでなく、体調や精神面の状態が原因になる場合もあります。ニュースで報道されているようなものだと、長時間勤務が居眠り運転などを誘発し、事故を起こしてしまった場合などです。

    これについてはまさに働き方改革や生産性の向上の話になりますが、ドライバーの業務負担を少しでもなくすこと、またキャパシティ以上の負担がかかっていることをいち早く察知する仕組みが必要です。

    SmartDrive Fleetでは取得した走行履歴を元に運転日報の作成をサポートする機能があります。これを使えば毎回手書きで日報を書く作業はなくなります。ただし、これについては他の業務も含めて見直す必要があるでしょう。

    またオンライン上ですぐに日報を確認できるようになれば、自分の同僚や部下にどれだけ負荷がかかっているかも把握しやすいです。運転スコアとも合わせて危険運転につながる兆候を少しでも早く察知することに役立ちます。

    車両管理、動態管理システムが実現できること

    ここまで紹介してきた通り、車両管理・動態管理システムは「運転の質」向上に役立つツールです。

    もちろん動態管理機能を活用すれば、1日あたりに回れる営業先を増やすことや燃費を削減することなど、わかりやすい変化がでることもあります。これは動態管理システムの大きな特徴であることは間違いありません。

    ただしこれまでは評価しづらかった「運転の質」を可視化することで、会社に大きな損害を及ぼす可能性のある事故に対して事前に対策を講じられるようになる。これもまた、動態管理システムの大きな可能性だと思うのです。

    自社の運転の質を少しでもあげたい、そんな担当者の方はぜひSmartDrive Fleetをチェックしてみてください。

  • 社用車の交通事故、修理代の目安と自動車保険料への影響は?

    社用車の交通事故、修理代の目安と自動車保険料への影響は?

    交通事故で相手にケガを負わせてしまったり、物を壊してしまったりした時。また自分の乗っているクルマが壊れてしまって修理したい時。もちろんそのようなトラブルは極力防ぎたいところですが、万が一起きてしまった際に役立つのが自動車保険です。

    ただし自動車保険は一度使うと等級がダウンし、翌年継続する際の保険料がアップします。さらに3年間は事故有係数が適用され、同じ等級でも事故無しと事故有では保険料が異なってきます。

    人のケガが無く、クルマを含めた物の修理のみであれば、場合によっては自動車保険を使わない方がお得になるケースも…。

    今回は自動車保険の等級が関係する車両保有台数9台以下のノンフリート契約の個人および法人について、事故などにより保険を使った場合の保険等級や事故有係数、保険料の差額などを紹介します。また参考までに、クルマが壊れてしまった場合、「修理費がどのくらいかかるのか」についてもまとめました。

    自動車保険の等級制度について

    自動車保険はどの自動車保険会社で契約した場合でも、新規で契約すれば6等級でスタートします。

    4等級がほぼ割引・割増無の保険料です。つまり6等級からのスタートであれば、基本的には最初から保険料は割引扱いになります。ただし6等級や7等級では年齢条件が全年齢の条件であれば、割増になりますので注意が必要です。

    事故が無く、自動車保険の支払が無い場合には、翌年継続時に等級が1つ進みます。等級が1つ進むことにより割引率が高くなり、20等級まで進むと最大63%の割引に。もし事故により自動車保険を使った場合には、翌年継続時に等級が3等級ダウンします。

    このあたりの説明はソニー損保のサイトが非常にわかりやすいので、合わせてチェックしてみてください。

    ソニー損保
    出典 : ソニー損保

    2013年6月1日からの「改定後等級制度」開始に伴い、7等級から20等級について、事故有係数が導入されました。

    事故有係数とは、3等級ダウン事故の場合には翌年から3年間、1等級ダウン事故の場合には翌年から1年間、事故有係数で保険料が計算されというもの。これにより事故があった年の翌年から3年間の保険料が割り増しになります。

    本来ならアップしていた等級に追いつくことは20等級の上限に到達するまでは不可能で、それまでの保険料の差額も負担増になります。

    おとなの自動車保険
    出典 : おとなの自動車保険

    あくまでも参考の保険料ですが、おとなの自動車保険のページにある図では、16等級からアップして17等級(無事故係数)の場合と、20等級から3等級ダウンして17等級(事故有係数)の場合を比較しています。差額は14,730円で、事故有係数が適用された方が高くなります。

    6等級で新規加入した後に事故で自動車保険を使った場合、翌年の契約時には3等級になります。事故を2回起こして2回自動車保険を使った場合には1等級です。1等級になってしまうと、他の保険会社での保険の引き受けが拒否されることもあります。

    3等級ダウン事故

    対人・対物賠償で自動車保険を使った場合、翌年の自動車保険の等級は3等級ダウンし、7等級から20等級に該当する場合には事故有係数が3年間適用されます。

    事故により相手のケガの治療代、相手のクルマの修理代、電柱や壁を壊した場合の修理代などが該当します。

    1等級ダウン事故

    台風や洪水、火災、いたずら、盗難、飛来物との衝突などで保険を使った場合は1等級ダウンし、7等級から20等級に該当する場合には事故有係数が1年間適用されます。

    1等級ダウン事故に該当する項目は、車両保険の部分になります。車両保険に加入していない場合には保険金は支払われません。車対車の条件の契約でも「限定特約」や「限定+A」の特約に該当するので保険を使った修理が可能です。

    2012年の等級制度の改定までは、これらの項目は「等級据え置き事故」として扱われ、現在16等級なら翌年の契約の時も16等級で契約する項目でした。しかし等級程度の改定により、等級ダウン事故扱いになりました。

    ノーカウント事故

    弁護士費用等補償特約事故や、搭乗者障害保険事故、無保険車傷害保険事故、原付特約事故(ファミリーバイク)の場合は、ノーカウント事故として扱われ、翌年の契約時には等級はそのまま進みます。

    ノーカウント事故はこちら側が全く悪くない、クルマの事故に関係するものではない場合が該当します。

    保険を使った場合のシュミレーション

    それでは実際に自動車保険を使った場合、保険料にはどのくらいの差が出るのでしょうか。これについてはチューリッヒ保険のサイトが非常にわかりやすいです。ぜひこちらをチェックしてみてください。

    ここでは同サイトで紹介されている例も踏まえて少し解説してみたいと思います。

    チューリッヒ自動車保険
    出典 : チューリッヒ自動車保険

    スーパー自動車保険
    ・始期日:2018/01/01
    ・車両情報:トヨタ プリウス
    ・型式:ZVW30
    ・初度登録 : 平成26年1月、新車割なし、
    ・使用目的:日常レジャー
    ・年間距離:5000~10000km以下
    ・居住地域:神奈川
    ・免許証色:ブルー
    ・記名被保険者年齢:30歳
    ・年齢条件:30歳以上 (男性)
    ・運転限定:本人・配偶者

    ・対人賠償:無制限、対物賠償:無制限
    ・搭乗者傷:1000万円
    ・人身傷害:3000万円
    ・車両保険:あり
    ・車両金額:165万
    ・車両条件:ワイドカバー
    ・免責ゼロ特約:あり(免責金額 1回目:0万円 2回目以降10万円)
    ・身の回り:10万円
    ・当年等級:14等級(他社新規)
    ・前年等級:13等級
    (1年後以降の車両保険金額 : 150万円→135万円→125万円→115万円→5年後105万円で計算)

    14等級で自動車保険を使った場合には、翌年の契約時には11等級事故有係数が適用され、サンプルの場合では事故無しの場合と比較して約28,000円ほど年間保険料が高くなります。

    事故有係数は3年間適用されるので、3年間の保険料は割増になることに加えて、本来なら進んでいるはずの等級には最大の20等級に到達するまで追いつくことができません。事故有係数が無くなった時点でも事故が無かった場合との保険料の差額は発生します。

    サンプルでは、5年間で約10万円の保険料が割増になった計算になります。修理代が10万円未満の修理に関しては保険を使わずに修理した方がお得になる計算です。

    よくある修理箇所と修理代について

    修理価格はトヨタカローラクラスや日産シルフィクラスまでのミディアムクラスを参考にしています。車種によっては大幅に修理代金が増す場合もありますし、あくまで目安程度のものだと考えてください。

    ディーラー修理や板金専門店修理によっても修理代は大きく差がでる場合があります。修理の際には見積をお願いし、見積の金額を参考に保険修理にするか、修理代を支払うか検討しましょう。

    修理箇所が単体ならば、大抵は10万円以内で修理が完了することが予想されます。自分のクルマなら保険を使わずに修理した方がお得になります。ただし社用車の場合には相手への誠実な対応も含めると金額の大小にかかわらず、保険会社と相談し対応することをおススメします。

    保険料は会社の経費扱いになり、会社の経費の増大となるでしょう。しかし保険会社を通さずに示談、完結させて後日トラブルになった場合には、会社の信用問題に発展する場合もあります。

    事故の大小にかかわらず、警察への連絡を行い事故処理をお願いし、事故証明書を発行してもらいましょう。事故証明がない場合には自動車保険の支払いが行われないので注意が必要です。クルマ同士の衝突で相手少しでもケガがあれば、人身扱いとなり自動車保険での対応になります。人命救助を最優先することが大切です。

    翌年の保険料を節約する方法

    事故により自動車保険を使ってしまった場合、翌年の契約時には3等級ダウンで事故有等級が適用されます。

    少しでも保険料を節約するためには保険の見直しを検討しましょう。個人の場合は、ダイレクト型自動車保険を選択することで保険料の節約が可能かも知れません。ただ法人の場合はダイレクト型自動車保険が契約できる保険会社は限られており、また、保険料のメリットもありません。

    自動車保険の契約内容をもう一度見直してみることが大切です。

    ・車両保険の金額を下限いっぱいで契約し、免責金額が0の契約なら5万円の契約にしてみる
    ・人身傷害について、特約でクルマに乗車中の傷害にのみ対応する「搭乗中のみ担保」に切り替えてみる
    ・減価償却の終了時期6年を目安に、6年を経過した社用車については車両保険を外してみる

    もしこれら全てについて自動車保険に反映している場合には、これ以上の保険節約は難しいです。これ以上補償内容を削ってしまうと、事故の際に保険が役に立たず本末転倒になりかねません。事故により、保険を使うことが無いように常に安全運転に心がけることが最も大切です。

    事故を防ぐためにできること

    ここまで紹介してきた通り、交通事故が起こるとけっこうなコストがかかってきます。それは事故で直接発生するものだけでなく、それ以降の自動車保険料が高くなることもそうですし、金銭面以外の影響もありでしょう。

    交通事故を減らすためにできることはいくつもありますが、そのひとつがツールを有効活用することです。今では車両管理や動態管理といわれるシステムが普及しています。「人力」だけでなく、「システム(IT)」をうまく活用することで、事前に事故を防ぐ手助けをしてくれます。

    私たちスマートドライブでもクラウド車両管理システム「SmartDrive Fleet」を提供しています。小型の専用デバイスをシガーソケットにとりつけるだけで車両がコネクテッドになり、各ドライバーの安全運転診断や運転ルート・履歴の自動記録、いつでもブラウザ上で確認ができます。

    安全運転診断結果をもとに事故リスクが高そうなドライバーを判別し、個別指導と併せてプロアクティブにリクスヘッジしていくことが可能になります。人の目ではなかなか気づきにくい「危ない兆候」を発見し、事前に対処する。車内で管理するクルマが増えてきたという方や、信用上絶対に事故は起こしたくないという方。よろしければサイトをチェックしてみてください。

  • 7つの用途で選ぶ、社用車・営業車のおすすめ車種14選

    7つの用途で選ぶ、社用車・営業車のおすすめ車種14選

    世の中には実にたくさんのクルマがあります。自家用車の場合には自分の好みに合わせてじっくり選ぶべきですが、会社で使う社用車や営業車の場合は「使用用途」に応じて最適な車種を選ぶことが大切です。

    今回は「商品を含めた荷物を多く積み込むタイプ」や「社員が移動するだけのクルマ」、「長距離移動するクルマ」、「送迎用のクルマ」など主な用途として7つのタイプに分類。それぞれに合う車種を全部で14つ厳選し、紹介していきます。

    荷物を多く運ぶ社用車~商用タイプ

    動力性能と燃費性能のハイエースと先進安全性能のNV350キャラバン

    トヨタ ハイエース

    トヨタハイエース
    出典 : トヨタハイエース

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4695/1695/1980
    ・荷室長/荷室幅/荷室高(mm): 3000(3名乗車時最大)/1545/1335
    ・ディーゼル車最大積載量(kg) : 1150(3人)/1000(6人)
    ・ガソリン車最大積載量(kg) : 1250(3人)/1050(6人)

    トランスミッション
    ・6速オートマチック(ガソリン車に5速マニュアル車設定有)

    おすすめグレード車両価格
    ・DX GLパッケージ 3/6人乗り5ドア 2.8Lディーゼル(2WD) 6AT 3,087,720円
    ・DX GLパッケージ 3/6人乗り5ドア 2.0Lガソリン(2WD) 6AT 2,507,760円

    4ナンバーサイズ最大のボディサイズで多くの荷物を積載できます。最大で6人乗車も可能で、グレード選択によっては9名まで乗車できるタイプも。街乗り重視なら静粛性に優れたガソリン車が価格面でもおすすめです。パワーを要求する長距離移動重視ならディーゼル車がおすすめです。

    3.0Lガソリン車並みのトルクで長時間移動も快適。同グレードでエンジンの差により価格差が50万円以上あるので、価格を優先するかパワーを優先するか検討することが大切です。GLパッケージには、自動ブレーキや車線逸脱防止警報を含むトヨタセーフティセンスPが装備され、先進安全装備も装備され安心です。

    日産 NV350キャラバン

    日産NV350キャラバン
    出典 : 日産NV350キャラバン

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4695/1695/1990
    ・荷室長/荷室幅/荷室高(mm): 3050(3名乗車時最大)/1525/1320
    ・ディーゼル車最大積載量(kg) : 1200(3人)/950(6人)
    ・ガソリン車最大積載量(kg) : 1200(3人)/950(6人)

    トランスミッション
    ・5速オートマチック(5速マニュアル車設定有)

    おすすめグレード車両価格
    ・DX  3/6人乗り5ドア 2.5Lディーゼル(2WD) 5AT 2,880,360円
    ・DX  3/6人乗り5ドア 2.0Lガソリン(2WD) 5AT 2,277,720円

    ハイエース同様、4ナンバーサイズ最大のボディを持つ1BOXスタイルのバンです。荷室長は50mm長く、車高がハイエースより10mm高いのですが、荷室高は15mm低くなっています。エンジン性能、燃費性能では、わずかにハイエースが上です。

    キャラバンは、インテリジェントエマージェンシーブレーキが標準装備されます。要は、万が一の時の自動ブレーキシステムを標準装備しているということです。ハイエース同様の広い荷室を持ちながら、低価格のため価格面でアドバンテージがあります。

    荷物を運ぶ社用車~商用タイプ

    低価格・使い勝手の良さのプロボックスと最大積載量重視のNV150AD

    トヨタ プロボックス

    トヨタプロボックス
    出典 : トヨタプロボックス

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4245/1695/1525
    ・荷室長/荷室幅/荷室高(mm): 1810(2名乗車時最大)/1420(2名乗車時最大)/935
    ・最大積載量(kg) : 400(2人)/250(5人)

    トランスミッション
    ・CVT

    おすすめグレード車両価格
    ・GL  2/5人乗り5ドア 1.3L(2WD) CVT 1,488,240円

    乗用車感覚で運転できてBOXスタイルのプロボックスは効率よい積載能力を持っています。

    エンジンは1.3Lの他1.5Lも用意され、高速移動が多い場合には1.5Lがおすすめです。街乗りでの動力性能差は両車で特に感じられないほどなため、低価格な1.3Lがベストな選択です。

    プロボックスは130万円台から用意されるDXグレードもありますが、電動格納ミラー、リモコンキー、フロントパワーウインドゥなどがプラス約10万円で装備されるGLグレードがおすすめ。徹底的に価格を重視する場合にはDXグレードが魅力的で、他メーカーに競合できる車種が見つかりません。トヨタ販売チャネルのカローラ店とネッツ店の競合に持ち込まないと値引き競争はできない車種です。

    プロボックスは、トヨタセーフティセンスCが標準装備されます。万が一の時の自動ブレーキシステムをバンに標準装備している点はさすがです。

    日産 NV150AD

     

    日産NV150AD
    出典 : 日産NV150AD

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4395/1695/1500
    ・荷室長/荷室幅/荷室高(mm): 1830(2名乗車時最大)/1305(2名乗車時最大)/940
    ・最大積載量(kg) : 450(2人)/300(5人)

    トランスミッション
    ・CVT (4WD車は4速オートマチック)

    おすすめグレード車両価格
    ・DX  2/5人乗り5ドア 1.5L(2WD) CVT 1,553,040円

    ウイングロードをそのまま商用スタイルにしたNV150AD。エンジンは2WD車が1.5L、4WD車が1.6Lのみで1.3Lのラインナップはありません。

    ADはプロボックスと比較して最大積載量に50kgのアドバンテージがあります。しかし電動格納ミラー、フロントパワーウインドゥなどが装備されず、排気量が大きい分プロボックスよりも価格が高くなっています。また、運転席シートリフターが最上級のエキスパートGXのみの装備な点はあと一歩というところかもしれません。

    ADは、エマージェンシーブレーキが標準装備されます。万が一の時の自動ブレーキシステム標準装備しています。要望に応じて無しにするレスオプションも可能です。

    荷物を運ぶ社用車~軽商用タイプ

    先進安全装備を備えたハイゼットカーゴと経済性重視のエブリィ

    ダイハツ ハイゼットカーゴ

    ダイハツ ハイゼットカーゴ
    出典 : ダイハツ ハイゼットカーゴ

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 3395/1475/1875
    ・荷室長/荷室幅/荷室高(mm): 1860(2名乗車時最大)/1315(2名乗車時最大)/1235
    ・最大積載量(kg) : 350(2人)/250(4人)

    トランスミッション
    ・4速オートマチック スマートアシスト3無車に5MT設定有

    おすすめグレード車両価格
    ・ハイルーフスペシャルSA3  2/4人乗り5ドア 0.66(2WD) 4AT 1,063,800円
    ・ハイルーフスペシャルSA3  2/4人乗り5ドア 0.66(4WD) 4AT 1,198,800円

    軽自動車規格の取回し性能の良さをそのままに、プロボックスを上回る荷室長と荷室高を確保。スペシャル系グレードは「助手席前倒し機能」で最長 の長物も積載可能です。

    積載能力以外で注目すべき点は、フロントバンパーのコーナー部分が樹脂パーツを採用していること。コーナー部分を擦ってもその部分のみを交換可能で、バンパー全ての修理をする必要がありません。

    ハイゼットカーゴのオートマチック車は、SA3グレードでスマートアシスト3が標準装備されます。通常走行域や高速域まで対応するエマージェンシーブレーキを標準装備している点は高く評価されています。SA3搭載車と非搭載車の価格差は税別で6万円です。

    スズキエブリィ

    スズキエブリィ
    出典 : スズキエブリィ

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 3395/1475/1895
    ・荷室長/荷室幅/荷室高(mm): 1910(2名乗車時最大)/1385(4名乗車時最大)/1240
    ・最大積載量(kg) : 350(2人)/250(4人)

    トランスミッション
    ・4速オートマチック 5速オートギヤシフト、5MT

    おすすめグレード車両価格
    ・PA  2/4人乗り5ドア 0.66(2WD) 5AGS 1,031,400円
    ・PA  2/4人乗り5ドア 0.66(4WD) 5AGS 1,161,000円

    ダイハツハイゼットカーゴを荷室スペース、燃費性能の面で若干上回るエブリィ。助手席前倒し機能はエブリィにも設定され、最長2640mmの長物も積載可能です。

    構造はマニュアル車と同様の構造で、クラッチ操作を自動で行う5AGSトランスミッションはオートマチック限定免許で運転できます。軽キャブバンクラストップのJC08モード燃費20.2km/Lも特徴です。

    エブリィには自動ブレーキを含むレーダーブレーキサポート車も設定されてますが、上級グレードのJOINのみ。JOINにレーダーブレーキサポートをオプション設定するとPAとの価格差はプラス約20万円になります。

    社員移動のための営業車~軽乗用タイプ

    高速域でも自動ブレーキ対応のスマートアシスト3搭載のミライースと軽ナンバーワンの低燃費のアルト

    ダイハツ ミライース

    ダイハツ ミライース
    出典 : ダイハツ ミライース

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 3395/1475/1500

    トランスミッション
    ・CVT

    おすすめグレード車両価格
    ・L SA3  4人乗り5ドア 2WD  939,600円

    ダイハツの先進安全装備「スマートアシスト3」が装備されたベーシックグレードがLグレードです。対車両については、衝突警報機能は100km/hまで、ブレーキアシスト機能は80km/hまで対応し、高速域でも自動ブレーキは対応します。

    Bと呼ばれるビジネスグレードもありますが、ホイールキャップと後席パワーウインドウの有無が大きな差。価格は約3万円Bグレードが安くなっています。ハイブリッドカー並みの低燃費で、燃料代の経費削減に貢献します。

    スズキ アルト

    スズキ アルト
    出典 : スズキ アルト

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 3395/1475/1475

    トランスミッション
    ・CVT

    おすすめグレード車両価格
    ・L レーダーブレーキサポート装着車 4人乗り5ドア 2WD  915,840円

    37.0km/Lの低燃費を実現しているアルトはミライースの燃費数値、エンジンスペックを上回ります。

    ミライース同等グレードと価格を比較すると低価格で魅力的ですが、レーダーブレーキサポートは30km/hまでの作動のため、渋滞中の追突防止程度の自動ブレーキです。高速域、通常の巡航域での自動ブレーキには対応していないため注意が必要です。

    社員移動のための営業車~普通車乗用タイプ

    落ち着きのあるセダンのカローラアクシオか高効率パッケージで使い勝手良好なノート

    トヨタ カローラアクシオ

    トヨタカローラアクシオ
    出典 : トヨタカローラアクシオ

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4400/1695/1460

    トランスミッション
    ・CVT

    おすすめグレード車両価格
    ・1.3X  5人乗り4ドア 2WD  1,526,040円

    カローラアクシオは数少なくなったコンパクトセダンの代表格。キャビンとトランクが完全に分離したスタイルは、落ち着きがあり良い意味で目立つことがないため、フォーマルな場面でも使いこなせるメリットがあります。

    自動ブレーキや車線逸脱警報を含む、トヨタセーフティセンスCが全グレードに標準装備されます。

    カローラアクシオには、コンパクトカーアクアのシステムと同様のハイブリッドグレードもあります。しかし車両価格はエントリーモデルでも200万円を超えます。1.3Lガソリンエンジンでも20km/Lを超える燃費性能を誇るので、社用車としておすすめです。

    日産 ノート

    日産ノート
    出典 : 日産ノート

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4100/1695/1525

    トランスミッション
    ・CVT

    おすすめグレード車両価格
    ・S  5人乗り5ドア 2WD  1,399,680円

    単なる社員の移動だけなら、さらにコンパクトな日産マーチやトヨタパッソでも十分。大人4人が快適に乗ることができて、仕事の荷物もたくさん積めるのがノートです。

    運転席シートは余裕のサイズで、後席の足元空間はクラストップクラスの広さを誇ります。さらにトランクルームも広く確保されているので、ビジネスカーとしてオールインワンのパッケージを持っているといえるでしょう。マーチとの価格差は約20万円ですが、その価値は十分にあります。

    ノートはインテリジェントエマージェンシーブレーキや車線逸脱警報も装備し、安全面でも評価が高いです。マーチには先進安全装備は装備されていないので、安全性能の高い社用車を選択する際にはノートがおすすめ。

    カローラアクシオやノートの他に、トヨタヴィッツ(コンパクトハッチバック)、日産ラティオ(セダン)、ホンダフィット(コンパクトハッチバック)も、社員の移動+荷物の積載能力を持ち、社用車候補に適しています。

    役員移動用の社用車

    後席が広く落ち着きのあるセダンの日産ティアナと、高級感と乗降性の良さ、広さを兼ね備えたミニバンタイプトヨタアルファードハイブリッド

    日産 ティアナ

    日産ティアナ
    出典 : 日産ティアナ

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4880/1830/1470

    トランスミッション
    ・CVT

    おすすめグレード車両価格
    ・XE  5人乗り4ドア 2WD  2,563,920円

    後席がゆったりした落ち着きのあるセダンタイプで、ティアナはおすすめです。

    トヨタクラウンや日産フーガも役員用社用車にふさわしいクルマですが、車体の大きさと室内の広さ、高級感を併せ持つティアナ。エンジン性能や燃費性能は平凡なスペックですが、価格面を優先すればかなりいい選択肢といえるでしょう。

    安全面では、エマージェンシーブレーキも標準装備です。

    価格帯は高くなりますが、トヨタカムリ(ハイブリッド専用)、ホンダアコード(ハイブリッド専用)、トヨタクラウン、日産フーガ、レクサスLS系なども役員用社用車として候補になります。

    トヨタ アルファードハイブリッド

     

    トヨタアルファードハイブリッド
    出典 : トヨタアルファードハイブリッド

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4945/1850/1950

    トランスミッション
    ・CVT

    おすすめグレード車両価格
    ・ハイブリッドG  7人乗り5ドア 電気式4WD  4,975,560円

    セダンではなかなか得られない開放感ある頭上空間と、電動パワースライドドアが標準装備で乗降性に優れているのがミニバンです。

    中でもアルファードはトヨタ最上級のミニバンとして高級感が高く、セカンドシートが独立タイプでゆったりくつろげます。ハイブリッドを選択することで静粛性に優れ、モーターを利用した電気式4WDが走行安定性を向上。安全面では、エマージェンシーブレーキや前車追従型クルーズコントロールを含む、トヨタセーフティセンスPも標準装備しています。

    シート表皮は合成皮革の高級感あるシートをハイブリッドGに採用。セダンタイプのクラウンロイヤルサルーンハイブリッドと比較すると、クラウン同グレードのシートはファブリック(布)シートです。

    価格面ではクラウン同グレードが5,022,000円で若干高め。セダンにこだわらない役員用社用車なら高級ミニバンの選択もおすすめです。

    従業員送迎用の社用車

    普通免許で運転できる10人乗りのおすすめ日産NV350キャラバンワゴンと、中型免許以上所持が条件の14人乗りのおすすめトヨタハイエースコミューター。

    日産 NV350キャラバンワゴン

    日産NV350キャラバンワゴン
    出典 : 日産NV350キャラバンワゴン

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 4695/1695/1990

    トランスミッション
    ・5速オートマチック

    おすすめグレード車両価格
    ・DX ロングボディ標準幅 10人乗り4ドア 2WD  2,586,600円

    社員送迎用に使用する社用車で、普通免許でギリギリ運転可能なのが10人乗り。キャラバンとトヨタハイエースワゴンに10人乗りのグレードがありますが、ハイエースのボディサイズは全長・全幅・全高すべて3ナンバーサイズのワイドボディに対して、キャラバンのボディサイズは5ナンバーサイズで扱い易さは抜群です。

    エンジンもキャラバンワゴンは2.5L、ハイエースワゴンは2.7Lのため自動車税区分も異なってきます。キャラバンのバングレードにはエマージェンシーブレーキが装備されますが、ワゴンには装備されません。

    トヨタハイエースコミューター

     

    トヨタハイエースコミューター
    出典 : トヨタハイエースコミューター

    基本スペック
    ・全長/全幅/全高(mm): 5380/1880/2285

    トランスミッション
    ・6速オートマチック

    おすすめグレード車両価格
    ・DX  14人乗り4ドア 2WD  3,142,800円

    社員送迎用に使用する社用車で、中型免許以上が条件でも構わない場合には14人乗りのハイエースコミューターがおすすめです。

    キャラバンとトヨタハイエースに14人乗りのグレードがありますが、ハイエースはエンジン性能にゆとりがあり、動力性能はキャラバンを上回ります。トランスミッションも1速多い6速オートマチックです。

    自動車税については、2ナンバーは排気量ではなく乗車定員で決まります。乗車定員30人以下の自家用車なら、年間33,000円と排気量に関係なく一律です。3ナンバーより自動車税が安いのも魅力でしょう。

    キャラバンのバングレードにはエマージェンシーブレーキが装備されますが、ワゴンには装備されません。ただハイエースコミューターには自動ブレーキや車線逸脱警報を含む、トヨタセーフティセンスPが標準装備。安全面でも魅力的です。

    キャラバンの14人乗りグレードに対してハイエースコミューターDXは約26万円高い価格ですが、安全性能、動力性能を含めるとおすすめです。

     

    いかがでしたでしょうか。これから社用車・営業車の購入/リースを考えている方は、まずはこれらの中から用途や業務ニーズに合ったものがどれなのかをじっくり考えてみると良いかもしれませんね。今回の記事がその参考資料になれば幸いです。

  • 法人向け車載型GPS車両管理システムまとめ

    法人向け車載型GPS車両管理システムまとめ

    スマートフォンやタブレット、車のナビゲーションなどに搭載しているGPS(Global Positioning System)は、人や車の位置情報を測定する受信機として、様々な場面で役に立っています。特にナビゲーションを必要とするシステムとは切っても切り離せない関係にあり、画面上の地図に自分のいる位置を表示する際には、GPSの測定情報が非常に重要です。

    そんなGPSを車載機器に活用した「車両管理システム(動態管理システム)」をご存知でしょうか?

    SmartDrive Magazineでは何度か紹介してきましたが、車両管理システムとは車両の位置情報をリアルタイムに把握したり、取得した走行履歴をもとに業務改善に活かせるシステムのことです。

    最近では個人法人問わず「ドライブレコーダー」のニーズが高まっているとメディアでも散見されますが、同様に車両管理システムを導入する企業も増えてきました。

    そこで今回はGPSを活用した車載型のシステムを中心に、いくつか特徴的なものを紹介したいと思います。

    車両管理(動態管理)システムは何をもたらすのか

    「そもそも車両管理システムってどんな意味があるんだっけ?」という方もいらっしゃると思うので、最初に車両管理システム(動態管理システム)について触れておきます。そこはもう大丈夫だから具体的なサービスを知りたい、という方は読み飛ばしていただいてけっこうです。

    まず簡単に概要を説明すると、動態管理システムとは車両や現場担当者の状態をリアルタイムで記録・管理できるシステムのこと。管理者がオフィスにいながらPC上で車両の動向をリアルタイムで把握し、必要に応じて指示を送ることができます。

    そして取得した履歴から運行ルートを効率化することもできますし、運転日報を自動で作成したりもできます。このあたりはサービスごとに特徴が異なるので、各サービスを見比べてみてください。

    まとめると車両管理担当者にとっては、以下のようなメリットがあります。

    車両管理業務を効率化できる(配送の指示、複数台の動向のリアルタイム追跡など)
    コスト節約につながる(事故減少による保険料・修理費用の削減、エコ運転や無駄な走行を控えて燃費削減、余剰車両を発見し解約)
    ドライバーの事故減少(安全運転診断機能や、それを活用した安全運転指導による、ドライバーの意識改革と事故減少)

    この点については「動態管理システムで何が変わるのか? 特徴やメリットを解説」で詳しく解説しているので、よかったら合わせてチェックしてみてください。

    動態管理システムで何が変わるのか? 特徴やメリットを解説

    またドライブレコーダーと何が違うのか知りたい、という方は「ドラレコと車両・動態管理システム、それぞれの特徴と違い」という記事で紹介しています。こちらもオススメです。

    ドラレコと車両・動態管理システム、それぞれの特徴と違い

    業務用の車載型GPS車両管理システム

    ここからはいくつか具体的なサービスを紹介していきます。

    アクセルGPS(ヴィッシュ)

    アクセルGPS
    出典 : アクセルGPS

    【サービスの主な特徴】
    ・「高い信頼性を安価にシンプルに」をコンセプトに、車両の位置を高精度に配信する専用機を提供
    ・機器購入費用3万円、車載型のシステムではコストの負担が少なめ
    ・位置情報の更新間隔は30秒に1回。振動・熱・埃など過酷な環境に対応。営業車やトラックなど様々な車両に適応

    【各種料金】
    ・初期費用:30,000円 / 1台
    ・月額費用:2,500円 / 1台

    【基本情報】
    ・提供会社:ヴィッシュ株式会社
    ・公式URL:http://gps.jp/

    「安価に、シンプルに」というコンセプトのもと、位置情報を高い精度で発信することに特化した車載機器を提供しているサービスです。車載の過酷な環境にも対応した専用設計なので、営業車だけでなく振動の激しいトラックにも正確なデータ取得とでスムーズな運用が可能です。

    機器購入費用は3万円。特別な取り付け工事も必要なく、他の車両への載せ替えも簡単。位置情報の更新間隔は「30秒に1回」となり、業務向けの仕様なので高い精度で詳しい位置情報を把握することができます。

    また温度差や振動など移動車両の過酷な環境に耐える信頼性がアピールポイントであり、運行現場の声と運用状況の徹底的な分析から生まれた専用器として高い評価を得ています。

    追跡くん(トランス・アイ)

    追跡くん
    出典 : 追跡くん

    【サービスの主な特徴】
    ・トラクターヘッド、シャーシ、建設重機などの盗難・紛失を防止する「離脱センサー」を搭載
    ・1時間に1回の頻度の場合、車載機器は1年間充電しなくて大丈夫。バッテリーの残量はコンピュータ上でいつでもチェック可能
    ・ASP・クラウドサーバー・3G通信の利用を含めて月額1,173円から(4年契約一括払いの場合)サービスを利用可能

    【各種料金】
    ・機器一式 37,800円(税抜) / 個
    ・サービス利用費 4年契約一括払い で1,173円(税抜)〜 / 月

    【基本情報】
    ・提供会社:トランス・アイ
    ・公式URL:https://trans-i.co.jp/tsuisekikun.php

    物流業界に特化した車両管理システム「追跡くん」。盗難や紛失の防止に役立つ「離脱センサー」を車載機器に搭載しており、もし機器が取り外された場合はセンサーが検知するため、時間と位置を自動的に管理者へ報告してくれます。

    また防水・防塵設計のため、雨に濡れたり砂埃を被ったりしても正常に動作するため安心です。

    専用のGPS車載機器はもちろんのこと、通信サービスやクラウドサービスなど、車両管理における一通りのシステムが構築されているため、24時間の監視体制を整えることができます。

    トラックの輸送経路の確認と分析、海運コンテナの位置把握、車両だけではなく資材の管理なども行えるため、まさに物流に特化したサービスといえるでしょう。料金は月額1,173円から安価でスタートできるのも魅力となっています。

    ロジこんぱす(ヤマトコミュニケーション)

    ロジこんぱす
    出典 : ロジこんぱす

    【サービスの主な特徴】
    ・自社開発の大型タッチディスプレイ車載機を採用。事務所で全ての車両の状態(位置、作業状態、速度など)を常に把握
    ・「運転日報機能」を活用すれば、終業した時点で日報を自動生成が可能。車両の戻りを待つ必要なし

    【各種料金】
    ・個別で問い合わせ

    【基本情報】
    ・提供会社:ヤマトコミュニケーション
    ・公式URL:http://www.yamato-com.co.jp/kanris/

    ロジコンパスというサービス名の通り、物流や配送業での利用(運行管理)に最適化したシステムです。独自のお大型タッチディスプレイ車載機が印象的で、離れた場所からすべての車両の位置や作業状況、移動速度を把握することができます。

    運転日報の自動作成機能も搭載。特に1日でさまざまな場所を回る配送業者ではドライバーの負担も削減されるので、大きなメリットがあるでしょう。

    D-NAS(日米電子)

    D-NAS
    出典 : D-NAS

    【サービスの主な特徴】
    ・移動する車両の位置、作業や走行の状態などの情報を地図画面上で一括把握
    ・ETC車載機やアルコールチェッカーをはじめとする豊富な車載機オプションあり
    ・D-NAS .NETではカスタマイズによる高度な管理が可能
    ・WEB版パッケージもあり

    【各種料金】
    ・個別で問い合わせ

    【基本情報】
    ・提供会社:日米電子
    ・公式URL:https://www.nbdenshi.co.jp/ss/product/product01.html

    D-NASの特徴は豊富なオプションと、カスタマイズ性です。ETC車載機やアルコールチェッカー、ドアの開け閉めを判断できるドアセンサ、冷蔵庫の温度管理に活用できる温度センサなどさまざまなオプションを備えています。

    移動する車両の位置や作業状態、走行の状態を含めたさまざまな情報を地図画面上で一括把握。燃費向上による経費削減や業務効率を向上をサポートするシステムです。

    車載型以外のソリューションも

    近年は法人向けの車両管理・動態管理システムも進化を遂げていて、大掛かりな車載端末が不要なものもでてきています。

    たとえばスマートドライブが開発するSmartDrive Fleetもそのひとつです。

    SmartDrive Fleet 初期コストを抑えて、簡単導入クラウド車両管理

    シガーソケットに専用のデバイスをワンタッチで取り付けさえすれば、GPSでリアルタイムに車両管理ができます。大きい車載機器が不要なため面倒な工事がなく、業務に支障をきたすことなく手軽に導入でき、初期費用を抑えられるのが特徴です。

    また、クラウドで走行ルートが記録され日報も自動化できるので、業務効率化に使えるのはもちろん、「安全運転診断機能」により各ドライバーの運転傾向をビジュアル表示しています(下のG-Force)。ドライバーの運転が改善しているのかどうかを時間軸で追うこともでき、それによって評価する・表彰するなどを通してドライバーをモチベートしていくと、交通事故予防効果をより促進させることも可能です。

    もちろん他にもさまざまな企業が車両管理システムを提供しています。
    自社の予算とニーズに合った車両管理システムを探してみてください。

     

     

     

  • 追跡機能だけじゃない!どんなシーンでもメリットだらけの動態管理

    追跡機能だけじゃない!どんなシーンでもメリットだらけの動態管理

    「高度な運行管理を実現したい」「リアルタイムで車両の状況を把握したい」
    そう思っている管理者の方も多くいるのではないでしょうか。

    リアルタイムで車両の動きがわかる動態管理は、GPS機能を利用して車両の現在地を確認したり、危険運転情報を取得してアラートを出すことができます。車両の位置が見える化できれば、業務の改善にも繋がることでしょう。今回は動態管理のしくみやそもそもどんなことが改善できるのかをお伝えします。

    動態管理のしくみ

    動態管理とは、車両やドライバーの位置情報や作業状況をリアルタイムで取得し、管理することを言います。最近ではスマホやタブレットに当たり前のように搭載されているGPS機能。動態管理はこのGPS機能を元に車両の位置を把握して荷物の到着予想時間を割り出したり、配送スケジュールや運行管理を行っています。そして、この動態管理機能を備えているのが動態管理システムです。

    ところで、ご存知の方も多いと思いますが、GPSとはグローバル・ポジショニング・システムの略で、人工衛星からの電波によって現在の位置情報が取得できる仕組みです。アメリカ合衆国によって、航空機・船舶等の航法支援用として開発されたシステムで、上空約2万kmを周回するGPS衛星(6軌道面に30個配置)、GPS衛星の追跡と管制を行う管制局、測位を行うための利用者の受信機で構成されています。

    日本の準天頂衛星システム「みちびき」は、様々な分野のIT活用において大きな変化をもたらすと予想されているとともに、現在地を割り出す測位の精度も大幅に高くなるとも言われています。日本では今までに打ち上げられたこれら4機の人工衛星システムにより、2018年から本格的な運用が始まります。本格始動が始まれば、今後さらに精度の高い動態管理が期待できるようになるでしょう。

    動態管理の機能と導入方法

    動態管理では、リアルタイムで位置情報を取得できるだけではなく次のような機能を備えた上で業務の効率化を行います。

    ・ドライバーの走行データを記録・蓄積
    ・悪天候や道路状況などを把握した管理者が即時にアラートや注意を促すことができる、高度なメッセージング機能
    ・配送計画作成機能
    ・各ドライバーの運転日報自動出力機能
    ・作業状況や到着時刻の管理機能
    ・車両管理機能

    上記のような機能を備えた動態管理のシステムには、専用のソフトや機器を導入せずにGPSが搭載されたスマホを利用するもの、シガーソケットやOBDポートに差し込むデバイスを使用するもの、ドライブレコーダーやデジタコと共用型のものという、3タイプがあります。

    専用の動態管理システム単独で導入

    車両に動態管理システム用の専用車載器を装備し、営業所では動態管理を行うための専用ソフトウェアをパソコンに導入するタイプです。専用車載器にはGPS機能、携帯電話のデータ通信機能、データ保存機能などが搭載されています。単体ではドライブレコーダー(ドラレコ)との役割が異なるため、違いについては「ドラレコと車両・動態管理システム、それぞれの特徴と違い」の記事を参考にしてください。

    専用システムは企業ごとの業務にカスタマイズして導入するため使い勝手を良くしやすい一方、開発期間やコストが大きくなりがちで、車載機器の設置工事のために業務を中断する必要があったりなど、導入までの工数はかかりがちです。

    デジタコやドラレコのオプションとして導入

    GPS搭載したデジタルタコグラフやドライブレコーダー末端に動態管理用のソフトウェアを追加。ただし、回線契約(携帯電話回線とインターネット) 専用システムと同様、携帯電話回線の契約とインター ネット契約が必要です。主目的はデジタコやドラレコの導入で、プラスアルファで動態管理も導入するというケースが多いかと思います。

    スマホやタブレットを使用の上で導入

    AndroidやiPhoneのアプリが使用できるスマホやタブレットに専用アプリを導入。そしてそのアプリで取得した情報をブラウザ上などで確認するようなクラウドサービス。こういったアプリのみで行う動態管理は、導入工数やランニングコストの面で優れている一方、取得できるデータの種類や精度においては上述のシステムほどではないケースが多いようです。

    2017年は経済産業省でトラック事業者と荷主との共同による輸送の効率化を実証する事業において、荷主との連携を要件にトラック事業者の車両動態管理システムの導入に要する経費(設備費)の一部を補助する公募がありました。2018年度も、国土交通省と経済産業省との連携事業として実施しているクラウド型車両動態管理システムの導入費用の1/2の補助、メモリーカード型の導入に1/3の補助を継続するとしています。動態管理の導入を迷っている場合はこうした補助金の制度もうまく活用してみてもいいかもしれません。

    動態管理のメリットとデメリット

    動態管理を行うことで何が変わるのでしょうか。
    動態管理を行うと、管理者とドライバーがリアルタイムで連携を取ることができるため、業務の効率化が進みます。動態管理の特徴である「状況と走行ルートの見える化」によって、管理者だけではなく、管理者、ドライバー、顧客(荷主)の三者間にメリットが享受されるのです。

    管理者
    ・最短配送ルートを計算するなどの業務の効率化を図ることができ、大幅なコスト削減が見込める。
    ・ドライバーが今・どこにいるかわかるため、流動的に変化する天候や道路の状況によって的確な指示が出せる。
    ・動態管理で蓄積された記録を分析することにより、効率の良い配送ルートが抽出できるようになる。そうすることで業務効率も上がり、売上アップも可能に。
    ・無駄な事務作業がなくなり、残業が減る。
    ・働き方の見直しができ、生産性の向上へつながる。

    ドライバー
    ・リアルタイムで状況がわかるため危険を回避でき、安全運転を意識するようになる。
    ・効率のいい配送ルートにより、稼働時間の短縮ができる。
    ・走行ルートや作業内容が簡単に記録でき、運転日報もデータを出力することで手軽に作成できる。

    顧客(荷主)
    ・手待ち時間の見える化や荷物の到着時間がタイムリーにわかるため、安心して依頼できる。
    ・現在位置を共有している場合、急な集荷依頼のお願いができる。

    動態管理システムを入れてただ管理だけをするだけではなく、蓄積したデータを分析してどのように生かしていくかによって、上記のようなメリットが多く得られるようになるでしょう。もっと詳しく特徴やメリットについて知りたい!という方はこちらの記事もご参考ください。

    唯一のデメリットとして、ドライバーから「作業中、ずっと監視をされているみたいで窮屈だ」という声が上がるかもしれませんが、動態管理は監視ではなくドライバーの安全を守り業務を効率化するためのものだということ、そして、安全運転かつ効率的な業務をできているドライバーをちゃんと評価するしくみも一緒に導入すれば、「GPS = 監視」という概念や不安を払拭していくことができるのではないでしょうか。

    事例別に利用シーンや目的別で導入を考える

    どのような場合に動態管理が役立つか、利用シーンや目的別に見ていきましょう。

    業務の大幅改善、作業の効率化

    急な天候の変化や災害は、誰しもが想像できないもの。道路の状況が悪く荷物が予定時刻に到着しないと、管理者も顧客側も不安になりますよね。そんな時にドライバーと荷物の状況がわからない状況が長く続くと混乱を招くことも…。いつでもどこでも居場所や状況がわかれば、早急な判断と対応が可能です。

    輸送の品質はあげたいけどコストは削減したい

    全体の輸送費はいくらぐらいかかっていますか?実は無駄にかかっていたコストの原因や要因がわかれば、大幅なコスト削減につながるのです。

    ドライバーの働き方を見直して改善したい

    勤務時間は長いのに業務効率が良くならない。そうした問題を抱えている事業者の方は動態管理を導入することで、どこに原因があるのか、何を改善すればいいのかが”可視化”され、こうすればいいんじゃないかという想像ではなく適切な改善策を練ることができます。

    安全運転教育をより良いものにしたい

    動態管理で取得した情報を活かし、どのような視点で分析すべきかを株式会社ムジコ・クリエイトの野藤さんに伺いました。データは蓄積するだけではなく分析することで有効活用できるのだとか。無事故・無違反を目指したい管理者の方は必見です。

    https://smartdrivemagazine.jp/useful/%E9%81%8B%E8%BB%A2%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E5%80%8B%E3%80%85%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%AA%B2%E9%A1%8C/

    業種・職種別による導入メリット

     

    介護業界

    2015年、介護保険を請求した336,602の事業所(総数)のうち、指定取消・効力の停止処分となった施設や事業所数は227件にのぼり、過去最高を記録した介護業界。動態管理によって在籍するスタッフ一人ひとりの訪問実態の記録を正式なエビデンスとして提出すれば、不正や虚偽がないことを証明でき事業所の経営リスクも低減することでしょう。

    動態管理システムを導入したいという方は

    動態管理を行うには、専用のシステムやデバイスを導入が必要です。スマートドライブが提供している「SmartDrive Fleet」は初期費用の安さと豊富な機能が特徴。営業・運送車両などをリアルタイムに走行状況を把握し、ドライバー1人ひとりの安全運転診断から運転の癖や特徴を知ることができます。同社の安全運転診断「G-Force」は、従来の車両管理システムでは提供されないような詳細は運転傾向をビジュアライズすることで、個々のドライバーの安全運転向上をサポートしています。

    ドライバーの運転改善につながる「安全運転診断」とは?

    また、走行データはすべて自動で記録されるので、日報を作成するのもワンタッチで出力するだけ。ドライバーの負担も減らし、日々の業務の簡略化に力を入れています。

    他にも日本国内の動態管理システムを比較したいという方は、「【営業車をGPSで追跡】国内の動態管理システムの特徴や価格まとめ」も参考に検討をしてみてください。