2015年にトヨタグループのトヨタIT開発センターが大阪市と提携、車のビッグデータを活用して危険運転や危険場所を明らかにする実証実験を通して、危険データ分析システムを開発しました。
投稿者: sasaki
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カーナビアプリWazeの始めたビーコンは、日本で普及するか?
カーナビを普段使用されている方にお聞きしたいのですが、カーナビを使って走行中、トンネルに入ったらあなたのカーナビはどのような挙動を示しますか?
GPS信号に頼らずともある程度自律で位置情報を出せるカーナビならば、それほど支障は無いでしょう。スマートフォンのカーナビアプリでも搭載されたG(加速度)センサーである程度の補完はできますが、十分ではありません。
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これだけは知っておきたい!高速道路を運転する際の2つのコツ
みなさんは普段高速道路を利用する機会はありますか?
頻繁に車を運転する人もそうではない人にとっても、高速道路の存在はとてもありがたいものです。
電車よりも自動車を使う機会の方が多い場合、駅からの近さよりも高速道路のICからの距離を重視するといった話も耳にします。高速道路は日本全国に繋がっているだけではなく、まだまだ建設が進んでいますので、日に日に便利な環境が整えられています。
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ARの技術は物流業界をどう塗り変えていくか
今年、多くの人を夢中にさせたポケモンGOを筆頭に、連日メディアをにぎわせているAR(拡張現実)の技術。そんな中、DHLサプライチェーンはオランダで実施したAR技術の試験運用の成功を受け、ビジョンピッキング プログラムを次段階へと進めることを発表しました。
私たちの生活に身近になりつつあるこの技術が、物流業界を今後どのように変えていくのでしょうか?
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自動運転の鍵を握るのは地図情報!? 地図の世界最大手HERE が自動車メーカーと始める新サービス
「HERE」という地図メーカーがある、と言っても日本の皆さんにはあまり馴染みが無いかもしれません。
通信会社ノキアの子会社で世界最大手の地図メーカーでしたが、2015年8月にはドイツの主要自動車メーカー連合に買収されました。
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【車載ソフトウェアと地図の未来】ゼンリンがAbaltaを買収した狙いとは
2016年9月、地図データ・コンテンツの大手ゼンリンが、車載ソフトウェアの開発・販売を行う米国のAbalta Technologiesの株式75%を取得し子会社化すると発表しました。
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脅威の技術力!NVIDIAが開発を手掛ける自動運転システムとは
「NVIDIA」と聞いてパッとどんな会社か想像がつく方はどれくらいいらっしゃるでしょうか? おそらくほとんどの方は聞いたことがないのではないかと思います。
アメリカの「NVIDIA Corporation(エヌビディアコーポレーション)」は、カリフォルニア州サンタクララに本社を持つ半導体メーカーで、主にGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を開発し販売している会社です。
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最近の高速バスはここまで進化した!?安くて快適なバス移動という選択肢
今年(2016年)の4月4日に、国内最大規模の高速バスターミナルである「バスタ新宿」が新宿駅南口にオープンしました。これは以前まで19ヵ所に分散されていた新宿駅周辺の乗降場を1ヵ所に集約したもので、なんと1日に最大で1625便もの高速バスが発着しているそうです。
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個人もドライブレコーダー搭載が当たり前の時代に!?
最近テレビ番組などで交通事故発生の瞬間を捉えた映像が放送されたりしていますが、その現場の映像を撮影するために使用しているのが「ドライブレコーダー」です。
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オンラインで自動運転車の開発スキルを学べる!?Udacityが提供する自動運転システムの専門プログラムとは
突然ですがEdTechという言葉をご存知でしょうか?
EdTech(エドテック)とは「Education(教育)」と「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語で、文字通りテクノロジーを駆使した教育サービスやビジネスのことです。日本では「eラーニング」や「教育ICT(Information and Communication Technology)」という言葉の方が一般的かもしれませんが、Edtechという言葉は世界的に広がってきています。
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天才ハッカー率いる「Comma.ai」が開発した、普通の車を自動運転車にするキット
iPhoneやPlayStationのハッカーとして海外では有名な”ジョージ・ホッツ(英語:George Francis Hotz)”氏。
ホッツは発売されているデバイスの権限を解除(ジェイルブレイク)することを得意とし、iPhoneであればApple社に認可されていないアプリを使用できたり、PlayStationであればゲームをコピーしたDVDやBlue-rayを起動することを可能にしてきました。
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主にトラックに搭載されている「デジタコ」や「アナタコ」って一体何?
トラックやバス、タクシーなどの乗り物に「デジタコ搭載車」というステッカーが貼ってあるのを見たことはありませんか?これはもちろん、デジタルなタコを搭載しているという意味ではありません。
基本的に、営業車両みなされるものには、タコグラフ(運転記録計)が装着されており、最近のものはデジタル化されているためデジタルタコグラフ、通称「デジタコ」と呼ばれています。
国土交通省は度重なる交通事故を削減するため、大型車と並び事故率の高い、車両総重量7~8トン(最大積載量4~5トン)の事業用貨物自動車に、タコグラフ(運行記録計)の装備を義務付けました。このタコグラフのデータを元として、スピード違反や交通事故の原因を把握するためです。そこで今回は「デジタコ」をテーマに、その特徴やアナタコ(アナログの運転記録計)と比べたときのメリット・デメリットについて紹介していきます。
タコグラフってそもそも何?アナタコとデジタコの違い
タコグラフとは、運行時間や速度の変化などをグラフ化し、その車両の稼働状況を把握するため自動車に搭載する「運行記録用計器」のことです。
道路運送車両法に基づく道路運送車両の保安基準において、「運行記録計」という名称で装着を義務づけた車両の種類や、型式認定を受けた機器を使用する旨などが規定されています。日本には1959年、ドイツから伝えられ、数十年間をかけて路線バスや路線トラックに少しずつ装着されるようになり、1962年よりタコグラフ装着義務対象車が指定されるようになりました。
1998年よりデジタコの実用化が進み、国土交通省より型式認定対象になっています。
アナタコは円形になっているチャート紙に走行距離や速度、時間、運転状況を記録する、というもの。線の動きがチャート紙上に表示され、それを元にその車両の運行情報を確認します。アナタコはチャート紙に記録されるのが線のみであるため、この時間は遠回りしたのか、荷積みや荷下ろしの時間かもしれない、などと線の動きを頼りに分析しなくてはなりません。そのため、簡単に利用を開始できるものの、記録された情報を読み解くためには慣れた人ではない場合、時間がかかってしまうことも。チャート紙を一目見るだけでは、「いつ・何をしていたか」という情報がはっきりわかる訳ではありません。
アナタコはドライバーへの束縛性が低く安価で導入できるものの、データを読んで活用するには専門的な知識を要します。
対して、デジタコとはその名の通りタコグラフをデジタル化したもののことで、正式名称を「デジタル式運行記録計」といいます。記録紙を使用するアナログ式タコグラフ(アナタコ)に対し、デジタコでは媒体としてメモリーカードなどが使用され、データについても再利用が可能なデジタルデータとして保存されるようになりました。
そのメモリーカードを読み取り装置で解析することで、ドライバーが法定速度や休憩時間などを遵守しているかを簡単に確認できるため、安全管理や労務管理に活用することができますし、記録だけにとどまらず、GPSによる位置情報からリアルタイムで警告を出したり運転の評価が行えることから、事故の防止や燃費向上、安全運転への啓蒙にも直結しやすいのが特徴です。
アナタコ同様、基本的な速度・時間・距離の情報のほか、急加速や急減速、ドアの開閉、アイドリング情報なども取得し、さらにETCと連携することで一般道と高速道の速度やエンジン回転数の制限も行えます。デジタルによって機能が増え、さらに進化したアナタコ、と言えるかもしれません。

Photo by Scania Group from flickr
タコグラフの装着義務が中型トラックも対象になり、普及が拡大
国土交通省は2014年(平成26年)12月1日に『貨物自動車運送事業輸送安全規則』を改正し、それまで「車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上のトラック」にタコグラフの装着を義務付けていたのに加えて、「車両総重量7トン以上または最大積載量4トン以上の事業用トラック」についても装着をするよう義務化を定めました。
そのため2015年(平成27年)4月1日以降に新車登録をした車両ははじめから、そして現在使用中のトラックにも2017年(平成29年)3月31日までにタコグラフを装着しなければなりません。
なぜ装着義務の対象を中型トラックにまで広げたのかというと、この数年の間に中型車も長距離配送に使用されるようになり、運転時間が増えると同時に交通事故の発生件数が増加傾向にあったことが原因とされています。そこで国土交通省は総重量3.5トン以上のすべてのトラックにデジタコの装着を義務付けていた欧州に習って、装着義務の対象を拡大することを決定しました。
なお、装着するタコグラフはデジタル式とアナログ式のどちらにしても問題ありませんが、世間的な流れとしてはデジタコが主流になりつつあるため、アナタコを装着するトラックの数は今後減っていくことが予想されます。
もし2017年(平成29年)4月1日以降になってもタコグラフを装着しておらず、記録違反をすると、30日間の車両使用停止処分とされてしまうので注意しましょう。デジタコのメリット・デメリットは何?
2012年に国土交通省が実施したアンケートによると、タコグラフの装着が義務化されている「車両総重量8トン以上の車両」を所有する事業者うち、デジタコの装着率は56%、アナタコの装着率は44%と、それほどの差はなかったそうです。
ではデジタコにはアナログ式のタコグラフと比べたときに、デジタコはどのようなメリットがあるのでしょうか?どのタコグラフを採用し装着させるか、これからタコグラフを購入する事業者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
より多くの情報が記録できる
デジタコは「GPSによる位置情報」や「エンジン回転数の変化」「急加速・急減速」「ドアの開閉」といった、アナタコでは集められないさまざまな情報を記録することができます。
これにより事業者はより細かいデータ解析ができるので、ドライバーに適切な安全運転指導を行うことが可能となります。業務の効率化が図れる
アナタコを使用するトラックのドライバーは、今まで日報を手書きで作成しなければなりませんでしたが、デジタコはその日の運行データを基に自動で業務日報を作成してくれます。
ドライバーはそれを印刷するだけで日報が完成となるので、労働時間の短縮にもつながります。誰でも簡単に使える
アナタコで使用する「チャート紙」を解析するにはある程度の経験や勘が必要になりますが、デジタコのデータは情報解析が容易なため、誰でも運転日報や各種管理帳票を簡単に作成できるようになります。また、そのまま情報を出力できるというものも。
ドライバーの意識が高まる
運行データがアナタコ以上に正確に記録されることもあってか、デジタコを導入した事業者からは「ドライバーが急ブレーキや急発進、アイドリングなどを少しずつ注意するようになってきた」という声が上がっています。
上記を見ると、メリットが多いように思えますが、実はデメリットもいくつかあります。
あくまで目安ではありますが、アナタコが初期費用に5~7万円(+紙代100枚につき約1,000円)ほどかかるのに対し、デジタコの導入価格は20万円程度と、倍以上の差があります。金銭的コストでいえば、まだまだアナタコのほうがお得であるといえるかもしれません。また、デジタコを装着したトラックでは運行に関するあらゆるデータが記録されるので、休憩時間などももちろん計測されます。そのために、運転するドライバーは常に監視されている気がしてしまい、多少のストレスを感じてしまいます。
装着の義務化により、国土交通省から助成金・補助金対象(「EMS助成金対象機種(全日本トラック協会)」に登録済みで、「運行管理の高度化に関する支援(LEVO)」の対応機器)の形式となっているデジタコ、スマタコの機種があります。
デジタコの導入を検討する際は、対象とされる機種から選択することで大幅にコストを抑えることが可能です。

将来的には「スマートタコグラフ」が標準装備に!?
新しいタコグラフとして、アナタコのさまざまな点を進化させて作られたデジタコですが、国土交通省は将来的にデジタコをさらに高機能化した「スマートタコグラフ」(仮称)という次世代型運行記録計を普及させようと計画しています。
スマートタコグラフにはデジタコの機能に加えて「ドライブレコーダーとの連携」「IC運転免許証の認証」「遠隔地でのリアルタイム運行管理・支援」「健康診断や適性診断のデータの一元管理やフォローアップ」といった多くの機能が追加されるそうです。
将来的には、ドライバーの体調変化などをセンサーで察知して警報を出したり、自動ブレーキを作動させて最悪の事態を回避するなど、より安全な運行管理を行えるようになるでしょう。GPSで取得できるデータを活用した社用車の車両管理システムや動態管理システムはいくつか提供されていますが、スマートドライブマガジンを運営している株式会社スマートドライブの「SmartDrive Fleet」もその1つ。工事不要で利用できるこのデバイスは、アナタコと併用することでさらに高度な車両管理と安全運転を実現します。
GPSリアルタイム動態管理を含め、ドライバーの勤怠管理や運転日報の自動作成、リアルタイム動態管理機能から運転日報を自動で作成する機能、ドライバーの運転特性を把握して事故削減をサポートする安全運転診断機能を備えています。取り付け工事は必要なく、手軽に車に装着し、その日からすぐに利用できる、クラウドベースの車両管理サービスです。
ドライバーの安全を守り、トラックの運行を効率的に管理してくれるデジタコ。各トラックへの導入により、数年後にはトラックによる事故が大幅に減少されるのではないでしょうか。より、高度な運行管理を行いたいなら、アナタコとこうしたデバイスを活用することで叶えられるかもしれません。
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美味しい料理もドローンで宅配する時代!?物流のトレンドとこれから
先日ブリトーをドローンで宅配するというニュースがちょっとした話題になりました。
具体的にはGoogleが2014年から開始したドローンのプロジェクト「Project Wing」が、メキシコ料理チェーンのChipotleとタッグを組んで空からブリトーを配達する実験を行うというもの。
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GPSを使った面白いスマホアプリまとめ
近年ではカーナビやスマホなどにGPSの機能が搭載されたものが一般的となりました。
GPSと聞いてパッと思い浮かぶのは「Google Maps」などの地図アプリではないでしょうか? もはや知らない場所を訪れる際でもスマホとGoogle Mapsさえあれば何とかなるという少なくないでしょう。
こうした便利な地図アプリと切っても切り離せないGPSの機能ですが、他にも様々な目的で活用されています。今回はGPSを活用した様々なアプリケーションをご紹介させていただきます。
そもそもGPSとは

Photo credit: nicwn 最初に簡単にだけGPSというシステムについて整理しておきましょう。
GPSとは「Global Positioning System」の略称で、人口衛星からの信号を利用した位置測位システムのことを指していますが、この機能により様々なアプリケーションが開発されるようになりました。
※GPSの仕組みについてのより詳細な解説はこちらの記事をご覧ください!
冒頭でGoogle Mapsに触れましたが、こうした地理情報をコンピューター上で表示することをGIS(Geographic Information Systems)と呼んでいます。
Google Mapsは地図だけでなく、航空写真や地形などの表示により全世界の様子を画面上で確認することができます。特に道路上で撮影したパノラマ写真を立体的に閲覧できるストリートビューという機能を使ったことがある方も多いかもしれませんが、まさに自分がそこにいるかのような気分を味わえますよね。
Goolgeは世界中のパノラマ写真をストックしているので、ネット上から現地の道路の様子を疑似的に閲覧することができ、しかもこの機能が無料で提供しているというから驚きの一言です。ただ地図の様子を立体的にするだけでなく、現地の風景を事前に確認できる訳ですから、クルマでドライブする時も非常に役に立ちます。
自分の行動を自動で記録してくれるアプリ
スマホは持ち歩くことができるため、搭載されているGPSの機能を活用して行動記録アプリというものが開発されています。
自分の行動を記録することで、旅先での経路確認やドライブの記録、ジョギングで走った距離などを知ることができ、旅の思い出から健康管理まで様々な目的で使用されています。こちらでは配信中の行動記録アプリをピックアップして、それぞれの概要をご紹介します。
ポケット旅行記 -道と写真で旅を記録する旅行記アプリ
GPSの機能を活用して、旅のルートと写真を撮影した場所した場所を自動で記録してくれるアプリです。AndroidとiOSに双方に対応しているので、ほとんどのスマホで手軽にダウンロードすることができます。
記録した内容はFacebookやTwitterなどのSNSで共有できるため、旅行の思い出を誰かと語り合いたい時には何かと便利なアプリです。
DRIVE Scrapbook
自動車メーカーであるスバルが開発したスマホアプリです。こちらもAndroidとiOSの両方に対応しています。
ドライブルートの記録はもちろん、途中で立ち寄った観光スポットを撮影した時も自動で記録してくれます。写真を貼り付けるためのスクラップブックは様々な種類があるため、見た目にも楽しい要素が満載のアプリです。
こちらも作成したスクラップブックはFacebookやTwitterなどで共有することが可能です。
Runkeeper
こちらはランニングアプリとして世界中で多くの人に活用されています。走り終わった後にタイムやコースが自動的に記録され、どれだけのスピードでランニングしたかも確認することができます。またランニングだけでなく、ウォーキング、サイクリング、マウンテンバイクなどの行動記録が可能なので、自分の得意とする運動の消費カロリーなども計測することができます。他にも、音声案内でランニングをサポートしてくれるなど、ユニークな機能もあるためモチベーション維持にも繋がります。
こちらのアプリもAndroid、iOSの両方で配信されていますが、Apple社が販売している「Apple Watch」にも専用のアプリが存在します。スマホは腕時計と比べると携帯性が悪くなってしまうため、Apple Watchを所持している方は専用のRunkeeperアプリをインストールしているようです。Apple Watchの初期モデルはGPS機能が無かったため、正確な位置情報を計測することが不可能でしたが、「Apple Watch 2」になりようやく搭載されたので、今後は腕時計だけで行動記録を行うアプリが開発されるかもしれません。
Nike+ Run Club
スポーツメーカーでお馴染みのNike社が開発しているアプリです。こちらはApple社とタイアップしている関係もあり、先にも述べたApple Watch 2のGPS機能にもいち早く対応し、iPhoneなしで距離数などを計測することが可能となっています。他にも、データの蓄積からランニングプランの提案などがアプリを通じて行われるため、自分の運動レベルに合わせたジョギングを楽しむことができます。こちらのアプリもAndroid、iOSから配信されているため、ほぼすべてのスマホにインストールすることが可能です。
GPS搭載デバイス用の行動記録アプリのデメリット
近年では、スマホに搭載されているGPSを活用して様々な試みが行われているアプリが開発・販売されていますが、これらの無料で配信されているものは、精度が異常に悪かったりサポート体制が整っていないものが数多く存在します。また、Androidを搭載したデバイスではコストダウンに努めたものも少なくないため、GPSの精度に信頼を置くのは難しいかもしれません。登山などに使用する場合は遭難した時のことを考え、GPSの開発を専門に行っているメーカーのデバイスを購入することをオススメします。
他にも、GPSの機能は電池を消費するため、スマホのバッテリー持ちが一気に悪くなることもデメリットの一つ。スマホは位置情報の検索時、ネット回線を通して近くの基地局を探そうとするため、こちらも大量の電池を消費する要因となっています。Google Mapsでのナビゲーション機能を活用する時は、充電ができる環境や予備のバッテリーを事前に用意しておきましょう。朝のジョギングなど短い時間であれば問題はありませんが、4時間以上の長距離を計測するとなれば、バッテリー切れを心配する必要があるかもしれません。
今のGPSの大きさってどのくらいなの?
スマホなどに当たり前に搭載されているGPSですが、実際の大きさをあまり良く知る人はいません。現在の最小GPSチップは何と「5mm以下」のため、スペースを要することなくほとんどの機器に搭載することが可能となっています。イスラエルのスタートアップであるOriginGPS社は、世界のGPS技術をリードする企業として有名であり、最小のGPSチップを開発したのもこの企業でした。これほどの小型化を達成しているため、今後は財布などの貴重品に搭載することも一般化するかもしれません。また、GPSを活用するサービスは世界各所で実際に提供されており、日本でもMAMORIOという会社が紛失物探索によるサービス事業を展開しています。
OriginGPS | GPS / GNSS Antenna and receiver modules
MAMORIO | 世界最小の落し物追跡タグ
GPSの新しい活用法を見出した「ポケモンGO」
今年、爆発的なダウンロード数を達成したアプリ「ポケモンGO」。アメリカのナイアンティック社と日本の株式会社ポケモンにより共同開発されたゲームアプリですが、その異常な人気ぶりから、一時期は海外を含め国内でも社会現象を巻き起こしました。アプリの名前であるポケモンとは「ポケットモンスター」の略称で、ゲーム会社である任天堂が過去に発売したタイトルの一つです。1996年に発売されたゲームですが、当時夢中で遊んでいた子供たちが今では立派な社会人となっているため、懐かしさからダウンロードする大人が増えたことも、人気を博している要因の一つとなっているようです。
ポケモンGOは一般的に「位置情報ゲーム」と呼ばれています。このジャンルは携帯電話の技術が進化したことにより定着した歴史があるため、同じ携帯ゲーム機である「Nintendo 3DS」や「PlayStation Vita」などと比べると、スマホ業界で市場が活性化しているのは明白です。特に近年のスマホは位置測定の機能が充実しているため、位置情報ゲームがスマホアプリの主力商品として注目されるのは、自然の成り行きかもしれません。また、ポケモンGOの開発元であるナイアンティック社は、Googleから独立した会社として知られているため、位置測定機能の重要性に関しては他の企業よりも深く理解していると考えられます。
そのポケモンGOについてですが、私たちの住む世界にポケットモンスターが現れたため、探して捕獲しなければならないという設定のゲームです。スマホの位置測定機能をフル活用しながら、画面に現れたポケモンを「モンスターボール」を使って捕獲します。ポケモンは主に周囲の施設(駅やコンビニ、お寺、神社、観光地など)に出現しやすいため、付近を探索する楽しみが増えるのも人気の理由の一つです。非常にシンプルな操作なので、スマホ一台あれば子供から大人まで誰でも楽しめる内容となっています。また、ポケモンの卵を孵化させるには2km以上歩かなければならないため、家の中にいるだけでは永遠にコレクションをコンプリートすることができません。子供の頃に好きだったポケモンが欲しい場合は、自分で探しに行くか、友達と交換するなどの方法を選ぶ必要があります。いわゆる「お散歩を促進する」アウトドア型のアプリなのです。
そして先日、任天堂から「ポケモンGOプラス」という腕時計型のデバイスが発売されました。ポケモンGOの人気により、一部で「歩きスマホ」が問題となっていましたが、このデバイスの発売により解消されるかもしれません。ポケモンGOプラスを活用すれば、スマホとBluetooth Low Energy(略称:BLE)の送受信で繋がることにより、画面を見続けなくてもポケモンGOを遊ぶことができます。基本的にポケモンGOは画面を見続けなくても遊ぶことが可能ですが、探すことに夢中になった人が多数を占めてしまったため、結果的に歩きスマホによる事故が多発しました。しかし、このポケモンGOプラスという腕時計型のデバイスを身に付けることにより、周囲にポケモンがいることをランプと振動で伝えてくれるため、歩きスマホをする機会が減少します。また、ボタンを押すだけでポケモンを捕獲してくれたり、アイテムを集めたりしてくれるため、画面を見ることなくポケモンGOを遊ぶことができます。これらの発想は、先にも述べた「iPhone(スマホ)+Apple Watch(腕時計)」の構造とまったく同じなので、各デバイスが連携することによって、非常に効率的に情報収集(ポケモンの探索)や行動記録(ポケモンの捕獲)などを行うことができます。
近年のスマホゲームアプリでは「ガチャ課金」という方法により、各ゲームメーカーが収益を上げていましたが、博打要素が強いシステムのためイメージとしてあまり良くありませんでした。ポケモンGOも課金のシステムがありますが、ほぼ無料でコレクションをコンプリートできるので、他のゲームアプリよりもクリーンな印象を保っています。そして、ポケモンGOプラスようなデバイスを発売することで、世のお子さんたちの購買意欲を刺激することに成功しているため、ポケモンGOは近年のゲームアプリの中でも優れたビジネスモデルとして注目されつつあります。
これまでは日本の各観光地も「アニメ」や「ゆるキャラ」などのタイアップで観光客の誘致に取り組んでいましたが、今後はこうした位置情報ゲームで集客を促進することも可能かもしれません。現に愛知県の鶴舞公園では、上空から見た庭園の形状が「モンスターボール」に似ているということでポケモンGOの聖地に認定され、訪れる観光客が一時激増しました。このような効果を利用すれば、集客の乏しい観光地でも息を吹き返す可能性があるため、今後も位置測位システムを使用した新しいアプリの登場により、面白いサービスが生まれるかもしれません。
まとめ
今後も様々なサービスが生み出される可能性のある「位置測位システム」の世界。GPSチップの小型化も進み、精度も1m以内を達成すれば紛失物や遭難者などの発見が容易になる時代がやってくるかもしれません。また、健康管理や行動記録にも欠かせないアイテムに進化し、生活の一部に溶け込む技術としてすべてのモノづくりに関わる可能性も考えられます。
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インドの中古車市場が熱い!新車以上に売れているワケ
現在、インドでは自動車市場、特に中古車市場が盛り上がりを見せており、2018~2019年には日本を抜いて、世界第3位の自動車大国になると予想されています。
では、なぜインドでは新車以上に中古車が売れるようになり、多くの一般人がマイカーを所有できるようになったのでしょうか? -
駐車場テクノロジーの現在と未来 ~駐車場のインターネット化~
クルマの技術が進化したことにより、交通事故や渋滞の減少、環境問題の解消などに繋がる新しいテクノロジーが次々と生み出されています。しかし、どんなに自動車のテクノロジーが進んだとしても、決して避けられない問題は他にもあります。
特にクルマを駐車しておくスペースを確保しておくことは、重要な課題の一つとなるのではないでしょうか?

