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  • 【最新版】目的別・社用車を管理し業務の最適化を担う車両管理システム24選

    【最新版】目的別・社用車を管理し業務の最適化を担う車両管理システム24選

    車両管理をスムーズかつ円滑に行うために利用した車両管理システム。とはいえ、探してみると用途や目的別に多くの車両管理システムのサービスが開発されています。
    国内には一体どんな車両管理サービスがあるのか、それぞれ目的別にご紹介します。

    車両管理システムの導入で得られる4つのメリット

    「車両管理システムを取り入れると良いと言われるけど、何がどう変わるんだろう」そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。具体的に何ができて何が変わるのかを短くまとめて説明しましょう。

    車両管理システムとは、社用車・リース・レンタルなど、契約や保有形態に関係なく業務で利用するすべての車両の情報を一元管理するシステムを言います。保守点検から整備など、車両そのものの管理以外に、運行(使用)状況やドライバーの労務管理まで、車両管理業務は非常に多岐に渡りますが、これらの情報をすべてシステムが一元管理くれれば、以下のようなメリットを得ることができるのです。

    ・車両に関する情報を一元化し、管理しやすくする
    一つの場所に情報がまとまっていることで、いちいち書類のある場所を確認せずとも、いつ・何をすべきかが明確に。情報の共有もしやすく、抜け漏れも防ぎます。

    ・煩雑な車両管理業務に時間を割かなくてすむ
    細々した事務手続き、日報の作成・集計もシステムに任せることができるため、担当者の負担が激減。

    ・業務の最適化が可能になり、コストカットが実現する
    走行状況が可視化されることで無駄を見つけることができ、適切な配車や作業の効率化をサポート。

    ・事故の削減をサポート
    安全運転診断機能がある車両管理システムでは、適正な安全運転指導が可能に。ドライバーの意識を変革し、事故の減少につなげます。

    以下より、目的や用途に合わせ、車両管理システムをご紹介していきます。

     

    課題解決に向けたPDCAを効果的に回せる、多機能を搭載した車両管理システム

    業務効率をアップさせたい、コストカットしたいなど、それぞれ目標を達成するには根源となる原因を突き止めなくてはなりません。多彩な機能によって業務をサポートしながら原因を浮き彫りにし、解決へと導くサービスを利用してみましょう。

     

    SmartDrive Fleet(スマートドライブフリート)

    【サービスの特徴】
    ・工事不要、シガーソケットにデバイスを設置するだけ、簡単に導入できる
    ・リアルタイムにドライバーの位置情報を把握でき、迅速な指示出しが行える
    ・高精度な安全運転診断機能でドライバーのクセを見つけ、的確な安全運転指導の実施を実現、危険運転は管理者へ通知
    ・スマホにタップするだけで常務記録を入力でき、運転日報は自動作成
    ・詳細な走行履歴により問題点を可視化。コストカットや労務管理をサポート

     

    株式会社スマートドライブが提供する法人向けクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」は、従来のデジタコと比べて非常に安価な導入費用が魅力のサービスです。「まずは1台じっくり試して効果を見てみたい」という方はぜひご利用ください。

    走行距離や時間といったデータだけでなく、急加速・急ハンドル・急ブレーキといった危険運転を独自のG-Force(特許取得済)と呼ばれるセンサ診断で可視化できるため、詳細に記録された走行情報を活用してドライバー一人ひとりに的確な安全運転指導(別途、安全運転コンサルテーションのオプションサービス有り)を実施することができます。エクセル形式で出力できる日報機能、動産管理機能・車両予約機能など、業務の効率化を助ける機能も充実。また、運送業様向けの乗務記録機能で、「荷卸」や「待機」などの業務ステータスをスマホで簡単に登録できます。

    また、アクサダイレクト社と共同でテレマティクス保険の開発も行っており、どんな運転がどれくらいの事故リスクにさらされているかなどのノウハウも蓄積しています。事故時のデータですぐに事故分析や過失割合の算出など、様々なシーンで活用されるデータ事業を想定して開発が進んでいます。資料請求はこちらからご連絡くださいませ。

    【基本情報】
    提供会社:株式会社スマートドライブ
    公式URL:https://smartdrive-fleet.jp

     

    Cariot(キャリオット)

    出典:フレクト

    【サービスの特徴】
    ・複数の分析レポートを集約して、目的に応じたダッシュボードを作成できる
    ・車の移動で滞留していた場所をヒートマップ表示、非効率部分を改善へ
    ・到着予測時間がリアルタイムで表示される
    ・車両を複数人で利用する際の予定登録ができる

    導入デバイスがいくつかあり、目的や用途に合わせて導入できるキャリオット(デバイスのレンタルもあり)。車両とドライバーの管理から多岐にわたる分析レポートまで、多くの機能を備えています。レポートが充実しており、危険運転回数や滞在時間、休憩を取らずに走行しているドライバーの抽出など、改善したい項目をピックアップして集計することも可能です。
    【基本情報】
    提供会社:フレクト
    公式URL:https://www.cariot.jp

     

    リアルタイムで車両管理を行う、動態管理システム

    車両管理と合わせて車両が今どこでどのように稼働しているか把握しておきたい。その場合はGPSの活用でリアルタイムで管理する動態管理を併用し、車両の動きを可視化しながら管理できるサービスがオススメです。導入の際もデバイスやスマホのみでカンタンに取り入れることができます。

    いつもNAVI 動態管理サービス出典:ゼンリンデータコム

    【サービスの特徴】
    ・特別な専用機器が不要、スマホやタブレットにアプリを入れるだけで利用できる
    ・GPSによる位置情報で管理業務から作業報告までをリアルタイムで把握できる
    ・ワンタッチ操作で誰でも簡単に利用できる

    ゼンリンデータコムが提供する「いつもNAVI 動態管理サービス」は、スマホやタブレットの特性を活かした直感的な操作ができるアプリで、動作環境や予算に応じた“ナビ版“と“簡易版“の2種類から選択できるため初めて利用する方も安心。トラックやバスであれば、業務終了時間や業務状況の進捗報告と確認がリアルタイムで行えるため、運送、配送、送迎などの業務を効率化。記録された走行履歴は運行ルートの改善や証拠としても活用できます。業務の改善や効率化を目的に、ガス、水道、電気などの調査・検針や、営業やポスティングなどの業務にも役立つサービスです。

    【基本情報】
    提供会社:ゼンリンデータコム
    公式URL:https://www.zenrin-datacom.net/business/tracking/

    ビジネスナビタイム動態管理ソリューション

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    出典 : ナビタイムジャパン

    【サービスの特徴】
    ・ナビタイムのルート検索技術を反映し、効率的なルートと正確な到着時間を予測してくれる自動配車機能
    ・高性能なカーナビシステムで正確な渋滞情報や駐車場確認が行える
    ・作業者の位置情報、作業状況、訪問先を地図上で示し、一元管理できる

    ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」は、ナビタイムのルート検索システムを基盤として、効率的なルートや精度の高い渋滞予測などを提供してリアルタイムに正確で効率的な車両管理ができるサービス。管理者画面からは作業者の位置や、作業状況、次の訪問先とその到着時間などを情報が地図上で確認でき、急な天候の変化による緊急事態での進路変更もいち早くドライバーに連絡がすることができます。また、稼働時間と荷物量から最適な車両台数を算出する自動配車機能も搭載され、ますます正確で効率的な運行管理を支援しています。

    【基本情報】
    提供会社:ナビタイムジャパン
    公式URL:http://fleet.navitime.co.jp/?gclid=COm8rfGs0tACFYKZvAodRG8LDw

    docoですCAR

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    出典 : ドコモ・システムズ株式会社

    【サービスの特徴】
    ・アルコールチェックやIT点呼記録を一元管理
    ・ドコモ品質のクラウドサービスで、セキュリティもばっちり
    ・幅広い業種とニーズに対応できる充実したラインナップ

    docoですcar は事故削減、業務効率化、コスト削減、コンプライアンス遵守などの課題を解決するための法人向けクラウドサービス。動態管理には「docoですcar NEXT」、安全運転には「docoですcar Safety」、アルコールチェックには「docoですcar Guardian」、輸配送進捗管理サービスには「docoですcar NEXTオプション」、バスロケーションには「docoですcar for bus」とそれぞれ用途別にサービスが揃っています。また、「docoですcar NEXT」のオプションには、配送状況をリアルタイムで見える化する輸配送進捗管理サービスも。

    【基本情報】
    提供会社:ドコモシステムズ
    公式URL:https://www.docomo-sys.co.jp/products/doco-car/

    KITARO(キタロー)

    出典:アクシス

    【サービスの特徴】
    ・安全評価(急発進・急ブレーキ)とエコドライブ評価(アクセル操作やアイドリングなど)でドライバーの運転を評価
    ・リアルタイムで車両の位置と走行距離が把握できる
    ・幅広い業種とニーズに対応できる充実したラインナップ

    KITAROは用途と車種で選ぶリアルタイム運行管理システムです。車両の状態を24時間見える化し、業務を改善すべき点を明確にして生産性・収益性の向上へと繋げます。アプリとの連携でさらに業務も高速化できるでしょう。

    【基本情報】
    提供会社:アクシス
    公式URL:https://kitaro-sdp.com

    テレマティクスサービス ProPosition

    出典 : マイクロテクノロジー

    【サービスの特徴】
    ・危険運転の挙動発生場所を可視化、記録する
    ・安全運転・エコ運転をレーダーチャート化し、評価に活用できる
    ・リアルタイムで位置情報を把握できる

    マイクロテクノロジーのテレマティクスサービス・ProPositionは、通信機能とGPS機能を備えた端末を経由して、車両の位置情報をリアルタイムに「見える化」します。端末はOBD-Ⅱタイプ、車両のシガーソケットにシガープラグを差し込むタイプの2種類。PC、タブレット、スマホ、どの端末からでもリアルタイムな配送管理、安全管理、燃費情報が取得でき、運転データもグラフ化することで期間ごとの運転状況、危険運転が頻発する箇所が一目でわかります。

    【基本情報】
    提供会社:マイクロテクノロジー
    公式URL:https://www.microtechnology.co.jp/telematics/

     

    ドラレコやデジタコと一体型の車両管理システム

    元来のデジタコに車両管理が付随された車両管理システムは、社用車の運行情報もくまなく取得できます。データを蓄積し分析することで全体の運転管理やコストの見直しも行えます。

    DRIVE BOSS(ドライブボス)

    【サービスの特徴】
    ・パナソニック製の高性能なカーナビを採用、大量のデータを扱い活用できる
    ・日報と月報を自動作成し、集計・自動印刷
    ・走行データだけでなく作業履歴データも記録

    DRIVE BOSSは、同社の技術で作られた高性能なカーナビゲーションシステムと大量のデータを活用する技術を搭載した、多機能な車両管理システムです。カーナビのように簡単な動作で、速度、距離、走行ルートなどの走行データに作業履歴のデータの記録から、レーンが複雑な交差点やわかりにくい高速の入り口など、わかりやすいGoogleストリートビューで案内できるといった機能も持ち合わせています。クラウド上でも閲覧ができ、ビルの納品口や駐車場を事前に確認してから訪問可能なため、迷うことなく時間のロスにもつながります。

    【基本情報】
    提供会社:パナソニック
    公式URL:https://www.microtechnology.co.jp/telematics/

    クラウドアイ

    出典:エコモット

    【サービスの特徴】
    ・専用回線(CIPL)を介してインターネットから運行状況の確認ができる
    ・内蔵されているGセンサ(加速度センサ・重力センサ)で、急加速・急ハンドル・急ブレーキなどの急挙動を検知
    ・万が一の事故も動画で記録

    GPS機能と通信モジュールを搭載し、ドライブレコーダーを標準装備した車両管理システム。車両の運行経路管理やエコドライブ診断ほか、コンクリート品質管理や現場車両の運行管理が簡易的で低コストに提供できるシステムとして、NETIS登録されています。

    【基本情報】
    提供会社:エコモット
    公式URL:https://www.cloud-eye.jp

    e-テレマPRO

    出典 : オリックス自動車

    【サービスの特徴】
    ・車両管理BPOやカーシェアリングなど、オリックスが提供している様々なサービスをセット導入できる
    ・過去3年のデータ推移グラフが作成できる
    ・車両予約機能で社内カーシェアリングが可能

    通信とGPS機能を備えた車載機を搭載して取得したデータを活用することで、事故の防止やCO2の削減を図ることを大きな目的としたサービス。今まで目視することができなかった危険挙動(速度超過、急加速、急減速)は、発生した際に設定先のアドレスへメールを送って通知。車両予約機能では社内カーシェアリングも可能に。セットでリスクコンサルティングサービスや車両管理BPOなども導入可能です。

    【基本情報】
    提供会社:オリックス自動車
    公式URL:https://www.orix.co.jp/auto/hojin/telema/

    MIMAMORI(みまもり)

    出典:ISUZU

    【サービスの特徴】
    ・事故の可能性が高い急減速を検知し、リアルタイムにお知らせ。万が一の事態にも迅速に対応できる
    ・突発的な事故や車両故障時は、ボタン操作一つでいすゞ緊急ロードサービス通知
    ・緊急連絡のメッセージ配信サービスで急な配送先変更も簡単

    MIMAMORIセンターを中核としたセンター型システムで構築されており、リアルタイムでの車両運行のデータがセンターに蓄積されます。事務所側は車両の状況をリアルタイムで把握し、高度な運行管理を行うことができます。クラウドのシステムなのでメンテナンス不要で常に最新版のシステムが利用できることも魅力です。円滑な運行管理をサポートする「MIMAMORIコントローラー」が、運行時間の分析機能したり、事故多発地点を教えてくれたり、エコドライブモニターで省エネで安全な運転へと導いてくれるでしょう。

    【基本情報】
    提供会社: いすゞ自動車
    公式URL:http://www.isuzu.co.jp/cv/cost/mimamori/i

    TMS-1 リアルタイム移動体管理システム

    出典 : データトロン

    【サービスの特徴】
    ・位置情報や作業情報をリアルタイムに可視化
    ・スピードの出しすぎ、急発進・急ブレーキが起きたら警告ブザーで注意を促す

    データトロンのTMS-1 リアルタイム移動体管理システムは、車載端末の操作がとても簡単でドライバーも楽々操作ができるためストレスがかかりません。設定したアイドリングや速度から加速したり大幅な減速をしたりしてしまうと、音声で警告されるため、速度の管理や運行の合理化で大幅な燃費の削減を望めるようになるでしょう。全国共通トラック協会日報、加速・減速チェック票、作業時間や休息時間の労務管理票など、各種帳票もスムーズに作成します。

    【基本情報】
    提供会社:データトロン
    公式URL:http://www.datatron.co.jp/service/tms1/

    くるみえ

    出典 : くるみえ

    【サービスの特徴】
    ・車両の加速度情報や位置情報を集計・解析
    ・ヒヤリハット発生時は管理者にアラートを通知
    ・通信回線を使ったデータのアップロードが可能

    NECのくるみえは、移動先情報や得意先情報をドラレコから取得し分析、的確な安全運転指導を行い事故削減につなげる車両管理システムです。映像を通じてドライバーの運転特性を把握し、速度の急激な変化や衝撃などを感知した場合は前後20秒の映像をメモリーカードに記録。事故の発生させないことで保険料やコストの削減の見直しが行えるサービスです。

    【基本情報】
    提供会社:NEC
    公式URL:https://jpn.nec.com/kurumie/

    スマホアプリで車両管理

    くるまぷり

    出典 : キムラユニティ

    【サービスの特徴】
    ・PCとスマホがあれば利用できる
    ・同社のカーマネジメントサービス(BPO)の併用も可能
    ・安全啓蒙動画など、アプリ経由でドライバーに安全運転意識を向上させるコンテンツを配信

    キムラユニティーが2017年9月にリリースしたくるまぷりは、デバイスの購入や装着は一切不要で手持ちのスマホでアプリをダウンロードするだけ。車両管理サービス(BPO)で培ったノウハウをも とに、手軽に活用できる法人向け車両管理システムとして提供しています。スマートフォンのセンサーで挙動を把握し、蓄積した運転データと同社独自の安全運転診断ロジックで、運転者へ安全運転教育コンテンツを自動配信します。

    【基本情報】
    提供会社:キムラユニティー
    公式URL:http://kurumappli.jp

     

    一元管理で抜け漏れを防止したい

    フォーマットを整えたい、拠点ごとにバラバラになっている管理を統一させたいなど、一括管理への課題解決をサポート。一元管理することで、会社の負担は大幅に減りリスクマネジメントの強化をはかります。

    CMS(カーマネジメントサービス)

    出典 : キムラユニティ

    【サービスの特徴】
    ・車両に関する情報を一元化
    ・事故の受け付けから完了までの進捗をタイムリーに閲覧できる
    ・給油カードやETCカードの使用状況が検索可能

    キムラユニティが独自で開発している車両管理システムTCS Webは、リース車、買取車、私有車など、契約先や保有形態に関わらず、全ての車両を一元管理。無駄や手間を一切省き、業務管理の効率化を目指します。
    また、事故情報も受け付けから完了するまで全てリアルタイムで進捗の確認が行えるので事故の途中経過の状況も保険会社への確認は不要ですぐ把握。全100もある項目から必要な情報だけCSVでダウンロードも可能なため、使用状況もデータでわかります。

    【基本情報】
    提供会社:キムラユニティー
    公式URL:http://www.carmanagementservice.com/tcs.html#tcs1

    車両管理システム

    出典 : 寺田自動車

    【サービスの特徴】
    ・車検や点検時期など、車両に関する情報を一元化
    ・パソコンとブラウザだけで利用可能

    車検や点検時期の通知、車検予約、点検予約、走行距離管理、オイル交換時期の管理をはじめ、車両管理費必要な情報をしっかり一元管理します。ウェブ上で全てを管理するため、パソコンとブラウザがあれば使用開始できて導入のハードルも高くありません。

    【基本情報】
    提供会社:寺田自動車
    公式URL:http://kk-terada.com/?page_id=23

    トラDON

    出典:日本システム

    【サービスの特徴】
    ・荷主に合わせた多彩な請求書発行機能(請求書のカスタマイズは有償)
    ・車両の情報だけでなく、ドライバーの免許や写真も管理
    ・車両経費関連機能が充実

    知りたい情報がすぐさま分かる、日本システムのトラDON。車両だけでなく、ドライバーの写真や免許の期限や取得免許情報なども使いやすさを重視した設計で一元管理を行えます。毎月の経営データをグラフ化して目で見せる機能や、現場別・チャーター・未確定運賃の表示等、用途やニーズに合わせた多彩で柔軟な機能も魅力です。

    【基本情報】
    提供会社:日本システム
    公式URL:http://minjyu.jpsys.co.jp/toradon/

     

    安全運転を徹底したい!

    事業社とドライバーの安全を最も重視したい。そのためには細かく運転状況とスキルを分析して改善へと導いてくれるサービスがいいでしょう。

    さすだけ運行管理

    出典:BIGLOBE

    【サービスの特徴】
    ・ドライバーの運転特性を分析した診断結果を提示する運転成績表は細かな項目で運転指導の適切化が行える
    ・一目でわかる車両稼働実績
    ・ヒヤリハットが発生した箇所を全て記録するヒヤリハットマップ

    車両に専用デバイスを挿すだけでドライバーの運転状況がひとめでわかるサービス、それがBIGLOBEの提供するさすだけ運行管理です。専用デバイスで取得した日々の運行状況データから、交通事故リスクの高い運転と場所を抽出。分析したデータから、適切な指導を行うことで交通事故のリスク回避を可能にします。運転成績表は4種の動物タイプで表示するので、ドライバーごとの運転特性による属性診断と傾向が視覚化できるのです。一目でわかるヒヤリハットマップや車両稼働実績で、効率化を目指せます。

    【基本情報】
    提供会社:ビッグローブ
    公式URL:https://biz.biglobe.ne.jp/c3g/?_bdadid=HZRGCM.00009p1yf&gclid=CP3I68_cy9ICFQt0vQodgi8E9g

    ビークルアシスト

    出典:パイオニア

    【サービスの特徴】
    ・危険挙動を警告・アラームでお知らせすることで安全運転意識を高める
    ・誰でもワンタッチで最適な巡回/配送コースを作成できる
    ・高精度な走行ログデータをもとに、日報を自動作成

    「手間なく、しっかり、改善・効率化を」を軸に、車両運行業務に関する課題を解決してくれるのがビークルアシスト。すでに導入している顧客管理、配車計画など、他システムとのシームレスな連携ができるのも大きなメリットです。カーナビの場合は、業務中に事故発生件数が多いバック時の速度超過も検知・警告するので、事故の抑制効果もアップするはず。

    【基本情報】
    提供会社:パイオニア
    公式URL:https://pioneer-carsolution.jp/cloud/merit/koudoukanri/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=1811va&utm_term=va&utm_content=td_02

    OBD-SMART

    出典:ケイマックス

    【サービスの特徴】
    ・運転履歴データから、ドライバーの安全運転・エコ運転度をスコア化
    ・事前に登録することで保守項目を自動で通知するメンテナンス通知

    安全&エコ運転を推進するケイマックスのOBD-SMARTは、運行履歴データからドライバーの運転スキルを細かくスキル化して表示します。ドライバー個々の評価を安全運転・エコ運転の2視点からA~Eランクで表示し、どの時点で危険な挙動が見られたかを分析、適切なアドバイスを受けられます。1~3日間の燃料計測、速度・排気/DTCの検出アラームなど、車両状況とドライバーの状態が確認でき、事故防止につなげます。車両のメンテナンス情報とも合わせ、無事故無違反を無くしましょう。

    【基本情報】
    提供会社:ケイマックス
    公式URL:http://www.obd-smart.jp

     

    業種別で選ぶ車両管理システム

    社用車はそれぞれトラックにバス、タクシー、などと業種別に目的や用途、管理の体制も少し変わってきます。そこで、業種別に特化した車両管理システムをそれぞれご紹介します。

    運送会社向け車両管理システム Transport(トランスポート)

    出典 : エコシステムズ

    【サービスの特徴】
    ・直感的にサクサク利用できる操作性の高さ
    ・運送業の特殊な管理や請求など、すべての業務をサポート
    ・柔軟なカスタマイズが可能

    エコシステムズが提供しているTransportは運送業に特化した車両管理システム。デジタコとも連携させる事ができ、中継・乗り継ぎ、複数台での運行・集荷・集配など複雑な運行形態にも対応し、どんなパターンの運送情報も登録が可能。カスタマイズ性が高く、さらには一般貨物輸送と海上コンテナの両方を同時に管理でき、船便やコンテナナンバーなど特有の管理や複雑な入力パターンにも対応しています。

    【基本情報】
    提供会社:エコシステムズ
    公式URL:https://www.transport-ecosystems.com

    Truck Care(トラックケア)

    出典 : システム計画研究所/ISP

    【サービスの特徴】
    ・車両の稼働状況を簡単に共有できる
    ・監査に必要な書類をまとめて電子化できる
    大切なトラックをしっかりサポートし、管理するために提供されているシステム計画研究所/ISPのTruck Care

    カレンダーで「いつ・誰が・何を・いくらで」と言った整備状況も全てパッと見える化されているため即時に状況を把握できます。車検・定期点検期日や車両の入出庫状況、整備の実施状況も楽々管理、管轄範囲に応じた適切な車両管理を行います。

    【基本情報】
    提供会社:システム計画研究所/ISP
    公式URL:https://www.selftruckcare.com/introduction/

    トラックメイトPro3

    出典:タイガー

    【サービスの特徴】
    ・請求・傭車・車両・乗務員管理を一元管理
    ・配車管理・デジタコとの連動・タブレットとの接続など、オプションも充実
    ・運輸業会独自の煩雑な請求処理をトータルでサポート

    運送システムや運送ソフト、デジタコなどあらゆる運送サポートを行うタイガーのトラックメイトPro3は、車両とドライバーだけでなく配車・請求・傭車といった業務も一括で管理、運送業界独特の機能を備えています。運転日報のデータをもとに各帳票を出力できるので、時間がかかっていた事務処理も時短を実現!オプションで配車管理機能も追加可能です。独自の運賃表マスタを開発し、14項目の条件から運賃の自動計算機能もできるように。請求書の作成時間も大幅に短縮し、フォーマット化します。

    【基本情報】
    提供会社:タイガー
    公式URL:https://www.tiger-inc.co.jp/trans-system/pro3/

    μ(ミュー)車両管理システム

    出典:メイテツコム

    【サービスの特徴】
    ・工場の受け入れ条件を加味した車検・整備計画表を生成
    ・煩雑な整備記録をスマートにまとめる

    バス・タクシー・トラックなど、自動車運送業界に特化した車両管理システム。車検・整備・資材、三つの管理をスムーズに行い、抜け漏れを防止します。

    【基本情報】
    提供会社:メイテツコム
    公式URL:https://meicom.jp/syaryo/index.html?_ga=2.245754957.832919168.1551243457-503067127.1551243457

    細かい業務が多いからこそ車両管理はシステムに任せる

    いかがでしたでしょうか。国内で提供されている車両管理系サービスをご紹介しましたが、車両管理の業務は事務的な作業から運行管理、コストの見直しまで非常に多岐に渡るもの。きめ細かい作業が継続的に必要となるため、特に管理台数が多くなればなるほど、ひとつひとつマニュアルに管理しきれないと感じることもあると思います。車両管理システムはそういった管理項目を集約して見える化し、かつ自動化できるところは自動化してくれるので人的ミスや作業工数を軽減させることが可能です。

    今後も各社の車両管理サービスはますますスマート化していくと思われますが、車自体のスマート化・自動化と、それを管理する側のシステムの進化が並走していく時代が到来していますね。

  • 【対談シリーズ】「交通心理学」とは — 大阪大学名誉教授長山先生にインタビュー

    【対談シリーズ】「交通心理学」とは — 大阪大学名誉教授長山先生にインタビュー

    弊社スマートドライブでは、車の走行データ(リアルタイム位置情報、個々のドライバーの運転の特徴や癖、危険運転の有無や強度・頻度、走行経路等)を収集・解析していますが、今回は危険運転や事故が起きる背景にある人間の心理「交通心理学」を長年研究されている大阪大学名誉教授長山泰久先生にお話を伺いました。

    北川初めまして、本日はお時間頂きましてありがとうございます。」

    長山先生:「初めまして、こちらこそどうぞ宜しくお願い致します。」

    北川:「今日は、先生のこれまでのご経歴やご専門である「交通心理学」「危険予測」を中心にお話伺えればと思います。まずは、『交通心理学』について学ぶきっかけやどのような内容か改めて教えてください。」

    交通心理学の世界へ

    長山先生:「元々は大阪大学文学部で心理学を専攻しておりまして、大学院進学後も研究室で知覚に関する実験を行うなど、実験心理学を専攻しておりました。心理学には応用心理学講座があって、主任教授から応用心理学の助手に採用されましたが、9月からドイツに出張の形で1年間留学しました。

    その間に応用心理学の研究テーマを見つけるように言われていました。現地で交通行動・運転者行動に関心を持ったのとモータリゼーションの時代に差し掛かっていたこともあり帰国後、交通心理学を専門にすることになりました。」

    北川:「当時、交通心理学という前例のない分野にどのように取り組まれたのですか?」

    長山先生:「そうですね、交通行動を元に考えていくのですが問題点が沢山あるのでどの視点を切り取るかでテーマが変わってしまうんですね。ですから最初は、一つに絞るのではなくとにかく色々やってみました。

    その中で一番最初に取り組んだのは、大阪府警と一緒に『定置式速度取締り装置(ネズミ取り)』に対するドライバーの意識調査でした。きっかけは、恩師である前田嘉明助教授が乗車したタクシーが速度取締りにあい、その場で長時間拘束されてしまったことに対して問題提起をしたことでした。

    意識調査をする中で、優良ドライバーと問題のあるドライバーの警察・取締りのイメージの違いや、自分に落ち度があった場合など、状況によって明確に意識の差が現れました。その中には大阪府警への意見などもあり、市民に対する警察官の接遇態度を見直す必要を提言し、それ以来大阪府警との協力関係を深めていきました。」

    長距離運転と休憩のタイミング

    北川:「交通心理学の研究を進める中で印象的なテーマはありますか?」

    長山先生:「印象に残っているのが、帰国直後に名神高速道路が開通し、その後しばらくして東名高速道路が出来て後に二つが繋がることになったのですが、繋がることで確実に東京ー大阪間の夜間運送が増える。そうなると長時間運転での疲労問題が出てきますね。どのくらいの間隔で休憩を取るのが適切かまだ道路が繋がる前に測定する為、まずは大阪ー東京間の距離を再現出来るエリアを見つけ実験を行うことにしました。

    ちょうど、大阪の茨木と彦根を1往復半すると中間地の浜松くらい、3往復すると東京までの距離なので浜松あたりでの休憩を30分、1時間、1時間20分にした場合の疲労状況を測定し東京までどうしたら安全運転出来るかの実験を行いました。」

    北川:「休憩のタイミングは、ドライバーの運転環境や個人差もありますし、ましてや高速道路での長距離運転というのはそれまでにない状況なので適切な時間を出すというのはとても難しいことですよね。少しテーマが変わりますが、先にもお話が出てたように大阪府警との取り組みはどのようなものがあるのですか?」

    長山先生:「色々な取り組みがあるのですが、昭和40年頃ですかね建設省から技官の方が来られ大阪府警に『交通安全調査室』が出来、そこといろいろ一緒に研究をするようになりました。国道1号線での追突事故の原因分析はそのひとつです。その以外に私独自の研究ですが、日本運送という長距離トラックの会社から協力を求められてドライバーに対する適性テストを作り企業の運転適性についてや事故を起こす人、起こさない人の傾向などを分析をしました。そのテストの一部として16㎜の動画フィルムで作成したものは危険予測の原型になりました。」

    ドライバーにおける危険予測

    北川:「弊社でもドライバーの運転特性を可視化するために危険運転などのデータは収集していますが、危険予測をすることで危険運転や事故を防ぐことが可能だと考えています。具体的に危険予測とはどのような方法で伝えていくのでしょうか。」

    長山先生:「最初は方法としては動画を使いました。当時はとても珍しかった16mmのカメラで私自身が撮影した危険場面のフィルムを映写して録画をした危険が起こる前の状況を見せます。そこでストップして、そして次にどのようなことが起こるか予測してもらいます。この予測が出来ないととてもじゃないですが安全の確保が出来ません。

    そしてその後には動画フィルムのテストでは提示するのが不便なので写真フィルムを用いて、どのような危険場面があるか、連続した2場面を必ずセットで用意しておくようにしました。一例を挙げるとすると、例えば走行中に前方の道路を子供が自転車で横切ろうとしているのが見えました。そうなると次どういうことが予測出来るでしょうか。」

    北川:「危険予測となるとその子を追って他の子供が続くとかでしょうか。」

    長山先生:「そうですね、友達が追いかけてくるとか親が続くとか。見える範囲外に誰かがいると予測できますね。次に対応とてしてはスピードを緩めたりブレーキを意識することで予期反応がおこりますね。

    もし予測出来なかったらどうでしょう。最初の子供が横切るタイミングだけを考えてスピードを調整しただけでは不十分で事故が起きる可能性が高まります。」

    北川:「確かにそうですね。そういった危険予測のパターンをより多く知るということが重要ですよね。その危険予測のパターンはどのように作っていったのですか?」

    長山先生:「当時4000件近くの事故データを調査する機会がありまして、今のようにデジタルデータではなく紙だったので一例ずつ分析をしメンバーと話し合いながらパターン化をしてきました。そうすることで、危険予測の原型を作り教育に繋げて行きました。」

    北川:「長山先生は、そうした危険予測の知識を特に安全運転管理者の方達に講習を通して伝える活動も長年されて来られましたよね。」

    安全運転管理者の役割

    長山先生:「そうですね、安全運転管理者制度の始まりが昭和40年なのですが、それから大阪府警が直轄で講習を行ってきましたが、47年に道路交通法の改正で安全運転管理者に対する講習が法定講習と位置づけされ、『大阪府交通安全協会』が委託を受けるようになり、4年ほど前まで47年ばかりの間私の方で講師団を結成し、講義の企画・内容などを受け持ってきました。」

    北川:「おそらく当時と今では、安全運転管理者に求められることは違いますよね。」

    長山先生:「最初の安全運転管理者の仕事というとメインは車や鍵の管理が中心で勝手に車を持ち出していないか、休みの日に使っていないかという面が強調されていました。

    ただ、私が考える安全運転管理者というのは、車の管理面はもちろんですが人間の管理が大事なのではと考え、講習する内容に関しては任せられていたのもありオリジナルで作って参りました。」

    北川:「安全運転管理者は社内でも重要な役割を担っている一方、モチベーションを保つのが難しいという声もあるのですがそこに対する先生のご意見伺えますか。」

    長山先生:「安全運転管理者だけで何かをすると考えるのではなく、その会社のトップの方が本気で取り組む姿勢や安全運転管理者を取り巻く環境が大切ですね。同僚であったり、部下であったりそういった方の理解や協力が重要なのではないでしょうか。そのためにも、周りから頼りにされる圧倒的な知識を身につける努力が必要であったり、あと事故が減るなど目に見える結果を出すことがモチベーション維持に繋がるのではと思います。

    幸い大阪の講習では講師全員が1年間同じ内容の講習を行いますので、講習として取り上げた内容、例えば追突・出会い頭衝突などがその年や次年度の事故統計として府下全体では増加しているのに、事業所の事故として明らかに減少しているという結果が得られました。管理者に対するアンケート調査をしてみると、『講習がよく分かった』、『事業所で内容を活用した』、『効果が上がった』という回答が得られました。これらのことが、社長や上司からの信頼につながりますし、運転者からの尊敬にもつながり、管理者のモチベーションの上昇につながると思います。」

     

    事故の根本的な原因

    北川:「事故件数の減少という形で現れるのが確かに一番効果的ではありますよね。その点において、先生の安全運転管理者講習の事業所では大阪府全体の事故数に比べて減少率が著しく下がっている資料を拝見したのですが何か取り組みのポイントなどありますでしょうか。」

    長山先生:「ポイントとしては、「大阪府形式」と言われて、大阪大学で交通心理学と関わった講師主体で講師団を構成し、講師が約20時間ばかりの研究会を開いて、全員が同じ内容の講義を組織的に行います。次年度は講義内容は異なりますが体系的に組み立てられた講義内容を管理者は学ぶことができ、管理者の質の向上につながります。

    講義内容は事故事例に基づいて原因分析を行った人間の心理が陥りやすい具体的な例を挙げながら行いました。近年の例をあげると、平成29年の交通事故の3割以上が追突事故でその原因の4割が脇見運転です。この時、脇見をしないように気をつけましょうと言っているだけでは根本的解決にはなりません。

    なぜ脇見をしたのか背景を探っていくと、自分の興味、関心に引かれて目線ではなく心の脇見をしているケースが根本なのです。例えば、車好きで珍しい車が走っていた、可愛い犬が歩いていた、携帯のメールが気になって見てしまうなど。このケースですと、自分だったらどんなことに興味があるかを一度整理する、意識してもらうことが重要です。そして運転中にそのような場面に遭遇したら『この時が危ないのだ』と気づいてもらいます。」

    北川:「確かに興味があるものは無意識に目がいってしまいますね。事故の多くが脇見運転ということですが、年齢によっても事故原因は違ってきますか?」

    長山先生:「これは、どこの国でも言えるのですが、若い方のスピード過多による事故は多いですね。これは、運転技術の問題というよりかは若い方の方がスピードに興味があったり、敢えてリスクを取ったりするのが原因ですね。」

    北川:「年齢が上がっていくにつれて経験も増えますし、社会的な立場や家族など守るものも増えたりするので変わっていくのかもしれないですね。その他に、時代によって事故内容の変化などはありますか?」

    長山先生:「そうですね、平成24年ごろから進行中の追突事故が減少しています。その頃から衝突軽減ブレーキの普及率が上がっているのでその影響もあるのではと思います。私も長年、JAFとの仕事をしておりまして新しいASV装置が出ればそのシステムの評価などをしてきました。そういったハードとソフト両面で事故を減らして行けるといいですね。」

     

    スマートドライブに期待すること

    北川:「最後に弊社に対する先生の印象をお聞かせ頂けますか。」

    長山先生:「事故を減らすために非常に有意義なことをされていらっしゃるなと思っております。実は、私も20数年前にメーカーさんと一緒に走行データを集めて分析などもしていたのでもしかしたら近しいこともやっていたかもしれませんね。

    どのエリアが危険運転や事故が多いかは把握出来ますが、どのような状態で起きたかまでわかると運転者の意識も変わるので良いのではと思います。

    例えば、渋滞の交差点で右折車の事故が多発していた場合、事故が多いのはわかるけれど原因の把握が出来ないのでどのように防げばいいかわからない。実際に原因を探っていくと直進車の好意で右折車が道を譲ってもらい右折した瞬間死角から二輪車が出てきて衝突するサンキュー事故だったとかですかね。原因まで解明できるような分析をしていけると良いですよね」

    北川:「確かにおっしゃる通りですね。我々が出来ることはまだまだあるなと感じました。本日は、貴重なお話ありがとうございました!」

     

  • 運送業や建設業は必見!? 特殊車両通行許可制度について

    運送業や建設業は必見!? 特殊車両通行許可制度について

    2020年の東京オリンピック開催に伴う工事のために、建設業や運送業で利用される特殊車両の通行許可申請件数がここ数年増加傾向にあります。また、頻発する豪雨や震災などの自然災害発生時に被災地域の物流確保や早期復旧を支援するためや、物流トラックの人手不足解消にも特殊車両が多く必要とされています。

    しかし、道路は誰もが利用する公共のものであるため、狭い道路に大型車を通行させる場合は申請のうえ、許可をもらわなくてはなりません。しかし、国の制度として、法令遵守の観点から年々取り締まりが厳しくなっており、そう簡単には許可を取得できないようです。

    この記事では、運行管理者でなくとも知っておきたい特殊車両通行許可制度について、詳しく解説をします。

     

    カンタンではない特殊車両通行許可の申請問題

    公道の走行が可能な車は、道路の保全や事故を防ぐことを目的として大きさや重さの上限が決められています。そのため、大規模工事や物流などで上限を超えた特殊車両を走行させる場合、道路管理者からの通行許可が必要となります。

    昨今、オリンピック開催に伴う大規模工事や物流ドライバー不足による車両の大型化の需要が拡大していることから、特殊車両通行許可の申請が急増しています。そしてこの需要拡大によって特車通行許可制度の許可件数は2013年の約26万件から2017年は約37万件へ5年で1.4倍も増加し、審査日数も約23日から約50日へと2.2倍も増加しているのです。

    国土交通省は2019年3月までに現行2年間の許可期間を基本は3年に延長し、優良事業者は4年に延長する方針を固める等対策を打っていますが、「審査が追いつかず対応しきれない」「諸外国と比べて基準が厳しく硬直化しているため、生産性の高い新車両や新技術の活用が進まない」などの理由から、現在は上記のように審査期間の長期化が問題になっています。

    実際に許可が認められるまではおよそ2~3ヵ月、そこで申請書に不備が見つかった場合、そこからさらに3ヵ月かかり、結果として約半年かかる場合もあるといいます。こうした審査期間の長期化は、急な輸送需要に対応できないだけでなく、円滑な輸送を妨げる要因にもなっているのです。

    そのため、許可が下りるまで待っていると仕事にならない、すべてのルートで許可を得るのが難しいなど、違法とは理解しながら許可無しで運行している事業者も少なくありません。事業者側としては、トレーラーなど特殊車両を納車したら早急に運行させたいでしょうが、ここで違反をしてしまうと厳しい処置だけでなく、社名が公表されるなど社会的な影響も強く受けてしまうため、事業継続に影響を及ぼしかねないのです。

     

    特殊車両通行許可制度と申請方法

    特殊車両とは、車両の構造が特殊な車両、あるいは輸送する貨物が特殊な車両を指します。具体的には、幅・長さ・高さ・総重量のいずれかが一般的制限値を超えたり、橋、高架の道路、トンネル等で総重量または高さが制限値を超えたりする車両のことです。

    近年、車も運搬される貨物も大型化して重量も重くなっています。これらの車両によって道路がこわされる事故が増えたため、道路法第47条の2第1項にてこの制度が定められました。

    道路法に基づく一般的制限値

    2.5m以下
    長さ 12.0m以下
    高さ 高速・指定道路:25.0

    その他の道路:23.8m以下

    総重量 高速・指定道路:25.0t

    その他の道路:20.0t

    軸重 10.0t
    隣接軸重 18t: 隣り合う車軸の軸距が1.8m未満

    19t: 隣り合う車軸の軸距が1.3m未満、かつ隣り合う車軸の軸重が9.5t以下

    20t: 隣り合う車軸の軸距が1.8m以上

    輪荷重 5.0t
    最小回転半径 12.0m

    上記の一般的制限値で一つでも超えているものがあれば、特殊車両通行許可が必要です。また、重さは荷物を積んだ状態での重さですので注意してください。さまざまな形の車両がありますが、一般的には次のような車種が該当するとされています。

    ・車両の構造が特殊な車両
    車両の構造が特殊なため一般的制限値のいずれかが超える車両。たとえば、トラッククレーン等自走式建設機械、トレーラ連結車の特例5車種(バン型、タンク型、幌枠型、コンテナ用、自動車の運搬用)のほか、あおり型、スタンション型、船底型の追加3車種のこと。
    ・貨物が特殊な車両
    分割不可能のため、一般的制限値のいずれかを超える建設機械、大型発電機、電車の車体、電柱などの貨物のこと。

    申請方法

    上記の一般制限値を超える車両で道路を走行するときは、車両の諸元と積載物の内容、通行経路、通行の日時などを所定の書類に記入し、道路管理者に特殊車両通行許可の申請を行います。申請は必ずしも運送業者が行わなくてはならないという決まりはなく、荷主(発注者)が申請することも可能です。申請する場所は国道事務所や地方自治体の道路管理者など、走行する道路によって異なります。申請の際は国道事務所(または河川国道事務所)に問い合わせて確認をしてください。

    申請の手段はインターネット経由のオンライン申請、CD-ROMの申請、手書きでの申請、3つの手段がありますが、個別審査がない場合は許可証発行までの期間が短縮されることや手続きの簡素化を考え、オンライン申請がベストです。

    申請に必要な書類

    申請は次の書類を作成して提出します。

    ・特殊車両通行許可申請書  一部
    ・車両に関する説明書  二部
    ・通行経路表  二部
    ・経路図  二部+申請車両数
    ・自動車検査症の写し  一部
    ・包括申請(※)の場合は車両内訳書  二部+申請車両数

    ※包括申請とは、申請車両台数が2台以上の申請をいいます。ただし、車種、通行経路、積載貨物および通行期間が同じものでなければなりません。片道ごとに二つの申請とする場合は、積車状態(往路)と空車状態(復路)でそれぞれ審査され通行条件が付されます。この場合、両方の許可証を車両に携帯しなければなりません。

    オンライン申請は電子申請のため車両携行書類以外は出力する必要はありませんが、作成内容を確認するときなどを考慮し、すべての申請書類を出力することをオススメします。

    申請時に必要な手数料

    申請時には手数料が必要です。この手数料は、関係する道路管理者への協議等の経費で実費を勘案して決められています。その額は、国の機関の窓口では200円(1経路)、県の窓口では、条令によって多少異なる場合があります。1経路は片道のみですので、往復で2経路、という計算になります。

    たとえば、6つのルートを往復申請する場合、申請経路数は12経路として扱われます。手数料は次のように計算します。

    【申請車両台数が4台のとき】
    4台×(12経路)×200円=9,600円

    審査にかかる期間

    審査は走行する道路や車両によって内容が異なるので、道路情報便覧を基に重量、幅、高さ、走行する道路の状況などについて実施されます。

    標準の処理期間は新規申請及び変更申請の場合が3週間以内、更新申請の場合は2週間以内とされています。しかし前述しましたように、現在は申請が増えているためこの期間内で完了することはほぼありません。

    中にはインターネットで混雑状況が把握できる機関もありますので、全国の国道事務所などの混雑状況を把握して混雑の少ない国道事務所などに申請を行うことが、許可取得への近道になる場合もあるようです。

    許可を取らずに走行すると…重い罰則を受ける

    特殊車両通行許可制度による違反行為

    違反行為には、無許可で運行する、許可を得ていない経路を運行する、許可を受けた限度以上の荷物を積んで運行する、などがあります。違反を繰り返し行うと、行政指導で国道事務所に呼び出されたり、国土交通省のホームページで社名と指導内容が公表されたり、せっかく取得できた特殊車両通行許可の取り消しが行われます。

    また、特殊車両の運行許可がなかったり、許可条件に反して特殊な車両を通行させたりしたドライバー、または道路監理員の命令に違反したドライバーには、罰則が定められています。この罰則は、違反したドライバーだけでなく、事業者にも同じように科されるものです。国土交通省のサイトでは罰則を次のように記されています。

    1. 車両の通行が禁止または制限されている場合、これに違反して通行させた者、許可条件に違反した者は
      6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金(道路法第103条第4項)
    2. 道路管理者または道路監理員の通行の中止などの命令に違反した者
      6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金 (道路法第103条第5項)
    3. 車両の幅、長さ、高さ、重さ、最小回転半径などで制限を超える車両を道路管理者の許可なく通行させた者、または許可条件に違反して通行させた者は
      100万円以下の罰金 (道路法第104条第1項)
    4. 特殊な車両を通行させるとき、許可証を備え付けていなかった者は
      100万円以下の罰金(道路法第104条第2項)
    5. 車両の幅等、個別的に制限されている道路に車両を通行させて、通行の中止、総重量の軽減、徐行などの道路管理者の命令を受けながら、それに違反した者は
      50万円以下の罰金(道路法第105条)
    6. 法人の代表又は法人若しくは人の代理人、使用人その他従業者が、違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人または事業主に対しても同様の罰金を科する(道路法第107条)

    上記6にも記載がありますが、取り締まりを受けたのはドライバーだから事業者側は関係ない、という意見は当然ながら通用しません。罰則条項には両罰規定が設けられているので、特種車両通行許可を受けずに走行すると、ドライバーと事業者側どちらにも罰則規則が適用されてしまうのです。

    違反が続けば、上記のような行政的な罰則だけでなく、事業者は様々なデメリットを受けることになります。それは単なる罰則だけではなく、社会的な信頼性を失うということです。

     

    ドライバーと企業、どちらにも知識と意識づけを

    特殊車両通行許可制度について説明しましたが、許可を取得したら終わりではなく、事業者や運行管理者は日々の運行管理の中でドライバーに対してしっかりとその知識の伝達や指導を行っていく必要があります。万が一、申請したルートをドライバーが認識していなかったら取締の対象になってしまうかもしれませんし、大きな事故につながる可能性も0ではありません。そして事業者や運行管理者はその責任を負わなくてはならないのです。

    より高度な車両管理を行うためには、「SmartDrive Fleet」のような走行データを自動取得できるツールを活用し、申請ルートと実際の走行データをつけあわせて確認やアドバイスをするなどして、日々、ドライバーへ働きかけることが大事です。そうすればドライバーも制度について理解を深めるので、未然にルール違反を防ぐことができます。

    SmartDrive Fleetでは走行データだけでなくドライバーの運転の癖も可視化することができます。ですので、ルール違反を未然に防止するだけでなく、危険運転を防止するための安全運転対策にも役立ちますので、結果として交通事故への処理費用の削減や車両保険料の削減といったプラスの効果も大いに期待することができるのです。ドライバーと事業者、両者の安全と安心、そして企業の成長を考えて、ぜひご検討のうえ、ご活用ください。

    SmartDrive Fleetの資料は、ぜひこちらから資料請求ください。

  • 【業種別】GPS搭載の動態管理システム活用事例

    【業種別】GPS搭載の動態管理システム活用事例

    普段の生活の中では、GPS機能はスマホやタブレットの地図上で簡単に目的地検索ができる非常に便利なものと、いうイメージを持っている方が多いかもしれません。

    しかし、社用車にGPSを取り付けると聞くと、「会社から逐一、行動を監視されているみたいでいやだなあ」というネガティブな意見が多く聞こえてきます。実際には“会社だけ”にメリットがあるのではなく、スタッフや取引先のお客さんなどにもたくさんのメリットがあるのです。

    この記事では、業種ごとにどんなメリットや活用方法があるのか、事例を交えながらご紹介します。

     

    無数の使い方ができるのが、GPS動態管理の魅力!

    大きくまとめると、GPS動態管理では次のようなデータが取得できます。

    • 社用車が今、どこを移動しているのか(位置情報の取得)
    • 社用車がどのようなルートを走ったのか(運行ルートの取得)
    • 社用車がどういう運転をして目的地まで行ったのか(安全運転診断)

    走行時間やルート、荷待ち時間がデータで取得できれば、日報作成や勤怠管理が簡単に行えるのでドライバーの操作負荷が軽減されます。

    また、通行実績のある路線情報や道路交通情報を用いれば、迂回路や通行止めなどの通行規制情報を地図上に可視化することも可能です。運行管理者は、この情報をもとに適切な運行判断と指示を行えるので、ドライバーは危険箇所を事前に理解し回避することができるのです。

    ただ、GPSのメリットはそれだけではありません。

    昨今、企業だけでなく、国全体の問題として働き方改革への取り組みが提唱されています。国が目指すのは、少子高齢化が進む中でも、「50年後も人口1億人を維持し、職場・家庭・地域で誰しもが活躍できる社会」。

    具体的には、長時間労働を減らすための労働環境の改善や業務の効率化による労働生産性向上が掲げられていますが、働き方改革に取り組んでいてもいまいち効果が得られていないという企業が多いようです。

    業務の効率化には、一方的にルールを決めて実行するのではなく、まず現状を理解し、改善策を考えて実行に移す、を繰り返していかなくてはなりません。そこにGPSの動態管理があれば行動や状況が見える化し、データとして蓄積していくことで、業務改善におけるPDCAがまわせるようになります。

    つまり、効果のある取り組みと改善が行えるようになるということです。

    ある企業では、実際にGPSで取得したデータをエビデンスに、個々の裁量に任せた効率的な働き方を導入し、プライベートの時間を充実させることを推奨しています。結果的に残業時間を短縮できたスタッフには、収入を減らすのではなくスマートワーク手当を支給しているといいます。これは、働き方改革の取り組みに対する一つの成功事例と言えるでしょう。

    また、日本は地震に大雨に台風と、非常に自然災害が多い国です。2018年も大阪北部の震災、九州や中国地方での歴史的な大豪雨、今世紀最強とも呼ばれた台風21号の上陸、そして北海道の大地震と、立て続けに大きな災害が起きています。テレビでも大きなトラックが転倒したり、家の瓦や店の看板が飛んでいったり、驚くような光景を見た方も少なくはないではず。こうした自然災害は偶発的に起こるため、場合によっては運行中のトラックやバス、営業車が就業中に被害に遭うことも想定できるでしょう。

    そうした時でも、GPSが搭載されていればすぐに位置情報や安否確認が取得でき、災害時の対応を迅速に行うことができます。つまり、ドライバーやスタッフの安全を守るためのツールとして力を発揮してくれるのが、GPSの役割でもあるのです。

     

    業界別で見るGPS動態管理の活用事例

    実際、各業界ではどのように活用されているのでしょうか。実際に利用している事業者からの声をもとに、業種ごとに活用事例をご紹介します。

    運送業の活用事例

    物流を支えている運送業。近年はインターネットの普及によってネット通販の利用者が大幅に増加し、配送業の需要は右肩上がりになっています。しかしその煽りを受けて、配達と再配達が大幅に増加し運送業界全体に長時間労働が蔓延しています。

    さらに、ドライバーの高齢化や人手不足など、運送業の働き方改革派社会問題にまで発展。そんな運送業界では、主に労働環境の改善や業務の効率化、ドライバーの安全運転を目的として導入されているケースが多いようです。

    ・「いつ・どこに・どんな状況であるか」が即時にわかるため、納品先のお客様からいつ頃荷物が到着できそうか問い合わせをもらった時にもすばやく回答が返せるようになった。導入前は「確認します」という曖昧な回答と連絡のやりとりの多さで時間がかかっていたが、到着目処をしっかり伝えることができるので信頼性を担保できている。

    ・悪天候や渋滞状況、工事による通行止めなどの迂回状況が管理画面上で確認できるから、本部から回避策や最善の方法をドライバーに指示し、安全に到着するまで支援できる。自然災害は予期せずして起きるものだが、ドライバーの位置情報がわかれば、その時々で的確な指示出しができるし、場合によっては近くのスタッフが助けに向かえることも。

    ・毎日配送ルートの作成に時間を割いていたが、走行経路が記録されるので無駄な走行を把握し、最適なルートを割り出せるようになった。自動化されることでルートの効率化によって生産性も向上し、結果的には労働時間を短縮することに繋がっている。

    ・リアルタイムで運行中の速度超過や経路外の走行を把握できるので、すぐに注意して事故を未然に防いだ。

    ・「走行データが可視化される」ことがドライバーの気を引き締めている。急いでいたり、苦手なルートがあったりして危険な運転挙動が見られたら、ルートの見直しやドライバーへの安全運転指導など、的確な改善策を考えることも。GPS搭載の動態管理は、事故の予防対策ツールとにもなっている。

    ・事務的な作業も多いドライバーにとって、一日の仕事終わりに手書きで日報を作成するのはなかなか骨の折れる作業。自動で作成できる運転日報は、義務化された荷待ち時間や休憩時間の記録も行えるため、細かな労務時間の管理ができるようになった。ドライバーの疲労感や健康状態も見えてくるので、業務配分や配送ルートの見直しをしている。

    ・空いているトラックと荷物のマッチングがすぐに行えるので、単純に業務効率が上がった。また、無駄な配車がなくなるのでコストの削減にもつながっている。

    建設業の活用事例

    建設現場は資材の搬入のため、資材を積んだトラックがいくつも運行しています。時間単位で仕事をしているので、到着が遅れてしまうと作業がとまってしまうことに…。そのため、リアルタイムでの車両管理が非常に重要になってくるのです。

    ・建設現場へは資材をたくさん積んだダンプや大型トラックが到着するが、基本的に走行するのは一般道路。そのため、安全面には十分気を遣う。工事中で道が狭くなっているなど、走行に危険な箇所がわかれば即時に注意を促せるので、近隣の人やドライバーの安全を守ることができる。

    ・資材や建材の到着時間が気になる場合も、車両の位置がわかるので到着予定時刻が把握できるので効率よく作業が行える。

    ・トラックが現場に近づくと、誘導係が準備しなくてはならないが、位置情報がわかれば無駄な時間を作ることなく作業ができる。

    ・広い施工範囲でも、重機や資材を積んだトラックの位置がわかると連絡がスムーズ。適切な配車が行える。

     

    介護業界の活用事例

    高齢化が進む中、在宅医療やオンライン診療を実施している医療機関、在宅介護の利用者も増えつつあります。介護の需要は増加しているものの、介護報酬のマイナス改定などの影響を受けて事業者の経営の悪化や倒産が相次ぎ、介護施設や事業者の不正請求や虚偽報告が後を絶ちません。そんな中、少ない人数でも医療のケアが行えるよう、介護や医療現場で動態管理が取り入れられています。

    ・車両/スタッフの位置を地図上でリアルタイムに把握できるので、業務の効率化と適切なスタッフの配置が可能になった。

    ・患者さんや要介護者から緊急の問い合わせがあったときも、一番近くにいる車両とスタッフがわかるので、即時、現地へと向かわせることができている。緊急時は特に助かっている。

    ・介護スタッフがスケジュール通りに巡回しているかをリアルタイムで確認している。そのため、もし、なんらかの事情で遅延が発生しても、別のスタッフとスケジュールを交代するなど臨機応変な対応ができるので、患者さんから心配されることがなくなった。

    こちらの記事もぜひご参照ください。
    介護事業所の不正請求はITのチカラで解決できる?
    拡大する訪問医療は動態管理がサポートする

     

    卸売業をはじめとする営業車両の活用事例

    MR(医療情報担当者)やOA機器代理店などの営業スタッフには、業務の中で車両での移動がほとんど、という方も少なくありません。車を運転する時間が長くなれば長いほど事故へのリスクも高まりますし、安全運転を周知させたい企業も多いのではないでしょうか。

    しかし、本社と離れて業務を遂行しているので、スタッフがどういうルートでどのようなステータスかを把握するのは簡単なことではなかったりします。

    GPS動態管理であれば、リアルタイムでの位置情報からステータスの詳細、また、業務情報として訪問先の一覧を表示したり、訪問先を地図上にマッピングしたりすることもできるのです。

    ・走行ルートと行動履歴が明確になるため、業務の効率化ができるようになった。また、これによってスタッフ一人ひとりの正当な評価も行えるように。

    ・訪問エリアの割り付けや配送状況、日報や運行情報の出力などの業務をまとめて自動で行うことができるので、事務作業の時間が減った。その分、生産性も向上している。

    ・GPS動態管理から急発進、急停止などの危険運転が取得した時は、アラートを出して注意喚起させるようにしている。走行距離が長かったり、危険運転発生地点には表示をさせたりなどして、車両とドライバーの安全走行を支援している。

    ・運行データが残るので、一人ひとりに的確な安全運転教育ができ、事故率が下がった。

    こちらの記事もぜひご参照ください。
    MRの安全運転を加速させる動態管理システム

     

    GPSで車両管理から安全運転までをオールインワンで解決

    GPSで取得できるデータを活用した社用車の車両管理システムや動態管理システムは様々な会社から提供されています。

    弊社、株式会社スマートドライブが提供している「SmartDrive Fleet」もその1つです。GPSリアルタイム動態管理を含め、ドライバーの勤怠管理や運転日報の自動作成、ドライバーごとの安全運転診断スコアリングなど、安全運転や事故防止につながる多くの機能を搭載しています。

    先日、運送業様向けに「乗務記録機能」をリリースしましたが、今後も新機能を随時アップデートしていく予定です。大掛かりな車載器の購入や複雑で費用のかかる取り付け工事は一切ありません。手のひらサイズのデバイスを車に装着していただくだけで利用を開始できる手軽さもオススメポイントです。

    営業スタッフや配送ドライバーの運転や行動を可視化・把握したいという事業者はもちろん、社用車をより効率的に管理したり、事故を削減して修理代や保険料を少しでも抑えたいというニーズがある場合は、ぜひこちらから資料請求くださいませ。

    実際に効果を検証いただくことで、導入への不安を解消できればと思います。

  • 行動監視だけではない!社用車をGPSで管理することの価値

    行動監視だけではない!社用車をGPSで管理することの価値

    本記事は2017年4月18日に投稿した記事内容に加筆・修正を行い再編集しています。

    今やGPSは様々な場面で活用されるようになり、私たちの生活に欠かせないものになりました。その中で、「社用車(営業車)にGPSをつける」という活用方法があるのをご存知でしょうか。

    会社側にとっては、外回りをしている社員がどのような行動をしているか気になるはず。そんな時にGPSを社用車につけることで、クラウド上でその様子を把握することができるのです。

    一方で運転をするドライバーの中には「行動を監視されているみたいで嫌だな」と感じる人もいるでしょう。実際にインターネットで検索してみると、営業マンを監視するためにGPSをつけたという記事や、社員を常時管理することについて是非を問う投稿もありました。

    しかし社用車にGPSをつけ、それをシステム上で管理することで得られるメリットは多く、「社員を監視・追跡する」という目的にとどまりません。

    今回はどのような効果があるのか、具体的に紹介していきます。

    社用車にGPSをつけると、なにがわかるのか?

    そもそも社用車にGPSをつけるとどんなことがわかるのでしょうか。得られるデータの一例をあげてみましょう。

    • 社用車が今、どこを移動しているのか(位置情報)
    • 社用車がどのようなルートを走ったのか(運行ルート)
    • 社用車がどういう運転をして目的地まで行ったのか(安全運転診断)

    このようなデータから、社用車を使用した社員の行動が把握できるのです。

    たとえば走行時間やルートを社員の日報や勤怠管理に役立てたり、安全運転診断をもとに運転成績状況を把握したり安全なドライバーのための報奨制度をつくったり、急ブレーキや速度超過の履歴から危険運転になりやすい「ヒヤリハットマップ」などを作成し共有することができるようなサービスを提供している会社もあります。

    社員はどう思う?

    社用車にGPSをつけると様々なデータを得られることは確かですが、社員への説明が難しいなと思う方もいらっしゃるでしょう。

    例えば営業担当者は「常に行動を監視されていて息苦しい」と感じるかもしれません。外出中、適度に休憩を取っている場合も多いので、監視されることでかえってストレスがたまり仕事に支障をきたすようなことがあれば本末転倒です。

    しかし社用車にGPSをつけることは社員の行動を把握すること以外にも様々な効果があります。それについてきちんと把握し、社員にも丁寧に説明することで会社全体の業務改善や生産性の向上に役立つ可能性も。結果として社員の働き方や待遇を変えることができれば、社員にもメリットがあるのです。

    この後、会社・社員・取引先それぞれの立場におけるメリットに関して見ていきましょう。

     

    1. 会社としてのメリット

    では社用車にGPSをつけることのメリットとはどのようなものが考えられるのでしょうか。

    人件費、ガソリン代など経費の削減

    常に経路を記録することで、無駄のないルートで取引先を回れるようになります。その結果、訪問にかかる人数を減らしたり、ガソリン代を節約できるなどの効果が見込めます。

    安全運転促進により事故減少 → 修理代や保険料の削減

    ドライバーが自身の運転が可視化されていることを意識することだけでも事故抑制効果があると言われていますが、それに加えて安全運転が報奨の対象になるなどの社内制度を組み合わせると、事故をさらに減らすことを見込めます。かつ、事故が減れば当然毎月の修理代も削減でき、保険料が高くなってしまうのも防ぐことができるので、事業者側としても大幅なコスト削減が見込めると言えそうです。

    効率的な走行ができるので生産性が向上する

    社用車の走行ルートを記録し、管理することでより効率的なルートを考えることができるので、業務生産性の向上が見込めます。

    日報の自動作成

    また、社用車が走ったルートをシステムと紐づけることで日報を自動的に作成してくれるサービスもあり、 日報の作成や管理にかかるコストの削減を期待できます。

    総務の社用車管理業務の簡略化

    社用車の走行ルートを記録してその結果からエンジンオイル交換時期や、タイヤ交換、車検時期などを知らせてくれる機能を持つサービスも存在します。

    この機能を使えば、総務部門の社用車管理業務を簡略化することができ、それにかかる人材を他の業務にあてることができます。

    余剰車両の精査や車両保有台数の適正化

    社用車を会社として管理する場合、車両の管理費が会社の経費としてかかってきます。数が適正数なら問題ないのですが、あまり使っていない社用車を会社として管理するのは経費の無駄です。

    走行ルートや使用頻度をシステムとして管理することができれば、余剰車両を精査することができます。

    2. 取引先に対するメリット

    配送業などの業種の場合ですが、社用車にGPSを取り付け管理システムを導入することで取引先に対してもメリットを提示できる可能性があります。

    マップ機能を共有することにより、荷物の現在位置を共有できる

    取引先の荷物を配送する際に、今その車がどこにあるのかという情報を共有することで、取引先に安心感を与えることができます。また、大体の到着時間も想定できることから、単純に座して待つのではなく、到着想定時間までは他の作業に取り掛かることもでき、作業の効率化に役立ちます。

    集荷依頼への対応がスムーズに行える

    取引先からの集荷依頼を受けた場合に、社用車が今どこを走っているのかをすぐに把握することができれば迅速に集荷に向かうことができ、取引先の顧客満足度が上がる可能性があります。

    3. 使用する社員のメリット

    社用車をシステムで管理することは、使う側の社員にもメリットがあります。

    運転日報の簡略化、自動化

    取引先への訪問報告などを行なっている場合、GPSによる記録からボタン一つで日報や訪問報告書を作ることも可能なため、デスクワークの軽減を図ることができます。

    訪問計画の自動作成

    蓄積された社用車のGPSデータから、月ごとに作成する取引先への訪問計画などを自動で作成してくれる機能をもつサービスもあります。

    この機能を使えば煩雑な訪問計画を作る手間を省けます。

    勤怠管理システムの活用

    社用車のGPSデータをそのまま勤怠管理システムと紐づけることで、訪問先からそのまま社用車で直帰したり、自宅から訪問先に直行したりといったことができるサービスもあります。

    事故が起こってしまった場合に備えて

    社用車をたくさん活用する事業者にとって、完全に無事故で事業を行なっていくことは簡単ではありません。どんなに気をつけていてもある程度の確率で起こってしまうもの。そんなとき、車両管理システムが入っている車であれば、事故現場もすぐに特定でき、自動で会社や保険会社・ロードサービスにGPS情報ごと連絡がいくため、万が一ドライバーが自分で通報できないような状況の時でさえもタイムリーに救助対応が可能になります。

    GPS車両管理から安全運転までをオールインワンで提供

    GPSで取得できるデータを活用した社用車の車両管理システムや動態管理システムはいくつか存在しています。

    弊社が提供している「SmartDrive Fleet」もその1つ。月額2,480円から、GPSリアルタイム動態管理を含め、ドライバーの勤怠管理や運転日報の自動作成、ドライバーごとの安全運転診断スコアリングなどを備えています。

    取引先に荷物の現在地を地図上でリアルタイムに共有したり、事故の際の自動連絡等の機能はまだ提供されていませんが、今後随時新機能が追加されていく予定です。また、大掛かりな車載器を購入したり、取り付けが複雑で工事が必要だったりするものは一切なく、手軽に小さいデバイスを手で車に装着していただくだけですぐに使っていただくことができる、導入が手軽なクラウドベースの車両管理サービスです。

    営業スタッフや配送ドライバーの運転や行動を可視化・把握したいという事業者はもちろん、社用車をより効率的に管理したり事故を削減して修理代や保険料を少しでも抑えたいというニーズがある場合には、ぜひこちらから資料請求いただければと思います。

  • 法人向け通信型ドライブレコーダーのメリットとオススメ機種5選

    法人向け通信型ドライブレコーダーのメリットとオススメ機種5選

    車やスタッフ一人ひとりの安全を守るために、そして願わぬ交通事故を防止するためにも、営業車にドライブレコーダーを装着する企業も増えてきました。

    ドライブレコーダーには、ワンセグやカーナビなどたくさんの機能が搭載された「多機能型」から事故発生時のみ撮影する「衝撃感知型」、スマホと連携できる「Wi-Fi搭載型」、盗難防止に役立つ「駐車監視機能型」など様々な種類がありますが、最近はテレマティクスサービスを組み合わせた「通信型」に注目が集まっています。

    今回は法人向けの通信型ドライブレコーダーの特徴とオススメの機種をご紹介します。

    法人向けの通信型ドライブレコーダーの特徴

    通信型のドライブレコーダーはリアルタイムでの映像を記録するだけでなく、事故を分析・安全運転教育へとつなげる機能が充実しているため、次のようなメリットが得られます。

    ・事故を予防することができる
    ・リアルタイムな映像確認により動態管理も一緒に行える
    ・一人ひとりの運転スキルを把握し、的確な指導を行うことができる

    一般的なドライブレコーダーは、事故が起きた時に原因を把握したり証拠として提出したりするために利用されることが多いのですが、通信型はリアルタイムで走行状況を取得できるのが大きな特徴です。今どこにいるのかという位置情報がわかるだけでなく、危険運転情報を取得したら警告を鳴らしてドライバーと管理者に伝え、未然に事故を防ぎます。危険挙動を含む1日の走行状況はデータとして蓄積し、解析技術によってドライバー人ひとりの運転の癖やヒヤリハットの多い場所を割り出すことができるので、適切な安全運転指導を実施できます。

    つまり、通信型ドライブレコーダーの一番のメリットとは、事故後に証拠動画として提出する動画を記録できるだけでなく、カメラから得た車内外の情報とデータによって事故の防止や安全運転への意識向上を目指すことができるということです。法人における交通事故は、車単体の事故としてだけでなく、会社の社会的信用の問題や世間一般のイメージダウン、加えてお見舞い対応など多大なコストや手続きが発生します。法人の安全管理者においては、事故後の対応はもちろんですが、いかに事故を防ぐことができるかというのが大きな課題となっています。

    安全運転指導は事故があった時にするのではなく、日常的に行うことで効果が変わります。取得した映像でドライバーの危険挙動を確認しながら「こういう場所は横からの急な飛び出しが多いと考えられるから、こう対応したらどうだろう」「長時間運転しているのでもっと休憩を多く取ろう」など、互いに認識を合わせながら指導を行うことができるでしょう。

    ドライブレコーダーやデジタコを活用した安全運転指導については、ぜひ「運転診断から読み解く — 個々のドライバーの課題に応じた安全運転教育を」も参考にしてみてください。

    通信型ドライブレコーダー5選

    それでは、具体的にオススメのドライブレコーダーを見ていこうと思います。各社製品はそれぞれ強みの違いなどもありますので、そのあたりはニーズに応じて検討していただくのが良さそうですね。

    ■デンソーテン「G500Lite」

    出典 :G500Lite

    「ドライブレコーダーを導入したのにあまり効果が見られない」「専門知識を持った運行管理者がいない」そんな悩みを持つ企業にオススメなのがデンソーテンの「G500Lite」です。

    安全運転管理テレマティクスサービスを搭載しているので、急ブレーキや急ハンドル、車両のふらつきや前方車両との距離間など、高精度で捉えた運転状況をクラウド上のサーバーに自動収集し、一人ひとりの運転の癖や特性を割り出します。そして蓄積された運転データを基に、各ドライバーが改善すべき項目と目標値の推奨値を自動で設定するなど、安全運転の計画からe-Learningを使った安全運転教育まで行うことができるのがポイント。

    どういう運転が事故に繋がりそうか、危険運転の挙動やヒヤリハットが起こったような地点がどういうところなのかなどが可視化されるため、そういったデータをもとに事故防止に役立てることができます。また、事故発生の可能性があるような強い衝撃を検知した時には、すぐに管理者にメールで緊急通報が届くので、ドライバーへの迅速なフォローアップが可能になります。簡易運転日報の出力も簡単にできるので、ドライバーの業務短縮も可能です。

    安全運転への意識づけと運転スキルの向上、両方を高めるPDCAシステムで効果的に事故ゼロを目指したい企業にオススメです。

    【主な機能】安全運転診断、教育効果確認、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載、ふらつき/車間距離記録・分析、ヒヤリハット画像自動解析など

    ・公式URL:https://www.denso-ten.com/jp/biz-recorder/g500lite/index.html

     

    ■ドコモ・システムズ「docoですcar safety」

    ドライブレコーダー TMX-DM02A
    出典 : docomo TMX-DM02A

    無線通信サービス最大手NTTドコモのグループ会社・ドコモ・システムズは、高速かつ安定した通信ネットワークを活かして、「docoですcar safety」というサービスを提供しています。

    一般的なドライブレコーダーはSDカードを挿入するものが多く、車が帰庫してから管理者が映像をチェックしなくてはなりません。「docoですcar safety」であれば、ドライブレコーダーとスマホ、どちらからでも高速LTE回線経由で危険運転の映像を即時に再生することができます。危険運転が見つかった時はインデックスをつけてクラウドにアップロード。数値とグラフでまとめられた運転診断レポートはインターネット経由で可視化されるため、ドライバー本人も客観的に自分の運転を確認できます。大雨や雪などで悪路の日も、管理者は事務所からリアルタイムで確認ができるので注意喚起を促したり、遅延時の到着時間目安も把握したりしやすくなります。日・月単位で、ドライバーや事業所ごとに運行や安全状況を集計表示する機能や、運転診断と危険挙動件数のランキング機能で安全管理をさらに強化。

    ドライバーの運転習慣や意識が改善されることで、事故の減少に繋がることはもちろん、エコ運転の促進にも繋がるかもしれません。

    【主な機能】日別/月別の運転診断レポート、車両管理レポート、運転診断、危険挙動一覧、運転サポート機能、危険挙動のドライバー通知機能など

    ・公式URL:https://www.docomo-sys.co.jp/products/doco-car/service/safety/

     

    ■UNYSIS(ユニシス)「無事故プログラムDR」

    出典:無事故プログラムDR

    次世代タクシーサービス「smartaxi®︎」やトラック遠隔システム、踏切監視サービスなど、技術を通して様々なサービス展開をしている日本ユニシスは、法事向けに「無事故プログラムDR」を提供しています。

    車内・車外カメラが一体化したドライブレコーダーは、あらゆる「もしも」を想定された設計です。危険運転をリアルタイムで確認できるリアルタイム危険運転通知や危険運転データの閲覧のほか、アイドリングの時間や危険運転の回数といった運転データから安全・エコ運転度を分析。設定していた速度を超えたまま20秒間走行すると、速度超過と認識し記録が残ります。これによって不必要にスピードを出し過ぎるドライバーの設定値を厳しくするなどして早めに危険を回避します。車内カメラを設定すれば車内状況も把握できるため、わき見運転や居眠り運転、スマホ操作による危険運転を防止することもできます。

    車内外で事故のもとになる要因を細かく分析して改善したいという場合に役立つドライブレコーダーです。

    【主な機能】リアルタイム危険運転通知、速度超過記録・メール通知、安全/エコ運転分析、効果測定月次レポート、運行日報・運行経路、車両予約など

    ・公式URL:http://dr.unisys.co.jp/index.html

     

    ■ドライブ・カメラ「Samly(サムリー)」

    出典:ドライブ・カメラ

    タイプの違うドライブレコーダーや車内防犯カメラを販売している株式会社ドライブ・カメラが提供しているのは、通信型ドライブレコーダー「Samly(サムリー)」。

    ハイビジョンWカメラには3G通信機能を搭載され、営業車からトラック、観光バスなど様々な業種に対応しています。防塵・防水・耐熱性になっているので、どんな天候・環境にも左右されることなくしっかり明確に録画ができます。「Samly」が取得した危険運転動画を閲覧するには、別途運輸業向け管理システムを販売しているタイガーの「WEBドラサービス」が必要です。

    このシステムによって様々な運転状況をクラウド上で「重大な危険運転」「急減速」「急加速」「急ハンドル」「速度超過」など11種類の動画に自動分類するので、シーン別での安全運転教育が行えるようになります。また、衝突防止システムと連携させれば、前方車両との車間秒数が近い場合や衝突しそうな場合、車線を逸脱した場合など、様々な危険動画を抽出しつつ、警告音でドライバーに通告して未然に事故を防ぎます。赤外線LED搭載なので夜間の走行もしっかり録画。状況やシーンごとに細かく運転指導をしたい時に活躍してくれるでしょう。

    【主な機能】IP67防水・防塵構造、赤外線LED搭載、危険時に警告する音声ガイダンス、危険運転の自動分類、ハザードマップ作成など

    ・公式URL:http://www.drive-camera.co.jp/item/samly/

     

    ■パイオニア「ビークルアシスト」

    出典:ビークルアシスト

    大手電機メーカーのパイオニアが2015年に提供を開始した、業務車両の運行管理・支援を目的としたクラウドサービス「ビークルアシスト」は、カーナビ、ドライブレコーダー、データロガーユニットなど、希望や用途に合わせて自在に選べるサービス。
    シンプルな運用で事故を削減することが目的の通信型ドライブレコーダー「TMX-DM02-VA」は、鮮明な動画で運転状況をお知らせします。

    事故は必ずしもドライバーのミスや注意不足が原因だとは限りません。信号を無視して急に飛び出してきた人を避けようと止むを得ず急ブレーキをかけた、なんてことも考えられるでしょう。このドライブレコーダーは、事故や危険運転が起きたプロセスからその瞬間までを十分に状況把握できるように記録し、原因や要因をしっかり分析できるようになっています。ドライバーが緊急通報ボタンを押せば、管理者には動画とともに通知メールが届き迅速な状況報告が行えるのもポイントです。また、連続2時間の電源オン状態を検知した場合、音声とテキストでドライバーに長時間運転を警告し、リアルタイムで過労からくる危険運転を事前に防止してくれる機能も。様々な観点からあらゆる事故の原因を潰す機能が満載。危険運転の内容は都度、音声で伝えられるので、ドライバーの学習度を高めたい時にぴったりかも。

    【主な機能】動態管理、登録地点管理・送信、日報作成、集計レポート、危険挙動メール送信、車両予約、軌跡管理など

    ・公式URL:http://pioneer-carsolution.jp/cloud/tmx-dm02-va/

     

    通信型ドライブレコーダーの活用で事故を防止しよう

    運転歴が長くなってくると、「ちょっとくらいいいだろう」という過信から事故につながることは少なくはありません。また、新人のドライバーであれば、経験不足からくる自信のなさや操作ミスが事故の原因になりやすいことがわかっています。この世うに、ドライバーは個々に特性が違うものです。事故の防止の第一歩として、管理者はドライブレコーダー映像からドライバーの危険運転に気づき、共有することが安全運転意識を高めて行くのではないでしょうか。交通事故の削減に向け、今回紹介した通信型ドライブレコーダーを活用してみてくださいね。

  • 物流センターの役割とこれからのイノベーション

    物流センターの役割とこれからのイノベーション

    物流は生産したモノを生産者から消費者の手元に届ける、私たちの生活や経済の成長にとってなくてはならないものです。その物流を支えているのが倉庫や物流センターといった施設。物流の拠点となる物流センターは、一体どのような役割を担っているのでしょうか?

    物流センターとその役割

    以前のエントリーで倉庫についてお話ししましたが、倉庫と物流センターにはどのような違いがあるのでしょうか。

    最近では作業の効率化やコスト削減などが見直され、より戦略的な物流への関心が高まっています。荷捌きや荷物の積み下ろしなど、貨物を一時保管し仮置きするための場所を倉庫と定義されていたところ、保管だけでなく作業を行うヒトや荷物の移動をする車、搬送機などが出入りするようになり、ロジスティクス(物流の一元管理・最適化)の高度化を担う場所として「物流センター」と呼ばれるようになりました。

    物流センターは主に、

    ・商品保管による生産と消費の時間差を調整する

    ・迅速な出荷と納品を行う

    ・流通加工

    ・入荷もとから出荷先へのモノの組み替えを行う

    ・輸配送の効率化

    ・物流まつわる全ての情報センター

    としての機能を持ち合わせています。

    つまり、戦略的な物流の中核にある司令塔として、高度な情報システムを備え、流通加工などの業務を迅速かつ正確に無駄なく行い、物流全体のプロセスを最適化する場所。それが物流センターだと言えるでしょう。

    市場への商品供給を円滑に行うことを目的として、「適切な商品を適切な場所に、適切な時間で適切な条件で適切なコストで供給」することが戦略的な物流であるとすると、物流センターの役割は「リードタイムの短縮、品質の向上、商品管理の向上、トータルコストの削減など多岐に渡ります。

    物流センターの種類と特徴

    物流センターにはいくつか種類があります。それぞれの特徴と役割を見ていきましょう。

    TC(トランスファーセンター)

    在庫の保管を行わず主に仕分けや荷物の積み替え、配送を行う「通過型」物流センターのことを指します。

    運ばれてきた荷物は保管されず、開梱し直接仕分けされ、加工の上納品先へと配送されますので、小ロットで仕入れができて在庫リスクは少なくなりますが、購入時のコストはDCに比べて高くなる場合もあります。また、発注から納品までのリードタイムがDCと比較すると長くなる可能性も。

    DC (ディストリビューションセンター)

    在庫を保有することを前提とした「在庫型」物流センターをDCといい、センター内で在庫として保管している商品を、店別・方面別に仕分けして店舗などに納品する機能を持っています。

    DCは商品を仕入先から一括で購入するのでコストメリットが出やすくなり、倉庫に在庫を持っているため必要な際に迅速に手配することができ、納品も早くできるのが特徴ですが、一方で在庫リスクを負わなくてはなりません。

    TCと比較すると入荷、格納、ピッキング、検品、梱包、出荷と作業が多く、それに伴うラックや棚、伝票発行時に必要な端末や空調設備など、必要となる設備が多くなります。

    PDC(プロセスディストリビューションセンター)

    鮮魚や精肉の加工、部品の組み立てや設置といった高度な加工が行える設備が整い、準工場化された機能を持ち合わせている在庫型物流センターをPDCといいます。商品の加工を行うことで付加価値つけることができますが、品質を保つために防塵や温度管理、生産ラインといった設備や労働力が必要。

    主にスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに納品を行う物流センターで、生鮮食品の扱いが多く、高度な商品管理が求められます。

    配送センター

    エリア内の配送、トラック輸送を担う拠点のこと。

    デポ

    配送のための小型拠点をこう呼んでおり、卸売業やデパートの宅配を指すことが多いようです。

    最新物流倉庫は、環境・防災設備が整っている!

    国内には三菱倉庫や住友倉庫、三井倉庫に安田倉庫などを始め、多くの物流倉庫企業が各地域に様々な施設を構えています。特に地震や台風など自然災害の多い国内の物流施設では、環境や防災に考慮した最新の設備が取り入れられているようです。

    出典:SGホールディングス

    2018年6月8日、埼玉県和光市の物流施設「SGリアルティ和光」が日本政策投資銀行(DBJ)の「DBJグリーンビルディング認証」の取得を発表しました。DBJグリーンビルディング認証とは、DBJが施設の環境性能、防災・防犯、省エネ、快適性など、社会的要請に配慮した不動産の普及・促進を目的に開発したスコアリングモデルで、優れた不動産を評価するもの。2018年3月に竣工したばかりのSGリアルティ和光は、最高ランク「5つ星」を取得。

    敷地面積約27,000㎡の大型物流施設は、その広大さから高効率なワンフロアでのオペレーションを可能にしただけでなく、屋根面に最新の自家消費型太陽光発電システムを導入することで環境負荷の低減および自然エネルギーの普及にも貢献。業界初となる最大出力50kWの防災用蓄電設備を設置し、停電時に電力を供給できるようになっています。緊急地震速報システムでいち早く地震の発生を知らせるなど、緊急時の対策に力を入れている最新物流施設です。

    出典:三菱倉庫

    倉庫大手の三菱倉庫も2018年3月26日、自然災害対応と環境負荷に配慮した「災害に強いエコ倉庫」として兵庫県神戸市須磨区に配送センターを竣工しました。太陽光発電設備(300kW)やLED照明を設置することで環境負荷の低減に努めるとともに、免震構造の採用、非常用発電機の設置で大規模災害への対応力を高めています。配送センターを中核とした事業計画は、物流の効率化と環境負荷低減に資するものとして、3月12日付けで物流総合効率化法に定める「総合効率化計画」の認定を受けました。

    住友商事は2016年11月より、不動産事業の”第4の柱”として最新鋭の大型物流施設「SOSiLA」のシリーズを続々と竣工しています。人と物流を繋ぐ物流施設をコンセプトに、流通加工業務と短時間納品への対応、施設持続性と可変性の追求、働く環境の向上といった新たな価値の提供を行っています。現在は関東を中心に4拠点が稼働中。3月に竣工したばかりの「SOSiLA横浜港北」は、庫内作業に適した平均照度300ルクス(LED照明)を確保したほか、共用部に無料Wifiを装備したラウンジやシャワールームを設置し、働く環境の充実を目指した設備が完備されています。

    また、環境へ配慮した取り組みとして、最上階の温熱環境改善を目的に屋上緑化や太陽光発電パネルを敷設し高い遮熱効果を実現しました。都心のカフェのような屋外のテラスは、はたから見ると倉庫だとは思えないほどスタイリッシュで、オフィスビルさながら。

    物流センターには最先端の技術が集結している?

    物流センターはもはやただの「物流拠点」ではなく、その機能や性能が大きく変化し、最先端の建物になりつつあります。

    出典 : GLP

    グローバル・ロジティック・プロパティーズ(GLP)は、都市生活の経済活動を支える重要なインフラとして、高機能かつ環境にも配慮した大型の物流施設を数々と展開しています。2013年に竣工したマルチテナント型の大型物流施設GLP三郷IIIは、環境への配慮と事業の継続性・効率性を実現した最先端の物流施設であることを評価され、2014年に「ULI-Global Award for Excellence」を受賞しました。

    都心より20㎞圏内に位置する地上5階建敷地面積38,901.00㎡を有するこの施設は、免震構造、受変電設備の冠水対策にて地震や洪水からの被害を大幅に軽減し、停電時にはバックアップ電源設備により一部の事務所やセキュリティ、トイレを作動、災害時における事業継続性の確保に最大限配慮した物流センターです。全館にはLED照明と共用部の人感センサーを設置、高断熱屋根・壁材、太陽光発電の採用による省エネ・冷暖房効率を実現し、雨水と節水型衛生機器の利用やヒートアイランド対策、公共交通機関、自転車通勤の利用促進も実施。これらの取り組みによって日本国内の物流施設では初めてで唯一となるLEEDゴールドの予備認証を取得しました。

    2015年より竣工したGLP座間も、旧日産座間工場の跡地に建った延床面積が13万㎡という巨大な最新物流施設。周辺には人口が集積しており労働力確保が容易な立地であることに加え、防災時も事業継続を確保するために外壁には断熱性の高いサンドイッチパネルを使用するなど、BCP対策にも力を入れています。高い断熱性を持つサンドイッチパネルを利用することで倉庫内の温度が外部より高くなることを防ぎ、作業向けの空調設備は不要であるにもかかわらず、働きやすい環境を実現しているとのこと。免震対策や防災センター設置による安全性とともに、入居企業の共有部にはカフェテリアやラウンジなどのソフト面も充実しています。

    ※BCPとはBusiness Continuity Planの略で、災害や事故など不測の事態を想定し、事業継続の視点から対応策をまとめたものです。 自然災害などが発生しても、センター内業務への影響を最小限に抑え、速やかに復旧・再開できるようにあらかじめ策定しておく行動計画がBCP対策です。

    さらに同社は2022年をめどに神奈川県相模原市に日本最大の物流倉庫を開設する予定です。東京ドーム約6個分の大きさに相当する、約29万5000㎡という広大な敷地に1,300億円を投じて6棟の巨大な物流施設を建設、延べ床面積は65万㎡となり、日本最大規模の物流施設となります。

    また、オーストラリアに本社を持つ世界トップクラスの物流会社、グッドマンジャパンは千葉ニュータウンでマルチテナント型物流施設を含む、総合的なビジネスパークの開発を進めています。入居予定テナントの要望に合わせた物流施設のゾーン、High Tech Zoneと呼ばれるデータセンターや軽工場、研究開発が集まるゾーン、さらには近隣住民や従業員が利用できる広場や保育園、宿泊施設やカフェ、レストランなどの商業施設を備えたゾーンなど複数の施設を設け、敷地内に循環バスを走らせると言います。

    もはや物流センターという枠組みを飛び越え、生活に身近な施設としてその存在感を大きくしているようです。

    物流センターにおける課題

    ネット通販の台頭により、活況にある物流業界。日々多くの荷物が納品先へと配送されていますが、交通渋滞は荷物を輸送中の道路に起きることだけではないようです。

    配送料は無料・当日または翌日配送が一般的になり、現在は物流コストの削減が必要とされています。物流センターではコストが最も多くかかるピッキング作業の効率化が改善につながるのではと考えられていますが、出荷頻度に応じた商品ロケーションの設定上、一カ所に作業員が集中しやすくなってしまい、物流センター内でも渋滞が発生し効率が鈍化することも。商品を取り出すために先着の作業員がいれば、手待ちの作業員が列をなしてしまう…。これは作業エリアが狭く、同じ通路に高頻度商品が固まりすぎてしまうことが原因になっています。

    WMSなどの端末を通しリアルタイムの在庫情報などは情報システム上で反映されますが、作業実績は100%わかる訳ではないため、人がピッキング作業の際に移動のため歩く・待つなどの時間までは見える化が難しくなります。さらに物流センターの庫内には、在庫が増え続けモノが溢れてしまう、特定のエレベーター前で渋滞が発生するなど、その他多くの問題が発生しているのです。

    このような問題に対し、物流改善の第一歩になるのは物流センター内の「見える化」だと言われています。「見える化」によって作業状況の見直しや作業中のミスの減少、作業の効率化によるコスト削減が実現すれば、経営から管理、現場、各所において、より戦略的な物流が実現できると考えられます。現在の作業工程を分析して作業手順の見直しやシステムの化の導入を行ったり、作業員の人時生産性を平準化して作業全体の生産性を上げることで作業内におけるムダや人手不足を大幅に改善することが望まれているのです。

    リアルタイムで物流を「見える化」する

    出典:モノフル

    日本GLPのグループ会社の出資により、労働力不足や配送の効率化といった物流業界が抱える課題を解決するための新しいエコシステムを推進する会社として2017年11月に設立された株式会社モノフル。日本GLPはこれまで先進的物流施設を企業に提供して効率的かつ安全な物流オペレーションのサポートをしてきましたが、モノフルは様々な業種の企業と協業することで新たなロジスティクス・エコシステムの構築を目的としています。2018年3月には、テレマティクス向けサービスプラットフォームを提供する株式会社スマートドライブあいおいニッセイ同和損害保険株式会社と業務提携をしました。

    グループ会社の日本GLPが物流施設のデベロッパーとして蓄積した物流業界のノウハウや顧客ネットワークを活用しつつ、スマートドライブが蓄積と分析をしてきた動態管理データを活かし、現在の物流業界が抱える数々の問題を解決するサービスを開発・展開して行く予定です。

     

    まず第一弾にドライバーの待ち時間の実態把握と解消を目的とした物流向け新サービスとして、7月より「SmartDrive Fleet」(スマートドライブフリート)の提供が開始されます。スマートドライブフリートはリアルタイム動態管理や安全運転診断機能に加え、ドライバーの荷待ち時間や休憩時間といった情報を自動で集計する「乗務記録機能」を備えたサービス。つまり、トラックやヒト、モノの動きが個別に「見える化」され、日々の記録・データとして蓄積します。

    そこで蓄積されたデータを分析することで物流センター内外の作業内容をシミュレーションがしやすくなります。つまり、作業のボトルネックや無駄素早く発見するだけでなく、過剰・不足しているスペースや過密している箇所など原因が明確にわかり、具体的な施策や効率的な物流が可能になるのです。

    今後はさらに物流センター内の情報や状況の可視化が進み、オペレーション情報をよりリアルタイムで取得しながら最適化していくことがロジスティクス戦略にとって必要とされていくでしょう。

    輸送ロット、納入頻度、輸配送コスト、在庫維持コストなど、費用を最小限に押さえるにはどのような改善を行うべきか。物流センターのイノベーションは、ひいては物流業界全体のイノベーションにもつながる大きな領域です。倉庫内のロボット化もひとつですが、それ以外にもまだまだやれることはたくさんありそうです。その皮切りとなるのが、今回のテーマのようなオペレーション課題の可視化・データ化なのではないでしょうか。

  • 高速バスや路線バスにも動態管理が必要?

    高速バスや路線バスにも動態管理が必要?

    電車にバスにタクシー。これらは通勤や通学をはじめ人々の生活に欠かない公共交通機関です。特に日本は普段から時刻表通り時間きっちり運行しているため、道路の混雑状況や天候によって予定通りに離発着しない時、利用者がやきもきすることは少なくはないかもしれません。

    位置情報や車両、ドライバーの状況が把握できるため、幅広い業界の様々なシーンで活用できる動態管理は、利用者と事業者に対してどのようなメリットを享受してくれるのでしょうか?

    通勤・通学に利用される路線バス。その難点は…

    日本では基本的に定刻通りに乗り物が運行されています。駅よりも細かい区間ごとに運行しているバスは、自宅近くから乗降ができる、目的地の近くまでいけるなどのメリットがあります。超高齢化社会が進んでいることからも、年配者の移動手段としてバスは必要不可欠な交通機関です。

    しかし日頃から定刻時間通りに離発着する電車のような利便性に慣れていると、たった5分の遅れにさえイライラしてしまう人も少なくはないかもしれません。毎朝の通勤・通学で利用している場合は、到着時刻を考えて特に敏感になるはず。都心では信号の多さと通勤利用者が多いことによる乗降時の混雑、さらには渋滞と、様々な理由が重なった結果、遅延が発生してしまいます。そのため5〜10分どころか30分近く到着が遅れることもあるようです。到着時間がズレてしまうことによって、時間通りについた利用者が「もしかしたら既に次の駅に行ってしまったかも」と不安にさせることもあるでしょう。

    定刻通りに移動したいならば電車をという意見もありますが、駅から自宅が遠いなどを理由に移動手段として欠かせない人が多いのも事実です。もし、バスの運行状況が一目でわかれば、利用者も移動手段の変更や遅延の連絡を明確に伝えるなど、次の行動の予測が立てやすくなるかもしれません。

    相次ぐ高速バスでの事故

    バスには路線バスだけでなく、高速道路・自動車専用道路を経由して都市間、あるいは都市と観光地などを結ぶための高速バス(貸切バス)もあります。貸切バスは観光バスとしてのサービスほか、団体輸送やイベント輸送など、様々なニーズに対応できるサービスとして多くの人に広く利用されています。特に料金が安い深夜バスは若い人を中心に人気の移動手段です。

    2012年4月に関越自動車道で起きたツアーバス事故、2016年1月に発生した長野県軽井沢町でのスキーバス転落事故など、ここ数年で立て続けに悲惨な事故が発生しています。こうした事故の再発防止に向けて、国土交通省はハード面とソフト面の両側から安全・安心なバスの運行を実現するためのガイドラインを設け安全対策の強化に取り組んでいます。夜行バスの運転手1人当たりの走行距離上限を400キロかつ9時間までにするなど厳格化しました。

    とはいえ、利用者やバスと契約している旅行会社にとっては、個々の貸切バス事業者が安全性の確保のための取り組みを適切に行っているか否かを判断することは難しいものです。そこで国土交通省は貸切バス事業者安全性評価認定制度(以下、評価認定制度)を制定し、安全性や安全の確保に向けた取組状況について評価を行い、優良な貸切バス事業者を認定・公表するようになりました。

    各バス会社では、安全意識の向上と運転技術のレベルアップに積極的に取り組んだり、乗務員の健康状態を把握するために定期診断や日々の体調チェックを実施したり、衝突防止補助や眠気検知センサーなどを導入するなど、多角的な観点で安全対策を行っています。

    電車同様、バスも多くの人の命を預かって移動をする上、拘束時間も決して短くはありません。事故の原因は様々な観点で考えられますが、外的な要因のほかにも、乗務員のちょっとした不注意や疲れていても交代できる人がおらず体調が優れないままハンドルを握っている場合もあるかもしれません。しかし、一度大きな交通事故を起こしてしまうと、多くの命を落としてしまうだけでなく社会的な信頼も落ち、その損害は計り知れないものになってしまうのです。

    バス業界もIT化が必須…?

    2015年7月、東名阪自動車道で起きたWILLER EXPRESSの高速バス事故。乗客25名を乗せた高速乗合バスがダンプカーに追突し、双方の車両が道路脇約2メートル下の畑に転落しました。この事故により、複数の負傷者が出ています。この一件を受け、同社は事故を誘発する要因を減らすため、2018年2月に「健康診断ではなく健康管理という視点から乗務員の健康増進に取り組んでいる。IoTなどの技術による運転サポートにも力を入れる」(平山氏)と発表しました。

    同社は2016年から、走行中の運転手の脈波を計測し、疲れや眠気の予兆を検知して本人に知らせる機能を備えた富士通のウエアラブルセンサー「FEELythm(フィーリズム)」を導入し、乗務員に装着させています。眠気の傾向が表れると首にかけた本体を振動させたり、スマートフォンから音声で通知したりする仕組みを持ったフィーリズムにより、事故による車両損傷額が74%減少したと言います。また、運転中の車両が撮影した動画を運行管理者が遠隔でリアルタイムに確認できる、24時間体制のモニター管理システムも取り入れています。

    ジェイアールバス関東株式会社では、西日本ジェイアールバス株式会社と共同でWindows 8.1 が搭載されたパナソニック製「TOUGHPAD FZ-M1」を330台導入。乗車券販売システムと連動した座席管理を行えるアプリや運行をサポートするアプリの開発などで、さらに安全かつ確実な運行を行うなど、お客様サービスの向上や業務改善に努めています。

    バス業界では、もはやIT化が必須と言える状況になっているのかもしれません。

    安全・安心・信頼を担保するために、動態管理が役立つ!

    リアルタイムで運行状態や位置状況を知りたい。たくさんの人に安心してバスを利用してもらいたい。事故だけは絶対防ぎたい。そうした課題を解決するためにおすすめなのが動態管理システムです。GPSから取得した位置情報によって走行追跡と稼働状況をリアルタイムで把握できる動態管理システムには、大きく以下のようなメリットがあります。

    早めに危険を察知して知らせる
    バスがいま、「どこで・どんな状況」で運行しているのかがわかれば、運行管理者も安心。路線バスのドライバーは安全運転はもちろん、時刻通りの運行を守るために常に気をはっています。事前に渋滞や事故が多い危険箇所を表示させて注意喚起させることができるので、安全と事故防止のサポートを行えます。

    もし、深夜高速バスの運行中にふらつき運転が検知された場合、早めの休憩やもう一人のドライバーの交代を促すこともできるでしょう。遠方にいても乗務員の状況を把握し的確な指導を行えるのです。

    運行状況の可視化でイライラを解消
    運転状況や気象状況、道路の混み具合などの影響で時刻表通りの運行が難しいことも少なくはないはず。利用者のスマホにバスの現在地の表示やバス接近メールの配信ができれば、状況を理解した利用者の不安や苛立ちを少しでも軽減することができるでしょう。リアルタイムで確認できるので利用者だけでなくドライバーも到着時刻が把握できます。

    運行履歴でPDCAを高速化。運行ルートも最適化する
    走行経路や運行時間、速度などのデータを蓄積し、分析することで業務改善が行えます。工事中だったり渋滞が多く発生する箇所を回避しつつ、目的地を回るためにはどうすべきか、運行ルートの最適化も行えるでしょう。

    現場の状況をリアルタイムで把握して事故を防ぐために、このようなシステムやツールがドライバーと事業者、両方の視点から徹底的にサポートをする。それが動態管理システムです。

    難しくない!すんなり導入できるのが動態管理システム

    動態管理システムの導入って工事が大変そう…。費用がかかりそうだし使い方も難しいんじゃないの?

    そんな心配は一つもありません。

    たとえばスマートドライブが開発するSmartDrive Fleet。シガーソケットに専用のデバイスをワンタッチで取り付けさえすれば、GPSでリアルタイムに動態管理ができます。業務に支障をきたすことなく手軽に導入でき、ドラレコと比べて初期費用を大幅に抑えられるのが特徴です。

    走行ルートが記録され日報も自動化できますし、最適な運行ルートも自動作成します。業務効率化に使えるのはもちろん、「安全運転診断機能」により各ドライバーの運転傾向もビジュアルで表示できるため、日々の体調管理や的確な安全運転指導に利用できます。

    他にもさまざまな企業が車両管理システムを提供しています。
    【営業車をGPSで追跡】国内の動態管理システムの特徴や価格まとめを参考に、自社の予算とニーズに合わせて比較検討をして動態管理システムを探してみてください。

  • 拡大する訪問医療は動態管理がサポートする

    拡大する訪問医療は動態管理がサポートする

    主に運送業界で導入されているイメージがある動態管理システム。しかし、位置情報や車両、ドライバーの状況が把握できる動態管理は幅広い業界の様々なシーンで活用できるのです。

    内閣府の規制改革推進会議は2018年3月27日、オンライン医療の推進に向けた公開ディスカッションを開催しました。高齢化が進む中、在宅医療やオンライン診療を実施している医療機関等による事例紹介、在宅医療で完結するためにはオンライン診療のやオンラインでの服薬指導も必要では、という議論がなされました。移動が困難な高齢者が増加し、訪問医療のニーズは今後も高くなることが予想されますが、動態管理システムは医療資源の不足をどのように補ってくれるでしょうか。

    訪問医療拡大の背景

    日本で急速に進んでいる少子高齢化。2017年9月の推計では日本の65歳以上の高齢者人口は3,514万人、総人口の27.7%を占めていることがわかりました。高齢者の人口は首都圏などの都市部を中心に今後も増え続け、2025年には65歳以上の高齢者が全人口の30%を超えると予測されています。また、2007年に内閣府が行った意識調査によれば、国民の6割以上が終末期の療養を自宅で行いたいと回答していました。

    このような理由から、厚生労働省は国民の希望に応える療養の場の確保は喫緊の問題であるとして、在宅医療・在宅介護を推進し地域包括ケアシステムの構築等を着実に実現していく必要があると唱えています。

    在宅医療や在宅介護の推進には、地域、医療機関、介護施設などの連携が不可欠です。厚生労働省では、在宅医療や訪問看護などの実施拠点の整備と強化をはかるための支援策や人材の育成に取り組み、24時間対応の居宅サービスが不足していることから、厚生労働省は24時間体制で定期巡回と必要時の対応を担う「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」の実施をしています。近い将来、急速に進む少子高齢化社会の対策として、地域ぐるみで行う在宅医療の整備が急務となっているのです。とはいえ、在宅医療を行っている医療機関の数はまだまだ不足しています。

    医師やスタッフが増えないかぎり、現状は限られたリソースで効率よく訪問診療を行わなくてはなりませんが、そこで動態管理システムが効果を発揮します。

    医療の現場に動態管理が取り入れられた事例

    佐賀県鹿島市にある織田病院は、地域の急性期病院として限られた病床数で地域の救急医療及び高齢化に対応するため、退院後のケアも継続的に図る「メディカル・ベース・キャンプ(MBC: Medical Base Camp)」を開設しています。

    同医院の協力のもと、ゼンリンデータコムは2016年に位置情報を活用したソリューション「いつもNAVI 動態管理サービス」を訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、訪問介護などに応用した「新地域医療 MBCシステム」の提供を開始しました。

    「新地域医療 MBCシステム」はスマートフォンやタブレットから位置情報(GPS)を取得し、車両の運行管理や業務スケジュール管理など、業務の効率アップを目的としたクラウド動態管理システムです。

    車両とスタッフの位置、そしてスタッフ各々の業務状況をリアルタイムに見える化しながら把握することができるため、状況に応じた的確な業務指示やフォローを迅速に行うことができるといいます。織田病院では「地域を病棟、自宅を病床と見立てる」の考えのもと、80インチ大型モニターを設置し患者宅をマッピングし、車両/スタッフの位置を地図上でリアルタイムに把握し、業務の効率化に加え患者宅からの緊急の連絡の際の迅速な対応をも可能にしました。

    動態管理システムが訪問医療のしくみをかえる?

    訪問医療で使用する車両に動態管理システムを導入するメリットはまだまだあります。

    車両で往診に向かう時、移動中はもちろんですが訪問先でもドクターや看護師は診察や治療にあたっているため、電話での連絡が難しい場面が多くなります。また、訪問先ごとに電話で報告や連絡をしていると、業務を遅延させる原因にもなるでしょう。動態管理システムなら、連絡を入れなくてもリアルタイムでスタッフの状況や車両の位置を確認することができるため、患者さんや施設からの問い合わせにもすぐ対応ができます。

    本メディア運営会社であるスマートドライブが提供するクラウド動態管理サービス「SmartDrive Fleet」は、シガーソケットにデバイスを挿入するだけでリアルタイムに訪問車両の走行状況を把握したり、車両ごとの運転日報の作成が容易に行うことができます。

    デジタコ等と比べて約20分の1ほどである初期費用の安さと、続々と追加される豊富な機能が特徴です。社用車や営業車に関わる全ての物事を一括で管理・自動化できるので、人的コストは大幅に削減されます。

    緊急度が高い問い合わせがあった場合も、位置情報から割り出し、的確な配車の指示が出せるでしょう。およその到着時刻もわかるため、患者さんも安心されるはずです。訪問医療が今後さらに増えれば、こうした動態管理システムはますます活躍してくれることでしょう。

    導入した企業の具体的な活用事例を記した資料も請求できますので、こちらから是非お気軽にお問い合わせください!

    関連記事:介護事業所の不正請求はITのチカラで解決できる?

  • 運送業界の現状と課題解決への糸口

    運送業界の現状と課題解決への糸口

    物流の中で最も重要な役割を担う運送業界。日本国内貨物総輸送量はトン数では年間約 47 億トン(2015 年度)、トラックの輸送分担率はトンベース で約 9 割を占めています。

    生産から消費に至るまで、重大な役割を担う運送。増加するインターネットショッピ ングも多様な物流サービスが通販市場を根底で支えている一方で、不在による再配達が課題になるなど受け取りの多様化も促進しています。

    2017年度の現状と主となる課題はどのようなものがあったのでしょうか。また、2018年度はどのような解決策が考えられるでしょうか。

    【現状と課題1】労働環境の改善が急務

    厚生労働省の統計によれば、道路貨物運送業の賃金水準は全産業平均に比べて低く、2016年度の平均所得額は中小型トラックで399万、大型トラックで447万。しかし、トラックドライバーの年間労働時間は全産業平均の2124時間と比較して、大型トラック運転者で 480 時間(月 40 時間)、中小型トラック運転者で 360 時間(月 30 時間)長くなっていました。こうした労働環境の悪化が要因となり、総務省の調査によると2016年のトラック運送事業に従事する就業者数は全体で約 188 万人で、このうちドライバー等輸送・機械運転従事者は 83 万人と横ばい。

    労働人口不足に長時間労働、非正規と正社員との格差…。これらは政府が掲げる働き方改革の中での最重要事項としてあげられているものです。もちろん、運送業界も同様にこれらの課題を解決していかなくてはなりません。具体的な取り組みとしては、時間外労働の法改正による時間外労働の上限規制の導入を始め、勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備、健康で働きやすい職場環境の整備の実施が進められています。

    2014年4月に閣議決定された「労働基準法の一部を改正する法律案」では、長時間労働を抑制するために、月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率引き上げ(25%→ 50%)について、中小企業への適用猶予が見直しされることになっています。この見直しによって、実態として長時間労働となっているトラック運送事業は環境整備をしなくてはなりません。また、2017年3月には「働き方改革実行計画」が取りまとめられ、時間外労働の上限規制は年720時間(月平均60時間)以内とされましたが、自動車運転業務は、一般則の施行から5年後に同 960 時間(同80時間)が適用されることになり、将来的には一般則の適用を目指すとの規定が設けられました。

    2017年度に厚生労働省が発表した「過労死等防止対策白書では、過労死等が多く発生しているとの指摘がある重点業種として自動車運転従事者が入っています。厚生省が2016年12月〜2017年2月にかけて行ったアンケート調査の結果では「トラック運転者」の過去1年における最も長かった1カ月の労働時間の平均は207.3 時間、拘束時間は234.1時間でした。法定労働時間を週40 時間として考えると、大きく上回っていることがわかるのではないでしょうか。トラック運転者は、いずれの結果もタクシーやバスといった他の自動車運転従事者との結果を引き離していました。

    また、運輸業・郵便業における労災認定事案のうち、脳・心臓疾患は 465 件、精神障害は 214 件。トラック運転者は深夜・早朝を含む運行が多く、運行時刻が不規則な上、宿泊を伴う運行や運転以外の荷役など身体的負荷が大きくかかるのです。脳・心臓疾患の発症時期は、1月~3月の厳寒期と7月~9月の猛暑期が多く、トラック運転者は特に走行中での発症、事業場における荷扱い中での発症も多いことがわかりました。

    運送業界は、労働時間や労働環境についてまだまだ解決すべき多くの課題を抱えています。物流を支えるためには、まずドライバーの働く環境や実態を知り、改善策を考えていくべきではないでしょうか。

    【現状と課題2】荷主と運送事業者の取引の適正化

    トラック運送事業者は、荷主に対して取引上の立場が弱いことから、運送業務や附帯するサービスに対して適正な運賃・料金の収受が難しいことが課題にありました。荷主の業種によって、仕分け作業や棚入れ、積卸しといった運送以外の作業等に係る費用を運賃に含んで収受している場合があるのです。

    これまでの商慣行では運賃の指す範囲が曖昧で運賃の中に附帯作業に対する料金も含まれている場合がありました。国土交通省では「標準貨物自動車運送約款」を2017年に改正するとともに通達を出し、運送の対価としての運賃と附帯するサービスの対価としての料金が明確に区別されるようになりました。また、関係者が適正な取引を行えるようルールを整理した、「トラック運送業における下請・荷主適正取引推進ガイドライン」、運送契約の重要事項を書面化し記録・共有することを定めた「トラック運送業における書面化推進ガイドライン」がそれぞれ2016年に改訂されています。

    2017年には「貨物自動車運送事業輸送安全規則」が改正され、荷主の都合により 30 分以上の待機時間が発生したときは、荷待ち時間にかかる情報を乗務記録の記載が義務化されました。

    とはいえ、都度手書きで待ち時間をつけるのはドライバーの仕事を増やすことになります。手書きであれば抜け漏れや記載ミスも起きる可能性もあります。

    【現状と課題3】生産性の向上

    国土交通省によれば、ドライバー不足にもかかわらずこの20年間下がり続けるトラック1台あたりの積載効率は約41%。荷主の関係もあって1回あたり2時間の荷待ち時間も発生していると言います。今後も物流の要、トラック運送事業を安定的に維持して発展させていくためには、それを補うだけの労働生産性の向上が必要です。 国土交通省ではトラック運送事業者が実働率・時間と距離あたりの実車率・積載率といった指標(KPI)を向上させることにより生産性向上に取り組めるよう、方策と事例を取りまとめた「トラック運送における生産性向上方策に関する手引き」を作成し公表しました。

    また、トラック輸送の省人化に向け、ダブル連結トラックの社会実験や自動運転の社会実装への検討を行う「国土交通省自動運転戦略本部」を設置したり、共同輸送や貨物・車両のマッチング等の共同化等による積載率向上の有望事例を調査しています。

    特に荷待ち時間の問題は深刻で、荷持ち時間がある運行では平均拘束時間が13時間半、荷持ち時間がある運行と比べおよそ2時間も労働時間が増えることになってしまうのです。これは長時間労働の原因にも繋がっています。

    強化されつつある行政処分

    国土交通省は2013年10 月、自動車運送事業の監査方針、行政処分基準等を改正し施行しました。  監査については、事業者の法令違反歴や累積違反点数などから運輸局や運輸支局が監査対象とすべき事業者のリストが整備されます。行政処分については、営業所に運行管理者や整備管理者が選任されていない場合や、恒常的に全運転者に対して点呼を実施していない場合、運転者の乗務時間等基準が著しく 遵守されていない場合など、重要な法令違反に対しては、従来の違反点数の積み上げではなく即時30日間の事業停止とする内容です。課題として取り上げた長時間労働や労働環境にも関係するこれらは事業者としても大きな損害になるでしょう。

    また、乗務記録の不実記載や運行記録計の記録改ざんなどの悪質な法令違反については、処分量定を引き上げられます。

    2018年、課題を解決するには…

    運送業界はこれらの課題をどのように解決していけばいいのでしょうか。どれか一つだけ解決すればいいというわけではなく、これらの課題はすべて関連性が高いため包括的な解決策が必要です。

    国土交通省が打ち出したトラック運送業の生産性向上・労働条件改善に向けた取り組みでは、「取引環境改善」「労働条件改善」の2つの視点に加え、IoT等先端技術を用いた生産性向上の方策について検討を実施しています。

    ETC2.0やデジタコから取得できる各種データを活用して運行管理等の容易化や業務運営の効率化の実現について調査・検討。ETC2.0や動態管理システム、デジタコから、車両の動態情報、ドライバー の作業状況、燃費等に関するデータを集め、待ち時間等 の実態、車両・ドライバーの稼働状況等の分析・把握を実証的に実施。 これらの調査結果はガイドライン等として取りまとめ、横展開するとのこと。

    その前に少しでも目の前の課題を解決できないか–。そんな時は動態管理システムをおすすめします。動態管理システムは、トラックの位置をリアルタイムで把握して配送ルートを最適化したり、所有する社用車の状態を効率的に管理するという機能の他、車両ごとの運転日報の作成も簡単に作成できるクラウドシステムやデバイスのことです。

    本メディア運営会社であるスマートドライブが提供する「SmartDrive Fleet」は、シガーソケットにデバイスを差し込むだけで利用できる、クラウド動態管理サービス。従来のデジタコ等と比べて約20分の1ほどである初期費用の安さと、続々と追加される豊富な機能が特徴です。社用車や営業車に関わる全ての物事を一括で管理・自動化できるので、今まで対応していた細々とした事務作業を簡略化し、本来の業務に集中することができます。

    労働時間や休憩時間、荷待ち時間も把握することができるため、どこに無駄があったのかが正確な情報として取得できるのです。荷待ち時間の長さのデータはエビデンスとして適正運賃・料金の交渉に利用できるでしょう。

    また、運転データをもとにした安全運転診断機能も搭載しているので、ドライバーの運転のくせや傾向が取得でき、適切な安全運転指導を可能にします。つまり、車両の動態管理だけでなく社用車の事故削減、保険料削減にも役立つのです。導入した企業の具体的な活用事例を記した資料も請求できますので、こちらから是非お気軽にお問い合わせください。

  • 営業車を通勤時に利用する場合の注意点

    営業車を通勤時に利用する場合の注意点

    企業が業務に利用する目的で保有する社用車や営業車。一部ではこれらの車を通勤用として社員に貸し出しているところもあります。

    営業車の貸与は会社によってそれぞれ意識の差がありますが、通勤や就労に不可欠な要素ということであれば、そのメリットだけでなくリスクについてもあらかじめ把握しておくことが大切です。

    今回は少しニッチなテーマではありますが、営業車を通勤で利用する場合、どのような点を押さえておくべきか、またどのような規則を設けたら良いかなどを紹介します。

    営業車を通勤で利用する場合のガソリン代

    企業の採用欄の中に「通勤手当」という項目をよく見かけます。これは文字通り、「通勤に必要なお金をこれだけ支払いますよ」というもので、月々の電車代やガソリン代などが該当します。

    営業という職種柄、帰宅する時間も人によって差があり、その日の仕事関係から直行直帰することも少なくありません。実際のところ、営業車を社員に貸し出している会社も数多く存在します。

    自家用車で通勤する場合はガソリン代を支払う必要がありますが、営業車であれば会社側から社員にガソリンカードを支給していることも多いです。このケースで営業車を通勤にも利用する場合、それは会社側ですべてのガソリン代を賄うと許可していることを意味します。

    通勤手当は基本的に「月の上限金額」を決めていることが多いため、それ以上の金額を超えて通勤利用することはできません。ただし営業車は「営業活動」も兼ねて使用しますから、月にどれだけ通勤利用したのか把握し辛いのが難点です。

    営業車を貸し出した場合の事故

    車を運転していれば、常に交通事故のリスクがつきまといます。当然ながら営業車を通勤利用することにより、思わぬ事故が起こる可能性もあります。特に通勤時は、渋滞などに巻き込まれることがあるため、自分の過失だけでなく他の車両の追突から修理費用を支払わなければならないケースも想定されるでしょう。

    法律上の観点では、民法の規定に「使用者責任」というものがあります。民法第715条では「ある事業のために他人を使用する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負う(同条第1項)」とあり、他人を使用する「会社」は、被用者である「社員」と連帯して責任が発生すると規定しています。このことから、社員が事故を起こした場合は、会社の保険で賄うことが一般的です。

    しかし、この715条の規定には続きがあります。「ただし、使用者が被用者の選任及びその事業の監督について相当の注意をしたとき、又は相当の注意をしても損害が生ずべきであったときは、この限りでない」とあります。これは、社員に対して何度も注意したにも関わらず事故を起こした場合や、明らかな違反行為が認められた場合に適用されるため、営業車を利用する社員は常に安全運転を心掛けることが大切です。

    基本的に通勤とは、社員が自宅から会社へ向かう際の行程のことを指しています。自宅からの通勤ルートを会社側で明確に規定しておけば、途中で事故を起こした場合でも「業務内」と判断され、修理費用などは会社の保険で補償することになります。一方で、通勤ルートを大きく外れた場所で事故を起こした場合、会社側で「業務外」と判断されれば、修理費用などは社員が一部負担する可能性が高くなります。

    詳しくは「社用車での事故、誰が責任を負うのか?– 事例と対応方法」を参照いただければと思いますが、会社名義の車である場合、仮に業務時間外の事故であっても会社に「運行供用者責任」が生じる場合があります。

    営業車を通勤利用する場合にルールを設ける必要があるか?

    「営業車を通勤利用する社員に対し、会社側でルールを設ける必要があるか?」という問いに関しては、特にそのような法律があるわけではありませんが、ルールを規定した方が良いでしょう。経費の面だけでなく、何かトラブルが発生した際に余計な問題を引き起こさないためにも、あらかじめルールを設けておくことは重要です。

    たとえば以下のようなものが考えられます。

    ・通勤ルートの指定
    ・通勤以外のプライベートでの使用不可
    ・業務外で事故を起こした場合の責任割合
    ・交通違反に対する罰金はすべて社員が負担
    ・社員以外の他人への貸与を禁止
    ・管理台帳の作成(走行距離、給油・オイル交換、清掃状況などに関する記入義務)

    営業車を社員に貸与した場合、万一事故が発生した際には会社側も責任を負う可能性が高くなります。事故の内容によっては莫大な損害賠償を請求されうるため、安易な貸し出しはなるべく避けることが賢明です。

    システムを活用して営業車を効率的に管理する

    営業車を社員に貸し出す場合、車両管理システムや動態管理システムを活用することも効果的です。GPSを通じて車の走行ルートを記録することができるため、会社としても余計な疑いをかけずにすみます。取得した運転データをもとに「安全運転診断」できる機能を備えたものもあるので、通勤時を含めて事故のリスクを事前に下げる目的にも合致するはずです。

    たとえばスマートドライブが提供するクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」はそのような使い方ができます。ぜひ一度チェックしてみてください。

     

  • 社用車の交通事故、修理代の目安と自動車保険料への影響は?

    社用車の交通事故、修理代の目安と自動車保険料への影響は?

    交通事故で相手にケガを負わせてしまったり、物を壊してしまったりした時。また自分の乗っているクルマが壊れてしまって修理したい時。もちろんそのようなトラブルは極力防ぎたいところですが、万が一起きてしまった際に役立つのが自動車保険です。

    ただし自動車保険は一度使うと等級がダウンし、翌年継続する際の保険料がアップします。さらに3年間は事故有係数が適用され、同じ等級でも事故無しと事故有では保険料が異なってきます。

    人のケガが無く、クルマを含めた物の修理のみであれば、場合によっては自動車保険を使わない方がお得になるケースも…。

    今回は自動車保険の等級が関係する車両保有台数9台以下のノンフリート契約の個人および法人について、事故などにより保険を使った場合の保険等級や事故有係数、保険料の差額などを紹介します。また参考までに、クルマが壊れてしまった場合、「修理費がどのくらいかかるのか」についてもまとめました。

    自動車保険の等級制度について

    自動車保険はどの自動車保険会社で契約した場合でも、新規で契約すれば6等級でスタートします。

    4等級がほぼ割引・割増無の保険料です。つまり6等級からのスタートであれば、基本的には最初から保険料は割引扱いになります。ただし6等級や7等級では年齢条件が全年齢の条件であれば、割増になりますので注意が必要です。

    事故が無く、自動車保険の支払が無い場合には、翌年継続時に等級が1つ進みます。等級が1つ進むことにより割引率が高くなり、20等級まで進むと最大63%の割引に。もし事故により自動車保険を使った場合には、翌年継続時に等級が3等級ダウンします。

    このあたりの説明はソニー損保のサイトが非常にわかりやすいので、合わせてチェックしてみてください。

    ソニー損保
    出典 : ソニー損保

    2013年6月1日からの「改定後等級制度」開始に伴い、7等級から20等級について、事故有係数が導入されました。

    事故有係数とは、3等級ダウン事故の場合には翌年から3年間、1等級ダウン事故の場合には翌年から1年間、事故有係数で保険料が計算されというもの。これにより事故があった年の翌年から3年間の保険料が割り増しになります。

    本来ならアップしていた等級に追いつくことは20等級の上限に到達するまでは不可能で、それまでの保険料の差額も負担増になります。

    おとなの自動車保険
    出典 : おとなの自動車保険

    あくまでも参考の保険料ですが、おとなの自動車保険のページにある図では、16等級からアップして17等級(無事故係数)の場合と、20等級から3等級ダウンして17等級(事故有係数)の場合を比較しています。差額は14,730円で、事故有係数が適用された方が高くなります。

    6等級で新規加入した後に事故で自動車保険を使った場合、翌年の契約時には3等級になります。事故を2回起こして2回自動車保険を使った場合には1等級です。1等級になってしまうと、他の保険会社での保険の引き受けが拒否されることもあります。

    3等級ダウン事故

    対人・対物賠償で自動車保険を使った場合、翌年の自動車保険の等級は3等級ダウンし、7等級から20等級に該当する場合には事故有係数が3年間適用されます。

    事故により相手のケガの治療代、相手のクルマの修理代、電柱や壁を壊した場合の修理代などが該当します。

    1等級ダウン事故

    台風や洪水、火災、いたずら、盗難、飛来物との衝突などで保険を使った場合は1等級ダウンし、7等級から20等級に該当する場合には事故有係数が1年間適用されます。

    1等級ダウン事故に該当する項目は、車両保険の部分になります。車両保険に加入していない場合には保険金は支払われません。車対車の条件の契約でも「限定特約」や「限定+A」の特約に該当するので保険を使った修理が可能です。

    2012年の等級制度の改定までは、これらの項目は「等級据え置き事故」として扱われ、現在16等級なら翌年の契約の時も16等級で契約する項目でした。しかし等級程度の改定により、等級ダウン事故扱いになりました。

    ノーカウント事故

    弁護士費用等補償特約事故や、搭乗者障害保険事故、無保険車傷害保険事故、原付特約事故(ファミリーバイク)の場合は、ノーカウント事故として扱われ、翌年の契約時には等級はそのまま進みます。

    ノーカウント事故はこちら側が全く悪くない、クルマの事故に関係するものではない場合が該当します。

    保険を使った場合のシュミレーション

    それでは実際に自動車保険を使った場合、保険料にはどのくらいの差が出るのでしょうか。これについてはチューリッヒ保険のサイトが非常にわかりやすいです。ぜひこちらをチェックしてみてください。

    ここでは同サイトで紹介されている例も踏まえて少し解説してみたいと思います。

    チューリッヒ自動車保険
    出典 : チューリッヒ自動車保険

    スーパー自動車保険
    ・始期日:2018/01/01
    ・車両情報:トヨタ プリウス
    ・型式:ZVW30
    ・初度登録 : 平成26年1月、新車割なし、
    ・使用目的:日常レジャー
    ・年間距離:5000~10000km以下
    ・居住地域:神奈川
    ・免許証色:ブルー
    ・記名被保険者年齢:30歳
    ・年齢条件:30歳以上 (男性)
    ・運転限定:本人・配偶者

    ・対人賠償:無制限、対物賠償:無制限
    ・搭乗者傷:1000万円
    ・人身傷害:3000万円
    ・車両保険:あり
    ・車両金額:165万
    ・車両条件:ワイドカバー
    ・免責ゼロ特約:あり(免責金額 1回目:0万円 2回目以降10万円)
    ・身の回り:10万円
    ・当年等級:14等級(他社新規)
    ・前年等級:13等級
    (1年後以降の車両保険金額 : 150万円→135万円→125万円→115万円→5年後105万円で計算)

    14等級で自動車保険を使った場合には、翌年の契約時には11等級事故有係数が適用され、サンプルの場合では事故無しの場合と比較して約28,000円ほど年間保険料が高くなります。

    事故有係数は3年間適用されるので、3年間の保険料は割増になることに加えて、本来なら進んでいるはずの等級には最大の20等級に到達するまで追いつくことができません。事故有係数が無くなった時点でも事故が無かった場合との保険料の差額は発生します。

    サンプルでは、5年間で約10万円の保険料が割増になった計算になります。修理代が10万円未満の修理に関しては保険を使わずに修理した方がお得になる計算です。

    よくある修理箇所と修理代について

    修理価格はトヨタカローラクラスや日産シルフィクラスまでのミディアムクラスを参考にしています。車種によっては大幅に修理代金が増す場合もありますし、あくまで目安程度のものだと考えてください。

    ディーラー修理や板金専門店修理によっても修理代は大きく差がでる場合があります。修理の際には見積をお願いし、見積の金額を参考に保険修理にするか、修理代を支払うか検討しましょう。

    修理箇所が単体ならば、大抵は10万円以内で修理が完了することが予想されます。自分のクルマなら保険を使わずに修理した方がお得になります。ただし社用車の場合には相手への誠実な対応も含めると金額の大小にかかわらず、保険会社と相談し対応することをおススメします。

    保険料は会社の経費扱いになり、会社の経費の増大となるでしょう。しかし保険会社を通さずに示談、完結させて後日トラブルになった場合には、会社の信用問題に発展する場合もあります。

    事故の大小にかかわらず、警察への連絡を行い事故処理をお願いし、事故証明書を発行してもらいましょう。事故証明がない場合には自動車保険の支払いが行われないので注意が必要です。クルマ同士の衝突で相手少しでもケガがあれば、人身扱いとなり自動車保険での対応になります。人命救助を最優先することが大切です。

    翌年の保険料を節約する方法

    事故により自動車保険を使ってしまった場合、翌年の契約時には3等級ダウンで事故有等級が適用されます。

    少しでも保険料を節約するためには保険の見直しを検討しましょう。個人の場合は、ダイレクト型自動車保険を選択することで保険料の節約が可能かも知れません。ただ法人の場合はダイレクト型自動車保険が契約できる保険会社は限られており、また、保険料のメリットもありません。

    自動車保険の契約内容をもう一度見直してみることが大切です。

    ・車両保険の金額を下限いっぱいで契約し、免責金額が0の契約なら5万円の契約にしてみる
    ・人身傷害について、特約でクルマに乗車中の傷害にのみ対応する「搭乗中のみ担保」に切り替えてみる
    ・減価償却の終了時期6年を目安に、6年を経過した社用車については車両保険を外してみる

    もしこれら全てについて自動車保険に反映している場合には、これ以上の保険節約は難しいです。これ以上補償内容を削ってしまうと、事故の際に保険が役に立たず本末転倒になりかねません。事故により、保険を使うことが無いように常に安全運転に心がけることが最も大切です。

    事故を防ぐためにできること

    ここまで紹介してきた通り、交通事故が起こるとけっこうなコストがかかってきます。それは事故で直接発生するものだけでなく、それ以降の自動車保険料が高くなることもそうですし、金銭面以外の影響もありでしょう。

    交通事故を減らすためにできることはいくつもありますが、そのひとつがツールを有効活用することです。今では車両管理や動態管理といわれるシステムが普及しています。「人力」だけでなく、「システム(IT)」をうまく活用することで、事前に事故を防ぐ手助けをしてくれます。

    私たちスマートドライブでもクラウド車両管理システム「SmartDrive Fleet」を提供しています。小型の専用デバイスをシガーソケットにとりつけるだけで車両がコネクテッドになり、各ドライバーの安全運転診断や運転ルート・履歴の自動記録、いつでもブラウザ上で確認ができます。

    安全運転診断結果をもとに事故リスクが高そうなドライバーを判別し、個別指導と併せてプロアクティブにリクスヘッジしていくことが可能になります。人の目ではなかなか気づきにくい「危ない兆候」を発見し、事前に対処する。車内で管理するクルマが増えてきたという方や、信用上絶対に事故は起こしたくないという方。よろしければサイトをチェックしてみてください。

  • 法人向け車載型GPS車両管理システムまとめ

    法人向け車載型GPS車両管理システムまとめ

    スマートフォンやタブレット、車のナビゲーションなどに搭載しているGPS(Global Positioning System)は、人や車の位置情報を測定する受信機として、様々な場面で役に立っています。特にナビゲーションを必要とするシステムとは切っても切り離せない関係にあり、画面上の地図に自分のいる位置を表示する際には、GPSの測定情報が非常に重要です。

    そんなGPSを車載機器に活用した「車両管理システム(動態管理システム)」をご存知でしょうか?

    SmartDrive Magazineでは何度か紹介してきましたが、車両管理システムとは車両の位置情報をリアルタイムに把握したり、取得した走行履歴をもとに業務改善に活かせるシステムのことです。

    最近では個人法人問わず「ドライブレコーダー」のニーズが高まっているとメディアでも散見されますが、同様に車両管理システムを導入する企業も増えてきました。

    そこで今回はGPSを活用した車載型のシステムを中心に、いくつか特徴的なものを紹介したいと思います。

    車両管理(動態管理)システムは何をもたらすのか

    「そもそも車両管理システムってどんな意味があるんだっけ?」という方もいらっしゃると思うので、最初に車両管理システム(動態管理システム)について触れておきます。そこはもう大丈夫だから具体的なサービスを知りたい、という方は読み飛ばしていただいてけっこうです。

    まず簡単に概要を説明すると、動態管理システムとは車両や現場担当者の状態をリアルタイムで記録・管理できるシステムのこと。管理者がオフィスにいながらPC上で車両の動向をリアルタイムで把握し、必要に応じて指示を送ることができます。

    そして取得した履歴から運行ルートを効率化することもできますし、運転日報を自動で作成したりもできます。このあたりはサービスごとに特徴が異なるので、各サービスを見比べてみてください。

    まとめると車両管理担当者にとっては、以下のようなメリットがあります。

    車両管理業務を効率化できる(配送の指示、複数台の動向のリアルタイム追跡など)
    コスト節約につながる(事故減少による保険料・修理費用の削減、エコ運転や無駄な走行を控えて燃費削減、余剰車両を発見し解約)
    ドライバーの事故減少(安全運転診断機能や、それを活用した安全運転指導による、ドライバーの意識改革と事故減少)

    この点については「動態管理システムで何が変わるのか? 特徴やメリットを解説」で詳しく解説しているので、よかったら合わせてチェックしてみてください。

    動態管理システムで何が変わるのか? 特徴やメリットを解説

    またドライブレコーダーと何が違うのか知りたい、という方は「ドラレコと車両・動態管理システム、それぞれの特徴と違い」という記事で紹介しています。こちらもオススメです。

    ドラレコと車両・動態管理システム、それぞれの特徴と違い

    業務用の車載型GPS車両管理システム

    ここからはいくつか具体的なサービスを紹介していきます。

    アクセルGPS(ヴィッシュ)

    アクセルGPS
    出典 : アクセルGPS

    【サービスの主な特徴】
    ・「高い信頼性を安価にシンプルに」をコンセプトに、車両の位置を高精度に配信する専用機を提供
    ・機器購入費用3万円、車載型のシステムではコストの負担が少なめ
    ・位置情報の更新間隔は30秒に1回。振動・熱・埃など過酷な環境に対応。営業車やトラックなど様々な車両に適応

    【各種料金】
    ・初期費用:30,000円 / 1台
    ・月額費用:2,500円 / 1台

    【基本情報】
    ・提供会社:ヴィッシュ株式会社
    ・公式URL:http://gps.jp/

    「安価に、シンプルに」というコンセプトのもと、位置情報を高い精度で発信することに特化した車載機器を提供しているサービスです。車載の過酷な環境にも対応した専用設計なので、営業車だけでなく振動の激しいトラックにも正確なデータ取得とでスムーズな運用が可能です。

    機器購入費用は3万円。特別な取り付け工事も必要なく、他の車両への載せ替えも簡単。位置情報の更新間隔は「30秒に1回」となり、業務向けの仕様なので高い精度で詳しい位置情報を把握することができます。

    また温度差や振動など移動車両の過酷な環境に耐える信頼性がアピールポイントであり、運行現場の声と運用状況の徹底的な分析から生まれた専用器として高い評価を得ています。

    追跡くん(トランス・アイ)

    追跡くん
    出典 : 追跡くん

    【サービスの主な特徴】
    ・トラクターヘッド、シャーシ、建設重機などの盗難・紛失を防止する「離脱センサー」を搭載
    ・1時間に1回の頻度の場合、車載機器は1年間充電しなくて大丈夫。バッテリーの残量はコンピュータ上でいつでもチェック可能
    ・ASP・クラウドサーバー・3G通信の利用を含めて月額1,173円から(4年契約一括払いの場合)サービスを利用可能

    【各種料金】
    ・機器一式 37,800円(税抜) / 個
    ・サービス利用費 4年契約一括払い で1,173円(税抜)〜 / 月

    【基本情報】
    ・提供会社:トランス・アイ
    ・公式URL:https://trans-i.co.jp/tsuisekikun.php

    物流業界に特化した車両管理システム「追跡くん」。盗難や紛失の防止に役立つ「離脱センサー」を車載機器に搭載しており、もし機器が取り外された場合はセンサーが検知するため、時間と位置を自動的に管理者へ報告してくれます。

    また防水・防塵設計のため、雨に濡れたり砂埃を被ったりしても正常に動作するため安心です。

    専用のGPS車載機器はもちろんのこと、通信サービスやクラウドサービスなど、車両管理における一通りのシステムが構築されているため、24時間の監視体制を整えることができます。

    トラックの輸送経路の確認と分析、海運コンテナの位置把握、車両だけではなく資材の管理なども行えるため、まさに物流に特化したサービスといえるでしょう。料金は月額1,173円から安価でスタートできるのも魅力となっています。

    ロジこんぱす(ヤマトコミュニケーション)

    ロジこんぱす
    出典 : ロジこんぱす

    【サービスの主な特徴】
    ・自社開発の大型タッチディスプレイ車載機を採用。事務所で全ての車両の状態(位置、作業状態、速度など)を常に把握
    ・「運転日報機能」を活用すれば、終業した時点で日報を自動生成が可能。車両の戻りを待つ必要なし

    【各種料金】
    ・個別で問い合わせ

    【基本情報】
    ・提供会社:ヤマトコミュニケーション
    ・公式URL:http://www.yamato-com.co.jp/kanris/

    ロジコンパスというサービス名の通り、物流や配送業での利用(運行管理)に最適化したシステムです。独自のお大型タッチディスプレイ車載機が印象的で、離れた場所からすべての車両の位置や作業状況、移動速度を把握することができます。

    運転日報の自動作成機能も搭載。特に1日でさまざまな場所を回る配送業者ではドライバーの負担も削減されるので、大きなメリットがあるでしょう。

    D-NAS(日米電子)

    D-NAS
    出典 : D-NAS

    【サービスの主な特徴】
    ・移動する車両の位置、作業や走行の状態などの情報を地図画面上で一括把握
    ・ETC車載機やアルコールチェッカーをはじめとする豊富な車載機オプションあり
    ・D-NAS .NETではカスタマイズによる高度な管理が可能
    ・WEB版パッケージもあり

    【各種料金】
    ・個別で問い合わせ

    【基本情報】
    ・提供会社:日米電子
    ・公式URL:https://www.nbdenshi.co.jp/ss/product/product01.html

    D-NASの特徴は豊富なオプションと、カスタマイズ性です。ETC車載機やアルコールチェッカー、ドアの開け閉めを判断できるドアセンサ、冷蔵庫の温度管理に活用できる温度センサなどさまざまなオプションを備えています。

    移動する車両の位置や作業状態、走行の状態を含めたさまざまな情報を地図画面上で一括把握。燃費向上による経費削減や業務効率を向上をサポートするシステムです。

    車載型以外のソリューションも

    近年は法人向けの車両管理・動態管理システムも進化を遂げていて、大掛かりな車載端末が不要なものもでてきています。

    たとえばスマートドライブが開発するSmartDrive Fleetもそのひとつです。

    SmartDrive Fleet 初期コストを抑えて、簡単導入クラウド車両管理

    シガーソケットに専用のデバイスをワンタッチで取り付けさえすれば、GPSでリアルタイムに車両管理ができます。大きい車載機器が不要なため面倒な工事がなく、業務に支障をきたすことなく手軽に導入でき、初期費用を抑えられるのが特徴です。

    また、クラウドで走行ルートが記録され日報も自動化できるので、業務効率化に使えるのはもちろん、「安全運転診断機能」により各ドライバーの運転傾向をビジュアル表示しています(下のG-Force)。ドライバーの運転が改善しているのかどうかを時間軸で追うこともでき、それによって評価する・表彰するなどを通してドライバーをモチベートしていくと、交通事故予防効果をより促進させることも可能です。

    もちろん他にもさまざまな企業が車両管理システムを提供しています。
    自社の予算とニーズに合った車両管理システムを探してみてください。

     

     

     

  • 追跡機能だけじゃない!どんなシーンでもメリットだらけの動態管理

    追跡機能だけじゃない!どんなシーンでもメリットだらけの動態管理

    「高度な運行管理を実現したい」「リアルタイムで車両の状況を把握したい」
    そう思っている管理者の方も多くいるのではないでしょうか。

    リアルタイムで車両の動きがわかる動態管理は、GPS機能を利用して車両の現在地を確認したり、危険運転情報を取得してアラートを出すことができます。車両の位置が見える化できれば、業務の改善にも繋がることでしょう。今回は動態管理のしくみやそもそもどんなことが改善できるのかをお伝えします。

    動態管理のしくみ

    動態管理とは、車両やドライバーの位置情報や作業状況をリアルタイムで取得し、管理することを言います。最近ではスマホやタブレットに当たり前のように搭載されているGPS機能。動態管理はこのGPS機能を元に車両の位置を把握して荷物の到着予想時間を割り出したり、配送スケジュールや運行管理を行っています。そして、この動態管理機能を備えているのが動態管理システムです。

    ところで、ご存知の方も多いと思いますが、GPSとはグローバル・ポジショニング・システムの略で、人工衛星からの電波によって現在の位置情報が取得できる仕組みです。アメリカ合衆国によって、航空機・船舶等の航法支援用として開発されたシステムで、上空約2万kmを周回するGPS衛星(6軌道面に30個配置)、GPS衛星の追跡と管制を行う管制局、測位を行うための利用者の受信機で構成されています。

    日本の準天頂衛星システム「みちびき」は、様々な分野のIT活用において大きな変化をもたらすと予想されているとともに、現在地を割り出す測位の精度も大幅に高くなるとも言われています。日本では今までに打ち上げられたこれら4機の人工衛星システムにより、2018年から本格的な運用が始まります。本格始動が始まれば、今後さらに精度の高い動態管理が期待できるようになるでしょう。

    動態管理の機能と導入方法

    動態管理では、リアルタイムで位置情報を取得できるだけではなく次のような機能を備えた上で業務の効率化を行います。

    ・ドライバーの走行データを記録・蓄積
    ・悪天候や道路状況などを把握した管理者が即時にアラートや注意を促すことができる、高度なメッセージング機能
    ・配送計画作成機能
    ・各ドライバーの運転日報自動出力機能
    ・作業状況や到着時刻の管理機能
    ・車両管理機能

    上記のような機能を備えた動態管理のシステムには、専用のソフトや機器を導入せずにGPSが搭載されたスマホを利用するもの、シガーソケットやOBDポートに差し込むデバイスを使用するもの、ドライブレコーダーやデジタコと共用型のものという、3タイプがあります。

    専用の動態管理システム単独で導入

    車両に動態管理システム用の専用車載器を装備し、営業所では動態管理を行うための専用ソフトウェアをパソコンに導入するタイプです。専用車載器にはGPS機能、携帯電話のデータ通信機能、データ保存機能などが搭載されています。単体ではドライブレコーダー(ドラレコ)との役割が異なるため、違いについては「ドラレコと車両・動態管理システム、それぞれの特徴と違い」の記事を参考にしてください。

    専用システムは企業ごとの業務にカスタマイズして導入するため使い勝手を良くしやすい一方、開発期間やコストが大きくなりがちで、車載機器の設置工事のために業務を中断する必要があったりなど、導入までの工数はかかりがちです。

    デジタコやドラレコのオプションとして導入

    GPS搭載したデジタルタコグラフやドライブレコーダー末端に動態管理用のソフトウェアを追加。ただし、回線契約(携帯電話回線とインターネット) 専用システムと同様、携帯電話回線の契約とインター ネット契約が必要です。主目的はデジタコやドラレコの導入で、プラスアルファで動態管理も導入するというケースが多いかと思います。

    スマホやタブレットを使用の上で導入

    AndroidやiPhoneのアプリが使用できるスマホやタブレットに専用アプリを導入。そしてそのアプリで取得した情報をブラウザ上などで確認するようなクラウドサービス。こういったアプリのみで行う動態管理は、導入工数やランニングコストの面で優れている一方、取得できるデータの種類や精度においては上述のシステムほどではないケースが多いようです。

    2017年は経済産業省でトラック事業者と荷主との共同による輸送の効率化を実証する事業において、荷主との連携を要件にトラック事業者の車両動態管理システムの導入に要する経費(設備費)の一部を補助する公募がありました。2018年度も、国土交通省と経済産業省との連携事業として実施しているクラウド型車両動態管理システムの導入費用の1/2の補助、メモリーカード型の導入に1/3の補助を継続するとしています。動態管理の導入を迷っている場合はこうした補助金の制度もうまく活用してみてもいいかもしれません。

    動態管理のメリットとデメリット

    動態管理を行うことで何が変わるのでしょうか。
    動態管理を行うと、管理者とドライバーがリアルタイムで連携を取ることができるため、業務の効率化が進みます。動態管理の特徴である「状況と走行ルートの見える化」によって、管理者だけではなく、管理者、ドライバー、顧客(荷主)の三者間にメリットが享受されるのです。

    管理者
    ・最短配送ルートを計算するなどの業務の効率化を図ることができ、大幅なコスト削減が見込める。
    ・ドライバーが今・どこにいるかわかるため、流動的に変化する天候や道路の状況によって的確な指示が出せる。
    ・動態管理で蓄積された記録を分析することにより、効率の良い配送ルートが抽出できるようになる。そうすることで業務効率も上がり、売上アップも可能に。
    ・無駄な事務作業がなくなり、残業が減る。
    ・働き方の見直しができ、生産性の向上へつながる。

    ドライバー
    ・リアルタイムで状況がわかるため危険を回避でき、安全運転を意識するようになる。
    ・効率のいい配送ルートにより、稼働時間の短縮ができる。
    ・走行ルートや作業内容が簡単に記録でき、運転日報もデータを出力することで手軽に作成できる。

    顧客(荷主)
    ・手待ち時間の見える化や荷物の到着時間がタイムリーにわかるため、安心して依頼できる。
    ・現在位置を共有している場合、急な集荷依頼のお願いができる。

    動態管理システムを入れてただ管理だけをするだけではなく、蓄積したデータを分析してどのように生かしていくかによって、上記のようなメリットが多く得られるようになるでしょう。もっと詳しく特徴やメリットについて知りたい!という方はこちらの記事もご参考ください。

    唯一のデメリットとして、ドライバーから「作業中、ずっと監視をされているみたいで窮屈だ」という声が上がるかもしれませんが、動態管理は監視ではなくドライバーの安全を守り業務を効率化するためのものだということ、そして、安全運転かつ効率的な業務をできているドライバーをちゃんと評価するしくみも一緒に導入すれば、「GPS = 監視」という概念や不安を払拭していくことができるのではないでしょうか。

    事例別に利用シーンや目的別で導入を考える

    どのような場合に動態管理が役立つか、利用シーンや目的別に見ていきましょう。

    業務の大幅改善、作業の効率化

    急な天候の変化や災害は、誰しもが想像できないもの。道路の状況が悪く荷物が予定時刻に到着しないと、管理者も顧客側も不安になりますよね。そんな時にドライバーと荷物の状況がわからない状況が長く続くと混乱を招くことも…。いつでもどこでも居場所や状況がわかれば、早急な判断と対応が可能です。

    輸送の品質はあげたいけどコストは削減したい

    全体の輸送費はいくらぐらいかかっていますか?実は無駄にかかっていたコストの原因や要因がわかれば、大幅なコスト削減につながるのです。

    ドライバーの働き方を見直して改善したい

    勤務時間は長いのに業務効率が良くならない。そうした問題を抱えている事業者の方は動態管理を導入することで、どこに原因があるのか、何を改善すればいいのかが”可視化”され、こうすればいいんじゃないかという想像ではなく適切な改善策を練ることができます。

    安全運転教育をより良いものにしたい

    動態管理で取得した情報を活かし、どのような視点で分析すべきかを株式会社ムジコ・クリエイトの野藤さんに伺いました。データは蓄積するだけではなく分析することで有効活用できるのだとか。無事故・無違反を目指したい管理者の方は必見です。

    https://smartdrivemagazine.jp/useful/%E9%81%8B%E8%BB%A2%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E5%80%8B%E3%80%85%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%AA%B2%E9%A1%8C/

    業種・職種別による導入メリット

     

    介護業界

    2015年、介護保険を請求した336,602の事業所(総数)のうち、指定取消・効力の停止処分となった施設や事業所数は227件にのぼり、過去最高を記録した介護業界。動態管理によって在籍するスタッフ一人ひとりの訪問実態の記録を正式なエビデンスとして提出すれば、不正や虚偽がないことを証明でき事業所の経営リスクも低減することでしょう。

    動態管理システムを導入したいという方は

    動態管理を行うには、専用のシステムやデバイスを導入が必要です。スマートドライブが提供している「SmartDrive Fleet」は初期費用の安さと豊富な機能が特徴。営業・運送車両などをリアルタイムに走行状況を把握し、ドライバー1人ひとりの安全運転診断から運転の癖や特徴を知ることができます。同社の安全運転診断「G-Force」は、従来の車両管理システムでは提供されないような詳細は運転傾向をビジュアライズすることで、個々のドライバーの安全運転向上をサポートしています。

    ドライバーの運転改善につながる「安全運転診断」とは?

    また、走行データはすべて自動で記録されるので、日報を作成するのもワンタッチで出力するだけ。ドライバーの負担も減らし、日々の業務の簡略化に力を入れています。

    他にも日本国内の動態管理システムを比較したいという方は、「【営業車をGPSで追跡】国内の動態管理システムの特徴や価格まとめ」も参考に検討をしてみてください。

  • GPSで車の位置情報をリアルタイムに追跡できるサービスまとめ

    GPSで車の位置情報をリアルタイムに追跡できるサービスまとめ

    人や車の位置情報を把握できるシステムとしてGPS(Global Positioning System)があります。GPSは衛星測位システムのことで、宇宙に漂う衛星からの信号を受信器で感知して、現在の位置を知ることできるというものです。

    このように説明すると少し難しく感じるかもしれませんが、いまや普段使っているスマホや様々なアプリにも使われているので、なじみがある方も多いでしょう。このGPSを活用することで「車両の位置」をリアルタイムに把握できるサービスが存在することはご存知でしょうか? 特に法人向けに動態管理サービスとして提供されているものが多いですが、個人向けのものもあります。

    今回はいくつか特徴的なものをピックアップして紹介していきます。

    位置情報を把握することでどんなメリットがあるのか?

    最初に少しだけGPSを活用したリアルタイム動態管理ツールや、GPSロガーといわれるような個人向けのツールの特徴に触れておきます。ここは不要であれば読み飛ばしてください。

    法人用のリアルタイム動態管理サービス

    まず車についてです。GPSを活用することで車の位置情報を追跡することは、「運転状況」を外部から把握することと同じ意味を持ちます。

    わかりやすい例でいくと物流です。宅配車両などの状況をリアリタイムに把握できれば、「その車両が今どこにいるのか」「どのようなルートを走行しているのか」「走行しているのか、停止しているのか」といったことが遠隔からわかります。それが一体何の役にたつのでしょうか。

    たとえば東京都庁の現在地の近くで緊急の依頼が入った場合、位置情報から都庁に1番近い車両を探し出し「近くで急な依頼があったから、今から向かって欲しい」といった指示をする際に使えます。もしくは地震などの災害が発生した時。車が走行していることがわかれば、少なくともものすごく危険な状態ではないことがわかるでしょう。

    または進行ルートの先で何か事故が発生していることがわかった場合、ルートの変更を指示したりもできます。これらのことが全てリアルタイムにできるのです。

    また車両の走行履歴を取得することで、運送ルートを最適化することにも活用できます。そうすれば業務効率の改善にもつながりますし、燃費削減対策にもなるでしょう。

    企業にはこれらの機能に対するニーズがあるため、GPSを活用したリアルタイムの「動態管理サービス」を複数社が開発・提供しています。

    個人向けのGPSサービス

    そして法人だけではなく、個人でもGPSは活用されています。ただこれは車以外の用途の方が一般的かもしれません。

    最近ではポケモンGOのようにエンタメ用途の需要も増えてきていますが、わかりやすい用途としては位置情報を追跡することによる安全確認です。たとえば山登りやスキー場などで遭難した場合、GPSをきっかけに遭難者の位置情報がわかり、救助にいたるという例があります。

    また、東日本大震災の時はGPSのお陰で助かった人も大勢いると言われています。スマホに搭載されているのであえて専用のツールを携帯している人は少ないかもしれませんが、急な災害時にはGPSが命を救ってくれるかもしれません。少し前には、サーフィン中に沖に流されてしまって漂流していたサーファーが、Apple WatchをつけていたことでGPSがトラッキングできて救助されるということがありましたが、安全面におけるGPSの力はすごいですよね。

    自家用車の場合、企業向けの動態管理サービスのようなニーズはあまりないかもしれません。ただし盗難防止として使われるケースや、中には探偵が追跡用に使用したり、浮気調査の目的などで使用されるケースもあるようです。また、免許取りたての若いドライバーや、家族に心配されながらも日々運転している高齢者のドライバーなどのケースでは、GPSが助けてくれることもあるのではないかと思います。

    GPSで車両の位置情報を追跡できるサービス(個人用)

    上述したとおり個人向けの製品はそこまで多くないので、Amazonや楽天で「GPSロガー」などのキーワードで検索。気になる商品をチェックしてみるのがオススメです。

    WillGPS RT2300J

    リアルタイム追跡型GPSロガー
    出典 : リアルタイム追跡型GPSロガー

    Amazon商品ページ

    個人用の「GPSロガー」です。GPSロガーとは、移動したルートをGPSにて位置情報を測定し、記録(Log:ログ)する装置のこと。GPSロガーを持ったまま移動すれば、後にどのようなルートで移動したのか知ることができます。

    GPSロガーにはリアルタイムで位置情報を追跡できるものと、あくまで走行記録を残すだけのもの(リアルタイム機能はない)の2つがあります。もちろんリアルタイム追跡機能があるものの方が値段は高いです。

    このWillGPS RT2300Jはリアルタイム追跡機能付きのものです。PCやスマートフォンを通じて位置情報を把握します。

    一般的なリアルタイムGPS位置検索サービスとは違い、携帯電波がなくてもGPSデータが一旦GPS本体に保存されるのが特徴。電波状況の良い時に自動で発信される仕組みで、軌跡データを確実に把握したい方にはおすすめです。GPSロガーの中でも比較的高性能・高価な商品といえるでしょう。

    GT-730FL-S

    GPSロガー
    出典 : GPSロガー

    Amazon商品ページ

    GPSロガーの中でも割とお手頃なものもひとつ紹介しておきます。

    台湾で開発された「GT-730FL-S」は小型のGPSロガーとして日本でも販売。ポケットに入るくらい小さいため、追跡したい個人に直接手渡すのも良いですし、車のダッシュボードなどに入れておいても問題ありません。

    リアルタイム追跡機能がないため、5,000円以内で購入可能。あくまで走行ルートを後から追跡できればOKという方にとっては、安価で使いやすい製品といえるでしょう。

    GPSで車両の位置情報を追跡できるサービス(法人用)

    SmartDrive Fleet(株式会社スマートドライブ)

    SmartDrive Fleet 初期コストを抑えて、簡単導入 クラウド車両管理

    【サービス概要】

    • シガーソケットにデバイスを差し込むだけ。設置工事などの手間が一切ありません
    • ドライバーの運転データを元にした安全運転診断、リアルタイム動態管理、走行履歴を活用した運転日報作成などが一括でできます
    • 月額2,480円〜利用できます
    • 公式URL:https://smartdrive-fleet.jp/
    • GPS機能紹介サイト:http://bit.ly/2Aag0uM

    社用車や営業車の状況を一括で管理、走行履歴を活用して運転日報の作成などを自動化できます。シガーソケットに専用のデバイスを差し込むだけで使えるため、面倒な工事も不要です。

    特徴的なのが「G-Force 安全運転診断」機能。走行履歴からドライバーごとの運転のクセや事故リスクを可視化してくれるため、交通事故を事前に防ぐことにもつながります。

    動態管理機能によってさまざまな業務が効率化されることはもちろん、交通事故防止にも活用できるのが最大の特徴です。

    動態管理ソリューション(NAVITIME)

    ビジネスナビタイム動態管理ソリューション
    出典 : ビジネスナビタイム動態管理ソリューション

    【サービス概要】

    • 位置情報だけではなく、案件の進捗状況や遅延状況も画面上で確認。ドライバーに連絡を取らなくても状況を把握できます
    • 交通情報や天候情報もNAVITIMEの地図上に表示します
    • スマートフォンとPCがあれば簡単に導入可能。複雑なメンテナンスも不要です
    • 公式URL : http://fleet.navitime.co.jp/

    地図アプリが有名な「NAVITIME」では、動態管理ソリューションを提供しています。車両のサイズを任意で設定すれば、設定した車両に対する最適なルートが検索できるなど、ニッチではあるものの特徴的な機能を搭載。

    やぱりマップ機能が充実していて、国内初の地図自動更新機能により、最短で道路開通の翌日から地図データへ反映してくれます。また基幹システムと連携可能な各種APIも用意しているため、独自システムの構築も可能。がっつりカスタマイズしたい場合などには向いているでしょう。

    docoですcar NEXT(ドコモ・システムズ)

    docoですcar NEXT
    出典 : docoですcar NEXT

    【サービス概要】

    • サービスの開始から15年以上が経過。約1,000社、2万台を超える導入実績のあるサービスです
    • トラックや営業車をはじめ、建機車両や消防車など幅広い車で運用が行われています
    • クラウド型の動態管理サービスのため、インターネット経由で車両の運行位置や状態(ステータス)をリアルタイムに確認することができます。
    • GPS車載端末であれば標準プランが2900円〜、スマートフォン版であれば1800円〜使えます
    • 公式サイト : https://www.docomo-sys.co.jp/products/doco-car/service/move/

    NTTの基地局を活用したドコモ・システムズが提供する「docoですcar NEXT」。運行管理業務を総合的に支援する法人向けクラウドサービスです。

    動態管理だけでなく「安全運転支援、輸配送進捗管理サービス、アルコールチェック、バスナビ」といったオプションサービスも提供しています。

    いつもNAVI 動態管理サービス(ゼンリンデータコム)

    いつもNAVI 動態管理サービス
    出典 : いつもNAVI 動態管理サービス

    【サービス概要】

    • 地図サイトとして長年の実績がある、ゼンリンのデータを活用することができる動態管理システムです
    • インターネット環境さえあれば、どんな場所からでも管理画面にアクセスできます
    • 幼稚園やスイミングスクールなどの送迎バス運行管理に特化した、「いつもNAVI 動態管理サービス for 送迎バス」のサービスも提供しています
    • 公式サイト : https://www.zenrin-datacom.net/business/tracking/

    詳細なゼンリン地図を標準搭載した車両管理サービスです。長年培ったゼンリンデータコムの地図、ナビゲーションのノウハウを最大限に活用しています。

    搭載している機能はリアルタイムの位置確認、ルート表示、ステータス表示(移動中・業務中・休憩中など)、メッセージ送受信、運行実績(動態実績)、日報出力など。一通り必要な機能を備えていることに加え、送迎バスの運行管理に特化したサービスを別途展開している点もユニークです。

    スマートe-trasus(日立ソリューションズ)

    スマートe-trasus
    出典 : スマートe-trasus

    【サービス概要】

    • スマートデバイスを介して、地図情報と連携し業務をサポート。業務の負担軽減と効率向上の実現がウリです
    • 顧客情報などを把握するための「営業支援ツール」としての機能も備えています
    • 公式サイト : http://www.hitachi-solutions.co.jp/smart_e-trasus/

    スマートデバイス(タブレットPC、スマートフォン)によりスタッフや車両の位置を把握し、業務に関する情報を共有することで「ヒト・クルマ・モノ」といった資産を最適に配置・活用。日立の技術力を駆使した、業務効率化を実現する動態管理ソリューションです。

    従来の据付型車載器に代わり、スマートデバイスを車載器として導入。スマートデバイスをハブとして動態管理だけではなく、「営業支援ツール」として活用できる点が特徴です。

    法人用のツールに関して気になるものがあれば、ぜひ一度問い合わせをしてみてください。金額が公表されていないものも多いですし、台数や契約プランによっても料金はかなり異なります。

    業務効率化はもちろん、交通事故の防止などサービスごとに特徴はさまざまなので、ぜひ自社の目的に合った最適なシステムを探してみてください。

  • ながら運転(スマホ)と企業のリスク管理

    ながら運転(スマホ)と企業のリスク管理

    インターネットはもちろん、メールやチャットやSNS、ゲームにカメラに決済に、スマートフォンはそれ一台で従来の電話が持つ「通話機能」に加えて私たちの生活を実に広範にサポートしてくれる便利なツールとして発達してきました。

    一方で、そんな便利のスマートフォンも、運転中の利用においては数多くの痛ましい事故を招いてきました。内閣府が実施したアンケートでは、走行中にスマホや携帯電話を使用したことがあると答えた人は、およそ13%。スマートフォンや携帯電話で通話をしたり、画面をじっと見たりしたことがあるかという質問で、「走行スピードにかかわらずある」とした回答が7.1%、「ゆっくり走行中にある」が5.9%と回答。(調査は2017年8月24日〜9月3日にかけて、18歳以上の免許所持者1911人が回答)

    このアンケートの結果がどれほど一般的なドライバーを代弁しているかはわかりませんが、運転しながらのスマートフォンが危険だということには違いありません。

    増加する「ながら運転」の交通事故

    道路交通法71条5号の5では運転者の遵守事項として、以下の内容で走行中の携帯電話の使用を禁止しています。

    自動車又は原動機付自転車(以下この号において「自動車等」という。)を運転する場合においては、当該自動車等が停止しているときを除き、携帯電話用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置(その全部又は一部を手で保持しなければ送信及び受信のいずれをも行うことができないものに限る。第百二十条第一項第十一号において「無線通話装置」という。)を通話(傷病者の救護又は公共の安全の維持のため当該自動車等の走行中に緊急やむを得ずに行うものを除く。第百二十条第一項第十一号において同じ。)のために使用し、又は当該自動車等に取り付けられ若しくは持ち込まれた画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと。

    先ほどの内閣府の調査では、上記の内容を認識していた人は86.3%でした。取り締まりの対象であることを認識していても、中には「ちょっと見るぐらいならいいだろう」とメールやSNSへの返信やゲームをする人がいるかもしれません。さらに、信号待ちや停車中に使用した人も450人ほどいたそうですが、違反ではなくとも操作に集中していると時間がどれだけ過ぎているか気づかないことも多いため、事故に繋がる可能性が全くの0だとは言い切れません。

    出典 : 警察庁

    運転中にスマホや携帯電話を使用したことが原因で発生した交通事故は警察庁の調べによると2016年だけで1,999件、2011年と比べると約1.6倍も増加しています。そのうち27件は死亡事故です。運転中のスマホと携帯電話使用による取り締まり件数は毎年約100万件規模で増加しつつあり、2016年は交通全体の取り締まりの14%を占めました。

    また、運転中以外の「ながらスマホ」も社会問題に発展しています。駅や街中でも歩きながらスマホを操作している人を見かけることはよくあると思いますが、路上や施設内は車や人の流れが常に流動的であるため非常に危険な場所。スマホの画面に意識が集中してしまうと、普段ならすぐに気づくようなちょっとした変化や危険の発見が遅れ、重大な事故につながりかねません。

    そうした危険行為・事故の増加状況から、政府は道路交通法を改正して罰則を強化する方針であると2018年1月に発表しました。

    2018年に道路交通法が改正される?

    改正法案は、携帯電話などを操作して交通の危険を生じさせた場合の罰則について、今までの「3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」に引き上げるとしています。
    また、軽微な交通違反を犯した際、反則金を納付すれば刑事訴追されない交通反則通告制度の対象から除外とし、直接交通の危険を生じない場合でも、現状の「5万円以下の罰金」から「6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金」に厳罰化する方向です。

    事故の原因となっているスマホの使用状況を見ると、メール、インターネット、ゲームなどの画像を見たり操作したりする「画像目的使用」が最も多く、2016年は927件(うち死亡事故17件)発生しました。次いで、スマホ等を取ろうとした、置こうとしたなどの「その他動作」が続きます。

    公益財団法人交通事故総合分析センターが過去に実施した「携帯電話等の使用が要因となる事故の分析」では、単路の直線部分で55%、交差点付近で23%を占めることから、画面に目をやっているうちにそのまま先行する車両に追突した事故が多いことがわかります。スマホや携帯電話使用時の事故は時速30㎞/h〜60㎞/hの中速域での割合で高くなっていますが、70㎞/h以上の走行時はそもそも危険度が高いと予想し、スマホや携帯電話の使用を一切控えるドライバーも多いようです。

    トラックドライバーは、運転中にお客さんから再配達など荷物の受け取りに関する連絡事項が電話やメールで来ることがあります。営業車での運転も同様に、社内外から何かしらの連絡業務を受けることがあるでしょう。スマホや携帯電話に連絡がきた瞬間、誰からの連絡か気になって、つい、スマホを手にとってしまうかもしれませんが、走行中は数秒であっても気をぬくことは危険な行為。事業者側としてはドライバーの視線とハンドル操作が散漫にならないよう、一定のルールを設けるなど対応を考える必要があります。

    事故は目と鼻の先に

    時速40kmで走行する自動車は1秒間に約11m、2秒間では22.2m進みます。また、時速60kmで走行すれば、1秒間に約17m、2秒間では33.3m進みます。(秒速(m/s)=時速(km/h)÷3.6で算出、小数点第2位以下四捨五入)
    運転する環境によって異なりますが、各種の研究報告によれば運転者は2秒以上画面を見ると危険を感じるといいます。「直線道路だから大丈夫だろう」「ほんの一瞬だから」と、運転中なのにスマホや携帯電話を操作したり画面を見ることは、その一瞬の間に交通事故を誘発することになりかねないのです。そのため、まずは違反になる行為について深く理解を深め、その上でルールを決めるなどしてドライバーに安全運転を意識づけましょう。

    道路交通法71条の携帯電話使用等の使用による違反には以下の2点があります。

    ・携帯電話使用等(交通の危機)
    「携帯電話等を通話のために使用し、または自動車もしくは原動機付自転車に持ち込まれた画像表示装置(カーナビなど)を注視することによって、道路における交通の危険を生じさせた者」第119条第1項第9号3

    ・携帯電話の使用等(保持)
    「携帯電話を通話のために使用し、または自動車もしくは原動機付自転車に持ち込まれた画像表示装置(カーナビなど)を手で保持してこれに表示された画像を注視した者」第120条第1項第11号

    2つ目に関しては、通話以外にメールの送受信やディスプレイの注視が該当します。注視とはじっと見ることを指しますが、たとえ1秒や2秒だといっても、気が取られてしまうものです。事故を避け、安全運転を徹底するためには車両の停止時以外はスマホ画面の確認も避けるべきかもしれません。

    また、やむを得ずハンズフリー機器やスピーカーを使用した通話をする場合は、都道府県によって定めたれた条例を確認した上でルールを決めましょう。イヤホンマイクタイプは各都道府県が定める「道路交通規則」または「道路交通法 施行細則」に抵触するケースがあります。通話に気を取られ安全運転の妨げになったり、音声が大きすぎて交通に必要な情報が聞こえなかったりすると返って危険行為になる場合も。

    安全運転に必要な交通の危険を見ること・聴くことを阻害しないように、運転中はスマホや携帯電話をドライブモードにする、メールの返信や通話をする時は必ず安全な場所に車を停車してから使用する、といったことを社内でも周知させましょう。

    まとめ

    事故を起こさなければ「ながらスマホ」していても問題ないだろう、という意識は絶対的にNGです。

    車両は常に移動をするものであり、管理者の目から離れた場所にあるためなかなか変化に気づくことは難しいかもしれません。しかし、事故を防ぐためには、いち早く変化に気づき、ドライバーがいつどんな行動を起こしたことで危険運転が行われたかを分析して的確な指導を行う必要があります。

    また、個人の事故も重大ではありますが、法人における社員の事故は、その所属企業の社会的信用を大きく毀損する可能性がありますので、単一の事故として終わらない大きなリスクがあります。そういった意味でも、普段から「ながらスマホ」防止、十分に安全を確保できるような営業・運送スケジュールなどに注力していくことが大切です。

    そういった目的の一貫としてリアルタイムでの車両管理を実現するのが、GPS機能を搭載した動態管理システムです。

    本メディア運営会社のスマートドライブが提供するクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」は、シガーソケットにデバイスを挿入するだけで営業・運送車両などをリアルタイムに走行状況を把握し、ドライバー1人ひとりの安全運転診断から運転の癖や特徴を知ることができます。その日の走行データはすべて記録されますので、データをもとに危険な挙動が多かったドライバーには安全運転指導で注意喚起ができますし、リアルタイムにアラートで知らせることも可能です。

    ながら運転がどれだけ危険であるかをドライバーへの意識づけるとともに、管理者は走行から得られるデータを分析して安全運転対策を徹底してはいかがでしょうか。

  • 営業車などに使う事業用ナンバーの取得方法と、車のナンバーの種類

    営業車などに使う事業用ナンバーの取得方法と、車のナンバーの種類

    普段はそこまで気にとめることは少ないかもしれませんが、車には必ずついているナンバープレート。このナンバープレートには、一定の決まりがあります。

    そして数字の意味やナンバープレートの色、ひらがなにもそれぞれ意味があるのです。今回はナンバープレートの種類について解説したのちに、営業車など法人の事業用ナンバー(普通車・軽自動車)の取得方法について紹介します。

    クルマのナンバープレートの意味

    こちらは国土交通省 東北運輸局のサイトで紹介されているナンバープレートのサンプルです。同サイトでは①〜④について以下のように説明されています。

    ①運輸支局、自動車検査登録事務所又は地域名を表示する文字
    ②自動車の種別による分類番号
    ③かな文字
    ④一連指定番号
    ※事前に申し込みをすることにより、好きな番号を選ぶことができます。詳しくは「希望ナンバー制」を参照ください。

    各項目についてもう少し具体的に紹介すると、①の宮城や品川、大阪などの地名の部分は、運輸支局、自動車検査登録事務所または地域名を表示します。

    最近ではご当地ナンバーと称して宮城県仙台市なら「仙台」、東京都世田谷区なら「世田谷」など地域名が示されています。地域名で細分化することにより、ナンバープレートの払い出し枚数が大幅に増大します。

    ②の3ケタの数字は自動車の種別による分類番号を示します。分類番号は3ケタなら100の位、2ケタなら10の位の数字になります。

    ・1 → 普通及び大型貨物自動車
    ・2 → 乗車定員11名以上の自動車 バス等
    ・3 → 普通自動車  : 排気量2,000cc、全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0mのいずれかを超える自動車
    ・4 → 小型貨物自動車、軽貨物自動車
    ・5 → 小型乗用車
    ・6 → 三輪貨物自動車 : 現在は4ナンバーが全て払い出されたあとに使用される
    ・7 → 小型乗用車 : 5ナンバーが全て払い出されたあとに使用される
    ・8 → 特殊用途自動車 : キャンピングカー、救急車、消防車、パトカーなど
    ・9 → 大型特殊自動車
    ・0 → 大型特殊自動車のうち建設機械

    分類番号の2ケタ目の数字は基本通しの番号ですが、希望ナンバーにより好きな番号を選んだ場合は、3が入ります。軽自動車の場合は2ケタ目に通常8が入るため、希望ナンバーを選んだ場合は1ケタ目に3が入ります。軽自動車で希望ナンバーなら583となります。また抽選番号の場合は、その限りではありません。

    ③のひらがなの部分は普通車なら、「さ」から始まります。使用されない文字の「し」「へ」「ん」とレンタカーで使用される「わ」「れ」、駐留軍人・軍属私用等で使用される「EHKMTYよ 」の中の「よ」以外のひらがなが順に使用されます。事業用のひらがなは「あいうえかきくけこを」が使用されます。軽自動車は「あ」から使用され、使用されない文字を除いて順に使用されます。

    ④の一連番号は、払い出し順になっています。なお希望する数字を選んだ希望ナンバーの場合には、その希望した数字の番号になります。777など人気の数字は抽選ナンバーと呼ばれ、抽選に漏れた場合には再申し込みになります。

    事業用ナンバーを取得するには?

    お客様から運賃を頂いて荷物等を運ぶ営業目的の貨物自動車や、お客様から運賃を頂いてお客様を目的地まで乗車させるタクシーやバスは事業用(営業用)ナンバーの取得が必須です。

    事業用ナンバーは、普通車や大型車の軽自動車以外が緑地に白の文字、軽自動車は黒地に黄色の文字で、一般の自家用車の色と逆になっています。どのようにすれば事業用ナンバーを取得できるか、大まかな流れと必要事項を簡単に紹介します。

    事業用ナンバーの取得の流れ

    1. 各地域の運輸支局で運送業許可の申請
    2. 法令試験
    3. 許可証交付
    4. 運行管理者及び整備管理者の選任届
    5. 事業用自動車等連絡所の交付
    6. 事業用ナンバーへの変更

    まず事業用ナンバーを取得するにあたり、最低でも6人の社員がいなければいけません。これは運転手が5人、運行管理者が1人必要なためです。

    そして事業用に使用するトラックやバンも最低5台必要になります。大型トラック、普通トラック、小型貨物など軽自動車以外の車両なら車種は問いません。

    また運転手が運行管理者を兼ねることはできません。運行管理者が整備管理者を兼ねる、ということは可能です。役員を除いた全従業員は健康保険や雇用保険に加入しなければならないという前提条件もあります。この点を最初に押さえておきましょう。

    運送業許可の申請〜法令試験

    事業用ナンバーの取得のためには、各地域の運輸支局で運送業許可の申請書を提出します。

    運送業許可の申請者は法令試験に合格しなければなりません。この法令試験は運行管理者試験とは別で、会社などの法人であれば常勤の役員のうち1名、個人事業主なら事業主本人が受験します。

    法令試験は2か月に1度実施され、運送事業法関連、道路運送法何連、労働基準法関連など法令に関する内容が出題。30問中24問正解で合格です。不合格でも一度だけ再試験可能ですが、二度目はありません。

    許可証の交付〜選任届の提出

    法令試験に合格した場合には運送業許可証が交付されます。運送業許可証を受け取ったら、登録免許税12万円を納付します。実際に営業を行うためには、運行管理者と整備管理者を選任して運輸支局に届出書を提出しなければいけません。

    運行管理者になるためには、年に2回行われる運行管理者試験に合格することが必要です。年に2回しか行われないことに加えて、運行管理者試験を受験するためには「運行管理者基礎講習」を受講していなければいけません。

    運行管理者基礎講習を受講すれば、運行管理補助者の資格を得ることができます。受講後、運行管理者試験を受験することになりますが、試験には荷物を運ぶ業務なら「貨物」、人をのせる業務なら「旅客」の2種類があります。

    運行管理者の役割や試験については『自動車運送事業者に必要な運行管理者の資格とは?』で取り上げました。より詳しく知りたいという方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。

    また整備管理者については、運送会社等で2年以上整備管理補助者などを行っていたことを証明できれば、資格を持っていなくても構いません。資格がない場合には運輸支局が実施する「整備管理者選任前研修」を受講する必要があります。

    事業用自動車等連絡所の交付〜事業用ナンバーへの変更

    運行管理者と整備管理者を届け出たら、運送業許可証とともに事業用自動車等連絡書が運輸支局から交付されます。これは許可申請が完了した証明です。

    ここまでのプロセスを経て、ようやく事業用ナンバーを取得する段階になります。

    まずナンバーの取得には、運送業許可証と事業用自動車等連絡書、運送料金表が必要です。運送料金表以外は、これまでのステップで取得できています。そこに合わせて運送する料金表を運輸支局に提示します。これらの書類は提出用と控えの各2枚の用意が必要です。

    費用についてですが、登録免許税が1台あたり12万円。5台なら60万円かかります。車両の登録料金は1000円前後、ナンバープレートの料金は通常の中板で1500円前後、大型車の大板で2000円前後。各都道府県により少々異なります。

    軽貨物自動車は事業用ナンバーを短期間で取得可能

    軽貨物での事業用ナンバー(黒地に黄色文字)の取得は普通車の場合と比較して簡単に取得できます。

    管轄の運輸支局に運送業を始める手続きに行くのは同様ですが、軽貨物の場合には1台から申請することが可能です。初期費用を安く抑え、個人で小規模事業を行う場合に適しています。

    また普通車で事業用ナンバーを取得するには許可制となっていますが、軽貨物の場合は届出制です。法令試験もありません。貨物軽自動車運送事業経営届出書、運賃料金表、事業用自動車等連絡書、車検証のコピーなど必要な書類を用意して申請を行い、書類に問題がない場合はその日のうちに手続きが完了。すぐに事業用ナンバーを取得することができます。

    営業車のナンバーについて考える機会はあまりないかもしれませんが、必要になった際にはぜひ参考にしてみてください。

  • ドライバーの運転改善につながる「安全運転診断」とは?

    ドライバーの運転改善につながる「安全運転診断」とは?

    本メディアではこれまでの安全運転の重要性や、なかなか減らない交通事故に関して取り上げてきました。交通事故は、深刻な怪我や人命に関わるということはもちろんですが、企業においては事業を継続していく上で致命的となるような社会的信用の毀損を招くというリスクもあります。

    事業継続が困難になるというところまではいかずとも、世間のイメージが変わってしまったり、社員が離れていってしまう、新規採用に支障が出る、事業が右肩下がりになってしまうなど、たった1件の事故でも想定外のダメージを被る可能性もあります。

    少し前には長距離旅客バスの事故が相次ぎ、格安料金の裏でドライバーが非常に過密なスケジュールで運行している事情などがメディアでも繰り返し取り上げられました。メディアに露出することにより、社会的問題として広く認知され、業界にもメスが入りましたが、当時のドライバーたちの勤務実態を考えると起こるべくして起こった事件だったのではないでしょうか。

    そういった社会的な機運の高まりもあり、最近では事業で車を使用する企業の安全管理への注目は非常に高まってきているようです。一定以上の積載量の大型トラックではデジタコの装着が義務化されていますが、義務化ラインよりも軽量のトラックにおいても自主的に装着していたり、一緒にドライブレコーダーも導入するなど、安全意識の高まりは昨今のドライブレコーダーの売り上げ増加を見ても顕著です。法人ドライバーだけでなく、一般個人の車にもドライブレコーダーがずいぶん浸透してきた感もあります。

    そんな中で、いかにドライバーが安全に配慮した運転ができるかということも、交通事故を抑制する上で大切なことであると思いますが、運転の安全性向上をサポートするようなサービス・機器というのはまだそれほど一般化していないのではないかという思います。

    カーナビによっては「運転診断機能」が備わっていて、毎回の運転をスコア化してくれたり、運転中に急加速や急ブレーキなどが起こる度に音声でそれを教えてくれたり、運転後に合計何回そういうシーンがあったのかを伝えてくれたりするものはあります。

    ただ、それらの機能が、実際にドライバーの安全性向上のために活かされているのかという点では、正直不明瞭なところは多いという印象があります。音声通知されることでその瞬間はハッとすることはあったとしても、繰り返し聞けば慣れてしまいますし、次の運転時までに何か改善するしくみがあるかといえばそうでもない気がします。また、スコアに関しても、運転後にスコアだけ見ても、高いか低いかというだけではあまり意味がなく、運転をどう改善すれば良いのかが具体的にはわからなかったりします。

    本メディアの運営企業であるスマートドライブでは、そういった従来の安全運転診断機能の課題をふまえ、運転の重力マップを可視化することでより改善につなげやすくなる「G-Force」という機能を開発し提供しています。

    現在は法人向けクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」において提供されている機能の1つになりますが、各ドライバーの毎回の走行について上のようなビジュアライズされた G-Force Map(運転における重力マップ)が作成されます。内側の円の中に入っている緑のバーは安全運転かつ同乗者が快適に乗車できるレベルのGですが、外側の円内に表示されている紫のバーは、危険運転のカテゴリーに入るGであり、同乗者も不安・不快に感じるレベルとなります。

    上の図でも時間軸による推移を表現していますが、半年単位で経過を追っていったときに、徐々に外側の円に表示されるバーが少なくなり、最終的にはほとんど内側の円に収まるようになった例です。ドライバーも自分の運転にどういった部分に気をつければ良いのかが一目で把握できますし、改善の具合も視覚化されるので、管理者の立場から見ても改善(悪化)経過がわかりやすく、個別指導をする際にも有用です。

    SmartDrive Fleetでは、このG-Force Mapによる管理者のモニタリング&個別指導をサポートしている他、先日の記事「運転診断から読み解く — 個々のドライバーの課題に応じた安全運転教育を」でご紹介させていただきましたパートナー企業である株式会社ムジコクリエイト様と協力し、SmartDrive Fleetの採用後の安全運転促進の強化プログラムもご提供しております。単に「ドライバーを管理する」というサービスを超えて、いかに企業が無事故体質になっていくサポートができるかという観点で、様々な取り組みを進めています。

    社会から交通事故を完全になくすことは簡単ではありません、その取り組みには時間も絶え間ない努力も必要ですが、大きな意義があることです。安全運転が売上げ増加に必ずしも直接結びつかないためなのか、企業活動における安全運転管理は軽視されがちです。ただ、上述のように1つの事故が取り返しのない事態を招く恐れがあるということを考えると、企業も(個人も)日頃からしっかりとリスク管理していくべきではないでしょうか。